01節:ベガルタ仙台0-0浦和レッズ、共に守備堅く、決めきれず

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2019J1 01節 2月23日(土)14:00 ベガルタ仙台0-0浦和レッズ ユアスタ仙台

長沢
(ジャーメイン)
石原 ハモン

関口   蜂須賀
富田 兵藤
   (梁)
永戸 大岩 平岡
   
シュミット

サブは、関、シマオマテ、梁、石原崇兆、長尾、ジャーメイン良、阿部。浦和は、FW興梠、杉本、MF柏木、長澤、エヴァルトン、宇賀神、山中、DF岩波、マウリシオ、槙野、GK西川、ナバウト、マルティノス、阿部勇樹はベンチスタート

昨年の天皇杯云々もさることながら、リーグ初戦は、落としたくない両チーム。浦和はゼロックスから連敗したくないし、ホームのベガルタも勝利は当然狙うが、敗戦からスタートする事だけは避けたい。互いに守備重視の試合となった。それでも、お互いに決定機が2-3回あったが決めきれず、スコアレスドロー。

ベガルタは新戦力の長沢駿が、立ち上がりから、西川の前に飛び出したり、空中戦を制したり、ポストプレーだけでなく、守備でGKやDFにプレスして、相手の起点を遅らせ、期待通りの活躍。

また、ややお疲れ気味の柏木には、富田や兵藤が厳しく行って、パス出しを遅らせ、決定機はあまり作らせなかった。
ただ、後半になると、間延びして、ミスからカウンターを暗い、中央どフリーとされるピンチも出てきたが、シュミットダニエルのきセーブや、相手のフリーにシュートも、悉くバーの上となり、失点は防いだ。

ベガルタの決定機は多くはなかったが、前半、ハモンが抜け出しての右足シュート、蜂須賀のクロスに長沢フリーのヘッドなどチャンスは作った。お互いに発展途上、ドロー相当の試合だった。


天気予報は当たり、日中の最高気温は9度まで上がったものの、ユアスタでは、10m近い北寄りの突風吹いて、非常に寒い。しかも、湿度30%を切る超乾燥。試合前やハーフタイムには、恒例の散水がされたが、硬いピッチのバウンドが、浦和のシュートを、ふかし気味にさせてくれたと、思ったり。

以下、簡単な経過。

前半。
予告通り、ベガルタが前からプレッシャー。長沢、蜂須賀、兵藤、激し目ではあるが、ボールには行っているのに、神経質な笛。これは、浦和のチャージの場合も同じで、両チームともにストレスがたまる流れになった。

1分、浦和の右の宇賀神が、ドリブル前進からクロスも、シュミット抑える。2分、ハモンと蜂須賀のパス交換から、蜂須賀のクロスも流れる。

その後、次第に浦和がボールをキープ。ラインを高く保っているのは浦和で、ベガルタは押し込まれ気味。しかし、簡単にパスは出せないので、浦和のリズムも良くない。7分、浦和が攻めてくるが、パスカット。ベガルタが寄せていることもあるが、興梠と杉本の連係も、もうひとつで、杉本がちょいちょいハーフ付近まで下がってくるので、逆に守りやすくなっている。

サイドでは、蜂須賀が山中の左足を抑え、時々足を出しては相手ボールにちょっかいを出す。左では、関口が宇賀神との競争で、裏はあまり取られなかった。

9分、浦和に初めて裏に出られるが、オフサイド。12分、山中?にえぐれらてクロス、興梠にヘッド打たれるが、シュミット正面。14分、浦和長澤のミドルシュートは枠外。15分、浦和がボールまわすが、結局跳ね返す。17分、ハモンがキープして、フリーキックを得る。右35m、キッカーは永戸。19分、こぼれ球が浦和ゴール前にいくところ、飛び出た長沢が突っ込むが、キーパー

20分、ベガルタのカウンター、ハモンが抜け出るが、キープできず。この試合、徹底的にマークされたのは、ハモン。槙野らがブロックして、後ろから、もう一人にボール奪われるシーンが何回かあった。動き方を読まれているのと、フォローもいなかった。しかし、マーク分、槙野の上がりを阻止することにはなった。

26分、蜂須賀のクロスに、中央高い打点の長沢のヘッド、頭を振ったが、ボールは枠外。27分、ベガルタエリア45mの浦和のフリーキック、裏に抜け出されるが、クリア。その後、中盤でのせめぎあい。ベガルタも相手の攻撃になれてくる。

36分、ハモンが槙野から「とったり」受ける。相撲じゃないよw37分、浦和のパスミスを拾って、ハモンが外に流れながら、右足でのシュート、ヒットせず、キーパー。

43分、浦和にベガルタの左コーナーを許す。いったん弾くが、去年の天皇杯のように、中央で宇賀神がミドルを待ち構えているところ、兵藤が、猛然とシュートブロック。倒れる。宇賀神にイエロー。前半は、共に崩し切れず、スコアレスで終了。

後半。
立ち上がりは浦和にボールを回される。2分、ベガルタがフリーキックからつないで、蜂須賀のクロスに、長沢のヘッドはキーパー正面。4分、富田が飛び出し、ボールカットして、そのまま前進するが、その後、つながらず。さらに永戸のロングスローもあったが、クリアされる。

7分、浦和が右からのコーナー。こぼれ球をシュートされるが、キーパー。11分、ようやくベガルタのカウンター、関口のクロスに長沢?ヘッド、決まらず。その後、カウンターを受けるが、平岡抑えて、イエロー。13分、今度は浦和にパスカットされ、山中のクロスからつながれ、最後は中央フリーのエヴェルトンに、シュート打たれるが、ふかしてくれる

15分、兵藤にイエロー。浦和がベガルタエリア左奥からのフリーキック。クリアボールはハモンの背中にあたる。16分、浦和に、ベガルタゴール中央でキープされ、シュート打たれるが、シュミット正面

19分、永戸から関口、クロスに、ファーの蜂須賀のヘッド、枠外。流れは良かった。20分、兵藤に代え梁が入る。21分、ハモンが囲まれながら、強引な左足シュート、わずかに枠外。22分、浦和のパスミスを富田が拾って、蜂須賀がクロス。コーナーを得る。右コーナーは関口が蹴る。ファールで終了。

25分、ベガルタの左ライン際45mの浦和のフリーキック。これもシュミットがキャッチ。27分、浦和は長澤に代え、マルチノスを入れる。30分、浦和エリア40m中央でフリーキックを得る。永戸のキックに、平岡ヘッド当てるが、枠外。32分、ベガルタゴール前で、ボールを回され、中央フリーでマルチノスがシュート、ヒッドせず

32分、長沢に代え、ジャーメインが入り、そのままワントップ。33分、ハモンのシュート、キーパー正面。34分、杉本倒れ、ベガルタエリア右奥35mで、浦和のフリーキック。エヴェルトンにミドルシュート打たれるが、ふかす。

37分、浦和は興梠に代え、アンドリューナバウトを入れる。40分、ハモンが粘って右コーナーを得る。キッカーは永戸。決まらず。42分、ゴール前にフリーで飛び出た柏木のシュート、シュミットがワンハンド指先ではじき出す。43分、岩波にイエロー。左奥40mでフリーキック。永戸が蹴る。決まらず、浦和のカウンター、マルチノスのクロスはキーパー。マルチノスもいまいち。

その後、蜂須賀のミドルシュートも出たが、バーの上。結局、お互いに守備で相手の良さは消したが、攻撃面では、まだしっくりこず、決定機も逃して、スコアレスドローで試合終了。まだまだブラッシュアップが必要な両チームだった。


ベガルタとしては、長沢が前線での役割を、十分果たしてくれそうなのと、守備では兵藤のファイターぶりが目立った。また蜂須賀が、山中をほぼ無効化するなど、怪我のブランクを感じさせない動きで、期待できそう。
柏木をスローダウンさせ、杉本、興梠にシュートをほとんど打たせなかった守備は手ごたえがあったが、攻撃面では、縦パスからの展開やボランチの攻撃参加がなかなかできず、これから。

今日は出なかったが、椎橋が回復し、吉尾や崇兆、飯尾などが動き回るようになれば、バリエーションの多い攻撃も可能になるだろう。まだ少し時間が必要。


シュート数:7-6 CK:2-2 FK:20-22 得点:なし  警告:平岡、兵藤 (浦和)宇賀神、岩波 主審:佐藤隆治  入場:18,567人

尚、この試合では、菅井直樹氏引退セレモニー、ベガッタ妹名前発表があり、「ルターナ」と発表された。

〇この試合の、復興ライブは小柳ゆきさん。試合前に国歌斉唱と、ハーフタイムにミニライブ。ほかにエントランスでは、長命太鼓、聖和学園チアの皆さんパフォーマンス。