チェンジ、政権交代

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2009年夏の総選挙は、民主党が報道どおりの圧勝。480議席中、115議席から308議席の倍マン跳ねマン、絶対安定多数を単独で取ってしまいました。自民党が300から119議席。まさかの少数党になるとは。まさに攻守交替。

いくらマスコミが騒ごうとも、ゆり戻しや、保守支持者は少なくないと、公明党、自民党ともタカをくくっていたのでしょうが、その身内にまで、思いっきりお仕置きされた、ということなのでしょう。
でなければ、ここまで差が大きくなるはずがない。

小選挙区制の恐ろしさですが、国民はとにかく変えたかったということですね。そして、この制度のもとでは、いつでも政権交代可能なことが証明されました。それが唯一最大の成果だったりして。それじゃ困るけど。

去年10月のアメリカのリーマン・ショックに始まって、オバマ政権の誕生、そして今回の選挙。50年以上溜まった澱と、それにぶら下がってきたものに、果たして、新しく、よりよき変化がもたらされるのか。

思えば、麻生さんも気の毒です。本来は党内基盤が弱くて、リーダーシップもいまいちで、総理は無理な状況だったのに、「選挙に勝てそうだから」といって担ぎ出され、今度は「選挙に不利だ」と降ろされそうになる。あまつさえ、「責任力」という、選挙民が「それじゃ責任取れ」と、最もつっこみたいキャッチ・フレーズを言わされて。

民主党も、まずは、前政権の後始末から始めないといけないので、少しはハンデをあげたいところですが、今の日本にそんな猶予はない。数が多いんだから、分担して、責任を持って、大車輪で働いてもらいたいです。仕事しないと、また逆戻りですよ。今の制度では。