第103回天皇杯2回戦:2023年6月7日(水)19:00 ベガルタ仙台 1-0 藤枝MYFC ユアスタ仙台
中山 フォギーニョ
(菅原)
相良 情滋
松下 梁
(郷家)(鎌田)
秋山 福森 若狭 加藤
(菅田)(中島)
小畑
GK小畑、菅原が今季初出場
サブは、松澤、菅田、郷家、氣田、鎌田、中島、菅原龍之助。
藤枝は、GK北村海チディ、DF久富、山田、鈴木翔太、MF金浦、水野、魚里、中井、小関、工藤、FW矢村。渡邉りょう、川上、ペドロはベンチスタート。
共に、J2で3連戦の中2日目ということで、ベガルタ仙台は若狭以外の10人、藤枝MYFCは全員を変えたスタメン。
勝ちを目指しながらも、控え選手の底上げと、状態を見極める試合。
試合は前半45分に、ベガルタが梁のフリーキックから、加藤がヘッドでつなぎ、中山が足で押し込んで先制。
オープンな展開でも、フィジカルで優位に立ち、計15本のシュートを浴びせたが、追加点は奪えなかった。
11本のシュートを受け、後半メンバー変えてきた藤枝に、終盤決定機も与えたが、しのいで1-0で勝利。
初戦突破に加え、ベガルタの出場機会の少ない選手にとっては、それぞれ持ち味を出して、次につながる試合となった。
MVPは、スタメンでワントップの中山武将。
キーパーのタイミングを外す、らしい決勝点以外にも、今日は体のキレも良く、攻守に体を張った。
びっくりしたのは、背後からどつかれているのに、空中に浮いてるボールを、そのままジャンピングでキック、サイドチェンジのパスを、相良に通した事。
いつもと違うメンバーで、プレスがかけずらかったり、マークされて羽交い絞めにされたりしたが、藤枝の控え組には負けないフィジカルを見せた。
次に、GK小畑。今季初出場初スタメンだったが、終始落ち着いたプレーで、クリーンシート達成。
キャッチングだけでなく、プレスで迫る相手をフェイントでかわして、味方に縦パスを通したりと、足技とフィードでスタンドをどよめかせた。
最近のチーム戦術である、プレスを受けてもすぐ蹴らずに、自陣でつないで、タイミングを図ってパスというができていた。
ま右サイドで、フル出場となったオナイウ情滋。スルーパスやロングボールを受けて、得意のドリブルからの再三の仕掛けで見せた。
惜しい枠内シュートが前後半1本ずつあった他、クロスでは速いボール、浮き球といろいろ工夫していた。
守備でも諦めずに、背後からちょっかい出すなど、攻撃ばかりでないところも見せた。
試合の中で、右サイドのMF、SBといろいろポジションを変えて試されていた。
加藤千尋も久々のスタメンで、72分間プレー。
今日は監督から特殊なミッションがあったとのことで、一応、右SBとしての出場だが、かなりインサイドの位置で構え、途中から自由に動いて、攻守に貢献。
中山の決勝ゴールのアシストとなる、つなぎの長いヘッドもあり、難しい役割をこなしたのではないか。
去年の天皇杯初戦の2回戦でも、中山、加藤がゴールして勝っているので、二重に相性が良かったのかもしれない。
そして、後半20分から中山に代わって、プロ初出場となった菅原龍之助。
フレッシュさを活かしてプレスをかけたり、素早くサイドに走り込んでからのいいクロス1本、そして終盤には、中央から左足での強烈ミドルシュートを枠内に放った。
キーパーのファインセーブに阻まれたが、今後を期待させる動きと強さを見せたと思う。
相良竜之介が左サイドMF、フル出場で奮闘。
情滋にはひとりしか来ないが、相良がボールを持つと2人、3人と囲んできて、相当警戒されていた
しかし、囲まれても、すぐにはボールを失わず、時間を作って、相手にペースを渡さなかった。
マークされていたので、得意のミドルは中々狙えなかったが、龍之助のクロスに、ゴール中央で合わせるシュートが惜しかった。龍から竜が実現w
そしてFW登録でスタメンのフォギーニョ。「ユーティリティ」で汗をかいた。
試合開始時は、トップ下右でプレスに奮闘、右MFや、終盤には情滋を前に上げるために、右SBも務めるなど、藤枝のプレスにフィジカルで対応。
本当は前にいきたい所を、その都度、役割を果たした。惜しいシュートもあったので、決めさせてあげたかった。
以下、メモを元に試合の流れ。
時間は手元の時計、ボールウォッチャーで全体を見れず、アバウトですので、悪しからず。
えっ?いつもだろって?オイオイオイw
前半。
ベガルタは、一応4バックも、加藤が、かなり前目でインサイド寄りの片上り。秋山、福森、若狭の3バックのようにも見える。
藤枝も3バックでスタートか。前から激しくプレスしてくる。
3分、藤枝がパスカットからシュート、これはGK小畑。藤枝の左コーナーはクリア。
5分、梁のサイドチェンジから相良へ。さらに右の情滋へと振る。
7分、藤枝の左コーナー、これもしのぐ。その後、藤枝の金浦が肩を強打。一時ピット外も、戻る。
10分、左サイド、秋山のロングボール、相良が受けてのクロス、中央合わず。
13分、相良のキープから、フォーギニョにつないで、左からのクロス。中山のヘッド、枠外。タイミングはばっちり。
15分、右サイド、加藤から情滋へ縦パスが通り、ドリブルでひとり抜いて、そのままシュート、枠内も、キーパーのセーブに合う。
左コーナー、梁が蹴るが、合わず。
17分、藤枝、左からのクロスに、中央に飛びこんできてダイレクトシュート、枠外。危なかった。
20分、ベガルタ、藤枝ゴール前で回す。最後は情滋のクロスに、中山ヘッド、キーパー正面。
22分、藤枝エリア右奥35mでフリーキック。梁が蹴り、相良が当てて今度は左コーナー。クリアされる。
藤枝は、キーパーもかなり前に出てビルドアップに参加。
27分、こぼれ球を拾った相良、キーパーの位置を見て超ロングシュート、決まらず。
藤枝は、つないで来るも、時々パスの精度を欠く。
32分、ベガルタ、左から右に振って、情滋のクロスに加藤がシュート、ブロックされる。
33分、藤枝ペナ右角でフリーキック。梁はふわっとしたキック、シュートは打てず。
35分、フォギーニョのクロスに、中山がスライディングで狙うが、流れる。
41分、情滋、ボールを奪われるが、取り返し、クロス、これはキーパーキャッチ。
43分、藤枝エリア左奥40mでフリーキックを得る。
⚽45分、梁のキックを、ペナ左にいた加藤が、蛙飛びジャンプからのヘッドで前に送ると、中山が足を伸ばして、キーパーのタイミングを外すキックでゴール、1-0。
追加時間は4分。
相良がドリブルで仕掛け、さらに左コーナーを得る。決まらないが、秋山がDFからボールを奪い、左コーナー。これも決まらず。
3分、フォギーニョがチャージしてパスカット、すかさず、中山の落としを、フォギーニョがシュート、バーの上。
なかなか決められなかったが、前半のいい時間帯で先制。1点リードして前半終了。
前半のシュートはベガルタ7本、藤枝2本。
後半
ベガルタは、2戦連続の若狭に代え、菅田入れる。
藤枝は、DF山田に代え山原、MF金浦に代え荒井を入れる。
いきなり情滋ドリブルからのクロス、中央合わず。藤枝のカウンターは、高めの位置にいたGK小畑がクリア。
1分、藤枝、左ライン際35mのフリーキック。さらに左コーナー。こぼれをシュートされるが、キックミスで枠外。
4分、ベガルタがカウンター、中山がドリブル前進、情滋に送って、シュート、決まらず。
これで右コーナーを得る。梁のキック、こぼれを相良がシュート、枠外。
7分、情滋からのクロスに、中山もう一歩。
8分、藤枝がカウンター、最後は反転してシュート、小畑キャッチ。
9分、菅田のロングボールから、情滋が受けて、クロス。相良のシュート、中山のヘッドはブロックされる。
10分、藤枝のミドルシュート、わずかに外れ、ネット天井。
12分、情滋が中央をフリーで走り、ミドルシュート、バーの上。
15分、情滋が右からシュート、キーパーにさわられ、枠外。左コーナー。決まらず、カウンター受けるが、松下、菅田で守る。
16分、相良が左からドリブルで仕掛け、最後は横パス出すが、中山もう一歩。その後、中山、フォギーニョがシュートも、キーパーに阻まれる。
20分、ベガルタは中山に代え菅原龍之助が入る。プロ初出場。
23分、藤枝回り込んでのミドル、右コーナー。これはベガルタクリア。
23分、藤枝は、MF水野に代え、ぺデロを入れる。
27分、ベガルタは、梁に代え鎌田、加藤に代え中島を入れる。中島がトップ、フォギーニョが右MF。情滋はSBに下がる。
藤枝は、MF魚里に代え河上を入れる。
31分、藤枝が左から速いクロス、中央に突っ込まれダイレクトシュート、枠外。
32分、藤枝、小関に代わり榎本入る。
35分、菅田から菅原へのロングボール、オフサイド。
36分、中島がテクニックを見せキープ、パスに、相良突っ込むがクリアされる。
左コーナーを得る。キッカーは中島。弾かれカウンター、これは抑える。
37分、右サイドに流れた菅原龍之助から速いクロス。中央相良竜之介がシュートも、バーの上。龍から竜。
38分、フォギーニョのパスを中央で受けた菅原が左足のミドルシュート、枠内もキーパーに阻まれる。
39分、鎌田がひっかけられ、藤枝が左からのクロス、福森クリア。これで左コーナー与えが、セカンドもクリア。
42分、ベガルタ、松下に代わり郷家入る。郷家がトップ。中島がボランチに下がる。
44分、藤枝が左から右へと展開。シュート打たれるが、バーの上。
追加時間は5分間。
1分、鎌田からパスを受けた情滋がクロス。郷家のヘッドはバーの上。
4分、スローインからフォギーニョがキープ。
ゴールキックとなって、つながれ、ゴール前まで迫られるが、クリア。
5分、藤枝の右コーナー、ヘッドを打たれるが枠外。
結局、試合はそのまま終了1-0。
後半のシュートは、ベガルタ8本、藤枝9本だった。
シュート数:15-11 CK:9-7 FK:12-13 得点:中山仁斗 警告:なし 主審:小屋幸栄 入場:2,495人
タグ:中山仁斗