17節:ベガルタ仙台 2-0 湘南、敵失逃さず、南、荒木のゴールで勝ち切る

J2・J3百年構想リーグ 第17節 5月16日 (土)14:03 ベガルタ仙台 2-0 湘南ベルマーレ レモンガススタジアム平塚


岩渕 中田
(梅木)(安野)

石井 相良 武田 南
    (荒木) .
松井
(鎌田)
マテウス 菅田 奥山
(井上)      .

序盤耐え、後半相手10人から2得点

サブは、堀田、五十嵐、井上、鎌田、横山、杉山、荒木、梅木、安野。

湘南は、GK上福元、DF福島、蓑田、袴田、MF松本、小野瀬、アルトゥールシルバ、池田、石橋、FW山田寛人、渡邊啓吾。石井久継、太田、奥埜、武田将平、下口は、ベンチスタート。



敵失逃さず快勝

グループ首位が確定した後の今節は、現在2位で昨年J1の湘南と、アウエーでの試合。

プレーオフ向けというより、8月からの本番に向けて、チームをより一段強化する試合、との位置づけを感じるスタメンとなった。

試合は、前半序盤は、湘南の出足と、テンポ良く精度の高いパス回しに、我慢の時間が続いたが、20分を過ぎる頃から、ベガルタも徐々に反撃。

中田を受けにしたハイボール、縦パスを繰り出し、縦に速い攻撃で、次第にペースを掴むと、湘南がラフ連発で自滅。小野瀬、蓑田がイエロー。

前半終盤には、湘南が自陣ゴール近くで、ファール連発。FKのチャンスを何本も得たが、あと一歩ゴールはならず、後半へ。


後半になると、出足が鈍ってきた湘南に対し、風上のベガルタがロングボール主体に攻め始める。

奧山、松井からのパスを武田や南がクロスして、チャンスを作り始める。

すると、23分、中盤でつないで、中田が丁寧なスルーパスを、裏抜けした岩渕に通すと、湘南松本が倒し、DOGSOで一発退場。湘南10人に。

26分、湘南はやむなく、南対面のWBの石橋を下口に代え、4バックに。すると、その連携が不十分なところで、南がカットインからシュートを決め先制、1-0。

相手10人で即点につなげたベガルタは、ボールを素早く回して、相手を走らせる。

さらに、疲れた選手を次々に代えて、追加点を狙うと、AT終了間際のベガルタ劇場。

梅木が飛び出したGKと競って勝ち、安野が落とし、最後は荒木が左足でゴール、決まると同時に笛。

ライバル湘南に対し、持たれる時間があっても、結局シュート4本(山田、石橋の枠外ミドルは怖かったが)に抑え、数的有利から、若手の南、ゴール待望荒木の二人の得点で2-0。チームにとって最良の形で勝利に結びつけた。

敵失を逃さず、4試合ぶりに先制し、マルチで無失点。いい形でGS最終節につなげた。


CB奥山、フル出場、積極的に攻撃参加

髙田の怪我を受け右CBには奥山が入り、菅田、マテウスと3バックを組んだ。

この試合の奥山は、守備だけでなく、攻撃でも見せた。

思い切り良く、前に持ち上がったり、精度の高いロングボールや、中央への斜めのゴロパスを中田に付ける。

右WB南とは間合いを喋りながら、積極的に前に出ることで、上がりたい石橋の攻撃を減じ、さらには、起点の中田につなげて、ベガルタの攻撃を始動させた。

また、暑さもあって足攣る選手が多い中、上下動を繰り返しながらもフル出場。

マテウスが前半で足故障で退場してしまったので、90分プレーできたのは、チームにとって大きかった。

出番に備えて、コンディションを整えているからこそ、こういう時に仕事ができるベテランの味。


中田起点でチームの攻撃の幅広がる

すっかり岩渕とのコンビが固まりつつある、ヤングリーダーFW中田。

ハイボールだけでなく、足元のボールもきっちり納め、詰められても簡単にはたくこともでき、攻撃の起点となれる。

ベガルタ得意のサイド攻撃だけでなく、中央縦での攻撃も、確実性の高い仕掛けができるようになってきた。

それが結実したのが、後半23分、湘南のDOGSO引き出す、岩渕へのスルーパス。

インサイドで丁寧に出す中田のパスの精度、タイミングが良い。


FK、CKでのターゲット、囮としてはもちろん、アシスト、守備もできる。

欲を言えば、シュートは1本位だったことか。

それでも、貢献度は高く、岩渕以外のFW陣は、うかうかしていられない。


勝負強さ見せる南のゴール

インタビューを聞くと、群馬戦での途中交代を悔しがっていて、今後の生き残りを賭けて、守備力のアップと、チャンスでの仕掛けを狙っていたというが、決め切ってしまうところが、地力がついてきた証拠か。

試合前から注目の、湘南の20歳、U-23代表のWB石橋とのマッチアップでも、守備では五分五分で、攻撃ではかわしてクロスを上げるなど、十分に力を発揮していた。

そんな南に、天が与えたチャンスは、10人になった湘南が、石橋を交代させ急造4バックでバタついていた事。

これを逃さず、武田が南にパス、武田自身はサイドに流れてDFをひきつけると、出足が遅れたDF二人を出し抜いて、南のカットインからの、迷いない左足シュート。

今期2点目も貴重な先制点。

南にとっても、チームにとっても価値あるゴールで、湘南を慌てさせた。

ベガルタの右WBには"モンスター"五十嵐セナもいるが、南にも持ち味がある。

切磋琢磨でチーム力も向上。どっちが出てもいいくらいに、さらに精進を。


梅木、安野が荒木のゴールをお膳立て

そして、何より、うれしいのが、終盤入った、荒木の待望のゴール。

この日も、後半終盤から入ると、動き回り、守備で相手のボールを何本も抑えていたが、最後の最後に、味方が得点のチャンスをつないでくれた。


お膳立てしたのが、只管汗をかいて自らのチャンスに賭ける、梅木と安野。まるで漫画のような出来過ぎた展開となった。

後半AT5分、井上が高く蹴り上げたボールを、湘南BOX近くで、まず梅木が、飛び出してきたGK上福元との競り合いに勝って、すかさずゴール方向へシュート。

湘南のDF二人がカバーに戻ったが、その背後から、突っかけたのが、ギラギラ安野。目付きがアブナイw

足を延ばして、何とか、上がってきた荒木につなげると、荒木は落ち着いて、早いタイミングで左足グラウンダーのシュート!戻った上福元を抜いて、ゴールを決める。

3人のプレーがつながって荒木のゴールになった。

チーム全員、サポ、DAZNで見ていた口も、みながハッピーになれる、待望の荒木のゴール。

それが、試合終了1秒前。

荒木の逆襲はここから。


前半
ベガルタは、松井アンカーの3-1-4-2、湘南は山田ワントップの3-4-2-1。ベガルタ風下。

34分、湘南、小野瀬にイエロー。

40分、ベガルタ、マテウスが着地で足をいためたか、井上に交代。

44分、湘南蓑田にイエロー。

前半、ベガルタのシュートは5本、湘南は3本。

後半
18分、湘南、小野瀬に代え石井久継、福島に代え藤井が入る。

23分、湘南、松本が岩渕を倒し、DOGSOで一発退場。湘南10人。

26分、湘南、石橋に代え下口を入れる。4-4-1か。ベンチの指示が伝わらない模様。

⚽27分、ベガルタ、南がカットインシュートを決め1-0。

32分、湘南、渡邊に代え太田、 アルトゥールシルバに代え武田将平を入れる。
ベガルタ、武田に代え荒木、松井に代え鎌田を入れる。

38分、中田に代え安野、足攣りの岩渕に代え梅木を入れる。

AT1分、湘南池田にイエロー。

⚽AT6分、荒木のゴールで2-0。




シュート数: 12-4 CK: 3-2 FK: 18-12  得点:南創太、荒木駿太  警告:(湘南)小野瀬、蓑田、松本(退場)、池田  主審:須谷雄三  入場:8,699人