04節:対名古屋1-2、最後は走り負け、ハモンが初ゴール

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2016J1 1st4節 2016年3月19日(土)14:00 ベガルタ仙台1-2名古屋グランパス パロマ瑞穂



ウイルソン 奥埜
    (水野)
梁  金久保
(ハモン)(野沢)    
三田  富田

石川 渡部 平岡 大岩

サブは、石川慧、蜂須賀、差波、藤村、水野、野沢、ハモンロペス。名古屋は、FW登録シモビッチ、永井。松田、田口、矢野、安田スタメン。野田、小川はベンチスタート。

雨上がりから、一気に21度まで上がった瑞穂スタ。この気温で、動きにキレを増すウイルソンが、何度かチャンスを作るが、ゴール前での人数、迫力乏しく、シュートも少ない。中盤での激しい潰し合いの中、永井の執拗な仕掛けと、シモビッチの高さを持つ名古屋の前に、次第に疲弊するベガルタの守備。

前半ATに、三田が、田口のチャージを受けてボールを失うと、古林のクロスは渡部の裏を取ったシモビッチにどんぴしゃ。余裕のヘッドを打たれ、0-1で前半終了。

後半になり、前への意識を高めたベガルタは、サイドに流れるウイルソンにボールを集めるが、永井のカウンターに何度も走らされる。ようやく、37分、金久保に変わった水野のクロスを、富田からウイルソンとつないで、最後はハモンがきっちり頭で押し込み1-1。

しかし、何度も仕掛ける永井に揺さぶられ、DF陣の足が動かなくなってきた43分、クリアが小さくなってきたところを、矢野にミドルを打たれ失点、1-2と突き離された。

前半。
風下のベガルタ。立ち上がり、ボールを回すが、名古屋の守備を崩すまでには至らず、シュート無し。2分、名古屋にボールを回されるが、クリア。その後、一進一退。互いに決定機を作れない。

7分、スルーパスを永井に通されるが、オフサイド。8分、松田にエリア角からシュート打たれるが、角度無く、枠外。両チームで初のシュート。10分、こぼれ球をシモビッチにつながれ、永井にもたれるが、クリア。その後、中盤でのせめぎあいが続く。ベガルタは滑りやすいピッチに、ボールが収まらず、出足でもいまいちで、前でボールをつなげない。

14分、相手トラップミスを拾った梁が、ウイルソンに縦のスルーパス。ウイルソンがDFの間を走って、外に流れてのシュート。角度無く、楢崎に阻まれるが、キャッチミスもあり、コーナーを得る。左コーナー、梁のキックは弾かれるが、こぼれを再び三田が放り込み。上がっていた大岩がクロスを上げようとするところをカットされ、カウンターを受ける。これはなんとか戻ってクリア。

17分、名古屋にゴール前でボールをつながれ、クリアするもコーナーを与える。クリアでもう1本。名古屋がセカンドをつなごうとするところで、奥埜がプレスしてボールを奪う。しかし、シュートまでつなげず。20分、安田がベガルタ右サイドを上がってクロス、クリア。21分、名古屋のコーナー、こぼれを、オーマンに反転シュートされるが、ホームラン。22分、名古屋のゴールキックから、ロングボールをつながれるが、オフサイド。

23分、右奥30mでフリーキックのチャンス。ファーサイドの平岡?がフリーでヘッドもキーパー。26分、奥埜がプレスをかけて相手ボールをカットし、つないでいくが、ここでも、シュートまで至らず。27分、永井にカウンターで走られ、最後にシモビッチに裏を取られるが、ハンドで助かる。しかし、危ない。28分、三田がカットインからグラウンダーのシュート、枠内も、キーパー正面。

30分、名古屋古林にイエロー。左ラインぎわ30mのフリーキック。これはファーに流れる。33分、シモビッチのポストプレーからつながれ、ゴール前に侵入されるが、なんかしのぐ。その後、ベガルタも相手陣でボールをつなぐが、シュートまでいけない。37分、ベガルタエリア左角でフリーキックを与える。これはクリア。40分、金久保が右サイドで縦のスルーパス、裏に抜けたウイルソンが、ゴールライン付近までえぐっての折り返し、中央奥埜も詰めていたが、DFに、一瞬先に前に入られ、シュートできず。惜しい。

42分、田口のミドルシュートから名古屋にコーナーを与える。これは相手ファールで終了。そしてこのままスコアレスで、前半が終わるかと思われたAT1分、中盤で、三田が田口のチャージを受け、ボールを奪われると、ベガルタ左サイドをあがってきた古林につながれ、クロスを入れられ、最後は、渡部の背後を取ったシモビッチに、フリーでヘッド許し、関反応も止めきれず。先制点を許す。前半は1点リードされて終了。

後半。
風上のベガルタ。リードされ、ようやく前への意識が高まるベガルタ。2分上がった大岩のパスを受けたウイルソンが、シュートもヒットせず。5分、名古屋ゴール前で細かくつなぐベガルタ。しかし、なかなかシュート打てず。それでもコーナーを取る。三田がエリア内に仕掛けていくが、シュートはブロックされる。

7分、スローインからウイルソンがドリブル、えぐってのクロスはキーパー。8分、竹内にイエロー。右奥35mでフリーキックを得る。三田のキックはキーパー。10分、カウンターで上がってきた松田にアクシデント、自傷でハムストリングを痛める。審判への指示待てず、イエロー。担架で退場の松田に代わり、名古屋は小川を入れる。

13分、左サイド、ウイルソンからのクロスはクリアされる。この時、エリア内に詰めていた梁が、DFにのしかかられ、膝を捻った?ので、ピッチ外へ。しかし歩いてはいた。15分、互いにパスミス。16分、梁に代え、ハモンロペスを入れる。奥埜が一列下がる。17分、シモビッチの落としから永井に放り込まれるが、オフサイド。18分、渡部からハモンへのパス。21分、右ライン際35mのフリーキック。三田が蹴り込むが、シュートにはつながらず、カウンターを受ける。

22分、ウイルソンにイエロー。23分、ハモンがフリーで持ち込むがパスミス。名古屋は古林に代え野田を入れ、FWへ。27分、ハモンが大きなサイドチェンジ、石川のパスは流れる。28分、名古屋に侵入されるが、クリア。29分、奥埜に代え、水野を入れる。その後、ウイルソンのクロスにヘッドでのシュートもブロックされる。31分、金久保がドリブルからのシュート、キーパー。

32分、ウイルソンの左サイドからのクロスに、中央に詰めたハモン、ロー・ボールを無理な態勢でダイビングヘッド。キーパーに合わせられ、ゴールならず。決定的。足で良かったかも。33分、名古屋はシモビッチに代え明神を入れる。ベガルタは金久保に代え、野沢を入れる。そして、37分、水野が右サイドで、DFをひとりかわし、えぐっての折り返し。中央で富田が左のウイルソンに流し、ウイルソンの精度の高いクロス、中央のハモンの頭にどんぴしゃで、今度はゴール、1-1。ハモン今季初ゴール。ウイルソンは2試合連続のアシスト。水野の鮮やかなドリブルもチャンスを作った。

38分、名古屋に回されるが、パスミスで助かる。39分、小川のシュート制のクロスが飛んでくるが、関が弾き出す。コーナーを与える。このカウンターから、ハモンから野沢へのパス、もう一歩。42分、ベガルタゴール前で戻りが遅くなっているところ、クリアし切れないボールを、矢野にミドルを打たれ、決められて、1-2と勝ち越される。集中が一瞬途切れた。

43分、永井を止めた大岩にイエロー。ベガルタエリア中央やや右25mでフリーキックを与える。田口のキックはしのぐ。ATは3分間。ベガルタ反撃を試みるが、水野、野沢のベテラン二人も焦りからか、ボールが足につかず、ファールも増えて、ボールを前に中々運べなかった。結局そのまま試合終了、1-2で敗戦。5年ぶりに名古屋に勝利をプレゼントしてしまった。

全般的には、出足やボール回しで、やや名古屋に押されてはいたが、局面では、奥埜のパスカットなど、ボールを奪ってチャンスの芽はいくつがあった。が、攻撃の人数が少なく、シュートが少なかった。サイドから、決定的なラストパスを、再三配球するウイルソンに対して、ゴール前で競り勝つFWや、こぼれに詰める選手が少なく、ハモンが出てくるまで、得点の匂いがしなかった。

ドローにしてほしかったが、敗戦でもゴールはしているし、怪我人も大部戻ってきた。修正すべきは修正して、次のステップに期待したい。

シュート数:6-5、CK:2-5、FK:16-13 得点:ハモン ロペス (名古屋)シモビッチ、矢野 警告:渡部、ウイルソン、大岩 (名古屋)古林、竹内、松田 主審:山本雄大 入場:9,232人