ナビスコ杯:対山形1-2、梁のFK直接ゴールで一矢

ナビスコ杯2015 予選第6節 5月27日(水)19:30 ベガルタ仙台1-2モンテディオ山形 ユアスタ仙台



ハモン  山本
 
金久保 茂木
(奥埜)(梁)   
藤村 武井

二見 渡部 多々良 蜂須賀
           (菅井)

サブは、六反、石川、菅井、村上、梁、杉浦、奥埜。
山形は、山崎、萬代、川西の3トップ。宮阪、中島がDFでスタメン、林、ロメロ、キムボギョンはベンチスタート。ディエゴ欠場。

過密日程やけが人のため、両チーム8人を入れ替えての試合は、前半、前からプレス、裏への飛び出し、クロスの精度で山形に上回られ、セットプレーのこぼれ球、カウンターで2失点。


ベガルタは、後半、梁、菅井を投入して。ボールを回せるようになったが、もうひとつ寄せが遅く、ゴールを割れない。

16分、中央30mでフリーキック得ると、これを梁が直接決めて、久しぶりのFKゴールで1点返す。その後も、ボールをつないで、攻め込むが、エリア内でのこぼれ球への反応が遅く、逃げ切れられ、敗戦。

前半。
立ち上がりからプレスを強めた山形がペースを掴む。2分、山形がベガルタエリア左角でフリーキック。宮阪のキックは関正面。3分、萬代にボールをカットされ、ロングシュート打たれるが関キャッチ。4分、金久保から山本へのパス、シュート打てず。その後は、めまぐるしく攻防が入れ替わる展開。

6分、ハモンがゴールキックをヘッドでつなぎ、二見のクロス、合わず。8分、中央でハモンのポストプレー、山本、金久保とつなぐが、シュートは打てず。9分、コーナー2本連続。キッカーは藤村。2本目蜂須賀ヘッドに当てるが枠外。10分、相手ボールをカットしてハモンが持ち込み、切れ込んでの左足シュート、枠外。

その後、ボールの奪い合い。ベガルタは球際でなかなか上回れない。14分、茂木、ハモン、蜂須賀とつないでクロス、飛び込んだ藤村のヘッド、枠外。しかし、いい流れ。その後もワンタッチで山形のプレスをかいくぐるベガルタ。ラストパスはもうひとつ。18分、左角35mのフリーキック。キッカーは茂木。直接狙うが、枠外。そろそろ、キーパーに当たるようなシュートが欲しい。

22分、ベガルタの右サイドを瀬川に破られクロス、クリアするがコーナーを与える。宮阪がコーナーのこぼれを再び放り込み、最後はアルセウに、左ニアから強烈に蹴りこまれ先制許す。ここでも、守備に人数がいても、ボールへの反応が遅れていた。

さらに、瀬川にクロスを入れられ、山形にゴール前になだれ込まれるが、流れる。危ない。その後は、ミスを恐れたか、ベガルタもリズム良く攻められなくなる。山形がプレスを強め、ボールを奪いに来る。28分、金久保から山本、最後は二見のクロスも打てず。

31分、山崎へスルーパスを通されそうになるが、関抑える。32分にも川西から裏へ出たスルーパスを、萬代に左足シュートされるが、わずかに枠外。たてつづけにピンチ。38分にも山崎のクロスに萬代のヘッド、枠外も当てられるなど、中盤のプレスが機能していない。37分、ようやく左ラインぎわ35mのフリーキックのチャンス。藤村のキックはキーパー。

すると、38分、ハーフ付近で蜂須賀がかわされ、裏に出た瀬川にパスを通されると、ドリブルで茂木を振り切ってのクロスを入れられる。CB陣が背走の形となり、速いクロスに多々良が滑り込むが間に合わず、中央から萬代にインサイドで押し込まれ、2点目許す。とうとう、瀬川にやられてしまった。

ベガルタの得点の形ができずに、前半だけで2失点。選手の動きも硬くなってきた。40分、スローインからハモンが強引にシュート、バーの上。42分には、瀬川のクロスで山形にコーナーを与える。クリア。43分、相手エリア近くでダッシュした茂木が相手のパスコースを読んでカット、そのままクロスを入れるが、コーナー。これは決まらず。

結局、前半は0-2で終了。

後半。
2点ビハインドで流れもよくなかったので、頭から、蜂須賀に代え菅井、茂木に代え梁を入れる。梁が左、金久保が右に回る。山形も中村に代え松岡をいれ、守りを固める。

2分、金久保のクロスにハモン、ヒールで強引にシュートするが枠外。3分、左コーナーを得る。キッカーは梁。決まらず。4分にもコーナー。菅井が上がってヘッドも枠外。6分、菅井が粘ってエリア内侵入、最後は金久保がオーバーヘッドも枠外。8分、山形の攻めはオフサイド。9分、35mのフリーキック、しかし山形のカウンターを受けてしまうが、最後は流れる。

11分、菅井の斜めのクロス、ファーサイド山本フリー、ボレーで狙うが、バーの上。決定的。これは決めたかった。12分、今度は山形のコーナー。これは守る。15分、山形がベガルタエリア左奥でフリーキック。萬代にふりむき様のシュート、打たれるが枠外。16分、金久保がゴール中央30mで倒され、フリーキックを得る。これを梁が曲げていいところで落とし、直接決めるゴールで、1点返す。梁の直接弾は2年ぶり

梁、菅井が入ってサイドから攻撃ができるようになり、ベガルタのペース。しかも早い時間で1点返し、期待は高まる。17分にも、梁からのパスをハモンがクロス、コーナーを得る。このコーナーではニアでハモンがすらし、ファーでフリーだった渡部が突っ込むが、一歩及ばず。また、コーナー、今度は菅井がヘッドで突っ込むがサイドネット。

21分には、回して最後は多々良がクロス、これはキーパー。22分にもコーナー。決まらず。23分、金久保が中央でボールを奪われ、山形にカウンター、数的不利も、なんとか武井が戻ってクリア。コーナーを与える。これはしのぐ。24分、金久保に代え奥埜を入れる。

25分、ハモンが左サイドでボールをキープ、上がってきた梁に落とすと、梁は左45度からドリブルで一瞬コースが空き、巻くシュート、枠外。惜しかった。27分、ハモンのクロスに菅井が上がっていくが、もう一歩。26分、右コーナー。今度は藤村が蹴るがキーパー。29分、山形は山崎に代えキムボギョンを入れる。

32分、こぼれ球を藤村がシュート、コーナーを得る。決まらず。山形は川西に代えロメロフランクを入れる。35分、山形のコーナー。守る。ベガルタ、カウンターからハモンが上がり、コーナーを得る。右コーナー、これは梁が蹴る。ヘッドは枠外。36分、カウンターから奥埜がコーナーを得る。決まらず。

引き気味の山形に対して、セカンドを拾って攻めるベガルタも、時間と共に放り込みになっていくが、中央で落とした後のこぼれに寄せられない。43分にもボールを回すが、打ち切れない。追加時間は4分。梁のクロスに菅井のヘッドも山岸のファインセーブに阻まれ、追加点ならず。結局1-2で敗戦。ナビスコは予選敗退となった。

前半の前半、ワンタッチパスで展開したのは良かったのだが、ラストパスの精度を欠いたり、自分がシュートしようという選手がハモンくらいで、少し物足らなかった。
後半は梁、菅井の投入で攻め立てたが、多数のコーナーの割りに、シュートが枠に行かず。梁のフリーキックと菅井のヘッド2本くらい。

とにかく、試合に出てない選手は、出足がよくなかったので、その点などを改善して、次出るときはしっかりチャンスを掴んで欲しい。リズム良く展開できた時間もあった。実戦に出てはじめて分かった事がきっとあると思う。

シュート数:14-10、CK:12-6、FK:17-18 得点: 梁 勇基 (山形)アルセウ、萬代 警告:(山形)瀬川、キムボギョン 主審:吉田寿光 入場8,030人