08節:対神戸2-2、野沢、奥埜で、今季初の複数点も勝ち切れず

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2016J1 1st8節 2016年4月24日(日)13:00 ベガルタ仙台2-2ヴィッセル神戸 ノエスタ



野沢  ウイルソン 
(藤村)(ハモン)
三田   金久保
  
富田 ミンテ
   (奥埜)
石川 渡部 平岡 大岩

六反

サブは、石川慧、蜂須賀、小島、杉浦、藤村、奥埜、ハモンロペス。神戸は、レアンドロ、ペテロジュニオール、渡邉千真、藤田、伊野波スタメン。増山、村松ベンチスタート。

4連敗中のベガルタと、6戦負けなしの神戸との対戦。レアンドロ、ペテロ、渡邉千真の強力攻撃陣と激しいプレスの前に、防戦一方の前半。7分藤田のロングスローをクリアし切れず、千真に得点許す。しかし、

18分、野沢が体を倒し、ふかさないように横に回転しながらの技ありボレーで、同点。苦しみながら序盤で追いついた。

後半7分、ミンテに代え奥埜を投入。するとピッチを縦横に動いて、後ろからでもどんどんボールを奪いに行くすると、27分、野沢の左からのクロスに上がっていた渡邉が胸で落とし、奥埜がDFをブロックしながら、反転しながらボレーで、2点目。8試合目にして複数得点、そして5試合ぶりの勝ち点3が見えたかに思えた。

しかし、その後投入されたハモンがシュートを焦り、藤村はマイボールを簡単にロスト、相手にカウンターの時間を与えると、AT3分目にまたも千真に、エリア内でちぎられてのシュートで追いつかれ、2-2。結局、勝ち点1にとどまった。


前半。
いきなり神戸が裏に放り込み、レアンドロに潜られるが、クリア。その後は、神戸に厳しいプレスから、ペデロとレアンドロの個人技、セカンドボールを拾いまくられて攻められる。その後、キムミンテ、バックパスをミス、あわや。2分、神戸が左コーナーキック。藤田のキックから、ヘッドでつながら、最後は小林のヘッド、枠外。そして7分、藤田のロングスロー、クリアしきれないこぼれ球を、渡邉千真に至近距離からシュートを打たれ、六反反応もゴール、先制許す

しかし、直後、ベガルタも左ライン際35mのフリーキックを得る。キッカーは野沢。こぼれをフリーの金久保、キックミス。そのままカウンターを受ける。小林のシュートは枠外。さらに、神戸にボールを回され、しのぐ展開。12分、左コーナー付近でボールをつなぎ、チャンスを伺うが、攻めきれない。その後、三田のパスを受けた大岩が上がり、クロス。富田が突っ込んでいくが、もう一歩。

13分、ミンテにイエロー。16分、神戸のロングシュートは六反。その後、大岩のクロス、野沢がトラップミス。18分、左の金久保の浮き球に、猛然とエリア内に突っ込んだ富田が、DFに競り勝って頭で落とし(かすった?)、中央フリーの野沢が、体を倒して左足で回し込むようなシュート、決まって同点。野沢の技ありゴール守ってばかりの展開の中で、富田の攻撃参加もあって、早い時間に追いつけた。

20分、ベガルタがカウンター、ウイルソンがうまく入れ替わり、前進、コーナーを得る。これは壁に跳ね返されるが、ここでも金久保が、ミスキック。テクのある彼なので、まだ痛いところがあるのではと思う。神戸にボールを持たれながら、しのぐ展開がつづくが、26分、縦1本にウイルソンが走り出るが、ファールで終了。27分にも野沢のワンタッチパスで、ウイルソンが走り出るが、キープできない。

27分、神戸藤田のロングスロー。こぼれを相馬がミドルシュート、枠外。30分、神戸がベガルタ右サイドをワンツーで崩し、藤田が侵入、これは守る。31分、ベガルタエリア右45度で、一瞬コースが空いたところを、レアンドロが巻いたシュート、わずがに外。32分、中央から千真のミドルシュート、六反がぎりぎり触って掻き出す。コーナーを与える。これは守る。

35分、カウンター、三田から野沢のクロスはカットされる。左からペテロ、石川をかわしてのシュート、六反押さえる。37分、相馬に裏に入られ、コーナーを与える。38分、ベガルタゴール前で神戸が連続攻撃、シューとコーナー2本、なんとかしのぐ。40分、ベガルタのカウンター、ファールで止められる。41分、またもペテロの侵入、ブロックする。42分、相馬にイエロー。44分、左ライン際40mのフリーキック。野沢のキックに、キムミンテがヘッドで折り返し、ウイルソンがクロス、最後もミンテがヘッド、枠外。

AT1分、ウイルソンのクロスに三田がミドルシュート、ブロックされる。結局前半は、1-1で終了。

後半。
神戸は小林に代え増山を入れる。いきなり神戸に回され、最後はレアンドロのシュート、六反。4分、ウイルソンがキープ、戻して中央からミンテのロングシュート、枠外。この後、ミンテに代え奥埜が入る。三田がボランチに下がる。奥埜が入って、チームとしても、ボールをプレスに行くようになる。6分、金久保がエリア内でフリー、しかし収まらず、ウイルソンが中央からシュートも、ブロックされる。

すかさず神戸がカウンター、増山がキープする。9分、左ライン際から神戸のフリーキック。ヘッドは枠外。10分、神戸エリア中央やや右30mのフリーキック。キッカーは野沢。これは決まらないが、セカンドボールをベガルタが拾い続ける。13分、神戸が左サイドからの攻め、たんとかしのぐ。14分、金久保がシュート、ブロックされる。16分、奥埜から金久保、ウイルソンとつながるが、オフサイド。

17分、増山にイエロー。18分、ベガルタがボールを回すが、シュートは無し。19分、ペテロに侵入され、倒れるがノーファールの判定。21分、ゴール前でボールを回され、フリーのシュートを2本打たれるが、神戸が外してくれる。危ない。コーナーを与える。これも守る。22分、ウイルソンから野沢へのパス、もう一歩。24分、ゴール前で回し、ウイルソン、富田がシュートも決まらず。

25分、野沢のクロスを大岩がダイクレトの折り返し、富田詰めてコーナーを得る。これはキーパー。そして27分、野沢のクロスに、上がっていた渡部が胸で落とし、中央の奥埜がDFをうまく押さえながら、反転してのシュート、決まって勝ち越し2-1。ベガルタは今季8試合目にして、ようやく複数得点。27分、ベガルタエリア左奥30mでフリーキックを与える。これをしのぎ、奥埜が後ろからボールを奪ってカウンター、ウイルソンへ。これを神戸が、またカウンター返ししてくるが、奥埜がカット。

30分、ベガルタエリア左奥35mのフリーキック。ここで相馬から松下に代わる。藤田のロングスロー、レアンドロの前にころがるが、至近距離、フリーのシュートを、盛大に外してくれる。決定的。32分、神戸は藤田から松下に代わる。36分、渡邉千真に侵入されるが、クリア。38分、神戸が、ベガルタゴール中央やや右30mの絶好の位置で、フリーキック。壁に当たり、再び放り込みシュート、外れる。

39分、神戸が縦パス、クリア。40分、ウイルソンに代わり、ハモンが入る。中央奥40mのフリーキックはキーパー。さらに、富田からのパスをうけたハモンが、ドリブルからのシュート、1対1を決められず、キーパー。野沢はフリーだった。42分には、野沢に代わり藤村が入る。43分、カウンター、金久保からパスを受けたハモンから、藤村へのパスはつながらず。追加時間は4分間。相手陣中央藤村、DFを背負って、ボールキープできず、神戸のカウンターを受けえる。これをしのぎ、逆にカウンター、決まらず。その後、カウンターから、大岩が上がってシュート性のクロス。キーパー。

そしてAT2分目。神戸のカウンター、ペテロがドリブル仕掛け、いいタイミングで渡邉千真へパスを出す。渡邉千真はすかさずシュート、これが決まって2-2同点。終了間際、神戸エリア内でボールが落ち着かず、正面から藤村、シュートも詰められて、決まらない。最後はペテロがミドルシュートも、枠外。結局2-2のドローで終わった。

前半は、神戸の強力攻撃陣の前に、何度も侵入を許したが、なんとかしのいだ。クリアボールはただ蹴るだけ、マイボールも簡単にロストする悪い癖が出て苦戦。それでも失点の後にすぐ取り返せた。この点は富田、2点目はコーナーからの渡部居残りで、ゴールにつなげた。野沢、奥埜は共に今季初得点。

最初は守って様子見、ではなくて、ウイルソンにも多少プレスさせるなど、簡単にリズムを作らせない形が必要だろう。奥埜が後半入って、どんどんボールホルダーに、つっかけていったので、攻撃を高い位置からできた。

勝ち越した後のクローズには問題あり。最後に入ったハモン、藤村がもうひとつ、役割を理解していなかったか、指示が徹底していなかったのか。コーナー付近でためて、相手にぶつけて、コーナーやスローインを取る、ということもできたはず。次に活かしてほしい。

鳥栖戦は、最低でも勝ち点3を取る!


シュート数:17-11、CK:6-2FK:15-17 得点:野沢拓也、奥埜博亮 (神戸)渡邉千真2 警告:キムミンテ (神戸)相馬、増山  主審:榎本一慶 入場:12,678人