J2・J3百年構想リーグ 第10節 4月12日 (日)14:03 ベガルタ仙台 3‐0 SC相模原 相模原ギオンスタジアム
岩渕 荒木
(梅木) (心)
石井 鎌田 武田 五十嵐
(杉山)(相良)(工藤蒼) .
松井
マテウス 菅田 髙田
林
後半戦初戦、後半に2得点で勝ち切り、10連勝
サブは、堀田、奥山、井上、相良、南、工藤蒼、杉山、小林心、梅木。
相模原は、GK金珉浩、DF山内、ピトリック、常田、MF島川、竹内、綿引、高野、FW中山、佐々木快、杉本蓮。安藤、武藤、田頭、棚橋、沖田、杉本大地は、ベンチスタート。

課題の後半を修正、追加点で試合を決める
百年構想リーグの後半戦初戦。
6節での対戦では、前半で3得点しながら、後半に主導権を渡し、いまひとつすっきりしなかった、SC相模原とアウエーで対戦。
ベガルタは、この試合、松井アンカーに加え、武田、鎌田をスタメンで投入。トップは岩渕、荒木のコンビで、怪我人を除くベストメンバー仕様に、サブに小林心を残し、後半でもブーストの余力を残して、90分勝利を目指す姿勢を明確にした感じ。
試合は、ベガルタが、序盤からいい連携でチャンスを多く作ると、前半ATに、五十嵐がDF2人の間を敢えて仕掛けてペナ横右でFKをゲット。武田のニアのFKに合わせた五十嵐のフリックヘッドで先制。
後半、両チームやや間延びでカウンター合戦の様相の中、岩渕が動き回って、チャンスメークも追加点ならず。
逆に、ロングボールのカウンターに徹した相模原、36分、右からの棚橋が枠内シュートを放つが、GK林が、ぎりぎり触って掻き出すなど、1-0の時間が続く。
ベガルタは、18分に入った小林心に加え、34分、鎌田、岩渕に代わって、相良、梅木が入ると、サイドチェンジ、ロングボールの速い展開で背後を突く。
すると、スローインから、相良‐心、再び相良受けとると中央から、シュート。これをキーパーが弾く。すると前方右で張っていた梅木が、DFと競りながら、右足を延ばしてアウトで、キーパーの裏に流し込み。ポストに当たりゴール。2-0。
さらに、44分に、石井に代わり左WBに入った杉山が、入るなり1分で、相良から受けたパスを、狙いすました得意の左45度からの巻いたシュートで決め、3-0とトドメを刺した。
連携冴えて90分勝利
90分勝利を目指した、ベガルタの姿勢が良く出た試合だった。
ワンタッチや、速いタイミングでのパス出しを徹底。
特に、左WBの石井の素早い球出しが目立った。
これまでのように、ドリブルで持ち上がりながら、受け手を捜すのではなく、ボールを保持した瞬間、速いタイミングでのロングボール、スルーパスを繰り出す。
さらに上がっていってのクロスでも、間髪置かず繰り出すので、相手は守備の対応が遅れ気味。
相手陣のスローイン、いつもはロングスローの場面でも、相手の守備が整う前に、素早くゴロのボールを投げ入れ、中央に走り込んできた鎌田に合わせてようとするなど、工夫があった。
右WB五十嵐も、CB右髙田とのコンビで、追い越し合いで、相手を攪乱しながら上がっていく。
加えて、武田のサイドチェンジ、鎌田の縦パスなども次々と繰り出し、相手の背後を狙っていくので、相模原のDF陣は、中々上がってこれなくなった。
これが可能になるのも、前の岩渕、荒木らが、何度も動き直して、DF陣との首相撲、球際争いで、勝てているから。
得点機以外でも、いい連携で、何度も決定機を作っており、精度が上がれば、あと2点くらいは取れた。
守備では、前節のCB脇の問題も、松井のカバーでしのぎ、中央には武田、鎌田がペースを埋めて、楽には、つながせなかった。
そして、岩渕がいつも以上に、前線からの厳しいプレスで、相手DFなどの起点をつぶしにかかって、相手リズムを分断した。
岩渕:巧くて、強くて、惜しみない
この試合も、岩渕が、ベガルタの攻守を牽引。
ポストプレー、スペースへの走り込みに加え、相手の起点をつぶしたり、守備でも動き回り、勝利への流れを作った。
ハイボールの競り合いでも、いつ間にかマイボールにしてしまう。
背中に相手背負って、どつかれても、しっかりキープ。
相手ボールには、背後から忍び寄って、ノーファールでボールを掻っ攫う。
味方の長いロングボールには、スピードで追い付いて、チャンスメーク。
クロスには、しっかりポジションを取って、速い振りでのシュートやヘッド。
自分のスペースの作り方、球際での強さ、惜しみない運動量。
その動きをようやく味方も熟知してきて、他の選手では厳しいようなボールを敢えて出す。
得点こそ、ならなかったが、この試合のペースを作ったのも、やはり岩渕だった。
後半終盤にも、相良、梅木、杉山で試合を決める
こねずに、速い展開で、背後を狙う流れは、後半交代で入った、相良、梅木も継承。
インサイドハーフで模索中だった相良は、この試合では、強引なシュートだけでなく、パス出しにも割り切りのプレーで、梅木、杉山のゴールを演出。
自身の枠内シュートも含め、点に絡んで、いよいよ調子を上げて来たと思う。
そして、苦労人、梅木の1年ぶりのゴール。
相良がシュート態勢に入ったところで、右サイドでDFと競りながら、こぼれに飛び出すタイミングを見ているのが分かった。
そして、競りながら、GKが前に弾いたボールが弾んで近づくと、右足を一杯伸ばして、アウトでGKの裏にシュート。ころころところがったボールが、ポストに当たって、ぎりぎりゴール。2-0。
梅木のゴールは、秋田でもなかったので、2025年4月25日の愛媛戦同点ゴール以来、約1年ぶりである。
何か、キーパーの弾いたボールが、梅木の方へ大きく弾んだ時は、ずっとがんばってきた選手には、ボールが来るというのは、本当にあるんだなと、感慨深かった。
45分の3点目の杉山のゴールも、中央で相良がボールを持っていたが、左WBに入っていた杉山が、フリーで上がっていたので、落とすパス。
少しずれたが、杉山が冷静に狙って決めた。得意の左サイドから、キーパーが届かない外から巻いて入る、ゴラッソ。これからは、「巻きのソータ」でいいだろうw
さらに、見直して気づいたのは、この2点リード、後半45分の時点で、相良、杉山の他に、梅木、松井、小林心と5人もBOX内にいて、追加点を狙いに行ったところ。
これまでは、終盤は、前二人くらいで任したよ、という試合が多かったので、90分勝利、攻撃への貪欲さが、チーム全体に浸透していたと思う。
杉本蓮に引っ張られ、ピンチも
攻撃では、ほぼ想定通りの戦いができたと思うが、特に後半の守備では、少し危ない場面もあった。
前半から、ドリブラー杉本蓮に引きずられて、突破を許したり、相手のロングボールで背後を取られてあわやという場面もあった。
相模原に作られた決定機は、CKのこぼれを含め、3回ぐらいだったと思うが、後半36分、右からの棚橋に打たれた斜めのミドルは、一番危なかった。
が、またしても、またしても、GK林が長い腕で触って、はじき出し、失点を防いだ。
相手ミドルへの対応は、常に要注意である。
それでも、守備で、イージーなミスでのピンチは無かったので、今後とも90分勝利に向けて、堅実な守備を期待したい。
過去には12連勝も!
特別リーグで10連勝となりましたが、1998年、ベガルタの前身のブランメル仙台のJFL時代には、「12連勝」してました!(急にですます調w)
4月13日のKHBのニュースで、ベガルタの10連勝について、ブランメル時代の9連勝を超えたと、加川さんが言っていたので、拙ブログを辿ってみたら、確かに1998年には、リーグ終盤に怒涛の9連勝、さらには、天皇杯も含めると12連勝してました。
1998年は、まずJFLで、9月20日の22節新潟戦から、最終戦11月1日の30節対サガン鳥栖戦まで、9連勝。
尚、9勝の内、延長Vゴールで2勝、PK戦勝ち2勝となっています。
さらに、同年は、シーズン後の第78回天皇杯でも、11月29日1回戦対韮崎アストロス戦から、12月13日の3回戦の横浜マリノス戦(1-0)まで、すべて90分で3連勝していますので、計12連勝という事になります。
尚、1998年は、「ブランメル仙台」としては最後の年で、1999年からはJ2の「ベガルタ仙台」としてリスタートしました。
名称が変わったのは、「ブランメル」が業種は違いますが、他の会社の商標登録済みだったからです。
前半
27分、相模原、DFピトリックにイエロー。
31分、相模原、DF常田にイエロー。
AT2分、相模原、高野にイエロー。
⚽AT3分、ベガルタ、武田のFKから五十嵐のヘッドで先制、1-0。
AT5分、ベガルタ、荒木にイエロー、荒木、次節、出場停止。
前半、ベガルタのシュートは5本、相模原、3本。
後半
7分、荒木に代わり、小林心入る。
20分、相模原、中山に代え徳永入る。
30分、相模原、高野に代え棚橋、竹内に代わり前田が入る。
34分、ベガルタ、CK時に、鎌田に代え相良、岩渕に代え梅木が入る。
39分、相模原、FW佐々木快に代え沖田、島川に代え田鎖入る。
⚽42分、ベガルタ、相良のシュートをGK弾くところ、詰めた梅木がゴールで2-0。
44分、ベガルタ、石井に代わり杉山、武田に代わり工藤蒼が入る。杉山は左WB。
⚽45分、ベガルタ、相良のパスを受けた杉山が巻いたシュートでゴール、3-0。
後半、ベガルタのシュートは8本、相模原、3本。
シュート数: 13-6 CK:6-4 FK: 17-10 得点:五十嵐聖己,、梅木 翼、杉山耀建 警告:荒木 (相模原)ピトリック、常田、高野 主審:吉田哲朗 入場:3,663人