PO第2戦:ベガルタ仙台 1-1(延0-0/PK4-2)富山、林のPKストップで勝利、優勝

J2・J3百年構想リーグ プレーオフラウンド第2戦 6月6日 (土)14:03 ベガルタ仙台 1-1(延長0-0/PK4-2) カターレ富山 ユアテックスタジアム仙台


岩渕 中田
(荒木)(古屋)

石井 鎌田 武田 五十嵐
    (杉山)   .
松井
(梅木→安野)
マテウス 菅田 奥山
      (井上)

中田が先制ヘッドも相手10人で追いつかれ、延長PK戦へ

サブは、堀田、井上、韓浩康、南、杉山、荒木、梅木、古屋、安野。

富山は、GK平尾、DF深澤、岡本、西矢、MFチョンウヨン、谷本、髙橋馨希、布施谷、FWキムテヨン、吉平、古川。中島裕希、坪井、小川、松岡、實藤は、ベンチスタート。



J2・J3百年構想リーグ40チーム中、優勝で終える

2月のアウエー3連戦から始まった、J2・J3百年構想リーグも20試合目。

最終プレーオフ第2戦は、ユアスタで、カターレ富山との決勝戦。

幸運にも、ホームで最終決戦を迎えられたベガルタは、このアドバンを活かすべく、熱心なサポによるスタジアムのコレオ準備や、選手出迎えチャントにより、決勝戦の雰囲気を作る。


梅雨寒のような天候ながら、試合前から両チームの応援と、選手の踏ん張りで熱い試合となった。

試合は、好チームに仕上がっている富山相手に、苦しみながらも、前半で中田が先制し、さらに相手10人となり、ベガルタ有利かと思われた。

しかし、後半になると、むしろ10人の富山にボールを保持され、シュートはゼロ。

さらに、試合終了間際にCKの流れから追いつかれ1-1。延長でも決着つかずPK戦へ。


それでも、PK戦では、ベガサポの壁を背に、またしてもGK林のゴッドハンドが、枠内シュートを弾き出し、4-2で勝利。

唯一無二のJ2・J3百年構想リーグを、40チーム中1位の優勝で、賞金1500万円をプラスした。

これで昇格が決まらないのは残念だがw、20試合を有効に使え、課題を見つけられたのも収穫。

3バックに一定の結果を出し、若手選手を中心に、経験値を上げ、足らざるを認識でき、何より、本番シーズンに向けて、ファン・サポと共に、大きなモチベーションを得る事ができた優勝である。


尚、セレモニーは、別ページでスナップ写真で紹介してます。




前半:富山のパス回しに戸惑いながらも、次第にチャンス作り、先制、相手は10人に

富山は、ベガルタ選手の間、間に立って、ワンタッチ、ツータッチでパス回しのリズムが良く、なかなかボールを奪えず苦戦。

しかし、相手にミドルシュートや、侵入からのシュートを打れても、菅田を中心にCB、WB陣が集中して体を張り、ゴールを割らせなかった。

スタジアムで見ていると、振り回されて、このままやられてしまうのではと、ハラハラしていたが、見直してみると、回されながらも、猛スピードで限定したりして、完全にやられていたわけではなかった。

20分を過ぎた後は、次第にベガルタも裏を取り、反撃へ。

カウンターで岩渕、石井、五十嵐で3対2の形で攻めたが、ラストパスが少しずれた。

23分にも、カウンター、左から中央の武田、さらに中田の落とし、すかさず岩渕が枠内シュートも、キーパーに弾かれる。

28分には、鎌田のサイドチャンジで五十嵐が受け、ドリブルで上がってファーへクロス。左から走り込んだ岩渕が、ワンタッチで合わせるが、枠外。

そして、30分、左サイドに流れた武田と鎌田がパス交換。最後は鎌田の浮き球の短いパスを、中田がDFと競りながら、ダイビングでねじ込んでゴール、1-0。

190cmの中田に期待されるFWらしいゴールで、一気に劣勢ムードを振り払った。

さらに、41分には、岩渕とチョンウヨンが、タッチライン付近でもつれ、首絞め報復行為でチョンウヨンはレッド、岩渕にはイエローで、富山10人。


しかし、相手10人になってから、何故か、もたつくベガルタ。

攻めを急ぎ過ぎたか、富山のプレスをロングボールで回避するも、つながらず。

逆にAT4分、ベガルタ側ペナルティ・アーク付近で富山のFK。ピンチだったが、バンザイウォールなのか、近過ぎたのが幸いしたか、ふかしてくれ、1-0で前半終了。




後半:10人の富山にパスを回されシュートはゼロ、ATに追いつかれる

後半になると、10人の富山が、選手を変えながら、パス回しを復活し、プレスも強めてくる。

ベガルタは、攻撃をやや急ぎ過ぎたか、ロングパスを読まれてひっかけられるようになり、逆にカウンターを食らう。

12分、13分と左右に振られてフリーのシュート、ミドルと打たれるが、林の正面や枠外。

ベガルタも中田に代え古屋、足攣りの岩渕に代え荒木を入れ、活性化を図る。

入るなり、荒木は奧山のクロスにバックヘッドも枠外。

29分、鎌田のゴール中央からのスルーパスなど、チャンスもあったが、後半のベガルタは記録上シュート0本。

一方、富山は、何回かフリーでのシュートチャンスを作ったが、疲れからか空振りが2回ほどあり、ベガルタとしては助かった。

31分になると、ベガルタは奥山に代え井上、武田に代え杉山を入れ、活性化を図るが、持ち上がってもシュートまでいけず。

10人であっても、富山の守備は堅く、逆に、カウンターで攻められる。

すると、AT4分に、富山の左コーナーをクリアしきれず、再びクロスから、フリーの深澤に、頭で決められ土壇場で1-1と追いつかれる。

延長戦へ。


延長戦:疲れた富山相手に攻めるが、ゴールは割れず

延長戦の前、ベガルタは、追いつかれたショックの興奮からか、円陣で、選手同士の言い合いもあるが、中田をはじめベンチの選手、監督がなだめ、何とかチーム一丸の気持ちをまとめて、延長戦へ。

延長になると、さすがに富山は10人で足が重くなり、足攣りの選手も散見。

ベガルタは、石井に代わり南を投入して、右WB、五十嵐が左WBに回り、左右からどんどん仕掛ける。

延長前半9分には、南のクロスに、荒木のバックヘッド、バーの上。

15分にも、南のクロスに、梅木が胸トラップから枠内シュートも、DFのカバーに阻まれた。


延長後半、6分には左の五十嵐のクロスに梅木がヘッドも、枠外。

9分には、五十嵐のクロスに南のヘッドなど攻めたて、最後は、菅田も上げたパワープレーでゴールを狙うも決めれず。

逆に、14分には、小川に一人でカウンターで上がられるが、井上が戻ってクリア。

終了間際、梅木が脳震盪疑いで、急遽安野が入り、富山も松田を6人目として投入するが、そのまま1-1で、120分終了。

20試合目の決勝戦は、チーム6度目となるPK戦となった。

尚、梅木は試合後のセレモニーで、記念写真に納まっていたので、大事ない模様、


PK戦:最後は"神"林

PK戦。コイントスで、ベガルタホーム側のゴールでのPK戦と決まると、場内大歓声。

ベガサポの大旗は、大挙してゴール裏に集結。

大ブーイングに加え、大量のフラッグのゆらゆらでは、富山の選手も、やり難かったろう。

ベガルタは2人目の安野が、枠内を止められたが、これは読み勝ちされただけ。どうどうと帰ってきたのはいい。

すると、富山の3人目松岡を、またも、またも、"神"林が弾いてポストに当たり、外!タイに持ち込む。

富山は、4人目の實藤が、林とサポの圧に押されたかふかしてしまうと、ベガルタは、古屋、南の若手二人が決め切って、4-2で優勝。


林に助けられたとはいえ、追いつかれてから、ずるずるいかず、延長戦では攻め続け、1失点に留めたのも勝因。

もちろん、10人への攻め方への反省もしつつ、十分富山の強さは体感した。

どんな形でも、最後は、勝つ。

一発勝負で、互いにモチベが高いチーム同士で、プレーオフで2戦できた。

選手とファン・サポが喜び合って、モチベを高めながら、次の本チャンに向けての闘志を躍動させて、特別大会を終えた。




3バック習熟と、若手のさらなる向上、課題克服を26/27へ

この大会から始めた3バックは、肝になる五十嵐、石井のレギュラーWBの安定感、CB陣、井上、菅田、マテウスに加え、ベテラン奥山、それに高田のコンバートが実を結び、目途が立った。

怪我人が多かったFW陣も、岩渕を中心に、中田や鎌田、荒木などで回し、後は相良、小林心、宮崎の回復待ちといったところ。


そして、ベガルタの誇るMF陣では、武田、鎌田、松井が持ち味を発揮。

特に武田は、ゴール、アシスト、パス出しで勝利に貢献、それに守備にも一定の成果を出し、チームを牽引。

アンカーを務める松井、鎌田らと相互に"脇"を固める守備・距離感は、さらに向上を求められるが、攻撃では、それぞれに持ち味を発揮。主に、松井はボール奪取、鎌田はアシストでの成果を上げてきた。


レギュラー陣が固まってきた一方、守備陣のサブ陣には一段のアップが欲しい。

怪我人が多かった事もあり、攻撃陣では、チーム方針により、毎試合若手が出場。中田、南、杉山が各2ゴール、古屋が1ゴールと、明確な結果を出し、安野もいろいろあったが、短い時間に役割を果たし、特別大会の目標をひとつクリアした。

それでも、守備ではレギュラークラスとは少し差があり、その差は埋めていきたい。

攻撃陣以外の選手も、出場機会は少なかったが、レギュラー陣だけでは、長いシーズンは回らないので、チャンスは必ず来る。いい準備をして欲しい。


チーム全体として、一定の成果、経験値を上げたとは言え、今大会で対戦したJ2チームは半分以下であるし、現状維持だけでは昇格は厳しいことは、誰もが分かっていると思う。

まずは、怪我人がコンディションを整え、若手も十分でないところを一段と強化して、本番に臨んで欲しい。

いつの時代も、楽な試合、楽なシーズンなどない。

それでも、次こそJ1に向けて戦い抜けると信じたい。


前半
ベガルタ3-1-4-2、富山3-2-4-1。

30分、ベガルタ、鎌田の浮き球を中田がヘッドで決め、1-0。

41分、ベガルタ岩渕にイエロー、富山チョンウヨンが報復レッドで退場。富山10人。

前半、ベガルタのシュートは4本、富山は4本。

後半
10分、富山、DF西谷に代わりMF溝口入る。布施谷がCBに下る。

17分、ベガルタ、松井にイエロー。

21分、ベガルタ、中田に代わり古屋、足攣りの岩渕に代わり荒木が入る。
富山、FW古川に代わり坪井、FW吉平に代わり小川が入る。

28分、富山、キムテウォンに代わり松岡、髙橋に代わり竹中入る。

31分、ベガルタ、奥山に代わり井上、武田に代わり杉山が入り、左トップ下。鎌田が右トップ下へ。

38分、富山、髙木にイエロー、

AT4分、富山コーナーのこぼれから繋ぎ、最後は深澤のヘッドでゴール、1-1。延長戦へ。

後半、ベガルタのシュートは0本、富山6本。

延長前半
1分、ベガルタ、松井に代わり梅木を入れワントップ。アンカーに鎌田下り、古屋はトップ下。

3分、富山、MF谷本に代わり實藤を入れCB。

8分、ベガルタ、石井の代わり南が入り右WB。五十嵐が左に回る。

延長前半、ベガルタのシュートは4本、富山1本。

延長後半
AT4分、脳震盪疑いの梅木に代わり安野が入る(6人目)、これにより富山も深澤に代え松田を入れる。

延長後半、ベガルタのシュートは3本、富山1本。


PK戦
ベガルタ   富山
〇菅田    〇坪井
✖安野    〇布施谷
〇五十嵐   ✖松岡
〇古屋    ✖實藤
〇南




シュート数:9-10 (延5-2) CK: 2-7 FK: 8-16 PK戦4-2 得点:中田有祐 (富山)深澤壯太 警告:岩渕、松井 (富山)チョンウヨン(退場)、髙木  主審:大橋侑祐  入場:16,656人