13節:対名古屋1-2、守備の乱れで2失点、ジオゴ投入で1点返すのみ

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2016J1 2nd 13節 2016年9月25日(日)14:00 ベガルタ仙台1-2名古屋グランパス ユアスタ仙台



ハモン 西村
  (茂木)
梁  奥埜
  (ジオゴ)
三田 富田
  
藤村 渡部 平岡 大岩
   (菅井)

前節は、エース抜きの甲府に対して、西村のゴールで追いついたものの、勝切れなかったベガルタは、ホームで目下16位と苦しむも、闘莉王が復帰して勝ち点も上げてきた、名古屋と対戦。

開始1分、渡部-藤村間のお見合いから、あっさり失点すると、名古屋のペースにお付き合いで、攻撃をスピードアップできない。後半11分、今度は関のハンドパスを平岡が取られて、2点目を失うなど、あり得ないミスで2点目を失う。。

その後、ここで何度かチャンスを作っていた西村を下げ、茂木を入れる。さらに19分平岡に代え菅井を入れるが、なかなかチャンスが生まれない。27分、奥埜に代えパブロジオゴを入れると、キープ力とスピードを生かして、タメ作ってからの高速パスを繰り出し、全体の攻撃がスピードアップ。

40分、そのジオゴの高速クロスに、菅井が飛び込み、DFのオンゴールを誘って1点返すが、時すでに遅し。名古屋に時間を使われて、敗戦。


久々に晴れの日が続いた週末、日曜の午後は動くと汗ばむほど。しかし、風はひんやりと9月。事前のチケット販売の状況を見ると、ガラガラの予想もあったが、ユアスタに行ってみると、思いのほか入ってるいる。名古屋サポも1000人は来ているか。

この試合のマッチスポンサーである、宮城トヨタさんに勤務する、ベガルタ仙台レディースの安本選手のキック・インで試合開催。

前半。
開始1分、闘莉王のロングボールに、渡部と藤村がお見合い、その間を走り抜けた小川に、フリーであっさりシュートを許し、いきなり失点。勝ち星から遠ざかっているベガルタには、これは不安要素。一方、名古屋には、「やれる感」を与えてしまった。

その後、余裕を持った名古屋は、攻守の切り替えが速く、闘莉王はじめ守備陣の寄せも厳しいので、ベガルタがボールを持ってもなかなかフリーになれない。ただベガルタも、えぐられたりはするが、シモビッチほかへの当たりはしっかりやって、なんとか防いでいた。

5分、名古屋のシュートからコーナーを3本連続とられるが、楽にシュートはさせなかった。7分、ようやくベガルタのラインがオフサイドを取った。8分、ハモンがグラウンダーのミドルシュート、キーパー。9分、奥埜のパスから三田がカットインして、右からシュート、枠外。10分、名古屋ゴールキックから、一気に永井が走り込んでの、強烈な左足ミドルシュート、枠外も、危ない。

12分、左からハモンのクロスに、中央西村も、ブロックされる。13分、シモビッチのポストプレーから、ボールを回して名古屋のミドルシュート、バーの上。13分、闘莉王と奥埜が競り合い、ボールは奪えない。15分、大岩のアーリークロス、ライン割る。この試合、何本が試みるが、前線とほとんど合わないのが気になる。

16分、相手ボールをカットして、梁、三田から大岩とつなぐが、抑えられる。17分、三田のサイドチェンジから、フリーの左サイド藤村につながり、エリア左でフリーも、ダイレクトで打たず、中央の三田へ折り返し、三田はシュート打ち切れず。この選択もありだろうが、思い切って打ってほしかった。

19分、右奥30mでフリーキックを得る。ヘッドでつなぎ、シュート狙うが角度無し。その後、25分頃まで一進一退。互いにシュート無し。25分、ハモンのミドルシュートは、闘莉王にブロックされる。タイミングよく足元に入られている。26分、三田から、裏に走り出た梁へのパスは、オフサイド。このあたりが狙っていた攻撃なのだろうが。。。

28分、名古屋のコーナー。これはクリア。その後、守備に自信があるのか、名古屋はペースダウン。それに合わせてしまうベガルタ。名古屋もパスが流れたりしている。36分、藤村の左足の巻いたロングパスも、その後が攻め込めず。38分、中央でパスを受けたハモンが、反転シュート狙うも、またもブロックされる。

41分、三田から藤村へパスが通り、その後回すが、結局シュート打てず。43分、奥埜が粘ってコーナーを得る。右コーナーを三田が蹴る。これも決まらず。43分、右サイドでボールをキープした西村が、狙いを定めて速いクロス、中央の梁がヘッド合わせるが、枠外。この位置にハモンがいれば。たらればの一日。前半は、0-1で終了。

後半。
開始早々、シモビッチにイエロー。自陣からのフリーキック、つないで攻めるが、シュートは打てず。その後も、ベガルタ、ボールを回してはいるのだが、攻めきれず。6分、シモビッチのシュートは関。その後、カウンター、西村がマルセイユ・ルーレット?で、ボールをキープしながら上がっていくが、大岩のところでパスミス。

9分、ベガルタが回して、三田のパス、中央で、西村がオーバーヘッド狙うが、ヒットせず。11分、関がハンドパスで、ゴール前の平岡にボール出すが、平岡が首を回した瞬間に、田口に奪われ、関もかわされ、痛恨の2失点目。後半、攻めの姿勢を見せていたベガルタだが、これで意気消沈。13分、左コーナーを得たところで、西村に代え、茂木を入れる。奥埜が前に上がる。コーナーはファーで終了。

15分、名古屋のカウンター、右奥35mのフリーキックを与えるが、これは守る。名古屋、シモビッチを下げ川又を入れる。17分、左コーナー。パスミスで終了。焦りか。18分、左奥25mのフリーキックのチャンスも、オフサイド。19分、平岡に代え菅井を入れ右SB。大岩がCBに回る。23分矢野にイエロー。名古屋も厳しく守っている。

その後、奥埜がドリブル前進からエリア内侵入、倒されるがノーファールの判定。29分、茂木が自陣でボールを奪うと、そのまま猛烈にドリブルで上がっていき、ハモンにつなぎ、コーナーを得る。決まらず。さらに右奥35mのフリーキックを得るが、決まらない。ここで名古屋はMFハデソンに代え、磯村を入れる。

27分、ベガルタも奥埜に代えパブロジオゴを入れる。28分、パブロから富田にパスが通り、中央空いていたが、シュートは打たず。その後、右コーナーを得る。決まらず。30分、ジオゴの抉りから三田シュート、ヒットせず。31分、名古屋は古林に代え明神を入れる。36分、右に流れた富田のクロスにハモンのヘッド、枠内もキーパー正面

40分、ボールを奪われた三田が取返し、梁へのパス。梁が左のジオゴに振ると、ジオゴのダイクレトのクロス、菅井が突っ込んで、名古屋DF陣があわわててオウンゴール、1点返す。あと1点でドロー、残留確定に場内ようやく沸く。さらに41分、ベガルタのカウンター、左からのクロスに、菅井が抜け出て、シュートも角度無く、枠外。

44分、ジオゴがキープからうまくファールを貰い、左奥45mのフリーキックを得るが決まらず。追加時間は5分。まだやれる。
その後、ハモンがヘッドで折り返すが、ファールで終了。しかしATに入って、名古屋はキープに入り、ベガルタは焦る。3分には、名古屋のカウンターに、上がっていた菅井が懸命に戻るが、コーナーを与え、時間を使われる。結局、試合は1-2で終了。


5戦して1分け4敗。ここにきて、ベテランにミスが目立つのは、どうしたことのなのか。。。球際への寄せも温く見える。当然、叱咤激励も厳しくなるだろう。

ただ、少しフェーズが変わったようだ。どうやら選手達が、必要以上にナーバスになっているようなので、当ブログとしては、ここは基本に立ち返ることを求めたい。

要は、できる事をできるようにする、ということである。通常なら難なくできる事が、できなくなってるわけだから、基本練習をしっかりやって、戦術は、これまでの事を踏まえながら、なるだけシンプルに。
局面では、パススピードを上げ、球際へのプレスとカバーを徹底するなどを繰り返して、自信を取り戻す。それから、一戦必勝でいいのではないか。

最後にきて希望の光もある。ジオゴがペースを上げれば、活躍ができそうだし、三田からのサイドチェンジが出始めた。また、西村はこの試合もで決定的なチャンスメークはしていた。動ける選手を積極的に投入して、一つ勝つ。まずは、そこから。

シュート数:8-5、CK:5-5、FK:17-19 得点:オウンゴール (名古屋)小川、田口 警告:(名古屋)シモビッチ、ハデソン、矢野 主審:西村雄一 入場:16,476人


尚、この試合の復興ライブは、青野美沙稀さん。ピッチ内でのすずめ踊り演舞もありました。