13節対横浜FM1-1、赤嶺先制ヘッドも、後半追いつかれる

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J1 13節 5月28日(土)13:00 ベガルタ仙台1-1横浜F・マリノス ユアスタ仙台



赤嶺(松下)
関口  太田
    (中島)
梁    
角田 富田
    (高橋)
朴 曹 鎌田 菅井
    
サブは桜井、田村、渡辺、マックス、高橋、松下、中島。横浜FMは大黒、渡邉の2トップ。谷口、中村、中澤スタメン。長谷川、狩野がベンチ入り。小野は出場せず。

ボールを持たれながらも辛抱強く守って、カウンター狙うベガルタ。前半20分、パクが巻いたクロスを上げると、ファーサイドの菅井が折り返し、中央でフリーだった赤嶺が頭で豪快に決めて先制。

これでベガルタペースになるかと思われたが、横浜FMのパス回しに翻弄され防戦一方。それでも、時折、太田や関口がドリブルで抜け出てチャンスを作るものの、ラストパス、シュートに精度を欠く。

後半22分、ベガルタGK林のゴールキックから一気に裏に抜けた関口がキーパーと1対1、かわすものの角度なくクリアされる。今日の関口やや力みがあったか。直後の23分、ベガルタゴール前でキムのポストプレーから執拗にボールをまわされ、最後は中央の谷口にお返しのヘッド決められ同点とされる。

その後も相手を崩しきるには至らず、追いつかれてのドロー。粘り強い守備、得点チャンスもあったが、相手も固い。ビハインドやドローから、勝ちきるためのベンチ要員が不足しているように見える。



試合開始前、激励の横断幕をもって横浜F・マリノスの選手が場内一周。ベガサポも「F・マリノス」コールと拍手で応えた。

始球式では、男子フィギュア・スケートの四大陸選手権で、史上最年少の銀メダルを獲得した、「七北田の星」こと、東北高校の羽生結弦君が、上下ベガユニで登場。キック・イン。いずれ世界のハニュウになるでしょう。この試合で200試合出場の松村主審に花束贈呈も。

雨が心配されたユアスタも試合前には、ほぼ上がって曇り。15,181人。しかしピッチ上はやや滑るらしく、世界のナカムーラが自分で滑ってボールを失うこと2回。

前半。
ベガルタがいきなり右コーナーのチャンス。これはクリアされカウンターから折り返しまでされるが、流れる。4分、今度はベガエリア右奥35mで、横浜FMのフリーキック。キッカーは中村。ヘッドで折り返されるが、クリア。今度はコーナーで攻められる。セカンドを拾われ繋がれる。ここから横浜FMにボールを回される、振り幅の短いキックからサイドチェンジを多用され、振り回される。ベガルタは辛抱の守備。

8分、こぼれ球をロングシュートされるが、林が抑える。中盤では富田が体を張って、ボールを奪いにいく。10分、関口が中央をドリブルで強引に突破を図り、シュートも、壁。そのあと、チョのナイスな守備をファールとされ、ベガルタエリア右角でフリーキックを与える25m。中村の強烈シュートはサイドネット。その後、俊輔が滑ったところをボールを奪うが、赤嶺へのスライディングで奪い返される。

16分、ベガルタが相手ゴール前でボールを回し、最後は関口がスルーパスを狙うが、通らず。20分、自陣からドリブルで持ちあがったパクが、アーリークロス。一瞬ゴールラインを割るかと思われたが、シュート回転で上がっていた菅井に合い、右足で折り返し。中央でフリーだった赤嶺が頭を振って豪快にたたきこみ、先制。きれいにボールがつながり、流れの中から見ていて気持ちいい得点。このところパクのセンタリングの精度が得点につながっている。赤嶺は今季3点目。

さらに、角田が相手のブロックを顔面ドリブルで打ち破って、相手エリア左から侵入。しかし、シュートせず、中央に折り返しブロックされてしまう。ここは左足でもいける角田だけに、打ってほしかった。23分、横浜FMのコーナー、鋭いボールに林が飛び出してパンチング。26分には、関口が長いドリブルからパスを出そうとするが、カットされる。28分、角田のミドルシュート、キーパー。しかし、その後ボール回され、スルーパスを決められそうになるが、鎌田がカット。

32分、ゴール前で横浜FMに細かく回され、辛抱の時間。最後は粘ってクリア。36分、こぼれ球を拾われ、侵入されるが、横浜FMのラストパスが合わず。38分、波戸にイエロー。40分、たてパスを通され、フリーとなられるが、オフサイド。危ない。44分にも、こぼれ球を渡邉に強引シュートされるが、林の正面。ロスタイムにも、ゴール前でのルーズボールをシュートされるが、何とかブロック。
前半を1点リードして終了。

後半。
いきなり、渡邉に突進され、辛うじて挟んでとめる。3分、ベガルタのカウンター、梁のサイドチェンジから太田がドリブル前進、クロスに富田が左隅、一拍おいてのシュートはバーの上。6分、横浜FMのコーナー。ここで中澤の「相撲」。マークしているチョに闘牛のように頭を低くして体当たり、ファールを誘う動き。前半では高い打点驚いたが、相撲にもびっくり。ここは林が抑える。

8分、ボールをずっと回していたが横浜FMだが、最後はじれてロングシュート、バーの上。これは助かる。その後、左サイドに開いていた赤嶺のサイドチェンジのボールに、梁が走りこみつないで、最後はこぼれを関口がボレーも、ヒットせず。さらに太田がドリブルで上がって、センタリング、赤嶺挟まれながらも、ヘッド。しかしキーパー正面。

13分、関口が中央に切れ込んで、左足のシュート、バーの上。その後、横浜FMに押し上げられるが、富田、赤嶺がしつこい守備でパスカット。14分、千真に持ち込んでの左足シュート打たれるが、バーの上。その後、角田がエリア内まで侵入、ゴールライン際からループシュート、こぼれを赤嶺、打ち切れず。

17分、ベガルタもようやくリズムでボールを動かせるようになる。横浜FMは長身キムをいれてくる。シュートされるがブロック。22分、林のゴールキックから、関口がうまく裏を取って独走、最後はキーパーと1対1、かわしてシュートしようとするが、角度なく、DFにクリアされる。これは決めて、代表へのみやげにしてほしかった。しかし、コーナーをげっと。中央角田のヘッドはバーの上。

23分、キムのポストプレーから、ボールをつながれると、中村の右足センタリングに中央の谷口がフリー、頭を振ったヘッドでゴール隅に決められ、1-1の同点。お返しされた。ここまでは、回されても、ゴール前でのフリーをほとんど作らせていたなかっただけに残念。そのあとは横浜FMにボールを回されて、セカンドが拾えない苦しい展開。

28分、太田に代え中島入る。30分関口が上がってクロスも、流れる。32分、鎌田のバックパスミスで、コーナー与える。こぼれ球を兵藤にシュートされるが、枠外。35分、梁からパスを受けた関口からのスルーパスを、ダイレクトで中島が左足シュート、タイミングばっちりだったが、キーパー正面。37分、谷口にイエロー。39分、富田に代え高橋義希入る。40分、キムのたたきつけるシュート、林が抑える。

その後は、ベガルタゴール前で細かく回される。44分、赤嶺に代え松下が入りFW。ロスタイム3分間。松下が侵入して、角度ないながらシュートするが決まらず。結局ドロー。

ベガルタは攻守に奮闘したとは思うが、キープ力のある相手に対して、守りを固めて単発のカウンターだけでは確率が低い。こういう時に点をとりに行く選手を、ひとりはベンチに入れてほしいところ。

シュート数:14-13、CK:2-7、FK:17-17 得点:赤嶺真吾  (横浜FM)谷口博之  警告:ベガルタなし  (相手)波戸、谷口、小林 主審:松村和彦