ナビスコ:対鹿島1-2、武藤久々同点弾も敗戦

ナビスコ杯2014 第3節 4月16日(水)19:00 ベガルタ仙台1-2鹿島アントラーズ ユアスタ仙台



武藤 赤嶺

佐々木    太田
(山本)  (マイキー)
梁 富田
  
鈴木 鎌田 広大 武井
(二見)           
桜井

サブは、ヴコヴィッチ、石川、二見、藤村、八反田、マグリンチィ、山本。鹿島は、赤碕、土居の2トップ。野沢、柴崎先発。カイオはベンチスタート。小笠原、遠藤、ダヴィは出場せず。

前半、鹿島のサイド攻撃、ゴール前でのつなぎを粘り強く守り、攻撃ではミドルシュートを放つも、いずれも枠外。
41分、自陣エリアすぐ外で、マイボールからの処理をもたついているところを、詰められFKを与えると、これを野沢に鮮やかに決められ、先制許す。

しかし、後半15分、武藤が左45度から、らしくないwカーブシュートを鮮やかに決め、同点。武藤は2012年12月以来のゴール。7583人。

その後は運動量が落ちて、鹿島のカイオなどに、ドリブルで攻められるが、なんとかしのぐ。

しかし、38分、オフサイドトラップのかけそこねか、相手の縦1本で裏を取られ、1対1から赤碕に決められ、勝ち越し許す。途中、太田に代えマイキー、終盤、鈴木、佐々木に代え、二見、山本を投入。ロスタイム、フリーキックからのこぼれに武藤のクロス、ファーでフリーとなった、赤嶺とマイキーがシュートでかぶり、同点シュート打てず、試合終了。

攻撃の手詰まり感はあるものの、FW武藤が久方ぶりの得点。佐々木やマイキーの技もあって今後の駒として手ごたえを感じた面もある。それだけに、ミスからの失点が悔やまれる。また梁を90分使ったので、土曜の鳥栖戦では、状態により交代要員も準備する必要がありそう。


前半。
3分、鹿島が左サイドから野沢のクロスに、中央赤崎が、どフリーヘッド、決められたと思ったら、オフサイドで助かる。しかし、いきなり際どい。4分、赤嶺が後頭部を後ろからヘッドされ倒れるが、起き上がる。怪我人増えているだけに、ドキっとする。6分、ジャイールのクロスに、野沢が詰めるが、今日が今季初先発のキーパー桜井。そしてゴールキックがすぐに武藤に通るが、シュートは打てず。

7分、太田のクロスを、逆サイドの佐々木が狙い済ましたシュート、天井。その後、一進一退。ベガルタもコンパクトにして守備を固める。13分、武藤がシュートも、DF。18分にも、武藤が左に流れながらのシュート、コース無し。19分、ベガルタ、左右からクロス入れるが、シュートに至らず。22分、相手ゴール、やや左35mのフリーキックのチャンス。ここでキッカーは、ノリカルこと鈴木規郎。しかし、キックは壁。

25分、ベガルタエリア付近で回されるが、ベガルタも粘り強い守備でついていく。このあたりが改善されている。26分、鹿島のカウンター、赤碕のシュートは桜井。29分、武井がうまく裏に出すパスで、太田がドリブルも、クロスは上げられず。31分、赤嶺が武藤とのワンツーから、振り向き様のシュート、枠外。その後、ベガルタゴール中央35mで鹿島のフリーキック。キッカーは野沢。これは桜井抑える。

37分、佐々木から受けたパスを、太田が中央から左足でシュート、枠外。38分、鹿島がサイドからのクロス、桜井、タイミングのいい飛び出しで、パンチング。39分、ベガルタエリアすぐ外で、富田がマイボールを出す判断が遅れ、詰められて鎌田がファール、フリーキックを与える。アーク付近20m。野沢のフリーキックは曲がって、ゴールに吸い込まれ、先制許す。44分にも裏取られ、クロスを入れられるが、桜井押さえる。
結局、前半は0-1とリードされて終了。

後半。
開始早々、鹿島にコーナーを与える。ヘッド打たれるが、桜井の正面にボールがこぼれてくる。4分、カウンターから最後は赤嶺がシュートを打つがサイドネット。7分、鹿島のカウンター、エリア内に次々入られ、崩されるが、シュートはポストで助かる。コーナーを与える。ここでシュートブロックに入った鎌田にイエロー。9分、右コーナーキックのチャンス。この試合初めて。決まらず。その後、太田に代えマグリンチーが入る。早速サイドチェンジなどを見せる。

12分、鹿島のコーナー。その後のベガルタのカウンター。つないで、14分、左45度、パスを受けた武藤が、無回転ブレ球シュートでゴール。同点とする。直後、鹿島はジャイールに代えカイオが入る。24分、そのカイオがドリブルでエリア内侵入。桜井がクリア。23分、マイキーが上がるもクロスは打てず。26分、右サイドからエリア内入った富田は、左足のミドルシュート、枠外。

その後、鈴木が上がって行き、えぐってのクロス、キーパー。さらに、赤嶺のポストプレーから、最後は佐々木がシュートも枠外。すると、鹿島も野沢が強烈なミドルシュートを打ってくる。33分、鹿島の攻撃にコーナーを与える。これは守る。36分、マイキーが一人DFをブロックしながら、股を通すスルーで、武井が上がっていく。こじゃれた技。

しかし、38分、鹿島が自陣ゴールライン付近からの縦1本、ラインを上げていた裏をつかれ、鎌田が振り切られて、桜井との1対1、赤碕に決められ、1-2と勝ち越し許す。オフサイドの取損ね?一瞬スタートが出遅れた。リードされて、40分、佐々木に代え山本、鈴木に代え二見が入る。43分、右奥35mのフリーキックのチャンス。ここは珍しく梁がミスキック。疲れか。鹿島は逃げ切りを図り、野沢に代え中田を入れる。

追加時間は4分間。2分を過ぎたところで、今度はゴール正面20mでフリーキックをえる。これは壁にあたるが、こぼれをつないで、最後は左サイドから武藤のクロス。うまくファーサイドでフリーのマイキーに通したのかと思ったが、赤嶺とマイキーがかぶってシュートを打ちにいき、ボールはこぼれる。結局1-2で敗戦と終わった。

両チーム選手を入れ替えての対戦だったが、相手のミスや隙を見逃さず得点にする鹿島にやられた。ベガルタも遜色ないシュート数だったが、如何せん、角度がなかったっり、遠目のミドルが多かったりで、枠外が多かった。もっとエリア内への仕掛けが欲しいところ。

それでも武藤が1年4ヶ月ぶりのゴールを、流れで上げたり、武井と太田の連携、佐々木のエリア内でのシュートなど、選手の特長は出せていた。これをリーグ戦につなげて、勝点を積み上げていきたい。


シュート数:13-11、CK:1-8、FK:18-10  得点:武藤雄樹 (鹿島)野沢、赤崎  警告:鎌田 主審:前田拓哉