J2 2026/27 第4節 8月29日 (土)19:03 ベガルタ仙台 4-2 テゲバジャーロ宮崎 ユアテックスタジアム仙台
岩渕 梅木
(心) (荒木)
石井 中島 武田 杉山
(浅倉)(菅田)
松井
(鎌田)
マテウス 井上 髙田
林
両WB好調、前半3ゴールで勝機掴む
サブは、堀田、五十嵐、菅田、鎌田、南、浅倉、相良、宮崎、小林心、荒木。
宮崎は、GK木村、DF松本、真鍋、安倍、下川、MF渡邉、山内、阿野、奥村、村越、FW土信田。佐藤遼、家坂、堤、井上は、ベンチスタート。

攻撃的姿勢前面に、2連勝
前節、アウエー八戸戦で、待望の今期初勝利を上げたものの、若手が多く出た天皇杯で、相手の勢いに押され逆転負けと、勢いに乗れないベガルタ。
天皇杯後には、控えキーパーで出た松澤から「もっと一戦に賭けろ」と涙ながらの訴えが出て、チームも、ファン・サポにも響くものがあり、この宮崎戦では、選手もスタジアムも戦う気持ちを前面に出してのゲームとなった。
ユアスタでは、試合前から強まった雨が降り続き、天候不順が続いており、ピッチ状態も悪い。ただ、気温は20度、ベガルタにとっては、幸いな天気だったかもしれない。(試合後のインタビューでは結構きつかったようだが)
試合は、試合開始から猛然と、相手ゴールに襲いかかるベガルタ。
アンカーに松井をスタメン起用、近くに武田を置いて、早いテンポの攻撃で、宮崎に後手を踏ませる。
すると、前半早々9分に、梅木の2戦連続、ゴール前の粘りのゴールで先制。
5分後、宮崎の村越に技ありのゴールを決められ、同点とされるが、ゴールに向かう姿勢を変えないベガルタは、中島に思い切りのいい2ゴールが出て、前半で3-1と勝機を掴んだ。
点を取ると一旦コンパクトにして、消耗を減らし、機を見て、カウンターや、杉山、石井の両WBが仕掛けて、再びチャンスを作る。
後半は、ベガルタが早々の決定機を逃すと、宮崎が左右にボールを散らし、ボールを持つ時間が増える。
12分に、宮崎のミドルシュートのグボールが、ディフレクションでコースが変わり失点、ゴール3-2。1点差となり、ゲームは緊迫。
ベガルタは、29分に、前半飛ばした松井、梅木に代え鎌田、荒木を入れ、中島をFWに上げる。荒木が縦横に走り、宮崎の攻撃に対抗。ベガルタは決定機を何度か作るが、シュートが正面を突くなど決め切れない。
宮崎も、フリーのシュートが枠外になるなど、互いに追加点が無いまま終盤へ。
ATになると、ベガルタは、杉山に代え菅田を入れ5バックとし、浅倉も投入して、攻撃は前に託す。
すると、中島のパスを受けた浅倉が、入るなり、左足で決め、4-2と突き放し。
終盤は、交代要員の呼び出しを、選手の状態を見て、何度も差し替える、緊迫のベンチながら、2連勝。
杉山、石井の両WBの躍動、シュートは16本、梅木の2試合連続の先制弾、今期補強の中島、浅倉にもゴールが出て、いよいよ役者が整い、次への戦いへ挑める試合となった。

松井のアンカー、ワンタッチ、早い球出しでチームにリズム
4試合目にして今期初スタメンの松井が、前半から飛ばし、素早いボール奪取からの、早いパス出しで、攻撃のリズムを作った。
この日は武田もスタメンだったので、近くにいて受け手にもなり、相手のプレスをかわしやすかった事もあるだろう。
チームとしても、得点後の守備時には、中島も下がって5-3-2というか、ボランチに少なくとも二人いる体制でスペースを埋めていた。
それにしても、後半3分、松井は、石井のパスを受けて、ワンタッチ強めで前方斜めに返し、走り込んだ石井がダイレクトで、ゴール前にピンポイントパスを送り、岩渕がどフリーに。
決まらなかったので、二人が後で「岩渕に詰めた」wというのも分かる、完璧な崩しを演出した。
石井、杉山両WBが攻撃を活性化
前節からのコンビ、左石井、右杉山の両WBが、「シュートを」の号令で、自らも打つこともあり、さらに活性化してきた。
石井は、この試合では驚異の上下動。中島や梅木とのパス交換もあってきている。
中島の2点目につながった、BOX付近まで上がってのシュートは強烈で、アシストになった格好。
また、ペナ角付近までの上がりの他、ゴール中央へで待ち構えるシーンもあり、自らシュートへの意識が高まっていて、相手からは、やっかいな選手になっている。
後半は、宮崎のカウンターで走らされる場面もあったが、何度も上下動。結局フル出場。
右の杉山も、切れのいい動き。この日は出足の加速がチームで一番よく見え、前半は、宮崎のサイドを攻撃をかなり抑えていた。
マイボールでは、緩急、股抜きと多彩なアイデアでライン突破、右サイド深くえぐってのクロスや、カットイン・シュートで、相手を引き付け、中央の攻撃にも寄与した。
是半34分には、岩渕のパスを受けて、惜しい左ミドル枠内があったが、キーパーのファインセーブで阻まれた。
髙田とのコンビも良く、互いの位置をうまく使いながらの攻撃。
これは当面スタメン確保ではないか。
梅木が2試合連続、中島2G1A、浅倉入るなりゴール
森山監督の足振れ号令があったようで、ホームという事もあり、ベガルタは最初から飛ばし、宮崎のお株を奪う前プレス、各選手がゴールを狙った。
開始1分から、武田のパスから梅木が枠内シュート、など、前半だけでシュート10本を放った。
そして9分には、CKの後、左WB石井のクロスを、残っていたマテウスが頭で折り返し、中央の梅木が倒れ込んでシュート、跳ね返りを倒れたまま素早く蹴って、ゴール、1-0。
早い時間の梅木の2試合連続ゴールで、主導権を握った。
梅木は、前節の試合で鼻を痛めて、フェースガード着用だったが、背後への動き出し、ヘッドすらしで岩渕へのつなぎと、好調さを持続。去年1年で1ゴールの悩めるFWが、今期4試合で2ゴールと、FWスタメン1番手に踊り出ている。
そして、何といっても、前半での中島の2ゴール。
試合後の監督や本人談では、キャンプではコンディション不調の時期があり、点が取れないことで、かなり重圧があったようだが、前半の2得点で一気に解消。
前半15分で1-1とされた後の22分、左サイドでのパス交換から、左足のロングシュートがキーパーの頭越えでゴール。2-1。
両足使える中島の特徴がでた。
さらに、5分の27分後には石井の強烈シュートの跳ね返りを、ゴール前で待ち構えていて、弾み気味のボールを右足インサイドでダイレクトにゴロでシュート、決まって3-1。
前半だけで中島に待望の2発が出て、チームの勝機も高まった。
中島は、岩渕、浅倉などに、やさしいスルーパスも供給し、キャンプで出遅れた連携も、ここに来て合ってきたのは、チームにとっても大きな好材料である。
そして後半3-2と追い上げられて、後半AT2分に入った浅倉。
浅倉もキャンプで出遅れたとういう事で、前節までは、いまひとつ連携がフィットしていなかった。
が、この試合では、わずかな時間で、まず自分が起点となるパスを中島に出し、中央を走りながら、ボールを求め、中島がやさしいスルーパスを送ると、右足でまたいで、左足インサイドで叩き、ゴール左への狙いすましたゴール。
これはなかなかに、難しいシュートと思うが、ここ一番で決めて、らしいゴールで4-2と宮崎の希望を粉砕した。
梅木の復調、中島、浅倉の本領発揮は、この試合だけでなく、今後の戦いに展望が開ける。
岩渕シュート2本ゴールに嫌われるも、運動量は半端ない
一方、岩渕の方は、今期まだノーゴール。でも、特に不調とは思えない。
この試合も決定機が後半2回あり、一つは自ら作り出した。
前半AT1分、梅木が頭ですらしたボールで抜け出し、DFと競りながら、緩急で抜き切って、フリー。キーパー横をかわずシュート、決まったか?ポスト!そして外。
後半3分には、石井が、松井とワンタッチパス交換で、左サイドを抜け出し、ダイレクトで巻くグランダーの完璧なパスを中央に送り、岩渕がどフリー。
合わせるだけだったが、シュートは枠外。
何か、松井と石井は「岩渕に後で詰めた」と言っていたがw
後は決めるだけなんだが、神様はもっとを要求しているようだ。
それでも、常にサボらないプレースバックの守備はいつも通り。
この日はリードの展開で、時折コンパクトな布陣で、負担は少し軽減されたとはいえ、常に動いている。
何度も動き直しを繰り返し、来ないだろうと思ってる相手に、つっかけて敵の攻撃を遅らせている。
得点こそまだないが、相手の攻撃のリズムをずらすのに、常に走る。
そろそろ報われてもいいころ。
梅木とのコンビも合ってきているので、次はゴールも決めてくれるだろう。打つべし。

2失点は、防ぎ難かったか。村越は要注意
J2で、宮崎は、これまで勝ち無しというが、とてもいいチームで、技術と走力のある選手が揃っている。是非、他のチームを食い捲って欲しい。
前半の1失点目は、ベガルタ右サイドで、下川の精度の高いワンタッチクロス(杉山はあと一歩詰めたかった)を、小兵でレフティの村越は、背後からのボールを、右足、左足と浮き球で、髙田、井上をかわし、そのまま左アウトにかけたシュートでゴール。
テクニックとアイディアが詰まった、スーパーなシュート。こういう事をやる選手と、事前に認識していないと、止められないだろう。
村越は、後半にも強烈なミドルシュートで、あわやのシーンを作っており、やっかいな選手。
是非、じっくり仙台の牛タンを味わいに来てほしいものだw
後半の2失点目は、宮崎の渡邉が中央から、ドライブのかかった低い弾道のミドル。井上は膝でクリアしようとしたが、ディフレクションでコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。
2失点とも防ぐのが難しいゴールであったが、こういう失点で敗れることもある。
先手先手で点を取る、追加点を取るという事が、本当に重要だと思い知らされた。

前半
ベガルタは3-1-4-2、宮崎は4-2-3-1
9分 仙台 得点 ⚽梅木
15分 宮崎 得点 ⚽村越
21分 仙台 警告 杉山
22分 仙台 得点 ⚽中島
27分 仙台 得点 ⚽中島
前半ベガルタのシュートは10本、宮崎は3本。
後半
宮崎 交代 阿野→井上
16分 仙台 警告 岩渕
22分 宮崎 得点 ⚽渡邉
29分 仙台 交代 梅木→荒木、松井→鎌田 中島FW、荒木は左シャドウ
33分 宮崎 交代 山内→佐藤
39分 宮崎 交代 DF松本→堤
40分 仙台 交代 岩渕→小林
AT1分 宮崎 交代 渡邉→家坂
AT2分 仙台 交代 杉山→菅田、武田→浅倉 荒木が右、浅倉は左シャドウ。5-3-2へ。
AT3分 仙台 得点 ⚽浅倉
後半ベガルタのシュートは6本、宮崎は4本。
シュート数: 16-7 CK:4-5 FK: 13-12 得点:梅木 翼、中島元彦、浅倉 廉 (宮崎)村越 凱光、渡邉英祐 警告:杉山、岩渕 主審:傅明 入場:12,326人