ルヴァン杯準決勝第1:対川崎3-2、前半完璧3得点、後半苦しむも勝ち切る

2017ルヴァン杯 準決勝第1試合 2017年10月4日(水)19:00 ベガルタ仙台3-2川崎フロンターレ ユアスタ仙台


クリスラン
(ジャーメイン)
西村 石原

中野 蜂須賀 
   (古林)
三田 奥埜
椎橋 大岩 増嶋
(平岡)  

サブは、イユノ、平岡、古林、藤村、菅井、野沢、ジャーメイン良(特別指定)。川崎は、小林、家長、中村、長谷川、エウシーニョ、森谷、エドゥアルドネット、奈良、谷口、板倉、チョンソンリョンがスタメン。

前半、出足よくプレス、相手のミスを誘って、相手ゴール前でボールをつないだベガルタが、24分石原、32分クリスランとゴールを決めリード。さらに、44分にはクリスランがPKを決めて3点リードで前半を終えた。

前半31分には、椎橋が足を痛め、単価で退場、急遽平岡に代わるアクシデント。
後半やや間延びしてくると、ワンツーで間間にボールを通され、守勢。さらにクリスランが足を痛め、ジャーメイン良に代わる。27分コーナーから奈良にヘッドで突っ込まれ1点返される。

さらに石原が、微妙な判定で2枚目イエロー、退場で、ベガルタ10人に。なんとか時間を使いながら守るベガルタ。しかし追加時間にもヘッドを押し込まれ、2点目を失うが、なんとか勝利は死守して、勝ち切った。


早仕舞いして、出がけに天気雨。空には、大きな虹が、半円でくっきりと。これは吉兆!オーバー・ザ・レインボウ。柏サポではないけれどw
今季一番の冷え込みに、リュックの中にはヒートテック・パッチを忍ばせているが、もう履きたい気分。

さて、ベガルタは、富田は怪我、梁はふくらはぎ痛、野津田は、ルヴァン杯に清水に出場済みで、規定で出られない。
それでも、クリスラン、石原、西村と強力な3トップが揃った。DFは、増嶋が平岡に代えてスタメン。右WBは、古林を控えにして蜂須賀がスタメン。

一方、川崎は、大島、阿部の怪我に、車屋が代表招集でいない。試合開始時には、板倉、谷口、奈良の3バックでミラー的に臨んできた。

前半。
川崎は例によって、速いパス回しと、運動量で迫ってくる。ベガルタも中2日ながら、出足よくボールに複数で寄せて、パススピードも、いつもより速い感じ。
開始早々、奥埜が相手エリア付近まで駆け上がり、コーナー付近のスローインを得る。1分、西村が粘ってコーナーを得る。左コーナー、こぼれるが、押し込めず。増嶋のミドルは枠外。2分、スローインからつないで、中央フリーのクリスランのところにパスが来るが、QBKで脛に当たるシュートで枠外。決定的。しかし、ベガルタの方が先にチャンスを作っている。

その後、川崎のカウンター、関が飛び出し、キックでクリア。3分、奥埜から石原。出足がいいベガルタ。4分、関のゴールキックからクリスランが、相手DFを振り切りドリブル前進、右コーナーを得る。スピードアップの様子から、クリスランの調子がいいことが分かる。コーナーはシュート打てず。川崎も距離を空けたゾーンでの守り。6分、川崎にシュート打たれるが、関正面。7分にも川崎のカウンター、大岩がヘッドでクリア。

8分、ベガルタが、ワンタッチでテンポ良くボールを回して、最後は西村がシュート、弾かれる。9分、椎橋からクリスランにパスが通り、ヘッドで、中野につなぐが、オフサイド。12分、川崎回して、シュート打たれるが、サイドネット。14分、中野からパスを受けた西村がキープ、最後は右で上がってきた蜂須賀にパスが通り、フリー、しかしトラップが大きく、キーパー。15分、右ライン際35mのフリーキックを得る。さらに右コーナーを得るが、キーパーがパンチング。

17分、西村から蜂須賀へパス、蜂がカットインからの左足ミドルシュート、枠外。18分にも浮き球に突進するがキーパー。19分にも、川崎の裏をつくがオフサイド。21分、左コーナー。こぼれが、フリーの蜂須賀の前に、低いバウンドで来る。蜂須賀ヘッドで捻るが、キーパー正面。そして、24分、奥埜が斜めにゴール中央にドリブル、西村が受けて、右でフリーの石原へ。石原が、押さえたグラウンダーのシュートで決めて先制!1-0。決定機を再三逃していただけに、早い時間の先制で、嫌なムードを払拭。

25分にも、サイドチェンジ、西村から三田でシュート、枠外。28分には、川崎が石原にプレゼントパス、これを、フリーのクリスランにパス出しするが、もう一歩。ベガルタの速い寄せに、川崎も動揺したのか。29分、椎橋がベガルタゴール前で倒れ、担架に乗ったままベンチに寄らず、そのまま場外へ。足をやったか?急遽平岡が入る。

32分、右サイドでパスを受けた奥埜が、おされヒールの浮き球パス、追い越した蜂須賀が、えぐってエリア内侵入。角度無いながらシュート狙い、キーパー弾く。これが中央フリーのクリスランの前に飛び、今度は落ち着いて押し込み、2点目。これは、見たかった得点パターンのひとつ。川崎相手に、崩しを見事に決めた、。

33分、川崎またパスミス。これを奥埜から中野につなぎ、コーナーを得る。左コーナー、三田のキックにクリスランのヘッド、枠外。36分、右ライン際45mのフリーキック。つながらず。38分、ようやく川崎のカウンター、エリア内侵入されるが、クリスランが戻っての守備。41分、川崎がベガルタゴール前でボールを回す。右ライン際35mのフリーキックを与える。これはクリア。

44分、川崎がハーフ付近でクリアミス。これがクリスランの足元にころがって、そのままフリーでドリブル前進。キーパーがエリア内で飛び出し、セーブに入った後足元に入り、PKを得る。クリスランが自分でゴール右隅に決め、3点目。キーパーのチョン・ソンリョンはイエロー。悪質でない、得点機会阻止はPKでもレッドではない、のが今季からのルール。

追加時間1分。平岡の裏を取られ、引き付けて中央から川崎のシュート、ふかす。前半はベガルタが攻守に上回り、崩しを交えての3点リードと、今季最高の内容。

後半。
川崎は板倉に代え登里を入れる。スタジアムでは興奮してて良く分からなったが、(試合後の川崎監督談によると)、川崎は4バックに代えて、安定。得意のパス・アンド。ゴーで、攻めて来る。ベガルタは疲れもあり、次第に間延び。1分、開始早々、エドゥアルドネットが強烈なミドルシュート、サイドネット。2分、中野の大きなクロスに、石原がボレー・シュート、枠外。3分、右奥40mのフリーキックを得るが、つながらず。

4分、左ラインぎわ35mでフリーキックを得る。これはつながらず。ベガルタも流石に前半のようには動けない。5分、川崎がボールを回し、最後はネットのクロス、ライン割る。6分、西村のクロスに、石原が突っ込むが、これがファールとなり、石原にイエロー。9分、川崎にボールを回され、クロスからヘッド打たれるが、競り勝って守る。その後、ベガルタエリア左すぐ外で、フリーキックを与える。これはクリア。

12分、また回されて、最後はヘッド打たれるが、枠外。押し込まれる時間が長くなる。14分、川崎の右コーナー。これはしのぐ。ここでクリスランが足を抑えて蹲り、ジャーメインと交代。特別指定のジャーメイン、リーグ戦初出場。クリスラン、担架で外に出るが、ベンチでマッサージを受けただけで、居残る。16分、川崎のコーナーキック、これはクリア。17分にも、川崎にミドルシュートを打たれるがバーの上。

19分、ようやくベガルタ中野が、クロスを入れるが、キーパー。22分、カウンターから、奥埜からジャーメイン、西村とつないで、シュートはヒットせず。23分、川崎にえぐられるが、増嶋がクリア、コーナーを与える。今日の増嶋、よくボールに寄せているが、さすがに疲れも見えてきた。このコーナーも増嶋がヘッドでクリア。24分、川崎は長谷川に代え、ルーキーのFW知念を入れる。

25分、川崎にコーナー与える。右コーナー、中村のキックから、助走をつけて飛び込んで来た奈良に、強烈なヘッドを食らい、1点許す。3-1。辛抱し続けていたが、守勢が続いて、川崎に振りまわされた。28分、川崎陣内で、ボールの競り合いで、石原がイエロー貰い、2枚目レッドで退場。微妙な判定。ベガルタ10人。石原は第2戦出場停止。ベガルタやむなく、ノートップの3-4-2?で、ジャーメインも下がり気味に。

30分、川崎に侵入されるが、増嶋がとめてゴールキックに。これに激しく抗議した川崎ベンチ内の選手、田坂にイエロー。
32分、左ライン際40mのフリーキック、つながらず。36分、川崎の攻めもオフサイド。37分、川崎が攻めるがパスミス。川崎といえども、焦りはある。38分、奥埜が前進、ジャーメインにパスを通す。ジャーメイン、反転即シュートも、ヒットせず。39分、川崎のカウンター、止めるが、大岩のイエロー。

40分、川崎は、森谷に代え狩野を入れる。ベガルタ、右奥40mのフリーキックを得る。三田が長いボールを入れるが、これはキーパー。41分、川崎が速攻、中央から小林にヘッド打たれるが、クロス・バー。危なかった。その後は、なんとか時間を使いたいベガルタ。しかし、疲れからかキープし切れない。44分、奥埜がキープして時間を使う。ATは5分間。10人で、逃げ切れるか。

1分目、ジャーメインが粘ってコーナーを得る。ショートコーナーからキープ。さらにジャーメインが体を活かし、ファールを貰い、相手陣奥でフリーキック。キッカーは中野で、キープ体制。しかし、じわじわと戻される。そして4分、ベガルタ陣内でボールをつながれ、最後は知念にヘッドで押し込まれ2点目を失う。3-2。さらに追加点を狙う川崎。しかし、時間も無く、最後はしのいで、勝利は死守した。


好調の川崎から、前半で3点取って勝利した。素晴らしい奮闘。ただ後半は、アクシデントもあり厳しかった。
8日の第2戦、椎橋の怪我、石原の出場停止、野津田は出られず、ジャーメインも大学の試合で、いない模様。
それでも、川崎にも通用する自分達の形はある。控え選手がしっかりと、まず気持ちを整えて、全員で挑むのみ。

勝利はアドバンテージ。確かに、アウエー・ゴールは痛いが、そんな計算は、ビッククラブがすること。
我々はチャレンジャー。たとえ45分間でも、相手を崩して取った3点と勝利を自信に、後半の間延びを反省材料にして、さらに挑む。
第2戦、まずはゴールを奪って、上を目指したい。
3連戦、互いに疲労の中である。きついのは、こちらばかりではない。サッカー人生を賭けて、攻めろ!

やればできる。

シュート数:14-10、CK:6-4、FK:15-15 得点:石原直樹、クリスラン2(PK1) (川崎)奈良、知念 警告:石原2=退場、大岩 (川崎)チョンソンヨン、田坂(ベンチ) 主審:岡部拓人 入場:8,382人

尚、この試合では、東北学院大のチアガールが、ベガルタのチア・リーダーと合同パフォーマンス。勝利の女神となって頂きました。