01節:対川崎0-3、ゲームをコントロールされる

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2016J1 2nd 01節 2016年 ベガルタ仙台0-3川崎フロンターレ ユアスタ仙台



ハモン 野沢

梁  奥埜
(西村)(菅井) 
三田 富田
  
石川 渡部 平岡 大岩
     (蜂須賀)   
六反

サブは、関、蜂須賀、菅井、佐々木匠、キムミンテ、藤村、西村。川崎は、大久保、小林、中村、大島スタメン。原川、田坂ベンチ入り。

序盤からボールを支配されたベガルタは、縦パス、ロングパスをことごとく引っ掛けられ、カウンターを受ける。17分大島のサイドチェンジ、小林の折り返しに、飛び込んだ大塚に決められ先制許す。

さらに、3分後、中央大久保がヒールで流し、右から中村の絶妙クロスを小林に頭で決められ追加点許す。その後は、川崎は守備を固めて持たせる戦術。これを打ち破れないベガルタ。

後半もシュートすら打てない時間が続き、終盤には、川崎にカウンターから3点目を決められ完敗。

試合前に、前節J1で200試合出場を達成した石川直樹選手の表彰。尚、平岡も今日の試合で200試合出場。祝砲の試合とはならなかった。

前半。
立ち上りから、川崎がボールを回す。1分、中村のから大島のクロスは六反。2分、中村の中央のスルーパス、クリア。3分、フリーで流れた大久保が右からのクロス、六反がパンチングで、クリア。コーナーを与える。これは守る。5分、ベガルタのカウンター、ハモンのサイトチェンジに、石川が上がって右足でのシュートも、キーパー正面。

7分、三田から野沢へのスルーパス、通らず。9分、ハモンが当ててコーナーを得る。シュートは打てない。10分、大岩と車屋が激しく交錯。コーナーを与える。これもクリア。12分、ハモンのロングシュートは大きくはずれる。13分、浮き球のこぼれを、中央で野沢が一回浮かせてのハーフボレー、シュートは枠外。フリーだった。惜しい。14分、ベガルタがカウンター、ハモンから梁へとつなぐが、シュートは打てず。15分、大久保、大島とシュートされるが、これはブロック。

17分、ベガルタの右サイドから大島のサイドチェンジ、石川の裏から小林がヘッドで折り返し、中央大塚になだれこまれ、先制許す。きれいに崩された。攻撃力のある川崎に先制を許すと厳しい。19分、三田のスペースのボールはキーパー。そして20分、今度は、ベガルタ左から小林が中央の大久保へのパス、これをヒールで流され、中村がワントラップからの絶妙クロス、小林が、またも石川の背後から覆いかぶさるようなヘッド、ニアで六反触ったが、弾き出し切れず、3分で2点目を許す

ベガルタがブロックが出来る前に、裏に出られ、崩された。起点やシューターとなる人間が多数いる川崎の攻撃には、プレスが遅れると厳しい。21分、戻ったハモンの守備がイエロー。ベガルタエリア35mでフリーキックを与える。これは守る。その後、ハモンのサイドチェンジ、カットされる。今日は中央へのクロスは、悉くクリアされるだけだった。

25分にも、ベガルタがカウンター、ハモンのクロスはカットされる。川崎は前半で2点リードして、これで十分とばかりに、引き気味。スペースを埋めて、ベガルタのパスを引っかけてのカウンター狙い。26分、エウシーニョが六反の位置を見て、ロングループシュート、枠外。28分、ベガルタが川崎エリアでボールを回すが、縦パスが通らない。

28分、奥埜、ハモン、梁とつなぐが、クロスはカットされる。この間、大岩にイエロー。30分、ハモンがカットインからシュートを狙うが、スリッピーな芝に足を取られる。33分、渡部が相手ボールをカット、カウンターから大岩のクロス、流れる。34分、三田からパスを受けた梁、トラップできず。37分、湿度高いピッチで早くも疲れたのか、この辺りからベガルタの選手が、前からプレスに行けなくなる。38分、川崎エリアで野沢から三田、右に振るがクリアされる。

40分、右ライン際45mのフリーキック。すぐ始めるが、つながらない。41分、石川から中央富田へのパス、富田がヒールで流し、相手に当たり、絶好のボールが、野沢の前に転がるが、フリーのシュートはキーパー正面。突然来たボールだったが、野沢には決めてほしかった。前半の追加時間は3分。川崎のコーナー付近でフリーキックを得る。クリアされる。その後の川崎のコーナーはしのぐ。前半は、結局2点リードされて終了。

後半。
2点ビハインドのベガルタは動かず、川崎は、大塚に代えDFの武岡を入れ、エウシーニョが前に出る。1分、左に流れたハモンが強引なクロス、キーパー。その後、川崎エリア左角でフリーキックを得る。キーパーにパンチングで防がれる。さらにゴール前で、こぼれ球をハモンがシュートするが、ブロックされる。川崎の寄せは速い。

2分、川崎のカウンター、パスを受けた大久保がどフリー、シュートは六反が足1本で防ぎ、意地を見せた。コーナーを与え、ヘッド打たれるが枠外。3分、ハモンの左からのクロスも中央打てず。ニアで合わせる人間がいない。5分、川崎に裏を取られ、大久保のクロス。コーナーを与える。こぼれ球を、大島にシュートされるが、枠外。ベガルタ、ラインと前線が間延び。パスコースを読まれる。

8分、川崎のカウンターはオフサイド。10分、左コーナーを得たところで、大岩に代わり蜂須賀を入れる。コーナーは流れる。その後もベガルタは、ドリブルでの仕掛けなどなく、クロスを入れては弾かれ、シュートすら打てない時間が続く。13分、ベガルタボールをつないで、野沢のクロス、キーパー。14分、ベガルタエリア、アーク付近でフリーキックを与える。キッカーは中村。シュートはバーの上。16分、エリア内に侵入されるが、ヘッドはクリア。コーナーを与える。しのぐ。

17分、ハモンがシュート、コーナーを得る。ベガルタ、これが後半初めてのシュート。右コーナーは三田が蹴る。こぼれ球を再び三田がほうり込むがライン割る。その後、膠着状態。22分、奥埜に代わり菅井が入る。23分、川崎のコーナー、中央からヘッドを合わせられるが、六反正面。25分、ベガルタが回してコーナーを得る。決まらず。27分にも右コーナーを得るが、梁のキックに折り返しのボールを打てず。その後、富田にイエロー。

29分、川崎のカウンター、これはオフサイド。ここで川崎はエウシーニョに代え、19歳の三好を入れる余裕の交代。30分、裏に出た中村のシュートは角度無く、枠外。31分、野沢が裏への菅井へのパス、こぼれ球は打てず。32分、川崎エリア内の浮き球ルーズボール、石川、梁、三田とつなぐが、打ち切れず。

34分、川崎のフリーキック。左奥40m。これは守る。ベガルタ、ここで梁に代え西村が入る。野沢が一段下がる。36分、三好のシュート、枠外。途中触って、コーナーを与える。これは守る。37分、川崎エリア右角25mのフリーキックを得るが、合わず。41分、蜂須賀のクロスも打ち切れず。42分、川崎のカウンター、三好に持ち込まれて、石川の股間を抜くグラウンダーのシュート、六反逆を突かれ、3点目を許す。万事窮す。19歳三好にJ1初ゴールをプレゼントするベガルタ。

ここで、川崎は小林を下げ橋本を入れる。44分、野沢のクロスに蜂須賀がヘッドで折り返しも、中央合わず。追加時間は4分。橋本に裏にフリーで抜けられ、六反がブロック。コーナーを与える。この後、ベガルタがカウンター、菅井が上がっていくが、途中ボール取られる。さらにベガルタエリア・アーク付近でのフリーキックを与えるがこれはしのぐ。

試合はこのまま0-3で終了、2試合連続の完封負けと完敗。

スカパーの実況では、立ち上がりは守備重視との指示されていたと放送されていたが、試合後は、「何故、初めから前から行かないのか不思議」のと監督コメント。どっちがほんとか分からないが。。。選手間でも、川崎の厳しい寄せに、戻す選手と、前に行きたい選手の意思疎通が無いなど、簡単にはボールをキープさせてくれない場合の対処を、しっかりとチームで意思統一する必要がありそうだ。

また、このようなゲーム展開では、前からチェックで、ボールを取りに行く必要があるから、西村を早めに出す決断があっても良かったのでは。
パスの精度、動き出しと裏への飛び出しのスピードの違いを見せつけられた。感心してばかりもいられない。ただ1stと同じようにやるだけでは、厳しい。一層の創意工夫が必要。

尚、この試合の復興ライブは、お馴染みのティーナ・カリーナさんでした。

シュート数:7-16、CK:5-9、FK:16-13 得点:(川崎)大塚、小林、三好 警告:ハモンロペス、大岩、富田  主審:家本政明  入場:15,415人