「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を見る

「おー」と、うなりつつ深夜の「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビアニメを見てたいのが10年前。その後、劇場版も見たが、付帯事項を調べず、作品だけで鑑賞しようとする我が意固地のために、なかなか分かり難かった。今は、そういう人のために、辞典サイトが出来ている。ありがたい。

今度は久しぶりに劇場版が見られるのというので、聖書や漫画の方に疎くても、すっと分かる解決編なのかと思ったら、初めて見る人向けに、最初から物語を起こすものだった。そういや、タイトルも「新」世紀でなく、「新」劇場版とある。世紀末だったテレビ版のときから10年、もう21世紀になっちゃったしね。

ということで、既に昔のテレビ版を見た人には、ストーリー的には復習となる。
それでも、あちこち忘れかけているおっさんには、ありがたい。公式サイトの方には、いかに技術的に手をかけているか、の解説があるが、昨今のCGを駆使したアニメを見ていると、申し訳ないが、これであたり前みたいに思ってしまう。が、たしかに、色・質感はさすがだ。スポンサーのグッズがやたらとリアルに出てくるのもご愛嬌。それに、テレビの時の時間のなさからくるバタバタ感が抑えられて、じっくりと見られる。

巨大三角錐のような使徒が、いろいろな形に変形していく様が、特に好きなのだが、これって他の映画でもなかっただろうか。巨大な金属風の物体が秒速で変形していく様は、4次元的で、SFっぽくていい。次回作、「破」も楽しみ。

(追記)エはヱに、オはヲにしないといけないんすね。