ナビスコ対鳥栖0-2、走り負け完敗

ナビスコ杯2014 第5節 5月24日(土)15:00 ベガルタ仙台0-2サガン鳥栖 佐賀陸上



ウイルソン 赤嶺

武藤    太田
(佐々木)(八反田)
梁  富田
  
二見 角田 鎌田 武井
          (鈴木)
桜井

サブは、関、藤村、八反田、佐々木、鈴木、山本。鳥栖は、登録上池田、谷口の2トップ。高橋義希、清武、磯崎スタメン。播戸、藤田はベンチスタート。

30度を超える暑さとはいえ、中2日、豊田とキムミユウがW杯予備登録でいない鳥栖に対して、動き出しが乏しく、ボール持たされて、パスには足元に入られボールを奪われピンチを招くの繰り返し。谷口の老獪なポスプレーと守備にも翻弄されて、いいところなく敗戦。

前半。
いきなりパスカットされ、鳥栖のスローイン、清武弟のロングスロー。クリア。最初から鳥栖のボールへの寄せが早く、ベガルタは重い感じ。6分、武井のロングボールに、太田が走り出て、コーナーを得る。クリアされる。7分、鳥栖のカウンター、抜けられそうになるが、角田がなんとか遅らせる。鳥栖の出足がいい。

8分、ウイルソンがドリブルで上がっていくが、つめられ上げられず。9分、鎌田がクリアミス、抜かれてぢフリーも、桜井が飛び出て凌ぐ。危ない。11分、鳥栖にベガルタエリア右奥のフリーキック。しのぐ。その後、一進一退。両チーム、シュート無し。16分、清武のシュート、桜井セーブ。17分、池田が異議でイエロー。20分、ロングボールに太田が走り出るがとめられず。どうも今日は、前とパスの出し手のリズムが合わない。鳥栖にがっちりスペースを埋められている。

23分、ようやく、ベガルタが相手陣でボールを回す。しかし、シュートを打てず。すると、鳥栖のカウンター。チェのクロスに中央で池田にキープされ、そのままシュート、枠外で助かる。その後、ベガルタも武藤と二見がパス交換で、最後は二見のクロス。梁が飛び込むが弾かれコーナー。これは、撥ね返されるが、こぼれを武藤がミドルシュート、枠外。

30分、エリア内に侵入されたところを、二見が倒してしまいPK献上。谷口にどまん中を決められ先制許す。流れが悪い中で、先に失点は痛かった。エリア内での守備、落ち着きは二見の課題。32分、ロングボールに武藤が抜け出すが、抜ききれず。35分、鳥栖のカウンター、中央でフリーを許すが、桜井のファインセーブで守る。

37分、左ライン際35mのフリーキックのチャンス。合わず。40分、二見の攻撃参加、相手をひきずる強引な上がり。チョにイエロー。エリア横でフリーキックのチャンス。これは決まらないが、コーナーを得る。このコーナーから角田のヘッド、枠外。鳥栖の速い寄せに攻撃をあまり組み立てられず。しかし、守備ではなんとか相手のフリーを押し留め、前半は、1点リードされて終了。

後半。
いきなり鳥栖の放り込み、谷口にエリア内侵入されるが、オフサイド。1分、今度はベガルタ、角田のロングボールにウイルソンが突進、倒され、中央やや右20mでフリーキックのチャンス。梁が直接狙うが、枠外。5分、角田から二見へパスが通り、フリーでクロスを上げるがライン割る。8分、武井のオーバーラップからコーナーを得る。

両サイドに振って、最後は二見が右足でのシュート、キーパー。10分、鳥栖のクロスにヘッドを合わせられるが枠外。11分、鳥栖は池田に代え、播戸を入れる。すると鳥栖にコーナーを与える。これをファーで、マークをはずれていた清武に、ヘッドで決められ2点目を許す。フリーで余裕で打たれてしまった。完全に余裕がでた鳥栖。ベガルタはますます重くなる。

12分には、その清武にドリブルで中央を持ち込まれ、シュート打たれるが、ポスト!救われる。鳥栖の出足についていけない。14分にはエリアすぐ外20mのフリーキックを与える。キッカーは清武。枠外。ベガルタはなかなか打開できない時間が続く。18分、武藤に代え佐々木を入れる。すると19分、右サイドでためをつくった赤嶺から太田へ、太田のクロスが中央にウイルソンに合ったが、ヘッドは寄せられバーの上。今日最大の決定機だった。

20分、鳥栖のフリーキック。35m。清武のキックは枠外。28分鎌田のパスは相手へのプレゼントとなり、そのままクロスを入れられるが、桜井抑える。26分、鳥栖金本のシュート、クリアでコーナー与える。これは守る。鳥栖は清武に代え19歳平を入れてくる。28分、ベガルタも太田に変え八反田を入れる。その後32分頃までベガルタ回すが、スペースを埋められ、チェックも厳しく、なかなか上げられない。

35分、武井に代えFW登録の鈴木規郎を入れる。右サイドへ、佐々木が右SBに回る。36分、鳥栖は金井に代え岸田を入れる。その後、二見にロングスローのチャンス。しかし、弾き返される。37分、鈴木がミドルシュートを打つが、ヒットせず。そのあと、鳥栖のゴールキックから裏に抜けた平に、フリーで突っ込まれ、桜井と交錯する瞬間にヘッド打たれるが、ボールは無人のゴールを避け、枠外。

39分、八反田がキープ。コーナーを得るが、こぼれを打ち切れず。43分、谷口にエリア内に侵入され、粘られてコーナーを与える。これは守るが、44分にも磯崎に上がられ、フリーキックを献上するなど、ペースをつかめないまま試合終了。

メンバーを代え、中2日でも走り回る鳥栖に、いいところなく完敗。4試合で勝点1。2試合を残し、.ナビスコの予選敗退が決定した。

敗戦はともかく、収穫と呼べるようなものが、あまり無いのが残念。二見は攻撃面での可能性は垣間見れるものの、エリア内での守備はクールにできないと、DFでは危ない。中3日で次の試合。石川、菅井が怪我模様なので、二見が、がんばるしかない。どのポジションでも守備が求められるので、そこはクリアして前に進んでほしいところ。

水曜ホーム、ガンバ戦。今日2ゴールの宇佐美ら若い選手が調子を上げてやってくる。ベガルタも修正を見せ、若手に経験を積ませるにはいい機会だろう。

シュート数:6-10、CK:5-6、FK:17-12  得点:(鳥栖)谷口=PK、清武功暉  警告:池田、崔 誠根  主審:中村 太