12節対山形1-0、菅井の2試合連続弾で完封勝利

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J1 12節 5月22日(日)13:00 ベガルタ仙台1-0モンテディオ山形 NDスタ



赤嶺(高橋)
関口  太田
    (中島)
梁    
角田 富田

朴 曹 鎌田 菅井
    (田村)
サブは、桜井、渡辺広大、田村、斉藤、松下、高橋義希、中島。山形は登録上、長谷川、宮澤、廣瀬の3トップ。古橋先発。

試合開始前は激しく雨が降り荒れ模様だったNDスタも試合開始前には雨も上がってきたとの事。だが、気温15度と肌寒い天童。5000人のベガサポとは頼もしい。入場者数は18008人。ユアスタのPVも直前まで雨で風も寒かった。

試合は、互いに守備意識高く、ブロックを作って相手を侵入させずカウンター狙いの中、セットプレーなどから、わずかに決定機。しかし、お互いに決めきれず前半はスコアレス。

後半8分、相手ゴール右奥30mのフリーキックで、中央の角田のヘッドは惜しくもバー、しかしこぼれ球に菅井が素早く反応、たたきつけるシュートでゴール。ベガルタが先制。

その後は山形がロングボールを多用し、ベガルタ陣に攻め入るが、中央は固くベガルタが守る。最後まで長谷川を自由にさせなかった。また、残り時間が少なくなると時間を使うプレーで相手をじらし、パワープレーで出てきた大久保も自由にさせず、ベガルタが逃げ切った。3試合ぶりの勝利で暫定2位。

前半。
3分、梁がエリア近くでためて、左サイドを上がってきたパクへ。チュソンのセンタリングに赤嶺のヘッド。キーパー。5分にも、ベガルタが回して最後は角田のロングシュート、しかし大きくはずれる。8分、山形もセンタリングを入れるが、流れる。お互いに守備に回ったときの寄せは早い。とりわけ、山形の梁に対するマークは厳しい。

12分、梁から中央の太田へのスルーパス、もう一歩。13分、左に流れた赤嶺からファーサイド、上がってきた菅井へのクロスも、流れる。その後コーナー2本連続も、打てず。16分、山形がミドルシュート、こぼれるところを宮澤に詰められるが、シュートは枠外。18分、梁がドリブルで切れ込み、中央の赤嶺がDFを背負いながら落とすと、すぐ太田が中央からグラウンダーのシュート、キーパー正面。

20分にも、ベガルタがボールを回し、最後は菅井が左足でシュート、バーの上。22分、今度はパクがアーリークロス。これも上がっていた菅井が遠目からヘッドするも、バーの上。

23分、山形にセカンドボールを拾われ、最後は長谷川にミドルシュート打たれるが、バーの上。24分、ベガルタがコーナー4本を連続も、最後まで打ち切れず。26分、山形放りこみから長谷川のヘッド、さらにフリーキックからクロスを入れられるが、ヘッドは流れる。この時間帯、ロングボールで攻めてくる山形。

30分、ベガルタエリアすぐ外、やや右よりでフリーキックを与えてしまう。キッカーは古橋、しかし壁。35分カウンターから関口が中央をドリブルで上がっていく。しかし最後のパスは流れる。38分、チュソンのクロスも、流れる。40分、ベガルタが相手陣でボールを回し続けるが、ブロックを作られ、侵入できない。

44分、ベガルタエリア右ライン際から山形のフリーキック、ファーに流れ林が抑える。前半は、最初がベガルタのペース、次第に中盤が間延びしたところを、山形のロングボール攻撃に押され気味となり、五分五分の内容でスコアレス。

後半。
ベガルタがサイドを中心にボール回す。6分、山形ゴール右奥30mでフリーキックのチャンス。梁のキックは中央の角田にどんぴしゃ、しかしヘッドはバーに当り跳ね返る。これを菅井が左足で叩きつけるシュートでゴール、先制!菅井の2試合連続弾。後半立ち上がりの先制でベガルタの流れ。

しかし、失点して山形が反撃に出てくる。8分に長谷川、9分に秋葉と侵入される。シュートはブロック。ベガルタは選手の間が空いて、山形にパスを通され、クリアはつながらず辛抱の時間が続く。
11分、ようやくカウンターで攻め、こぼれに太田が詰めてのシュート、ブロックされるが、コーナーをゲット。このコーナーのこぼれを関口が放りこむが、流れる。

12分、山形は宮澤を下げ、伊東を入れる。その後、山形がボールを展開、ベガルタは防戦一方の時間となる。20分を過ぎるとベガルタもボールをカットするようになるが、シュートまで行けず、蹴りあいの様相。23分、ベガルタがじっくりつなぎ、最後は太田のシュート、コーナーを得る。これは決まらず。

25分、今度は山形のコーナー。古橋のキックに中央でフリーの石井のヘッド、枠外。決定的。この試合最大のピンチだった。28分、赤嶺の左クロスに角田が侵入狙うが、もう一歩。31分、また山形が回すが、ベガルタはほぼ全員が引いてブロック形成、しつこく守る。最後はオフサイドにかけ、ピンチ脱出。

34分、山形廣瀬のえぐりからのクロス、流れる。36分、太田から中島に代える。37分、足攣り気味の菅井を田村に代える。その後、鎌田からのロングボールに中島が走りこみ、コーナーをゲット。ぼちぼち時間を使い始めるベガルタ。39分、山形が廣瀬に代え、190cm大久保投入。廣瀬には再三チャンスを作られたが、自分でシュートしないので助けられた。山形は放りこみはじめるが、大久保、長谷川に対して、ベガルタのCBや富田までヘッドでは負けていない。この間、中島遅延でイエロー。

44分、関口がドリブルの前進から相手に当てコーナー。前節を踏まえ、ショートコーナーで時間を使う。ロスタイムは3分間。ここで足が攣ったか赤嶺が山形ゴール前で倒れたところを、山形キーパーがゴロゴロと押し出す。カードが出ないのが不思議だが、そうして急いでも、山形の攻撃も散発となって、そのまま試合終了。

春のみちのくダービーは1点を守りきって、ベガルタが3試合ぶりの勝利で暫定2位。ロングボール攻撃にあたふたしたところもあったが、中央では辛抱強く相手の攻撃に耐えた。冨田や鎌田の相手ボールカットも良かった。関口の戻っての守備も厳しくやってた。

攻撃では赤嶺にはなかなかボールが納まらなかったが、関口、太田がつっかけ、チュソン、菅井の両サイドの攻撃参加もタイミングが合ってきて、幅は広がりつつある。ただ、センタリングのこぼれ球などで、シュートできるエリアに人がいないのが課題か。ともあれ、しっかりと、勝ち点3を取れたのは大きい。

シュート数:11-6、CK:9-1、FK:12-11 得点:菅井直樹  警告:中島裕希 (相手)なし 主審:高山 啓義

それから、山形サポにも震災支援いただいていたそうで、感謝いたします。

(番外)この試合は、スカパー主催のユアスタのPVで見た。思いのほか寒かったが、1600人参加。コカコーラさんやアニメシール、そしてスカパーのポンチョの無料配布があった。まだ、トークショーとして試合の前後で、平畠、千葉直樹氏そして足立梨花さんが出演。平ちゃんのイチオシコーナーで未公開映像で、菅井の札幌ドーム遊泳や、いろは横丁での「サポの出る杭打たれるの巻」が披露され、楽しかった。
直樹氏は一段とコメントがうまくなり、アダッチーは笑顔がかわいらしかったすw何より勝利で明るく終われたし。それと新スクリーンはTV映像でもくっきりとして見易かったですね。