24節対山形2-1、赤嶺2試合連発、梁PKで、久々ホームで勝利

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J1 2011年8月27日(土)19:00 ベガルタ仙台2-モンテディオ山形 ユアスタ仙台



赤嶺 太田
(ディエゴ)(柳沢)
梁   関口
(松下)   
高橋 富田

朴 曹 鎌田 田村

サブは、桜井、渡辺広大、細川、松下、武藤、ディエゴ、柳沢。山形は、大久保のワントップ。山崎、太田徹郎先発。ベガルタは角田、菅井が怪我の影響でベンチも入っていない。

試合開始早々3分、山形陣内奥のスローインからチュソンがいきなりクロスを入れると、ファーでなぜか赤嶺がどフリー、胸トラップからワンバンで叩き込む。赤嶺の2試合連続弾で、先制パンチ。さらに10コーナーのチャンスでチョ?が倒されPKをゲット。蹴り直しさせられるが、2本目もきっちり梁が決め、早くも2-0とリード。

しかし、これで安心したか、山形の遅攻にお付き合いで、ボールが動かず、次第に山形ペースへ。しかし、山形も連戦の疲れからか、肝心のところでパスミスを連発、救われる。

ベガルタもカウンターからのパスがシュートまで行けない内にリズムを失ってきたところ、30分、カウンターからエリア内に侵入され、PKを取られる。これを大久保に決められ2-1。にわかに元気付く山形。

しかしベガルタも引いてスペースを作らせず、中盤でのせめぎあいで後半へ。後半、互いにメンバーを交代しながらチャンスをうかがうが、シュートまでに時間がかかる展開で、時間が推移。ベガルタもカウンターのボールが収まらなくなり、膠着状態で終盤へ。ベガルタも無理に攻めずというか、パスがぶつ切れ状態でリズムが出ない。30分過ぎにディエゴを投入、シュート2本もヒットせず。そのまま試合終了。

ホームで久しぶりの勝利。ダービー連勝だから大喜びしたいところだが、前半の2点以降がすっきりしない展開でいまいち。互いに連戦の疲れもあるのだろうが、みちのくダービーとしては、やや気の抜けたビールのような試合だった。しかし、デイエゴもまずまず。山形に勝っての久々ホーム勝利。次にはずみをつけたい。

ほぼ満員の19,087人のユアスタ。涼しいけれど蒸す。2000人超の山形サポ。ビジターエリアを拡張したのはよかった。こっちは自分のチームのことで精一杯だったが、山形サポはかなりの危機感で来ていたようだ。応援も気合が入っていた。

前半。
中2日のせいか、お互いにゆっくりした立ち上がり。開始早々、遠めから梁のミドルシュート、角度なく、キーパー。2分、ベガルタが攻め上がり、山形陣内左奥でスローイン。ここで梁のスローインを受けたチュソンがいきなりのクロス、これがファーサイドで、どフリーになっていた赤嶺にどんぴしゃ。赤嶺、胸トラップからワンバンで右足ボレーで叩き込むシュート、決まって先制!「開始3分でゴールは今季ベガルタ最速か。19000人のスタジアムは歓喜の渦。山形サポだけが、無視するかのようにチャント続けるが、心なしかトーン下がる。

さらに攻めこみベガルタはコーナーをゲット。これはチュソンが足で狙うが枠外。5分、山形がカウンター、センタリングを入れられるが、中央で弾き返す。8分、山形ゴール前でボールを回し、最後はこぼれを赤嶺が左足で押し込もうとするが、弾かれ、コーナー。このコーナーでチョ?が倒されPKゲット。実はこのプレーの前に、山形の選手が家本主審に執拗に異議。カードこそ出なかった、やっちゃいました。
さて、PKのキッカーはもちろん、梁。落ち着いてゴール右隅に決め、2点目。歓喜の歌、ところがやり直し。山形のキーパーが早かったのか?しかし、2本目も逆の左隅に決め、12分で2-0とリードを広げる

しかし、ここからがもどかしい展開に。13分、ベガルタエリア左角25mのフリーキックを与える。DF空振りも石川のシュートは枠外。その後18分ころまで中盤のせめぎあい。互いにパスがもうひとつつながらない。19分、ベガルタ右サイドライン際25mのフリーキック、弾いてコーナー。キッカーは山形の太田。しかし、これはクリアして、ベガルタが久々のカウンター。関口から梁、最後はチュソンのセンタリング、キーパー直。22分、今度は山形の攻勢、しかし最後はパスミス。24分、ベガルタエリア右奥で山形のフリーキック。こぼれを中央からミドルシュート打たれるが、バーの上。

その後、両チーム、パスが足につかない時間。28分、中央から山崎のグラウンダーのシュート、林がセーブ。直後にも山形のカウンター、エリア内に入ったところで、鎌田?が若干足に触った感じでPK献上。これを大久保にゴール左隅に決められ、2-1と1点返される。試合開始早々2点取りながら、追加点が奪えず、前半で1点返されたことで、山形を勢いづかせてしまう。ベガルタもようやく目が覚めて攻撃開始。

33分、山形ゴール前でボールを回し、梁がゴール中央で切り返しから、左足でシュート狙うが、寸前でブロックされる。35分にも、スルーパスからシュートも枠外。36分、関口から太田、折り返しはクリアされるが、コーナーをゲット。これは決まらず。38分、今度は山形にベガルタエリア横20mでフリーキックを与える。キックは流れる。山形はパスミスが出てシュートがない。43分、関口が相手ボールをカット、パスを出し、赤嶺が左足でシュート、クリアされるがコーナーをゲット。クリアされ3本連続でコーナー。梁がニアの高速キックを入れるが、いまいち合わず。

結局追加点は奪えず、2-1のまま前半終了。ハーフタイムに、リフティングやフラッグを使ったチアガールの新パフォーマンス。えがった。

後半。
開始早々、山形が裏に放り込み、中央で山崎?に合わせられそうになるが、空振りで助かる。4分、ベガルタもチュソンがドリブルで中央に切れ込み、倒され、ゴール中央やや左25mと絶好位置でフリーキックをゲット。しかし頭にあわせた浮き球は決まらず。6分、チュソンがドリブル左サイドを上がり、今度はコーナーをゲット。きまらず。

その後も、カウンターで関口がドリブルで前進、パスが乱れる。直後にも、中央からの折り返しのパスがキーパーに直接行ってしまうなど、調子はいまいち。13分、相手ボールパスカットから太田がそのまま持ち込みシュートはキーパー。15分、山形は宮澤に代え廣瀬が入る。ベガルタはチュソンが上がって右足でクロスもミス。19分、山形のカウンターからクロスも林が抑える。20分、梁から裏への絶妙なスルーパス、走り抜けたチュソンが追いつくが、折り返しのセンタリングは合わず。

21分、山形のカウンターから左コーナーを与える。これは守る。22分にも、ベガルタゴール中央30mでフリーキックを与える。キッカーは石川。キックは壁。25分、太田がドリブルで回りこんで、中央からシュートと思いきや、パスを出し、シュートは無し。しかし、コーナーをゲット。梁のキックに中央で田村があわせるがヘッドはバーの上。ここで太田に代え柳沢が入る。28分、中央をカウンターで関口がドリブルで前進、シュートチャンスはあったが、ノールックパスを出し、これが味方と呼吸が合わず。

30分、赤嶺に変わりディエゴが入り、ベガルタ選手として初出場。山形は宮本に代え小林入る。32分、中央で関口がパスミス。シュートにつながらない。ちょっと今日の関口は調子が悪かった。その後、山形に裏を取られるが、オフサイド。36分、田村のアーリークロスにディエゴが頭で合わせるが、枠外。しかし早速シュート。ここで山形は大久保に代え古橋が入る。41分、冨田がシュートブロック、梁がカバーでしのぐ。43分、自陣で守っていたディエゴが相手のパスをカット、そのまま持ち上がってカウンター、柳沢とパス交換で上がるが、スローインに。そこから、梁のクロスに柳沢が難しい態勢でのすらしヘッド、しかしボールは惜しくも枠外。

44分梁に代わり松下入る。ロスタイムは3分間。ロスタイム、山形にワンタッチでつながれ、最後はボレーシュートを打たれるが林が抑える。その後はベガルタは時間を使うプレー。山形の選手は疲労の色が濃く、ボールが追えない。そのまま試合終了。ミスも多い試合だったが、先制パンチが効いて連勝。ホームで久しぶりの勝ち点3を上げた。


シュート数:14-10、CK:8-3、FK:12-11 得点:赤嶺真吾、梁 勇基(PK) (山形)大久保PK 警告: 朴 (相手)廣瀬 主審:家元政明