05節:ベガルタ仙台0-2C大阪、春の雪、ゴール霞む4連敗、吉尾は好プレー

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2019J1 05節 3月30日(日)14:00 ベガルタ仙台0-2セレッソ大阪 ユアスタ仙台

長沢
(ジャーメイン) 
吉尾 ハモン
 
石原崇  道渕
    (蜂須賀)
富田 兵藤
(梁)
金 大岩 平岡

シュミット

サブは、関、永戸、シマオマテ、蜂須賀、梁、ジャーメイン、阿部。C大阪は、FW清武、都倉、柿谷、MF奥埜、丸橋、ソウザ、松田、DFマテイヨニッチ、片山、木本、GKキムジンヒョン。ブルーノメンデス、高木、田中、山下はベンチスタート。

3連敗中のベガルタは、石原直樹の怪我もあり、スタメンを5人入れ替えた。同じく3連敗中のC大阪はミラーの3バックで、都倉がスタメン。

寒の戻りの仙台。試合前から霙交じりの雨が、次第に湿った雪となり、後半にはカラーボール登場。
しかし、ついに大阪の桜は開花宣言、仙台の開花は、寒さの中、お預けとなってしまった。

試合は、前半スタメン起用の吉尾と石原崇のいる左サイドを中心に、ベガルタもチャンスを作るが、なかなかシュートまでいけず。しかし、前からのプレスも効いて、相手DFやキーパーのフィードミスをついて、ハモン、長沢がフリーでシュートするも、いずれもキーパーに阻まれる。すると次第に、吉尾がすぐ囲まれるようになり、ボールの展開が鈍くなる。

逆に、ボランチに下がったソウザを起点に、ボールを展開されるようになると、C大阪の時間が続き、ついに35分、左サイドを松田えぐられ、最後は中央から都倉に突っ込まれて、先制許す。これで連敗中のベガルタは下を向く選手が増え、余裕をもったC大阪から、中々ボールが奪えなくなる。

後半、ベガルタは吉尾とハモンの位置を入れ替えたり、広がって打開を図るが、シュートはブロックされ、1対1では分が悪く、攻め上がっても、パスをカットされる場面が多くなる。

27分、富田が奥埜に背後からボール奪われ、最後は清武から、上がってきたフリーの田中亜土夢にパスを出されて、2点目を決められ、苦しくなる。その後、梁、ジャーメインと2枚代え、チャンスもあったが、5バックで固めた相手を崩し切れず、試合終了。1分け4連敗で、いまだ勝ち無しの苦しいリーグ序盤となった。

前半。
1分、C大阪左からのクロスは、シュミットダニエル(ダン)キャッチ。2分、柿谷の中央ドリブル進入はブロック。そのあとベガルタのカウンター、石原からハモンへのサイドチェンジ、中央から打てず。5分、清武にイエロー。左奥35mのフリーキック。キッカーは吉尾。長沢がニアでフリーでヘッドも枠外。ややボールが高かったか。7分、兵藤のサイドチェンジ、ハモンへも、潰される。

9分、C大阪のゴール前に運ぶもブロックに会う。10分、右サイドから攻められ、シュート打たれる。クリアで、右コーナーを与える。ここはしのぐ。12分、左右両サイドに散らされるが、しのぐ。C大阪は奥埜のつぶし、ソウザの展開と二人のボランチで、効果的な攻守。13分、都倉がドリブルでえぐってくるが、ライン割る。

14分、C大阪の自陣でのパスミスをカットしたハモン、カットイン即シュート、枠内グラウンダーもキーパーが弾く。これで右コーナー。キッカーは吉尾、決まらず。15分、石原崇の斜めのパスを、長沢打たず、見送り。17分、吉尾が侵入、キープしてサイドチェンジ図るが、流れる。その後、相手のパスミスを拾った長沢、フリーで中央からシュート、枠内グラウンダーもキーパー。21分、ハモンがボールを奪って、そのままシュート、キーパー

23分、ベガルタ攻めきれず、カウンターを受けるが、ダン抑える。24分、金も攻撃参加、ベガルタボールを回すが、ファールで終了。26分、ベガルタのカウンター、道渕にパスに、兵藤もう一歩。27分、ソウザの縦パスから、都倉のシュートはサイドネット。28分、C大阪に回されて、最後はソウザが、ダイレクトの強烈ミドルシュート、枠内もダンはじき出す。危ない。

30分、道渕から平岡のパスがミスでとられ、都倉がドリブルシュート、枠外。31分、C大阪が右からプレスで、右コーナーを与える。シュートはクリアするが、つながれる。最後はオフサイド。34分、ソウザのパスをカットして、カウンター、長沢からハモンへのパスは、流れる。35分、ベガルタの左サイド、柿谷に食い付かされたところで、ワンツーで松田に抜けだされ、ラストパスに中央から都倉がダイレクトで合わせ、先制許す0-1

3連敗同士の対戦で、先制した方は勢いがつき、失点した方は、下を向く選手が出てしまう。C大阪は、落ち着いてボールを回す。5-4-1のブロックを固められる。ベガルタ中々つながらない。42分、ようやくベガルタが回すが、足元へのパスが多く、シュートは打てず。43分、C大阪が回し、中々ボールが奪えない。前半は0-1で終了。


後半。霙まじりの雨から湿った雪が激しくなってくる。
ベガルタは、吉尾とハモンの左右を入れ替える。開始30秒、45mのフリーキック。流れる。2分、左奥裏にクロスを入れられるが、金クリア。5分、吉尾がカットインから侵入図るがファール。長沢がプレスを開始するが、やや出足が遅い。6分、ソウザのクロスは流れる。7分、金から吉尾へのサイドチェンジ、トラップ大。さらに、ハモンから石原崇でクロス、クリアされる。

8分、金から、中央へ入った吉尾に楔のパスが通り、ハモン、石原崇とワンタッチつなぎ、最後はえぐった石原のクロスに、走りこんだ道渕がヘッド、やや遅れワンバン。こぼれを吉尾が浮き球クロス、長沢には合わず。この試合一番の流れだが、点にはならず。9分、C大阪が右からソウザ、都倉つなぎドリブルからのクロス、ここは富田がカット。11分、平岡から吉尾。クロスにハモン、シュートは打てず。

12分、吉尾のサイドチェンジ、フリーで受けたハモン、クロスはふかす。13分、ベガルタが回し、金から長沢、クリアされる。C大阪のゴール前は堅い。15分C大阪が回す。ソウザのロングボールは流れる。17分、左から、ソウザからの柿谷のクロス、ダンキャッチ。18分、ベガルタが回す。しかし、カットされC大阪のカウンター、しのぐ。20分、ハモンがキーパーの位置を見て、ロングシュート狙うが決まらず。その後、道渕に代え蜂須賀が入る。


その後、石原がパスカットから前進、吉尾にパスを出すが、つながらず。21分、C大阪は柿谷代え、田中亜土夢を入れる。髪は桜色。22分、C大阪が前からプレスしてくる。23分、石原からハモン、センタリングに、中央走りこんだ兵藤がシュート狙が、ブロックされる。25分、さらにハモンが左サイドえぐっての高速クロス、キーパ、キャッチ。

26分、ベガルタゴール前、中央にいた金から富田へのパス、後から奥埜がチャージ、富田背中を向けるが奪われ、清武へ。中央清武から左の田中へエンゼルパス、これを田中に、ファーに決められ、2点目献上。これはもったいないミス。27分、2点リードしたC大阪は、松田に代え山下が入る。そして雪が一段と激しくなり、ピッチも白くなってきたところで、カラーボールが入る。

28分、ベガルタも富田、長沢に代え、梁、ジャーメイン良が入る。29分、左奥40mでフリーキックを得る。決まらず。このあたり、奥埜がうまくファールを貰うプレーで、ベガルタの流れを削ぐ。30分、パスカットしたジャーメイン、カウンターのスルーパスを出すが、見ていない吉尾の足に当たる。その後、C大阪が回して、都倉がキープ、ファールを誘うスローダウン展開。

32分、ベガルタのカウンター、吉尾から石原へのパスは流れる。33分、梁からハモンへのパスつながらず。34分、ジャーメインから裏のハモンへのパスもカットされる。そのあとC大阪のカウンター、最後はCBの木本にまでシュートされるが、枠外。35分、中央35mでフリーキック。右からカットインしたハモンがシュートするが、ふかす。36分、C大阪のゴールキックから、田中がドリブルで一気にゴール前、シュートはポスト。助かる。

38分、C大阪のブロックをなかなか崩せない。39分、相手のパスカットして上がった平岡、そのままゴール前に留まり、パワー・プレー。シュートは打てず。蜂須賀が下がる。40分、中央でハモンがフリー、しかしトラップの時ボールを奪われる。お互いの間延びした展開。清武のシュートはブロック。42分、石原のクロスが、DFの間でフリーのジャーメインにどんぴしゃ、しかし捻りヘッドは枠外。ひねり過ぎた。

その後、左で都倉がキープに入る。さらにC大阪は清武に代わり水沼が入る。43分、今度は奥埜がキープ。44分、C大阪にサイドチェンジから、右裏に入られるが、オフサイド。追加時間は4分間。1分、都倉が侵入、ソウザのシュートはブロック。2分、石原とのワンツーからハモンのクロス、ヘッドは枠外。3分、蜂須賀クロスを入れるがシュート打てず。そのまま試合終了。

珍しく、後半を改めて見逃し配信で見直したが、それなりにチャンスは作っていた。前半にも決定機はあり、5-6回はフリーがあったのだから、決め切ればドロー以上は可能だった。箸にも棒にもというわけではない。

ただ、今は、吉尾のチームとして、どこに置くのがいいのか。囲まれるから、サポートはどうするのか。そのあたりを整理して、後は決めるまで打ちまくって、打開していくのみ。


シュート数:10-11 CK:2-2 FK:13-16 得点:(C大阪)都倉、田中亜土夢  警告:(C大阪)清武 主審:佐藤隆治 入場:10,931人


この試合の復興ライブは、パンダライオンさん。試合まえの北エントランスとピッチ内、ハーフタイムの3回ミニライブあり、ベガルタの応援歌STAY GOLD ~黄金の時代へ~」の披露。マッチーでスポンサーさんのSADAの社長さんが、雪の中「MVP賞を出させて下さい」と叫んでくださったが、答えられなかった。