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Good luck ! Teru.
 思えば去年から、岩本は「最後は優勝できるチームでやりたい」と言っていた。30歳を過ぎ、残り少ないサッカー人生を考えたら、声がかかれば、誰でもチャンレンジしたいと思うだろう。

 伝説のフリーキック、マルコスへの絶妙アシストの数々、サッカーの素晴らしさを教えてくれた色々な思い出はあるが、岩本は現役、ベガルタは発展途上。思い出で未来は開けない。これから何が最善であるかを考え、前へ進む。それがサッカー。

 ユニホームに袖を通したら、そこが「地元」。その選手は「地元選手」。名古屋でも子供に夢に与える選手であってくれ。お互い新しい目標に向かってがんばろう。健闘を祈る。


”サッカー小僧”たちへ 
応援する側としては、今年の悔しさを知っている選手には残って貰いたい。悔しさは、このチームで復帰することでしか拭えないだろう。しかし、選手には自分のサッカー人生ほか、いろいろ考えることがある。じっくり考えて貰っていい。
 きっと一番の決め手は、ズテンコが使ってくれて、試合に出られるかどうか、という点なんだろう。残留争いで時間がない中では、余裕がなく、すぐには対応しきれなくて、その時は不満があったかもしれない。
 しかし、少し落ち着いた今なら、これまで固定観念で自分で自分に枠をはめていたものが、ひょっとしたら別の形で、さらに能力を引き出してくれるかもしれない。練習はきつくなりそうだ。でも、うまくなりたい。違うサッカーもやってみたい。元サッカー小僧なら、そんな期待を持たせるものが、今の監督にはあると感じてるんじゃないのか?
 自分のために、われわれのために、一緒に戦ってくれたらうれしい。


新たな芽
 怪我人多数で、ロクなことがなかった今季だが、ご教訓以外で収穫となることが、たったひとつあった。
 それは、トップチームでメンバーが組めなかったサテライトの試合や練習に、ユースの選手が加わる機会が多かったこと。特に、今の高校2年生にセンスを感じる楽しみな選手が多い。フィジカルでは、これからという面はあるが、サテライトで試合に数多く出ることで、自信をつけたのではないか。来年、何が何でも昇格し、2005年春には彼らをJ1で迎い入れたい。


J2は甘くない
 J2がどれほど厳しいか知ってるはずなのに、「J2で数年かけて、一から鍛え直して、それから上がればいい」という意見が散見されるが、この「数年かけて」の部分は誤りだと思う。そんなにJ2は甘くない。

 応援する側は、どんな結果も受け入れて、当然、応援し続ける。しかしそれは「結果として」であって、始まる前から、結果が出ない時のいい訳を用意するようでは、選手に力を与えることなどできるのだろうか?
絶対に1年でJ1復帰を果たすという強い信念、それに向けての体制で臨まないと、いけいない。
今年は負けてもいいさ、J2で何年かけたら復帰できるように強くなる。そんなに話は、単純じゃない。いつまでもJ2に居座っていると、J1で戦える戦力作りどころか、次第にチームの存続もあやしくなる。余裕のあるチームには理解できない重荷を背負っている。

 強くするには、有望な選手が来てくれるような、戦い続けてもらえるような基盤を維持しておく必要がある。すぐにほかのチームに売る(いやな言い方だが)ために、選手を育てるのではなく、自前の戦力のために育ててるはずだ。成長した暁にJ1で安定した力を発揮できる選手であれば、それなりに待遇するが当然。
 こう言うと金で選手を引き止めるのか、とすぐ短絡する人がいるのが、そうではない。いい選手にはい待遇をしてあげて、いつまでも、自分のチームでプレーしてもらいたいではないか。その待遇の基準が、余裕のあるチームにはわかってもらえないほど、低い水準になってしまわないように、基盤を整える必要がある、ということ。J1にいることが、新人を引き付ける大きな要素となり、効果的な育成に結びつくのは論を待たないと思う。
 
 入場料だけで成績を維持できるメンバー揃え、育成そのほかの、やりたいことが全部できるならいい。しかし、そうでないのが現状だ。スポンサーは重要だ。J2に居座っていると、マスコミへの露出度が極端に低くなるから、大手スポンサーが着きにくくなる。経営的に苦しくなる。ベガルタには重荷がある。2、3年もすると予算規模を3分の1にしなければいけなくなる。補強も育成も不十分になる。成績が伸び悩む。マスコミの露出が少なくなる、スポンサーがつかなくなる。また苦しくなる。どんどん悪循環になる。

 J2で何年いようが、いつまでもチームが、選手にとって目標となる形で存在するというのは楽観的過ぎる。われわれはアマチュアチームを応援しているわけではない。今の土台と分配金がある来年に、一気にたたみかける必要がある。そういうチーム作りを望む。もちろん、いろんな手段で選手層を厚くするのは常に必須科目だ。

 われわれにできることは限られている。が、少なくとも、目標に届かない時の言い訳を、あらかじめ用意しながら戦うのではなく、脇目もふらず一年で絶対に復帰する、そういう気持ちが必要ではないか。

(一部比喩の不穏当だった点を改め、ひとつの要素を言うと、それ以外の要素を、全部否定していると解釈される方が多いので、書き改めた 2003.12.1) 


We can do it !

 神が最後のチャンスをくれた。チャンスは、みずから完成せよ。
入れ込みも諦念も必要ない。ここまで来たら、特別なことはする必要はなく、持てる力を出すだけ。これまでになく練習も積んできた。自分のために、でいい。もう一度勇気を出せ。敵地で地元で、思いはひとつ。チャレンジすることが勝ちにつながる。
 
 ハートは熱く、頭はクールに。恐れずに前を向き、勝負をかけろ!


信じてよし!
 チームの調子は上がってきている。ズテンコも色々試して、今は、分かり易い形となっている。意識も統一されてきた。選手自身が手応えをつかんできているはず。自分を信じてプレーすれば、自分の体はスムーズに動き、相手の動きは止まって見える。単なる精神論じゃない。あとは、ほんのちょっと、勇気と運が足りないだけだ。足りないものは、ファン・サポーターも一緒になって、呼び込んでやる。できる。信じろ。


驚異のフリーキック
 これはやはりきちんと、記録にとどめておきたい。2003年10月18日、対市原戦。後半10分、相手ゴールほぼ正面でのフリーキック。ただし、距離は35m。背番号14岩本輝雄が助走をつけて左足を振り抜く。その足から放たれたボールが、「沈まない」。野球のホップするボールのように、放物線を描くのではなく直線的に伸びて行く。

 蹴ってからゴールにまっすぐに進む間で、もう仙台スタジアムは総立ちだ。入る入らない以前に、その凄さにただ唸るだけだ。この距離だから、市原GK櫛野も十分警戒する時間はあったのに、その予想を超える軌道を描いて、ボールがゴール右隅に突き刺さる。入った!
 スタジアム全体に、ウォーという感嘆のうなり声のようなものが渦巻く。自分はただ 「凄い」「凄い」と言って立ち尽くしていた。

 残留争いの中、決勝点とならなかったのは残念だが、その残像は消えない。守備だとか運動量だとかいろいろ言われていたが、あの1本は全てを沈黙させるシュートだった。やる時はやるんだよ。FC東京戦でのループ、そしてこのシュート。クロスやラストパスも、新加入の選手ともフィットするようになってきた。当たってきた。サッカー小僧はノリ出すと止まらない。残り試合でもドラマを演出するのは岩本輝雄だ。


Night and Day
選手の皆さーん、リフレッシュしてますか~って、口で言うほど簡単ではないと思うが、とにかくオン・オフ切り替えてみて。そういってる本人は、市原戦の後、寒さに震えながらもユースの勝利に少し温まり、翌日は、サテライトの西日と逆転勝利になごんで、サッカー漬けの逆療法にて切り替えました。体調が悪くなっていたのも、なんか吹っ切れてきた。トップチームもいい面の芽が出始めている。自分を信じて、自分を出す。恐れることはない。


サッカーは”格闘技”だ
別にラフプレーを推奨するつもりはない。しかし、欧州選手権予選イングランド-トルコ戦、いやそこまで行かなくとも、仙台カップのブラジル、イタリア各ユース代表レベルのプレーですら、その激しさ見るにつけ、学校体育の延長戦上にプロを見ている日本と、興行として見せている海外のサッカーとでは、土俵があまりにも違う事を痛感させられる。

 ワールドクラスの技術、フィジカル面に対抗するのも容易ではないが、まず、メンタル面で、日本のサッカーは、ひ弱過ぎるのではないか?凄まじいまでの勝利への意欲、ゴールへのこだわり、それ無しに上へのレベルなんて行けやしない。

 ここは日本。まさに格闘技そのもののような、かの国と同じである必要はないかもしれない。カードコレクターになるのも愚かだ。しかし同時に、弱い気持を晒していては、どんなレベルの試合でも自分の力を発揮できず、勝利が遠ざかる事も確かである。可能性が十分用意されているのに、気持で負けてはいけない。。


頑張れ中原、ファイトだ貴之
 長期間の怪我でそりゃあ少しは凹むだろう。しかし、ここは落ち着いて考えて見よう。いっぺん外から自分のプレーを見つめ直し、サッカーをいろんな面から考え直す機会だ。若いから無駄なことなんてありゃしない。転んでもタダ起きないこと。折れたところは直ると強くなるし、精神も必ず成長する。この際、リハビリをしっかりして、専門家にどこをどう鍛えていくか学ぼう。フロントもサポートをして欲しいものだ。
 来春、爆発する姿をみんな待ってるよ!


プレッシャーはプロの醍醐味
 緊張感の中で試合ができる、ええじゃないか。プロだからこその特権だ。どうでもいい試合で、流しているなんてつまらない。がちがちになる自分を楽しめ。毎回シビアな場面でプレーでき、多くの人の感情を動かせるなんて、なんて素敵な商売なんだ!

 できる、できないじゃなくて、やるか、やらないかだけ。思い切ってやる。下向かない。ゲームは流れている。前を向き、スペースを狙え。


シルビーニョ。鋼の精神、鋼のプレー
 敗色濃厚の試合後半でも、ひとり運動量豊富に動き回り、前へ前へと進む選手、それがシルビーニョ。昨シーズン、チームMVPとして表彰されたのは、18得点のマルコスではなく、彼だった。しかし、試合を見続けた誰もが納得したと思う。ベガルタにとって、攻守の要として彼の存在は欠かせない。今年も、苦境の中にあって、どの試合も最後まで諦めず動き回っている。

 ファンクラブ誌ベガルタ仙台10月号に、シルビーニョのインタビューがあって、最後に彼の3つの夢が語られている。「一つはJ1でベガルタを優勝させること。もう一つはサッカーで母親に楽をさせること。そして結婚すること。」一つはかわいいフィアンセを得て実現した。二人が来日していた9月に、さぞや勝利をプレゼントしたかった事だろう。

 シルビーニョは単なる夢想家ではない。一月ほど前、NHKのインタビューで、自分の役割について、「本当は攻撃が好きだが、今は、ボールをキープして、岩本サンと望月サンをフリーにするのが自分の役割」と答え、また、「どうして勝てないのか?」という質問には、「春先に自分を含め怪我人が多いこともあって、練習が不足していること」と、即座に答えていた。

 シルビーニョだけでなく、他の選手も、残留争いをするためにサッカーやっている訳ではないはずだ。もっと上の目標があるはず。今は、それに向けての試練のひとつに過ぎない。試合中に苦しい場面があったら、「こんなところで、負けるわけにはいかねえんだよ!」と自分に言い聞かせ、冷静さを取り戻してほしい。慌てずに対処していればチャンスは巡ってくるはずだ。

 確かに残りの時間は多くはないが、今は、自分の中にある技術を、ひとつひとつ練習で呼び出し、求められるものにフィットさせる、それしかないだろう。そして、常により良い結果を求める強い意志を持ち続けること。

 応援する者としても、シルビーニョの残る2つの夢を、このチームでかなえてあげたい。それは自分の夢でもある。彼を中心とした鋼のようなチームができれば、実現するのは、そんな遠い先のことではないと思っている。だから、我々も強い意志を持たねばならない。
 だから、今は、「こんなところで、負けるわけにはいかねえんだよ!」


サバイバル
 本当の戦いはこれから。何度、倒されても、起き上がり、勝ちに行く。諦めない奴だけが生き残る。次に向けてやるべきことをやれ。勝ちにつながらないところに、無駄にエネルギーを使うな。言いたい奴には言わせておけ。


宮城スタジアムもホームなんだな。

 正直に言うと、今まで宮城スタジアムに行くたびに「何でこんなとこなんだよ!」と思ってしまっていた。何せ、W杯のチケットは外れるわ、日本は負けるわ、ベガルタも勝てないわ...帰りのシャトルバスで立ちんぼうしていると気が遠くなって、呪いの言葉ばかり。

 しかし何であれ、ここは我ホームなんだな。下らないジンクスは破って行かなきゃならない。それに村松さん他地元ボランティアの人達の努力を見よ。なかなか動かない当事者を尻目に、批判だけでなく、提案し、自らボランティアとして観客のために動き、検証し、どんどんアクセスを改善されている。単なる郷土愛を超えた情熱を感じる。おかげで徐々にアクセスは改善し、心理的な距離はもの凄く縮まった。

 そろそろ宮城スタジアムにも、ベガルタのホームとして成果を残さねば、陰で努力されている人たちに申し訳ない。そして勿論、今の流れを断ち切って勝ちたい。連敗ストッパーは、こういう時に名を惜しまない浦和レッズだ(笑)。
 批判と呪ってばかりいても何も生まれない。勝ちたいなら、勝ちにつながる前向きな事をしよう。ホーム、宮城スタジアムに行こう。勝って、帰りのバスで、クソ生意気なガキにでも余裕で席を譲れるように、私はなりたい。


プレーで語れ
 プロサッカー選手の選手寿命は長くない。プレーするチャンスがあればまだしも、戦力外、構想外のひと言で黙って去っていった選手も数多い。自分の実力を多くの観衆の前で披露することもなく、しばらく生活を維持する報酬を得る機会もなく、競争に敗れたからと忘れ去られる。感傷にひたってくれる人もいない。

 それを思えばサッカーに専念でき、それなりの報酬を得、大観衆の前でプレーできるチャンスのある選手はより高い質のプレー、高い結果を求められるのは当然である。何があろうと、相手がどこであろうと、他人事のように済ましてはいられない。

 選手自身の存在証明と評価を得るためにも、チームを若いプロ志望の選手にとって魅力あるものにするためにも、弱くていい、負けてもいいなどということは絶対にない。答えはピッチの中で出せ。プレーで語れ。


結果責任は上に行くほど重い
 清水監督には成績不振の責任はある。なぜなら彼は現場責任者で結果責任があるからだ。監督たる人は「俺がプレーしてる訳ではない。選手が下手だから」とか「コーチのトレーニング方法のせいで怪我人が増えた」などと、他人のせいには絶対にできないのである。自分自身だけでなく、自分の監督下にある「他人」の結果の責任を負わなければいけないのが責任者というものである。結果責任を負わなくてもいい、過去の業績だけでいい、人気があるからというだけで続投してくださいというなら、それはむしろプロの監督に対する侮辱である。

 しかし、責任を取るには二つの方法がある。辞めて後任に託すか、自ら問題の解決を図るか。後者の選択を最高責任者が認めたのは、立て直しギリギリの時期。この間の5節はいったい何だったのだろう?認めた選択が誤りであったという「結果責任」と、新監督が出す成績、という二つのより重い結果責任は当然、最高責任者が負うことになる。

 新監督も大変だ。短時間で結果を出さないといけない。今、断ち切らなければいけないのは、甘えと浪花節。日本人監督で清水監督を上回り、合理主義に徹することできる人がいるとは思えない。そうなると実績のある外国人監督という選択になる。そこまではいい。しかし、コミュニケーションをとる時間が少ないというリスクもある。この選択の結果責任は当然、最高責任者が負うことになる。

 言うまでもないことだが、今季の結果責任をとらされたからと言って、ベガルタの立て直し、昇格、そしてサポータ急増に果たした清水監督の功績が色褪せることはまったくない。それらの功績は、監督と当時の選手達だけのものである。2001年を知っている人は監督のことを絶対に忘れることはないだろう。

 清水監督、ありがとうございました。監督が築いて下さったものを、見守り、応援し続けます。
(2003.9.16)


神輿は肩に食い込ませて運ぶもの
 連敗がこうも続くとさすがに、応援がいやになるという人も出てくるだろう。それはしかたのないことだ。しかし、応援するとか贔屓になるというのは、自分で決めたことではないのか?自分が担ぐと決めた神輿を、他人に担いで貰ったり、ただぶら下がって、道が険しくなったからと言ってすぐ逃げ出すのでは、最初からやらない方がましだ。それこそばちが当たる。

 神輿を担ぐということは、その重みを肩に感じ、自分がその重みの幾らかでも担う(になう)ことである。祭りの達成感はその重みを肩に食いこませた人だけが味わえる。
 今、選手は心身共に疲労している。ほんのちょっとその重みを一緒に分け合ってもいいのではないか?なぜなら、担いでいる神輿は、選手やチームだけはでない。あなた自身でもあるから。


顔を上げろ
 勝負事は、思い通りにはならないようにできている。totoも3回連続1等なしだ。
それなのに、以前とは、メンバーも、相手の状態も異なるものを比較して、自虐的な計算をして何になる。まだ3節。これから何がおきるか分からない。相手にもだ。2ndだけの順位表を見てみるがいい。

 問題なのは、選手が下を向いて自滅している点である。奇跡なんて必要ない。選手が普段の自分を取り戻せば、どのチームに対しても互角以上にはやれる。
 どうやれば選手の弱気の虫を追っ払って、平常心を戻し、さらに戦闘意欲を引き出せるか。チーム内での競争も必要だろう。監督には鬼になって貰う。勝利につながらない過去のしがらみはすべて切って貰う。
 応援する側も一日二日は嘆いていてもいいが、それで何かが良くなる訳ではない。厳しくも、どっしり構えて、力を引き出す。これは戦い。ひるんだ方が敗れる。過去の順位表が勝敗を決めるわけではない。


ローから2ndへ、そして...
 出足よくスタートしたのだが、故障もあってスピードに乗れない時期もあった。スピードアップするどころか、しばしばエンスト。乗客は、運転手が悪い、整備士だ、いやメーカーだといろいろ言うが、全てを前に向かって走ることに集中させることが先決だ。しかもオートマチック車ではない。ひとつひとつ確かめながら、シフトしていくしかないのである。

 遅ればせながらエンジンも補強し、走りの態勢はできた。あとは、みんなが喜びを分かちあうために、目的地まで、多少道が悪くとも、乗客も一緒、人馬一体、呉越同舟、大同団結、ん?とにかく、みんなでバランスを取り加速、最後は差し切る。ゴールを目指すのみである。真っ先に。


今やること
 バランスとリズムが崩れている。個々の連携がきちんとできれば、もっと違う結果が出せるはずである。ばらばらになって互いにオレ流ばかりだと、どんなチームであろうと結果はない。
 結果を他人のせいにしないことだ。言い訳ばかりしていてもしょうがない。自分・他人の足りないところを見極めるべきた。他人の要求に耳を傾け、また自分が活きるようになるには、回りにどうしてほしいかも求めていくべきだ。バランスの再確認。

 さて、チームを勝たせるにはどうしたらいいのか。リズムを呼び戻すのはどうしたらいいのか。必要なのはメリハリだと思う。展開を考えず、同じことに固執していると単調になる。単調は脆い。


未央選手の可能性
 7月22日、日韓豪三カ国対抗女子サッカー大会の日韓戦を仙台スタジアムで見た。日本女子代表は、先日プレーオフで今年9月のW杯出場を決めたばかり。しかし何せ女子サッカーなるものを初めて見るので、どういうレベルなのか興味津々だった。
 観客は1300人ばかり。しかし、試合内容は中々のものだった。いやしくも代表に対して失礼な話しだが、「基本がしっかりしている」。ボールへの寄せ方、カバーリング、首筋を固定しての遠くへ飛ばすヘッド、速い攻守の切り替え...などなど。涼しかったせいか、互いに、イエローもない素早い展開で運動量もさほど落ちない。

 試合はセンターバック大部(YKK)、ボランチ宮本、そしてFW大谷のセンターラインがしっかりしている日本が、韓国の攻めを寄せ付けず、カウンターから次々大谷が裏を取り、1ゴール3アシストの大活躍で、5-0で圧勝した。特に、この11番FW大谷未央はいわば「女・寿人」というか、160cm49kgと小柄ながら、動き出しのスピードの速さ、相手をかわすタイミング、正確なクロスと、サッカーセンスの高さを感じさせる、小気味いいプレーを見せてくれた。補強したくなった(笑)。
 こと高校女子サッカーに関しては宮城県は全国のトップクラス。今の経済状況のままでは、難しいだろうが、いつの日か女子プロもできるかもしれない。今現在でも、少なくとも代表クラスは見せるに足るプレーをしている。日曜16時には、対オーストラリア戦がある。入場料も1000円だし、時間のある方は、是非、見てみることをオススメする。


挑戦する人
 山田隆裕選手の引退が発表された。何かとピッチ外での言動が話題になっていたが、そんなものには興味がない。プレーに関して、もっとできるのではないかと期待していただけに、他の人とは違い、手厳しく書いてきた。勿論、要所でのプレーでは「違い」を感じさせるものがあったが、もっと、もっとと要求は果てしなかった。
 考えてみれば、一度引退して、長期間ブランクがありながら、またプロとしてカムバックしてきた訳である。それが精神的に肉体的にどんなに大変であるか、勝手な想像ならできるが、本当のところは、本人でしか分からないだろう。そしてJ2のベガルタに来てくれた。

 結局のところ、本人の思っていたイメージにどれほど戻ったかは分からない。しかし、その挑戦する気持、行動こそ尊敬に値する。今後の新しい仕事でもその時の気持を思い出して、挑戦していって貰いたい。山田選手、お疲れ様。そして、夢を現実にしてくれて、ありがとう。


シュートもダイレクトで
 Jリーグの公式サイトにチーム別の集計データがある。常日頃、ゲームを見て感覚的に感じているところとデータを比べて見ると面白い。
 やはり、どうもシュートまでに手数がかかってるな、という感じは数字でも出ていて、10試合で101本、得点は10点。シュート数は下から3番目。上位チームは150本は打ってる。いくら華麗にゴール前までつないでいても、シュートしなきゃ始まりません。

 ペナルティエリア付近で枠が見えたら、取りあえず、まず自分で打っとけ!パスするのはその次に考えること。ダイレクトパスばかりでなく、ダイレクトのシュートを。ゴール間近ではトーキックでも、膝でも腹でも、腕以外は何でもいい。押し込め。当てろ。他の選手は、キーパーがこぼすことを想定して詰めよ。コーナーキックではファーサイドに、誰かひとり立て。チャンボが2回に1回はあるはず。...といろいろ思いつきを言ってみる。


ベガルタの月、7月攻勢へ
 対名古屋戦、原辰徳!常にメンバーが揃わない状態で、まあ踏ん張ってはいる方だが、自滅はイケマセン。たしかに、いやな負け方だ。が、終わったことはどうにもならない。
 それでも、連敗中ながら、少ない失点でいってるのは、戦力が上がっているということ。簡単には決まらないから、相手も勝手にふかしてくれる。幸い、6月の中断でケガ人もかなり戻ってこれるようになるだろう。再開11節は七夕前夜祭。ここから逆襲!夏場に向けて6月もしっかり持久力アップ。


戦いながら育てる
 度重なる怪我人の増加で、慣れないシステムを取らざるを得なくなっている。控えの層が薄いとかいっても、レギュラーとまったく遜色ない控え陣ばかりが揃っているチームなんて、どれほどあろうか。常勝でチーム全体がキラ星のごとく、というのをお望みならレアルマドリッドでも応援していれば良い。
 今、大切なのは、苦しい台所、すなわち控え陣の出番の中で、そのレベルアップを図っていくことだ。敗戦から学びつつ個人個人が足りないところを強化していく。以前できなかったことが、できるようになる。成長の姿こそ、われわれの喜びではないだろうか。


怪我人、徐々に復帰。U-22との練習試合
 4月16日仙台でキャンプを張っているU-22日本代表と、ベガルタのサテライト、ユース選抜の練習試合が行なわれた。現地報告によると、結果は2-1でU-22が勝ったものの、いまいち攻め切れていないようだった。U-22がどうだったかはマスコミに任せるとして、ベガルタ側の出場メンバーに久々の朗報。

 45分とはいえ、渡邉晋、シルビーニョ、菅井、マルケン(後半)などの怪我明けの選手が出場。(その他のメンバーは、萩原、鈴木健仁、数馬、中田、山内、エデー、中原、ユースで4-3-3。後半は矢畑、中原、中田、森田、マルケン先発後ユースとかなり入れ替え)特に、シルビーニョは、次節スタメンは無理でもベンチ入りできそうなほど動きが良く、ちょうどU-22のAチームの根本とマッチアップしていて、互いに譲らず、なかなかいい動き。

 エデーは相変わらずの猪突猛進で、PKをゲットしてシルビに頼んで蹴らして貰って得点。派手なガッツポーズで、場内大笑い。やれやれ。その、抑えた左足のグラウンダーのシュートのように、いつもクールにやってくれ。でもU-22のおかげで練習とは言え、対外試合に出られたのはラッキー。
マルケン:初めてみるプレーは、流石に柔らかいタッチなんだが、DFとしてはもう少し太った方がいいかも。怪我防止の意味でも。さて、コマ不足の現在、ユースで光る選手はいないかと思ったが、残念ながら、いきなりトップというまでの選手はいなかった。しかし12番のFW選手はなかなかダッシュが早くて面白そう(ごめんね名前が分からなくて)。ところで、高桑の怪我ですぐにベンチ入りしそうなGK萩原のプレーに緊張感がないのが気がかり。いつ出場するともわからない。ピッチの上では、常に集中していないと、イケマセン。森田はまだ修行中の感じ。以上現地報告より。


過去で占う愚
 なぜtotoで1億が出るのか?多くの人が予想する結果を、裏切る結末になるからである。過去の対戦成績?互いにメンバーも戦術も変化して、ほとんど違うチームになっている場合もあるのに、ねえ。参考程度。
 ところで、経験が足りないと相手チームの名前に負けて、必要以上に焦り、墓穴を掘ることがある。過去のデータが物をいうとしたらこの辺だ。相手がどこだろうと、ミスを減らし対応策を徹底できればイーブン以上には行ける。チャンスは自分で招き寄せるもの。予想はよそう。(2003.4)


ころんでもタダ起きない
 回復が遅れているDF渡邉晋、MF福永、靭帯をやっているMF村上、MF菅井、DFマルケン、骨折のMF西と財前、軽傷とはいえ軸足痛めたFWマルコスと、なんと8人も怪我人が出ている。さらに直樹の両膝テーピングも気になるところ。
 16日のサテライト戦も員数かつかつで、サブにユースと思しき選手を控えに入れざるを得ないほど。このままでは紅白戦もできやしない。
 特に右のMFの控え陣が次々傷んで人出不足。トップチームは、シルビーニョがいるとはいえ、財前が長期離脱である以上、石井を上げてボランチに阿部や千葉を最初から入れる手もあるだろうけど、綱渡り的。ここはかのベテランに90分動ける現実主義的なトレーニングをお願いするしかない。
 怪我人は、春先のアクシデントで焦りもあるだろうけど、この際開き直って、徹底的に「研究」をしてもらいたい。怪我しにくい体作りや食事メニューもあるけど、ここはひとつ各チームの全試合のビデオを擦切れるくらい徹底的に見て、相手選手の癖、特に体の入れ方、布陣の動き、審判の癖などを研究して欲しい。えっ、そんなこと、いつも、やっている?そうすね、プロだもんね。


エデー、出え~!
 ナビスコ杯もリーグ戦も外国人選手は3人しか出場できない。マルコス、シルビーニョ、ファビアーノと3人のブラジル人選手が中心的存在であるが故に、仮に調子が良くても、FWエデーの出番はなかなかやってこない。おまけにFWには佐藤や中原も控えている。
 ところで、山下、シルビーニョがまだ怪我上がりで完璧ではない、というのであれば、ナビスコ杯では、この際、是非エデーを使って貰いたいものだ。実際J1でプレーしておくことで、終盤の勝負どころでもバリエーションが増える。山下、シルビーニョにはリーグ開幕を睨んで、完璧に仕上げて臨んでもらいたい。
 ※3月23日エデー、ベンチ入り。出場15分だけどシュートもした。運のいいやつよのう。


競争なくして成長なし
  ちまたでは、「改革なくて、成長もなし」とおぼしき状態になりつつあるが、今年のベガルタは意欲ある若手の加入で、大いに期待できそう。
 各年代の代表合宿や強化試合があったりして、すでに高い状態にある選手もいる。佐藤寿人選手は初っ端のナビスコからスタメン取りを狙っているとのこと。ええね~。
 焦ってケガをしてもらっては困るが、ベテラン・中堅選手も、気持の面で、安穏としていられない状態。計画的に体作りをして、「違い」を見せつけられるようにもっていかないと、ベンチ・ウォーマーになっちゃうぜ。


フロンティア
2003年2月1日スペースシャトルの事故はショッキングなものだった。7人全員死亡。あらためて宇宙開発は命懸けであることを思いおこさせた。将来、人間が他の惑星に行くような時代がきた時、未来人は、この「歴史」に思いをいたしてくれるだろうか?

 新しいことをやろうとするとリスクがつきものだ。それを知りつつ挑戦するひとたちは、とりあえず認めてあげたい。次元が違うことをあえて言うなら、プロサッカーも同じだ。ほんの数年前まで、東北にJ1チームができるなど、関係者ですら「夢」のレベルだったのではないか。できあがった枠に収まるならたやすい。しかし、未知の領域にわずかな報酬で、飛び込んできてくれた人たちの「歴史」の上に、今がある。

 エラそうなことは言えない。こっちも現サッカースクール校長や某JFLチーム監督に汚いヤジを浴びせた口だ。今、思うと彼らが様々な批判に耐えながらチームを続けてくれたからこそ、現在がある。あの時点でチームを引き受けてくれる人が他にいたのかと考えると、感謝の言葉のひとつもいわなければ、と思う。
 それでも、今年も、期待している選手の、ふがいないプレーには、思い切り、やじらせて貰う。やる気のない選手にはノーコメだ。チャレンジに意味があるのだから。


スシ・ボンバー!
 ドイツに行った高原が『スシ・ボンバー』とか名づけられたみたいである。サインをねだられる場面をテレビで見たが、「スシ!」「スシ!」と声をかけられて、何ともいえない表情をしていた。
 かつてブランメルにもなかなか爆発してくれないボンバーがいたが...。それはともかく、海外ではその国のことを良く知らない外国人選手に、とりあえず知ってるだけの言葉をぶつけてみるのが、お決まりのようだ。それに比べ、日本人は生真面目なので、意味有る言葉じゃなきゃと、押し黙ってしまったり、せいぜい名前だ。ま、それが無難ではあるが。

 今年のベガルタには5人もブラジル人が在籍する。若い選手もいる。ここはひとつポルトガル語でありながら、日本人にも馴染みのある言葉を、あてがってみたいのだが。「アミーゴ、アミーゴ」では元アイドルを連想していやだし、「コンペイトー!」では力が入りそうもない。「サンバ!サンバ!」かな?これで無骨なシルビが踊り出したりしたら、ちょっとな~。誰かいいアイディアはないだろうか?


優勝を狙う~取りあえず言っとけ
  何、寝言言ってる、と言ってるひとは、「もう、すでに負けている」。
『プロでやる以上、優勝を目指して戦う。』新入団の森川選手の、なかなかいいコメント。最初から低い目標では、良くてそこどまり。プロである以上、可能性がある以上、上を目指して貰いたい。言質をとらされる監督とは、立場が違う。あとは有言実行。
 それにつけても、楽しみな若手を多数獲得できたのもJ1効果。J2に落ちて有能な選手を集めようとしても難しかったろう。金もないしぃ。来年の90分ドロー有りが、どんな戦いになるか。ジンクス破壊王チームを目指し、こころだけはゴールドでいたい。(2002.12)

(2003年12月30日 12:47) | トラックバック(0) | | おコラむ|
今年最後のホームゲーム
J1最初の年。望外の連勝で始まった今年も、もう年末。ホームで試合が見られるのも、この天皇杯4回戦が最後。天候は今度は、ほんとに寒そう。せめて中味だけはホットに頼みたい。とりあえず、目指せ!2000万円、ベスト4。
 JR東日本の正月1日だけの乗り放題切符が1万円だそうだ。
一度でいいから正月に国立まで往復したいのう。
 夢は来年までお預け。


出会うための別れ
サッカーはイレブン。ベンチ入りを含めても16 人。どんなチームだろうと変わりはしない。だから、ある選手が長期に渡って在籍することは、他の選手が、いつまでも出られないことになる。

 選手個人にアィデンティティがあれば、いつまでもお気に入りの選手に出てもらいたいと思うのは当然だ。しかし、チームを主に応援しているなら、お気に入りの選手が去る淋しさがあったとしても、別な選手にチャンスが与えられること、新しい才能への期待も、あるのではないか?感情は単純ではなく、人それぞれだとは思うが。。。
 
 ただ、黙って去って行く控え選手達のことを考えると、特定の選手だけ、特別に残せとかいいたくない。誰はいるとか、誰はいらないとか物扱いもしたくない。
 一方で、保有選手の数は限られている現実もある。求められる能力、契約条件、戦術、チーム構成いろいろあって他から伺い知れないことがあろう。結局、当事者に任せるしかないと思う。後は結果責任の世界。公平な競争の結果であることを願うだけである。

 メインの選手の場合は、もし条件面が問題でないなら、一体、どのチームなら、自分が主力として選手冥利を味わえるのか分かっているはず・・・自分がいなくても優勝できるチームにいるのがいいのか、自分がいないと優勝できないチームがいいのか。


期限
 誰もが不思議に思うことだが、リーグ戦の最終節と選手の戦力外通告の時期が重なっている。どの選手もたいてい契約上は1月31日まで在籍で、天皇杯にも参加できるわけだが、どうもすっきりしない。全体的なスケジュールの問題もあろうが、天皇杯後の1月に集中して人事をするわけにはいかないのだろうか?たしか欧州「市場」もその頃ではなかったか。


まだ終わっていない
 残留が決まって気持が弛緩してしまうのは、やむを得ないかもしれないが、まだ試合は残っている。この試合でのアピールに賭ける選手もいるだろう。目に焼き付けておきたいようなプレーも引き出したい。応援する側が、ゆるんだ気持のままだと、選手にそれが伝播する。今季最終節、もうひとつ勝ちに行って、リーグ戦を終えたい。
 ・・・そんなことはなかった。東京V戦もベガルタ・サポーターの気合は凄かった。緩んでいたのは自分。反省。


前方ルックアップ2
 この状況で緊張するなといっても無理。プレッシャーも日増しに強くなるだろう。でも、どうでもいい試合してるより、いいだろう。今こそ、見せ場だ。
 変わったことする必要なし。練習でやってることをそのまま出す。雰囲気はそれとして、頭はクールにいこうじゃないの。相手が誰だろうと、いつものプレーをすれば結果は出る。自分を信じなさい。
 ・・・よく粘って結果を出した。素晴らしい。


挑戦する気持2
 ベテランって一体何だ?経験豊富とか修羅場をくぐってきた、とか言ってもそれを生かせないなら、意味がない。点を取られたら誰だって悔しい。でも即座に次の点を取り返すために、自分だけでなく、他のメンバーを鼓舞できるのがベテランではないのか?
 こういう苦境の時のために、ベガルタに呼ばれたのではないか?
 そんなに長くないサッカー人生、こんなプレー、こんな姿勢のままで悔いはないのか?中途半端で確信のないプレーは見たくない。もっともっと連携を取れ。意志疎通を図る力はベテランにこそ、あるはず。ほんとの底力、信じてるぞ。


挑戦する気持
 どうも、阿部が怪我してから、連携も崩れ、守備が集中を欠く時間帯が増えている。ここ3試合連戦の疲れもあるのだろうが、もう一度、早い動き出し、早いパス回しを呼び戻す必要があるだろう。幸い、ここで2週間空くし、怪我人も戻ってくるだろう。
きりっとした練習で、もう一度たてなおしてもらいたい。チャレンジャーらしく、思い切りよく。


彼の声は俺の声 2002年10月22日、「戦術」くん逝去を悼む

 日常では誰でも背中に何かを背負ってる。みんなそんなものから解き放たれたくて、スタジアムに来る。でも、彼の声は、まるで背負ってるものが全く無いかのようにストレートだった。

 確かにうるさかった。「もう1点、もう1点とらないと危ないぞ。」「がんばれ、がんばれ。」
あたりまえだ。あたりまえ過ぎる。でもピッチのこちら側にいる我々に、ほかに何が言えるだろうか。あたり前のことをあたり前に、確実に、諦めずやってくれ。そういう思いを全身で表現していた彼。彼は自分の心の声を素直に出していたに過ぎない。誰かを呪ったり、ウケを狙ったり、共感を求めるためでなく。
 しかし全てのサポーター、ファンの心の中の声を、代弁してもいた。いや、少なくとも俺の気持は代弁していた。戦術ボードの強烈な線は、何とか勝ってほしいと思う人間のこころだ。われわれは評論家じゃない。

 戦術君、さようなら。今年は絶対J1残留するし、来年はもっと上を狙う。君が見たかったものは、こんなもんじゃないよな。 

 2002.10.24



新人は現実的
 アジア大会のU-21や世界ユースアジア予選U-20を見ていると、横浜FMや京都、浦和などに人材が揃っていることが分かる。札幌の今野(東北高校出身)は、U-20の主将をつとめ、サウジ戦では決勝点を上げていた。
 すでに、高校生を始め、リクルートは終盤かもしれない。当然、逸材を取りたいのだが、新人達にとっては大事なプロ生活のスタートであり、地元だからとか、応援が凄いからという理由だけでは、彼らをとらえることはできない。経営の安定感や指導体制はもちろん、早い段階で試合に出られるチャンスがあるのか、お手本となるような目指す選手がいるかどうか、なども決め手のようだ。J1の今年、去年よりは入団希望の人材が多いと思いたいが....


審判もサバイバル
 昨年来、審判の評価・育成制度の設立の方針が打ち出されてはいたものの、プロ化ばかりが進行しているかに思えていたが、ようやくこの10月より、サッカー協会内に「Jリーグ対応セクション」が作られ、各試合ごとに審判評価担当インスペクターが置かれることになった。
 その評価分析を参考に、高田氏とモットラム氏が審判のJ1・J2の担当試合割り当てに反映させるという。ようやく明確に審判を評価し向上させる仕組みができた。同時に指導研修体制も強化されるそうだ。選手がすでに海外で「ワールドクラス」として活躍しているように、審判も、その技術と人格により、海外から招聘される時代に早くなって欲しいものだ。
(追記)FIFAでは来年から試験的にゴールライン側にも副審を増やす試合を行うそうだ。死角を減らし、オフサイドの判定ばかりで忙しい審判の役割分担という意味で望ましい)


集中!
 まだ何も確定していない。あらゆることが起こるうる。また、プラスの可能性も大いにある。しかし、言うまでもないことがだが、ひと試合として楽に勝てる試合はない、ということを改めて肝に銘じよう。目標はひとつ。道筋は勝ち点の積み上げ。ピッチ内に集中。


森保を超えて
 開幕前、森保本人ですら「先発は無理かもしれないが・・・」と控え目に話していたのが、いざリーグ戦が始まってみると、豊富な運動量と経験を生かした読みで本領を発揮し、なくてはならない存在となった。それは本人の努力の賜物だし、素晴らしいことなのだが、一方で、若手が彼を超えるような力を発揮できていないということでもある。
 少なくともベテランにはスタミナで勝るようでなければ情けない。今度、レッズから移籍した阿部の投入も、補強であることは勿論、若手への刺激も兼ねているという。また、中田一三選手も今月中には復帰してくるらしい。村上、そして財前、その他の選手もこれまで以上に結果を出し、アピールしていかないと、秋はすぐやってくるぞ。


みんなで攻めて、みんなで守り、そして勝つ。
 負けが混んでくると、誰か戦犯を作りたくなる。
確かに敗因のほとんどは直接的には個人のミスによるものだ。よく「全員の力で勝ちました!」と言うが、「負けたのは全員のせいです」とは言わず、「僕のミスせいです(本当はあいつのせいなんだけどなあ)」というインタビューが多いけれど、何か違うような気がする。
 チームで、11人で常に動きながらプレーしているんだから、それぞれのプレーに、他者がまったく影響してないはずがない。負けた時もやっぱり、全員の責任なのだ。応援する方としても、喜びだけ共有していたいのが本音だが、負けた時の、あの、いやーな感情も一緒に受けとめなければならない。だって、このチームについていくと、誰に頼まれたわけでなく自分が決めたんでしょ?

 あんまり感情を溜め込むのも良くないから、一時的に批判するのも仕方ないが、時が過ぎたら、能力を発揮させて選手を働かせることを考えたい。能力があるからプロ選手なわけで。。選手の淘汰は、全てを知っている監督が冷徹にやっているはず。
....でも、スタジアムに行くと、また、やじっちゃうんだろうな。「イーグルを出せ~!」「チキンは引っ込めろ!」って。


1000万を狙え!--京都にさらわれるとほほ...
 13節瘴気漂うピッチに目の悪い悪魔まで現れて、ハンディを背負わされて勝ち点20のまま7位。...ううむ目標の6位以内入賞が自力ではなくなり微妙になってきた。しかし何とか勝ち点を拾っていけば、前後の鹿島と清水とは1点以内で、次節は鹿島-横浜、清水-京都だから、可能性はまだまだある。ステージで6位になると、Jリーグから賞金1千万が出る。5位で2千万。優勝の目はなくなったが、可能性だけなら4位(現在、名古屋23点)の3千万まで有りうる。(14節現在、9位。浦和が市原に勝ち、横浜が清水に勝てば、京都に90分勝利することにより、まだ6位にすべりこめるチャンスはある)
 選手諸君、1千万を欲しくはないか~!割り勘だけど。

 ・・・結局、最終節に得失点差で6位に滑りこんだ京都に持っていかれた。昇格祝いだ、とっとけ!


「少林足球」の悪夢
 映画『少林サッカー』を見た。W杯の喧騒の中ではなく、祭りの後に見ると、漫画チックで大笑い、とばかりにはいかない、秋風のようなものを感じた。詳細は村上選手のサイトでも見て貰うことにするが、とにかく、「痛い」映画だ。ネット用語ではなく、ビール瓶で頭をかち割ったり、かにバサミタックルなど....。

 とりわけ、プレーヤーなら笑えないシーンがある。PKをはずすとサポーターが襲ってきて、はずした選手の足をバットで砕く!オー・マイ・ガッ!いくらなんでもよ~。夢に出てきそうである。実はサポーターではないのだが、それは見てのお楽しみ。ちなみに主役たちの衣装はベガルタカラーだよん。


やっと、J1再開
 いよいよJ1再開。各チームのキーマンの多い右サイドも補強した。ツートップも調子は上々。しかし、他のチームも調整・研究してきてシビアな戦いが続くだろう。1st後半8試合でアウエー5試合。強敵も多い。当面の「目標」に向けて、何ひとつ保証されているわけではない。引き締めて行こう。
 さて、他の人は知らないが、「W杯が終わった虚脱感をJリーグで埋める」というのは全く逆だ。ベガルタが見られないむなしさは他の何でも埋めることはできない。せっかく盛りあがってきたところでの中断。世界規模の祭りは祭りで楽しいものだが、所詮、隣の祭り。ずーっと担ぎつづけている、肩に食い込むような神輿を別のものに置き代えることはできない。


中田一三選手へ
 祭りは終わった。ワールドカップはいろんな意味があるのだろうけど、今回もっとも強く感じたのは、この祭りが「復活の戦いの場」でもあるということだ。
 膝を2回もやったロナウドが得点王で、決勝戦でも試合を決める2ゴール。試合に出ることすら危ぶまれた選手が、世界の最高峰に立つ。人間の可能性の奥深さ。

 今、中田一三選手はどうしているのだろう。全治8ヶ月のリハビリも半ば、最も心身ともにつらい時期だろうか。それでも、きっとロナウドを見て新たな勇気が出てきたのではないか。、そう信じたい。君がピッチでプレーをする姿をまだ見ていない。華やかな舞台でなくても、苦境を乗り越えた選手は誰だって、輝いて見える。中田一三のプレーを見たい。[渡邉選手サイトによると9月中にも復帰するらしい]


『何度倒されても必ずはい上がり、いつ何時でもゴールを狙う』
 ゴン中山代表選出での決意表明は、選ばれなかった全てのFW選手へのメッセージでもある。この言葉を真実味をもって語れる選手は他にいない。窮地にパニくる指揮官に代わり、代表チームを救うのは「隊長」だろう。
 山下の戦いはもう始まっている。2006年、選ぶ側の好悪に関わらず、その実力により選らばざるを得ない、そんな選手を目指せ。点を取り捲れ。(2002.5)


シルビーにょ
 ザイゼンといえば白い巨塔。シルビーと言えばバルタン(古っ!?)だったはずなのだが。
 ラジオで「今日はシルビー・・・」と聞こえてくると、つい、口の形が「にょ!」となってしまう。
 開幕前、鍵を握ると見られていたシルビーニョが期待通りの活躍。中盤が人材不足のチームからも狙われているという。シルビ-岩本-財前-シルビ・・・オール・ワンタッチ・ゴ~~ル!そんな試合も、近々見られるだろう。
 あと1試合で、ベガルタの試合もしばらくお休み。記憶に長くとどまるようなプレーが見たい。(5.10)


来たれDF
 ケガ人が増えて、守備的な選手が足りなくなってきた。ユースケもがんばっているが、不調やカードなどの事態は当然ありうる。各ポジション一人だけでは戦えない。当然ここは補強することも考えておかないと。夏場以降、選手層の厚みも戦績に影響してくる。ディフェンスとスピードに自信のある選手諸君、仙台スタジアムでプレーしてみないか!活躍すると米一年分ももらえるぞ~。


財前、待て、希望せよ
 無傷の5連勝。期待以上の結果なのに、なぜか、何かまだ物足りない。そう、あの10番がピッチ上にいないからだ。徐々に調子を戻しつつも、まだ完全ではないようだ。選手生命にかかわること、慎重に行くしかない。焦るなという方が無理だが、それでも待つしかない。何故、君ばかり試練を与えられるのか?それは乗り越えられると分かっているからだ。君を必要とする時がもうすぐ来る。待ってるぜ。(2002.4.12)



上昇スパイラル
 「サポーターのおかげ」、「12番目の選手がいる」ホームゲームでの逆転劇に選手たちもそう言ってくれるのだが、こちらこそ、である。今のベガルタの選手のひたむきなプレーに力を貰っているのは、こっちの側だ。かつて名のあった選手が一度試合に出られなくなり、今度は試合に出続けるために、キャンプから鍛え直してきた。その結果が今出ている。

 ベテラン選手たちの「ひたむきな」プレーには、応援せずにいられない感動がある。選手から元気を貰い、応援して、今度は選手に力を与える。結果が出る。この好循環、上昇スパイラルを続けたい。しかし、相手のある戦い。そう甘くない。上に行けば行くほど、抑えつけようとうする圧力は高まる。ベガルタ・イーグルが天高く舞い上がるためには、逆風に負けない、さらなる下支えが必要。これからが正念場だ。


休むのは仕事
 昔、某著名J1チームのフロントの講演があって、「もっとイベントなどに一線の選手を出してほしいという要望が地元からあるが、たとえオフであっても、しっかり休養をとり、コンディションを整えるのは、プロとしての仕事であり、チームとしても守らせる」という話があった。貧乏チームが、人気を維持していくのにファンサービスは不可欠。だが、だからといって本末転倒になっては困る。選手が試合で本領を発揮するには、休養を取ることも必要。気分転換も必要。また、夜更かししていては、筋肉はできないということで、睡眠もきっちりとっていないとレギュラーは無理だ。
 応援する側も、選手のプライベートな場面では見て見ぬふり。地元密着というのは、そういうことではないだろうか。


二人の左右両利き
 開幕前は未知数であるため、期待と不安もあったシルビーニョ。しかしだんだんそのキープ力やキックの正確さ、左右両足から繰り出される自在のパスにファンも増えてきた。おまけに柏戦で、攻撃参加し、マルコスが空けた花道からの来日初ゴールを決めた。で、ようやく自信が出てきたのか故郷にビデオを送ると言っているようである。DFに囲まれても両足でパスができるのでプレーに余裕がある。岩本のフリーキックに、シルビーニョと福永や財前の変幻自在のパス回しが加われば相手は苦労するだろう。

 ところで、そのシルビーニョに加入によってもうひとりの両足使いの若手MF村上の出場チャンスが減ってしまった。しかし、ここは焦らずフィジカルを鍛えて、チャンスを狙ってほしい。ケガや警告累積などアクシデントによる機会もあろうが、競争に打ち勝ち、シルビーニョと同等以上のプレーができるようになって出てくれば、ベガルタの将来は明るい。


やっぱり目標は6位以内!?
 今年から、J1の各ステージの4位~6位のチームにも賞金が出ることになった(優勝1億、2位以下順位により5千万~1千万、6位が1千万)。チームの資金繰りとして広告費や入場料ほどの額ではないが、なんといっても、チームの勝利がそのまま金につながるのだから、まさにインセンティブ。岩本が「6位が目標」と言っていたのは、この話を知っていたわけではないだろうが、半分より上とかいう抽象的な目標より賞金は分かりやすい。
是非、両ステージで賞金ゲットをたくらんで欲しい。


2月、3月ピザを食べましょ
 「大きい会社なんだから金を出せ」、といったところで、宣伝費は対費用効果のソロバンで出てくるもの。儲けている会社ほど、その辺はシビア。労力だけで貢献を図るどっかのビンボー会社とは訳が違う(^^;。かのピサ屋様も競争が激しい中、全国展開を目指す企業だからこそ、先見性を持ってベガルタを応援してくれたのだと思う。
 この上は、パンツの上のマークがS、M、Lと大きくなるよう、「おう、効果あるね」と言ってもらうよう、この春は、ことあるごとにピザを頼もう。そして、配達の人が来た時、ひとこと「ストロベリーさんはベガルタ応援してるんだってね。だから頼んだんだよ。何、兄さん大友っていうの?気にいった!もう一枚追加。」などと言うのを忘れないように。
 短期的に結果を出すのが大事。効果ありと知られれば、追随してくれる会社も出てくるかもよ。ちなみに、今、チームには「山」のつく選手が二人いる....。何や?(仙台弁)山や(関西弁)。


ピッチ上に指定席なし
 「ベテランはね、調子悪いとか言えないんだよ。調子悪いとかいうと、もうトシだ、とか、引退かとか言われるからね。毎日、今日が最後のつもりでやるしかない。」
カズが中西氏のインタビューを受けて言っていた。履歴書とか名前でプレーできるわけではない。今現在どんなプレーをできるかがピッチに立てる基準。実に厳しい。この厳しい公平さがあるからこそ、フェンスのこちら側も胸をつかれるのだ。
 日本にプロ・リーグができて10年。もう、勘違いしている選手はひとりもいない、はずである。(2002.1)


(2002年12月30日 12:44) | トラックバック(0) | | おコラむ|
青系の受難 日・伊16
 フランスに始まり、アルゼンチン、ウルグアイ、イタリア。そして、つい同列にしてしまう、わが日本。今大会は青系が振るわない。最後は、赤か黄色か黒か。

 負けるときの理由は、どんな場合も、たった一つしかない。
 「相手より弱いから」
 どんなチームであれ、何かが相手より足りないから、敗れ去るのである。
 6月18日、2002FIFAワールドカップの決勝トーナメント1回戦対トルコ戦において、日本代表は前半早々のセットプレーで失った1点を取り返せず、惜敗。しかし得点以上に、強い雨の悪コンディションでも、ここ一番のスピードとボール扱いの正確さで、相手のトルコの方が完全に一枚上手だった。日本代表は集中を欠いていた。梅雨の日本でやることは分かっていながら、濡れたピッチに対応できていなかった。そして、あの人は、窮地になるとやっぱり...。
 しかし、これもそれも全部背負って、受けて止めて、次ぎなる進化を目指せばいい。確かに、大きな前進はとげたのだから。

 同日、韓国の対イタリア戦、逆転勝利。凄いものを見せて貰った。
それにしてもヒディンク監督、なんぼ超攻撃的といっても、5トップかい!それに応える選手の身体能力。ともかく、日本はスピードと体力が足らないことがはっきりした。中田クラスの選手がごろごろするようにならないと、まだまだ。100年前からプロがある国、50年前からW杯に出てる国とは、基本のところで差がある。そこから。


ベスト4?
 6月14日日本代表、チュニジアを2-0で下し、見事決勝トーナメント進出。おめでとう!
プレッシャーがナカータはずはないけれど、それを感じさせない予選3試合。クールに戦術を徹底し、集中が切らさないところが凄い。全てを味方につけた。ここから先は、何も恐れるものはない。どんどんアピールして結構。次ぎはトルコ、その次ぎはスェーデンか?(結局セネガル。強いぞ。)決勝に勝ちあがったチームはみんな上のチームだが、こっちには何か強運が来てるみたいだぞ。これからは、きつい場面でも楽しんじゃえ。


ホームの力
 6月9日日本代表、ロシアに1-0で待望の初勝利!
「らしさ」を出しての結果は文句なく立派である。が、よく見ると際どい試合だった。この勝利が確固たる実力だと浮かれる選手もいまい。気候に慣れている利。サポーターの圧力は、相手の集中を削ぎ、日本代表の力を持続させた。PKが取られそうなスレスレのプレーもあったが、取られない。ロシアのシュートには焦りが出ていた。モストボイの怪我は森岡とおあいこか?それでもとにかく、チャンスを自分のモノとできる冷静さは立派だ。
 この大会でより多く試合ができれば、その中で進化していくだろう。それが楽しみ。


青系が勝つ
 日本対ベルギー戦、2点を取って引分け。初の勝ち点1は、ベストでなくても上々だろう。あんまり好きくない鈴木の得点ではあるが、相手のミスを逃さず決めた運の強さと、それをもたらした執念は認めなければならない。稲本の冷静さも良かった。次なる目標は初勝利。日本は出場1回のチャレンジャー。結果を恐れず、やればいい。
 そして韓国、初勝利おめでとう。レイソル在籍の2人が得点したことも、同じリーグのチームを応援している者として誇らしい気分である。スロベニアにもがんばってもらいたい。
 ところで、ベガルタが練習相手となったアルゼンチン、イタリアが力を発揮して勝利。こちらも目出度い。特に、練習試合で不発だったバティの得点には、ほっとした。だって、練習試合で調子を落したと、アルゼンチン・サポーターに逆恨みされたらやだもんね(^^;そしてビエリ。一体、誰が止めるんだ??

(フランスについでアルゼンチン予選敗退。ベガルタのせいじゃないよ。オーマイ・ゴッド・ハンドが....)


アズーリをロハで見る
 「ワールドカップ、チケットなけりゃ、アウエーと同じ」
とにかくチケットの申し込みの電話はつながらず、懸賞もはずれまくりの枠の外。どうすりゃいいのさ、かむり橋。と、いささか盛り下がっていたW杯であるが、最後の最後で、イタリア代表の公開練習試合の仙台市民枠に当たり、なんとか生アズ-リをロハで見られることになった。実行委の皆さんありがとう、の2002年5月30日。

 NHKは19000人といっていたが、18000くらいの仙台スタジアム。気温19度、湿度80%近くで蒸し暑い。スタンドはアズーリクラブのTシャツで"アズーリ"。選手が入場してくると、ボールボーイが至近距離で写真とりまくり。アズーリクラブ子供会員が千羽ヅルをイタリア代表に渡すと、背中にサインしてくれる。場内「うらやまし~」の声。
 心配した、セレモニーが長くて練習試合が短いということもなく、5時過ぎには40分ハーフの練習試合が始まった。イタリアは、トッティ、ビエリ、カンナバーロなど主力選手が先発。上半身の規格がまったく違う。ベガルタは、GK萩原、DF飯尾、DF矢畑、MF千葉、MF中村伸(若手?)、DF中島、FW菅間などのトップ控え選手にユース組みの先発。

 イタリアは流し気味の動きなのに、簡単にボールを奪い、簡単にDFの裏に出て、ベガルタは完全に子供扱いされる。1秒長く持つともう、取られている(^^; 4分にセンタリングからビエリがボレーで決めて以降、トッティが一人で持ち込んで決める、ビエリがヒールキックで簡単に押し込む、バックパスを奪われて・・・次々の4得点。ベガルタは、ハーフラインを超えるのがやっと、という状態。マイボールでも、少しプレーが緩慢だとすぐ体を入れられてボールを奪われる。完璧なファーストタッチ、振りが小さくて速く正確なパスなど若い選手には、おおいに参考になったことだろう。

 後半は、両チーム次々選手交代して、誰かよく分からん。ベガルタ側のキーパーもイタリア人に代わる。シュートが飛んでくる方にいた方が、キーパーの練習になるってか?さすがに反応が早く、途中からトッティに代わったデルピエロのヘディングにも鋭く対応する。ベガルタチームDFに若手?の渡邉晋が入り、とりあえず高さでは対抗できるが、フェイントで抜かれる場面も。
 イタリアは蒸し暑さに疲れてきたのか、あんまりボールをとりにこなくなったところで、ベガルタもようやく落ち着いて、ボール回しも早くなって、パスがつなりがりだす。時折、中島がオーバーラップして攻め込もうとするが、ラストパスまではなかなか行かない。それでも1回だけ突破して、ユースのFWにフリーでシュートさせる惜しいシーンがあった。
 試合終了後、イタリア・カラーの花火が仙台スタジアムに響く。選手がみんな引き上げたあと、左膝負傷のインザーギが出てきて、コーチとランニングで場内を2周、ボールをスタンドに入れたり、ダッシュなどの別メニューをこなすおまけが見れてみんな大喜び。走りは問題なさそうだが、キックはまだ軽く。

 W杯の生観戦、これにて終了。あ~あ。ま、日本代表と同じ青だしさ、イタリアも義理で応援すっぺしよ。それにアルゼンチンも。


日本がブラジル、スペインに勝った!
 気が早い?しかし夢でも空想でもない。U-12の話。5月24-26日、パリで開かれているダノン・ネーションズ・カップ(第2回:U-13、第3回U-12同時開催)という、24カ国出場のジュニアの国際大会で、U-12日本代表は2-0でブラジルを破り、ロシアには1-1で引分け、予選1位で決勝トーナメントに進んだ(スペインにも2-0で勝ったが結局7位)。ちなみにU-12の監督は宮城県貞山高校の亀山氏。ベガルタ・ジュニア・ユースの2人(近藤、奥埜)が参加しているU-13の方は、残念ながら17-24位戦の方へ(結局18位)。この経験を無駄にせず、目指せ、ベガルタ2014!

2006年・見果てぬ夢
 20XX年。センターサークルで、にやっと笑って握手を交わす二人の選手。いつもは同じベガルタ・ゴールドのユニフォームを着て戦う、チームメート。

 それが今、ワールドカップ決勝の舞台で、互いの国旗を胸に、敵として競い合う。
かつてサッカー後進国といわれた極東の国の、そのまた後進地域に生まれた天才と、その地球の反対側のサッカー王国から、夢をもってジパングにやってきたワンダーボーイが、どんなプレーを、この最高の舞台で見せるか、世界中が固唾を呑んで見守っている....。

 まだ、J1昇格が決まったばかりで、こくな、と言われそうだ。
しかし、とにかくトップリーグに至る道を目指していた時から、さらなるチームの最終目標とは何だと改めて考える時、最も大切なことは、選手が主役になることだと思った。当たり前?本当にそうだろうか。チームを、選手を、何かに利用することばかり考えていないだろうか。地域に密着するとか、地元に熱烈に愛されるチームになるとは、本来、目標というより当然のことのはずだ。

 そこから先、地元、国内はもとより、海外からもベガルタを応援したい、ベガルタでプレーしたいという若者が現れる、そんなチームを目指したい。勿論、そのために、札ビラ切って、スター・プレーヤーを呼ぶことはしないし、できないだろう。無名の俊才の登竜門。選手がどんどんうまくなって、成長し、それを厳しくやさしく、徹底的に応援すること、それこそが目標、喜びである。

vega2006.gif 2006年。ドイツ・ワールドカップの日本ナショナル・チームにベガルタイレブンが名を連ねること。そのためには、それまでベガルタはJ1の中で確たるポジションにいなければならない。
 2010年。静岡県の某市のように、仙台でも、小学生の女の子から魚屋の親父まで、リフティングができるようになっていなければいけない。運営会社の経営も安定軌道に乗っていなければならない。チームはJ1で常に優勝を争う位置にいなければならない。・・・かなりの時間が必要になると思う。乗り越えるべき課題は山ほどある。様々な危機もあるだろう。この道は長く険しい。それでも、

 2006年は、近い目標、さらなる夢の始まり。そして、いつか冒頭のシーンになる。

(2001.12)


前方、ルック・アップ!
 この期に及んで、プレッシャーを言い訳にはできない。だいたい、この時期にプレッシャーなしに戦っているなら、むしろ淋しい。優勝争いやサポーターの期待、自分のサッカー人生、いろいろ抱えて、その中で、上を目指して、プレーできることは選手冥利というもの。緊張でがちがちになり、それが溶けて、エネルギーが充填されたことを実感できる時、驚くほど体が動くことを知ってるはずだ。
入場するとき「俺は猛烈に緊張している~」と叫んでみたら?「確かにガチガチだあ~」ってコールが起きるかもよ。

 急に特別なことをやろうとする必要はない。自分の役割を果たし、簡単にプレー。頭ではなく、体が覚えていることを、そのまま出せばよい。

村田の気迫
 10月21日の大宮戦で後半、村田は頬骨を骨折していた。試合展開に気をとられて、相手選手と衝突後、いつものようにプレーしている姿に、単なる一時的な脳震盪かと思っていたら、試合後、救急車で運ばれたそうである。(ヴィエラではなかった)
 まるで格闘技の世界。K-1ではあるまいし、顔を骨折しながら、よくプレーできたものだ。彼のアグレッシブさに負けないよう、他の選手も強い気持でプレーしてほしい。
 ...村田のその気持、貰った。あんたは無理せず、休んでくれ。(26日の公式ページによると、左上顎骨骨折全治6週間で手術するとのこと)

この際、何でも担ぐぜ!
 いよいよ終盤、大詰め。夢の実現には、実力は勿論だが、何かプラスアルファの力が必要な気がする。
 ....という訳で、個人的に、勝ち試合前の行動パターンをなぞったりしている。中盤では、マスコットのベガッ太人形の頭をポカリとやることだった。最近は某店の「串勝つ」がよく効く。
 実は、先日の山形戦アウエーの時も、山形では名物のソバを食わずに、「京風ラーメン」を食った。そのココロ、分かってくれるよね?

村上は? 岩本はいないわ、財前も不調では、MFはどうするかというところだが、山田もよほど完調でないとフルでは動けない。春先みた村上の動きは、期待するものがあったのだが、彼も体力がまだまだということのようだ。しかしこの際、使ってみたらどうか?・・・横浜FC戦で最後出場。

温度差
 大分戦、審判に対する意見を掲載したところ、通常の3倍以上のアクセスがあった。
私も以前はチーム不利になるタブーとして捉えていたが、選手以上に興奮して笛を吹く人が続け様に現れたので、思うところ掲載した。そもそも批判的な意見が出たからといって「報復的」な笛を吹く、仲間の審判がいるとしたら、そう思うだけで審判の資格がないだろう。選手にプレーで見返せというのと同じように、批判に対しては毅然と高いレベルで審判して、俺は違う、という所を見せてくれれば良い。

 掲示板に様々な意見が寄せられているが、ひとつひとつに肯定も否定もしない。試合を見た人は、ルールを元にそれぞれに意見を言う権利がある。ただ、記録がないからといって、そこで危険なプレーが何もない訳ではないということは抑えてほしい。テレビダイジェストなどは最後の部分しか映らない。また、選手が自分の子供だとして、一方的な判定を受けたら、あなたはどうするか?
 勿論、危険なプレー乱暴なプレーは誰であろうと、警告を受けるのは当然、ピッチに物をなげるのは恥ずべきことなのは言うまでもない。 
Jリーグは、各チームに対して審判の判定の遵守を求めると同時に、審判技術向上に向けて委員会設置、評価制度、プロ化などの対策を取るということになった。ようやく妥当な方向が出てきたと思う。
若い時からの育成システムによって、ワールドクラスの選手が輩出するようになったように、審判の育成にも力を入れてもらいたい。
 ところで、観戦記でも、この文章でも大分戦でのベガルタ選手への判定を変えろとか、そのせいで負けたとか全くいっていない。試合開始30分までに繰り返された大分選手のうしろからのチャージ、リカルドに対する反スポーツ的な挑発プレー、その他大分選手のしつこい異議には.何故警告が「出ないのか」を問題にしたかったのである。選手が判定に異議を出せば警告対象。弁解の余地はない。出場できないという最大の罰を個人的も受け、チームにも迷惑をかける。負けた試合が勝ちになるわけでもない。そんなあたり前のことは、議論するまでもないこと。
 しかし度重なる判定のミスを、誰も何も言わなかったら、またどこかの試合で他所の選手も理不尽な扱いを受けるのだ。それをタブーだとかオアイコなどと言っている人は、一体、選手のことをどう思っているのだろう。サッカーのルールについて書いた本を読んでみて欲しい。何のためにルールがあるのか必ず書いてあるはずだ。



小野とスタンディング・オベーション
 サッカー文化がどうのと、能書きをたれるのは好きではないが、オランダに行った小野が最初の公式戦で、地元フェイエノールト・サポーターに、大きな拍手とスタンディング・オベーションに迎えられた時、かの地のサッカー通の人々が、小野という資質に期待してくれていることに感謝し、これが文化という奴だなと、羨ましく思った。

 サッカーとは異質なものを受け入れることである、とある英国人はいっているが、どうも日本では、みなが同じであること、同じ行動を取ることの確認の方が重要のようだ。いつの間にか、勝利するという本来の目標より、集団として同じ行動をとっているかどうかの方が大切になってしまう。自分たちの目標に力を与えるものなら、どこから来ようが受け入れる。個の独創性を大切にする。日本にも、そんな考え方が根付く日がやってくるのだろうか。

「やませ」かよ!?
 暑い暑いといっていたら、北海道より寒くなっちまった。半袖でも寒いぞい。疲れた選手には、この涼しさが休養になったのではないか。暑くなっても今度は、ブラジルトリオに活躍してもらおう。
幸い、酷暑の西日本でので試合が当面はない。確実に勝ち点を積み上げていきたい。大宮も点が取れなくなってきて必ず崩れるはず。


体温かよ!?
暑い。今日7月23日仙台の最高気温も35度超だが、この暑さは全国的にしばらく続きそう。
22節は京都、23節は大宮(試合は鴻巣)戦と暑いところでのアウエー戦が続く。試合前後の最高気温予想は、京都が35度、埼玉は38度!おいおい平熱じゃないぞ~!昔、 サッカーは冬のスポーツだと思っていたのだが。その昔、某局のブンデスリーガの録画を見ていた頃、観客は分厚いコートを着て、白い息を立ち上らせながらの観戦というのが、サッカーと思っていた。
 選手もきついと思うが、あまり省エネサッカーをやっているとベガルタの場合、歩が悪い。チャンスの時に惜しみなくエネルギーを出せるよう、体調を整えてがんばって欲しい。


"アウエイ"の出店
「アウエイ」とは言っても、相手から見ての話である。
5月の大分トリニータ、横浜FC戦ホームゲームは、なぜかバックスタンド裏奥で、大分と横浜FCグッズを売る店のブースが出ていた。大分の場合、売り子さんはどうもサテライトの選手っぽい、体躯。いつから始まったことなのだろうか?ベガルタがアウエイに行ってグッズを売ったという話はあまりきいていないが、ひょっとして、今年から交換販売協定でもできたのか。ま、仙台スタジアムでの動員力をあてにしてことなのだろうから、別に文句はないのだが、試合内容によっては少々「刺激的」になるかも。ま、今は「余裕」で見ていられるけどね。

ハーフタイムの10番
 5月19日の横浜FC戦、前半15分でファウルを受けた財前は、一度OKが出たものの満足に走ることができず、10分後蓮見に交代した。以前から、後半交代して右足首をアイシングしていることが多い財前だが、今回は本当に痛そう。
 ハーフタイム、一人ベンチに残り右足を箱の上に載せ呆然としてる姿は、せつないものがある。両膝怪我のブランクを乗り越え、2年掛かりでようやく好調時に近い状態になってきたばかりというのに.....。無理せず、体調を整えた上で、またあの素晴らしいプレーを見せて欲しい。

春のポスター  
仙台市営地下鉄などに新しいベガルタのポスターが張り出された。
今回は全面に選手の「顔」を出している。前面に藤吉と岩本、後ろに財前と大友と千葉である。日本代表の経験もあり、写真を撮られ慣れている藤吉と岩本はいいのだが、大友と財前の方は、目つきが凄い。ピッチ内の戦う男というより、車内の危ない男という感じ(^^; ま、これから、慣れていってくれることだろう。

小ベガッ太君  
年間パス購入者が貰えるティッシュカバーは、ベガルタカラーで凄く目立ち、家中でティッシュを探すことはなくなるだろう。また、このカバーには、マスコットであるベガッ太くんの小さいぬいぐるみがついていて、手触りもよろしい。
 さらにいうと、思わず頭をポカスカやりたくなる大きさで、勝っても負けても「ぽか」とやってしまう。最終節の頃にはベガッタ君の頭がどうなっていることやら......。

地元と「シビア」
毎年「人事」の頃は悲喜こもごもであるが、基本的に試合に全然出られない選手の翌年の契約は厳しいというのは常識。だから、将来性があるからであって、地元出身だからという理由だけで残留している選手はいないと信じたいが、監督によれば、今シーズンは「シビア」だそうだから、「昔の名前」だけとか「地元」だけが取り柄の選手はさらに淘汰されて、勝利に貢献できる選手だけがピッチに立つはずである。そういう意味で、すべての選手が改めて正念場であることを応援する側も覚悟したい。


語って下さい
プロとしてサッカーを見せている以上、文化とか言う前に興行であることを忘れてはならない。観客のニーズは様々で、「監督になったつもりで」いろいろ言うのは、観客の楽しみのひとつであるから、様々な意見が出てくることはむしろ歓迎すべきことで、「知らないくせに」などといって、そういう発言自体を封じ込めようとするのは、観客増を妨げるだけ。
 プロサッカーは、そんなに知識がなくても楽しめるスポーツ興行。多少まと外れだったとしても、興味を持って自分なりの意見を持ってくれたということは、「はまり」への第一歩。こういう人達を大事にすることこそサポーターの役目でありまししょう。もっとも、ベガルタに興味があるのではなく、人を中傷することに興味がある人は問題外。

(2001.1)
(2001年11月10日 23:08) | トラックバック(0) | | おコラむ|
「僕は応援するからね。ずっと、ずっと応援するからね。」
必死に叫ぶ子供の声に、周りにいた大人達は静まり返り、そして泣いた。....ベガルタがまだブランメルといっていたころ、観客わずかに数百人の陸上競技場での負けが決まった試合。

 ミスだらけの試合で連敗が続いていた。大人達はもはや罵声を浴びせる気力すら失せていた。子供が、負け試合で、自分の中に覚醒した何かを、大人はみんな忘れていた。

 サッカー文化だの、ヨーロッパの事情がどうだの関係ない。目の前の選手こそ自分の分身である。夢をかなえてくれる存在である。目の前でプレーする人間に魂を注ぎ込む。決められた形など、ない。
叫んでいるのは、選手の向こうにいる自分自身に対してである。

(2001.1)

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