皇后杯2回戦:ベガルタ仙台レディース7-0神村学園、圧勝。齋藤、万屋、平田が出場

第38回皇后杯 2回戦 10月30日(日)11時 ベガルタ仙台レディース7-0神村学園 佐久総合運動公園(長野県)



有町  西川
   (井上)
美和   安本 
 
小野 田原
  
繭 千葉 北原 高良
(万屋)(平田)
齋藤

サブは、ブリトニー、平田、万屋、嘉数、井上。

ベガルタ仙台レディースが、1回戦で、聖和学園を破った高校の神村学園(鹿児島代表)と対戦。スタメンを大幅に代えて臨んだが、ボール際での強さの違いを見せ、前半だけで6得点、後半1点を追加して圧勝。連携ミスやプレイで、雑なところもあったが、まずは、3回戦進出。

試合は、終始、ベガルタ仙台レディースがボールを支配し、神村学園は囲んでボールを奪えれば、カウンターのチャンスを狙うという展開。点がいっぱい入ったので、いつもの詳細と違うレポートで、お送りしますw

【概要】
神村学園にも、何度かボールをカットしてゴールに迫るチャンスはあったが、ずば抜けたスピードを持つ選手がいないので、ベガルタのDF陣に追いつかれ、球際勝負では劣勢なので、シュートは2-3本だったと思う(記録では1本のみ)。

ベガルタは、立ち上がりから20分までは、パスをつないでいく攻撃が、中々嵌らなかったが、ロングボールで、神村学園の高いDFラインの裏を突くようになると、面白いようにフリーができて、前半だけで6点とゴールを量産した。

後半は、神村学園もスペースを埋め、ベガルタもシュートコースが限定されたが、カウンターへの対処はできたので、無失点で試合を終えた。

選手交代は、ハーフタイムに西川に代わり、井上。後半13分、北原に代わり平田そのままCB。38分、佐々木繭の代わり万屋。

【得点経過】
前半:
20分、ロングボールで裏に抜けた田原から、フリーの有町にパスが通り、合わせてゴール、先制。
22分、左からのクロスを安本がヘッドで落とし、フリーの西川が、スライディングで押しこんで2点目。
28分、ロングボールに抜け出た美和がフリー、えぐっての折り返しに、フリーの安本が合わせ3点目。
40分、キープした西川がゴール前で、美和に横パス、美和がフリーで決めて4点目。
42分、繭からのクロスに有町がヘディングシュート、キーパー弾くところ、自分で押し込み5点目。
AT1分、ゴールやや左35mのフリーキックを美和が蹴り込み、ゴール前で西川?がスクリーン、そのまま入って6点目。

後半:
開始3分、安本がえぐって折り返し、西川に代わって入っていた井上が、合わせ7点目。

佐々木美和、西川は今季初ゴール。


【選手】
ベガルタMIPは、左サイドのMF佐々木美和。縦横無尽に走りまくり、クロスやラストパスを供給。DFの壁に阻まれる事も多かったが、最後まで運動量が落ちなかった。セットプレーのキッカーも担当。前半終了間際には、フリーキックを直接入れた。

また、右サイドMFで出場した安本も、再三エリア内侵入からえぐりで、チャンス作り、ボランチの田原も攻撃参加して、相手を攪乱した。

キーパーの齋藤は今季公式戦初スタメンも、落ち着いて迫ってくる相手選手をいなし、チームのリズムを作った。枠内シュートがほとんどなかったので、バックパスの処理の仕事が多かった。

FWとしてスタメンの西川もうまくフリーとなって、チャンスメークやシュートを放った。

後半途中出場した、今季初出場の左サイドバック万屋もドリブルでの上がり、CBの平田は落ち着いたさばきを見せた。


【課題】
プレッシャーがあまりない高校生相手だったので、パスミスがあってもすぐ奪い返せたが、いつものメンバーと違って、連携がいまいちとなり、トラップが雑な面があった。
またカウンターで走られた時の危険なバックパスもあり、相手によっては、もっとセィフティーなプレーをする必要がある。
リズムのいい時は、ワンツーや、三角形が決まるが、簡単に読まれて、カットされる場面も結構あり、アイコンタクトと精度を上げる必要はある。

3回戦は、11月5日(土)藤枝で、なでしこ2部のスフィーダ世田谷と対戦。

シュート数:23-1、CK:8-0、FK:5-5 得点:有町紗央里2、西川明花、安本紗和子、佐々木美和2、井上綾香 警告:なし 主審:高橋早織 入場:253人