25節対C大阪1-0、守り勝ち、3連勝。ロペスPK

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2007年 7月 1日(日)13:00 ベガルタ仙台1-0セレッソ大阪 ユアスタ仙台



萬代  中島
(磯崎)(関口)
ロペス  梁
     (中原)
ジョニウソン 富田

田ノ上 千葉 木谷 菅井

小針
サブは、萩原、渡辺、磯崎、関口、萬代。C大阪は古橋、金の2トップ。柿谷ベンチ入り。

湿った涼しい風は吹いているものの、日差しが厳しいユアスタ。15,450人。C大阪サポも、よく来た40人。どピンクがまぶしい。

試合は、お互い、疲れのある中でも厳しくプレスを掛け合い、ボールを奪い合う。しかし、両チーム、中央の守りは厚く、なかなか崩しての決定機が作れない。攻守も激しく入れ替わり、消耗戦へ。シュートチャンスに足がもつれたりして、点の匂いのしない展開が続く。

前半。立ち上がり4分までは、お互いに細かくパスをつなぎ、相手陣まで迫るものの、シュートがない展開。5分、C大阪に、ゴール前でボールを回され、連続攻撃を受けるが、シュートブロックで何回も弾いたり、最後はジョニウソンが体を張ってシュートを阻止。10分、C大阪にベガルタエリア右隅からロングシュート打たれるが、枠外。ベガルタもロペスが、中央に切れ込んでのロングシュート、枠外。12分、富田が相手ボールをカット、スルーパスを出すがもう一歩。13分、C大阪エリア右隅でフリーキックのチャンスからコーナーへ。萬代、頭で合わせるが、枠外。14分、ロペスのスルーパスに、エリア内で裏取った中島が後ろから倒されるがノーファールの判定。PKでもおかしくないと思われたが。ついで、中盤でボールを奪われた中島、しつこく追いかけて取り返す。場内拍手。

15分、中島が右サイドで裏取って、中央に詰めてきた梁へセンタリング、梁フリーも、ワントラップ入れたためにDFに詰められ、シュートは弾かれる。最初のチャンス。18分、プレスでボールを奪うと、C大阪ゴール前で細かくボールを回す。そしてフリーキックのチャンス。しかし決まらず、相手のカウンターから攻め込まれるが、千葉がヘッドでクリア。今日の直樹は、読みが良く、相手のコースにことごとく先回り、まるで足の早い選手の様(笑)。空中戦でもほとんど勝っていた。影のMVP。20分、C大阪がベガルタゴール前でボールを回す。最後は右サイドから柳沢の放り込み、木谷がクリア。

この時間帯、なかなかシュートが打てないベガルタであったが、27分、左サイド上がってきた、田ノ上と梁がワンツーを決めて、完全に田ノ上が裏に抜け出し、キーパーとの勝負。スピードつけて上がっていたので、ボールコントロールが出来ず、シュートは正面。惜しい。31分、今度はC大阪がカウンターから金のロングシュート、ホームラン。35分、ベガルタがボールを回し、最後はロペスがグラウンダーのミドルシュート、枠内も、キーパーがセーブ。40分、C大阪にするするとエリア内近くまで入られ、古橋?にフリーで枠内シュート打たれるが、逆をつかれた小針が、なんとか足で弾き、決定的なピンチを防ぐ。これはビッグプレー。相手からすると、決定機だった。コーナーでは千葉直樹がヘッドでクリア。43分、再三相手につっかけて、ボールを奪う中島が、ゴール前までは行くが、シュートは打たせてもらえない。スコアレスのまま前半終了。

後半。厳しい展開に、力強い応援コールが連続でスタジアム内に響き、ドリブル途中でけつまずいたりする、かなり疲れの見える選手たちを後押し。4分、C大阪ゼの放り込み、小針がこぼすところをなんとかクリア。その後は、両チーム、ラストパスの精度を欠く。10分、田ノ上が相手を追い込んで、コーナーをゲット。しかし、つながらず。13分、ベガルタがカウンター、ロペスのドリブルから梁へ、縦につないで、中島がシュート、惜しくもポスト横。久々にいい流れだった。これで勢いづく。15分、梁が右サイドに流れ、クロス、ファーの田ノ上がヘッドで折り返し、中央でロペスが頭で合わせるも弱く、キーパー。17分、ロペスのミドルシュートをキーパーはじくところ、萬代がつめるが、一歩及ばず。18分、中島に代わり関口入る。

21分、梁のロングパスに田ノ上走りこみ、折り返しのヘッドが枠内へ、キーパー。さらに、相手ゴール前でボールを回し、中央で萬代が落とし、関口がノーステップでのシュート、キーパ。ここで梁に変わり中原入る。関口が下がってMFの位置。27分、C大阪のミドルシュート、小針キャッチ。29分、ジョニウソンのバックパスが厳しく、小針取りそこね、そのままゴール方向にころがるが、枠外にそれる。あぶない。30分、ベガルタが、相手ゴール右45度隅でのフリーキックのチャンス。直接キーパー。さらにフリーキック30mのチャンスも、これはロペスがふかす。33分、富田にイエロー。選手の運動量も落ち、崩してのチャンスが少なくなり、引き分けムードが漂う。

35分、C大阪がボールを回し、一瞬、フリーでミドルシュート打たれるが、小針の正面。C大阪の、カウンターも遅くなり、スペースも空き始める。前半上がれなかった菅井が、足をもつれさせながらも、攻撃参加。いい感じでサイドに流れるも、センタリングの精度がいまいち。 そして41分、中央ロペスから、右サイドに張っていた関口にパスが通り、関口がそのままドリブルでエリア内侵入。ゼの手が関口の首付近ににかかって、PKゲット。これをロペスがワンフェーク入れて確実に決め、ほしかった先制点が取れた。(後で、NHKのゴール裏からの映像見たが、ゼが手で襟元をつかんでいた場面がはっきりと写っていた。メイン側からの映像では、関口の首の陰になってゼの手元が写らない) 43分、萬代に代わり磯崎入る。今日はサイドバックではなく、トリプルボランチの位置。

残り時間も少なく、カウンターでも無理せず、時間を使うベガルタ。しかしボールをうまくキープできず、クリアが多くなる。押し込むC大阪が、最後の反撃。ロスタイムは3分。ベガルタゴール中央、30mのフリーキック。キックは左足のゼ、枠内に強烈なボールが飛ぶが、小針がパンチ。コーナーへ。連続2本のコーナーもなんとかクリアして、試合終了。今季初の3連勝、ホームは5連勝。試合後はロペスの合図でロペダンス。しかし、ロペスは帽子が似合。これってハットトリックやれってこと?(笑)。

相手の固い守りにパスが通らず、苦しい展開も、なんとか集中切らさず守り、勝利。ホームの後押しで、疲れで足ももつれるような選手を、なんとか走らせた。守備はブロックが効いて、相手のボールを奪うシーンがかなりあったが、その後のマイボールをいかすパスのところが雑。もったいない。萬代はトラップ練習を。
連続攻撃での集散のスピード、工夫などが、今後の課題か。

勝ち点44でベガルタの第2クール終了。この3連戦を3連勝できたのは良かった。しかし、他のチームは4連勝、5連勝しているチームがざら。 次節、第2クール最終節は休み。選手はいったんゆっくり休んで、修正点をチェック。後半戦も勝ちにいってほしい。

シュート数:14-15、CK:2-11、FK:17-18 得点:ロペス(PK) 警告:富田 (相手)ゼカルロス 主審:岡田正義