ルヴァン杯3節:対清水3-1、三田同点弾、椎橋プロ初出場初逆転弾、クリスランダメ押し

2017ルヴァン杯 グループステージ3節 2017年4月26日(水)19:00 ベガルタ仙台3-1清水エスパルス ユアスタ仙台


野沢(クリスラン)
梁 西村
(匠)   
茂木 蜂須賀

三田 藤村

石川 大岩 椎橋
(小島)  

サブは、石川慧、永戸、小島、パブロジオゴ、差波、佐々木匠、クリスラン。清水はチアゴアウベス、新関がFW、ミッシェルデューク、カヌ、二見、フレイレがスタメン。北川、村松はベンチスタート。

17歳選手をスタメン起用するなど、偵察メンバーの清水に対し、三田をスタメン起用したベガルタは、大きな展開でリズムを掴む。20分には、茂木がどフリーも、決めきれず。すると30分、清水のサイドチェンジから、折り返され、DFの間に入ったチアゴに決められ先制許す。

さらに、大岩のミスを新関に突かれ、関と1対1、しかしこれを関がセーブして流れを呼び戻す。前半終了間際には、フレイレが2枚目イエローで退場、思わぬ敵失。

後半は開始47秒、三田がフリーで決め、1-1と同点。数的優位に心理的優位も重なった。22分、フリーキックからプロ初出場の椎橋が、ヘッドで勝ち越し弾。

さらに、余裕をもったベガルタ。36分には、後半梁に代わって入った匠が、絶妙スルーパスをクリスランに通すと、フリーで決めて3点目。その後は、余裕の球回しで勝ち切った。


前半。
ベガルタの3-4-2-1に対し、清水は4-4-2か。ベガルタはサイドチェンジを多用、清水は、あまりプレスしてこないので、ボールが持てる。2分、清水村田のクロスは流れる。3分、大岩のサイドチェンジ、これも流れる。さらに蜂須賀のロングボールもキーパー。5分、清水のロングボール、流れる。

7分、茂木からパスを受けた西村が、ドリブル侵入、ファールで終了。その後、清水デュークに、スルーパスを裏に通されるが、関が押さえる。8分、三田のミドルシュート、バーの上。10分、こぼれ球を野沢がダイレクトのミドル、枠外。12分、野沢からパスを受けた茂木がセンタリング、キーパー弾くところ、西村詰めるが、もう一歩。14分、中央を西村がドリブル前進も、最後カットされる。

さらにベガルタが回し、三田が回転しながら裏の茂木にパス、フリーの茂木が走り込んでシュート狙うが、ワントラップ入れたために、キーパーに詰められる。これでコーナーを得る。キッカーは野沢。決まらず、清水のカウンター、しかしカットする。19分、西村のクロスから蜂須賀がヘッドで折り返し、梁が中央で落とすと、西村シュート狙うが空振り。惜しい。

20分、清水の竹内にイエローで、ゴール左奥35mのフリーキック。野沢のキックに、こぼれ、押し込めず。23分、左45度から野沢のシュート、枠外。26分、ベガルタ回すが、シュート打てず。27分、清水のロングボール、ベガルタがクリアしきれないところを、左から村田にシュートされるが、枠外。28分、三田が大きなサイドチェンジ、茂木のシュートのこぼれ、中央から三田がシュート狙うが、右足で枠外。

そして、30分、清水のカウンター、デュークのロングボールを、村田がタメてパス、DF間に入り込んだチアゴアウベスにダイクレトで決められ、先制許す。0-1。どうしても、DFの間に入って来る相手に、ボール・ウォッチャーになる瞬間がある。さらに、32分、ベガルタゴール前で、大岩がハンブルしたところを、すかさず新関がボールを奪い、1対1のシュート。しかし、関がうまく前に出て弾く。これが、この試合のポイント。ずるずると大量失点につながる流れを絶ち切った。

さらに清水の放り込み、しかしファールで終了。33分、清水がロングシュート、枠外。36分、フレイレにイエローで、ゴール中央30mでフリーキックを得る。ボールには梁、三田、茂木といたが、早いタイミングで、茂木がバウンドさせるシュート、キーパーの逆をつくが、わずかに外。38分、ベガルタ右サイドで、30mの清水のフリーキック。これはクリア。40分、清水のコーナー、チアゴのヘッドは枠外。

42分、ベガルタ右ライン際で清水のフリーキック。35m。大岩にイエロー。こぼれをシュートされるが枠外。44分、今度は石川にイエロー。全然触っていないように見えたが。左サイド35mのフリーキックを与えるが、しのぐ。追加時間1分。ここで、フレイレのオーバーヘッドキックが、石川の顔面に入りイエロー。故意ではないだろうが、危険との判定。2枚目でレッド、退場。清水10人、敵失で嫌な流れを変えられた。前半は0-1で終了。

後半。
清水は10人となったので、FW新関に代えDFの村松を入れる。しかし、開始47秒、ベガルタは野沢から西村の落とし、三田が裏に走り込んでフリー、左足グランダーで決めて、1-1。後半開始早々、電光石火の同点弾。これで完全に主導権を奪い返した。2分、ベガルタが右サイドで回す。

3分、清水エリア中央やや右25mでフリーキック。キッカーは梁、壁に当たる。セカンドもベガルタが拾い、回す。7分、椎橋のパスを受けた三田がエリア内侵入、倒されるが、ノーファールの判定。8分、蜂須賀のクロスに、野沢がロングヘッド、バーの上。惜しい。9分、野沢のスルーパスに、また三田が裏に抜け出てシュート、ポスト!惜しい。

12分、村田にシュートされるが枠外。13分、茂木のクロスからコーナーを得る。野沢のキックは決まらず。15分、梁に代わり佐々木匠が入る。16分、相手エリア右角でフリーキック。こぼれを回し、蜂須賀のクロス、流れる。17分、西村が落とし、野沢はシュート打てず。20分、蜂須賀から匠、裏取ってのクロス、流れる。ここで野沢に代わり、クリスランが入り、勝ちに行く体制。

早速、茂木のクロスにクリスランのヘッド、キーパー正面。そして、22分、相手エリア左横35mのフリーキック。チアゴにイエロー。三田のキックに、クリスランの背後から出てきた椎橋が、ダイビングヘッド、キーパーの手も弾き、決まって2-1、逆転1年のリハビリを超え、プロ初出場でいきなり逆転弾。クリスランが椎橋を持ち上げ、祝福。揺りかごダンスは、キーパーコーチのお子さん用か。

これで余裕の出たベガルタが、落ち着いたボール回し。今季初。25分にも右コーナーを得る。こぼれを匠がクロス、しかし味方でかぶる。清水は竹内に代え、北川を入れる。29分、藤村からのスルーパス、クリスランもう一歩。30分、クリスランからパスを受けた匠が侵入、折り返すが、清水にカットされる。

31分、三田にイエロー。ベガルタエリア左奥35mでフリーキックを与える。チアゴのキックはホームラン。34分、茂木、クリスラン、西村とつなぐが、最後合わず。清水はゲームを諦めたか、村田に代えMF17歳滝を入れる。36分、匠と蜂須賀のワンツー、匠の折り返しからコーナーを得る。こぼれを椎橋がクロス、大岩のヘッドは枠外。

そして、38分、清水に攻められたところ、中央でカットした匠がタイミングを図って、飛びだしたクリスランにエンゼルパス。クリスラン、フリー。左足グラウンダーで決め、3点目はダメ押し弾、いい時間帯。またもルヴァンカップでのホット・ライン。クリスランは喜びのバク天。怪我すんなよw39分にも匠と蜂須賀でコーナーを得る。左コーナーは茂木が蹴る。決まらず、ここで石川に代わり小島を入れる。その後、藤村にイエローと、神経質なカード乱舞の試合。

40分、匠からクリスラン、これは決まらず。さらに匠から西村へパスが通り、カットインからのシュート、コーナーを得る。左コーナー、茂木のキック。ショートコーナー、三田経由で裏取った茂木、再びコーナー。決まらず。AT3分間。藤村から西村へのパスが通り、ドリブル前進、クリスランがフリーでいたが、ここは自分で打ちに行ったがシュートは決まらず。

その後、清水チアゴにパスを通されるが、もう走れず、奪い返すベガルタ。最後は西村から蜂須賀へ降り、絶妙のクロスをキーパーとDFの間にいれるが、クリスランのヘッドが空振り、1点損した。


試合はそのまま終了。相手10人の敵失とはいえ、3-1と逆転。三田が調子を上げるゴール、椎橋のプロ初ゴール、匠-クリスランのホットライン炸裂と、若手が躍動、攻撃は、いいこと尽くめの試合だった。ただし、守備の課題は依然あり。

日曜の同じカードでは、テセほかガチメンバーで来る清水。積極性を維持しながらも、いまいちど、守備の確認をして、アウエーでも勝ち点3を取りたい。

それてしても、椎橋、おめでとう!サッカーの神様は、確かにいるね。


シュート数:16-8、CK:7-1、FK:14-16 得点: 三田啓貴、椎橋慧也、クリスラン (清水)チアゴアウベス  警告:大岩、石川、三田、藤村(清水)竹内、フレイレ2=退場、チアゴアウベス 主審:荒木友輔 入場:5092人。