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 チームが、仙台での練習もそこそこに宮崎キャンプに行ってしまったので、みんな情報に飢えていることだろう。
当方もしかり。そこでネットなどで、他チームの情報や、キャンプレポなどをさらっと眺めてみるのだが、これがまた、よう分からんピンぼけ写真のような記述で、ストレスが溜まる。ただ、よく読むと、怪我人が多発しているチーム、練習試合で成果が上がらないチームがあるようだ。そして、ほとんどチームの守備面が、いまいち模様なのが共通している。多くの人が言っているように、守備固めを先にできた方が有利なのは間違いない。
 とは言うものの、考えて見れば、今(2月14日)の段階で、シーズンの最終形が決まっているはずもなく、また、監督の胸の内にメンバーや形があっても、チーム全体のモチベーションを上げるのために、「確定させない」パターンが普通なのだろう。馬鹿正直に、今年は3-5-2で行きます、先発は誰々、なんて宣言するチームもない。

 そこで、スカウティング合戦。今やっているトリノ・オリンピックでも、選手の力はそこそこありながら、情報戦でメダル争いから脱落してしまったような種目も見える。ベガルタもVディレター他いろいろやっているようだが、当然、他のチームもやっていることだろう。サポ側から見るとやきもきの連続だが、公式戦やtotoがない今、なんでもかんでも、オープンにする必要もないと思う。実際、チームによっては公式サイトで、練習試合の出場選手の名前すら出さないようにしている。それに、どれほど意味があるかは分からないが、とにかく勝つためには、情報戦でも抜かりなくやる必要がある。そして、始動が遅かった分、スカウティングの面では、一節目休みをアドバンテージにできるようにしてもらいたいものだ。
1月28日。久々に練習を見て来た。いつもの練習場、泉サッカー場ではなく、人工芝で普段はユースが使っているパークタウンの方。寒い。北風が強く、つめたい。陽がさしてるから風さえなければ、ぬくいはずなのだが、寒い。これでは怪我が怖いし、ずっと九州でキャンプするのも仕方ないだろう。それにしても、当方は軟弱にも12時で引き上げてきたが、3時間以上も、金網にへばりついて鼻水すすりながら見ているベガサポ魂の皆さんはたいしたものだ。

さて、そんな寒風の中、ハーフコートのジョグから始まって、GK陣以外は、鳥篭を数種類、さらにダッシュして止まり、バック・ステップからまたダッシュの練習と休みなく続く。ここまで1時間。ロナウドフィジカル・コーチが、腿の上と下を鍛えるのだ、と手振りで示しているが、その通りの負荷があるようで、数回繰り返しているうちに、早くもつりそうになっている選手もいる。

その後、ミニゲームから、ハーフコートでの試合形式の練習となるが、ボールを使ってはいるものの、明らかにフィジカル中心の練習。それで、そろそろ張りも出ているようで、動きのいい選手とそうでなない選手に分かれる。
競争の激しいMF陣は全体に動きがよく、ベテラン陣はまだ様子見段階の感じ。ぼやぼやしてると置いてかれるぞ。早くもいい動きなのは、新加入の熊林、どこでも出没する。そして、18才とは思えないフィジカルの強さとボール扱いを見せる金子シンジ、これは要チェック。それに清水や富田の動きの良さが目立った。FWでは萬代の高いヘッド、さすがに中島ユーキの飛び出しもいい。
DF池田ショーヘイの起点もまずまず。注目の外国人ロペス(ロペ)は、さかんに他の選手に話しかけていた。業界用語はお互い言葉を覚え合って、連携を深めてもらいたいものだ。ロペは、張りがあるのか、早めに切り上げていたが、大柄の割りにボール扱いは器用そうだ。ボルジェスも今日は流し気味。それでも先頭きってジョグを走ったり、ギュラリーの子供に笑顔を見せたり、サービス。

全体練習が始まって一週間。寒さの中、まだフィジカルや個人技のチェックの段階で、怪我を警戒しながらの動き。戦術的な動き、トップスピードの動きはこれからで、宮崎に行って徐々にギアを上げて行くのだろう。第1節試合無しを有効に使って、練り上げて欲しいものだ。

これで、プレーする選手を生で見るのは、しばしお預け。それでも、みっちり隙なく練習しているのを見て、おおいに安心した。今のがんばりが、必ず秋口の粘りにつながるはずだ。
 サンフレッチェ広島の佐藤寿人選手が、2005年度のベストナインに選ばれた。日本人得点王として、 あの大黒を抑えて、FWとしてMVPのアラウージョと共に受賞。(追記 06年1月から2月の宮崎合宿、米国遠征の日本代表にフル代表として初めて選出され、2月22日アジアカップ予選インド戦で初ゴール)

寿人選手は、ベガルタ仙台に移籍した2003年J1で9得点、2004年J2で20得点とベガルタのチーム内での得点王。若くて小柄な がらチームの大黒柱になった。21、22歳と若い時代を仙台で過ごしている。もちろんジェフや セレッソの時代での基礎固めがあってのことだが、この2年まんべんなく試合に出て、ときに守備の オールピッチ・ディフェンスに借り出され、ときにポストプレーのようなことまで担いながら、着実に力をつけ自信を深めていった。降格した2年目では、レンタル元のジェフの復帰要請にもかかわらず、前代未聞、自らベガルタへの完全移籍を申し出て退路を断った。この時点で、彼は一年勝負に出たのだと思う。仮にチームを去ることになっても年齢から移籍金を残すことができる。彼自身は20得点あげたが、チームは降格。そして2005年は広島へ移籍。判を押す前のことがとかく言われるが、セリエAからも興味を示されるような、今年の活躍を見れば、素直に良かったねといいたい。

 さて、「育成」の重要性は誰しも思うことだが、人によって言っている中味が違う場合があるような気がする。ジュニアやユース時代も同じチームでなければいけない、卒業が地元でないとだめだ、いや生まれも地元でないと、と、そこまで言うひともないかもしれないが、そういうパターンだけではないだろう。出自、年齢に関係なく、広くチャンスを求められる流動性こそサッカーの特徴なのでは?
 寿人選手の場合も出場機会をものして、降格の厳しいプレッシャーの中に残り、きつい要求の監督の元で過ごしたことは、間違いなく、今年の活躍につながっているはず。そしてJ1の広島に移籍したが、チ ームに果実も残している。これもひとつの「育成」ではないか。

 若い時から、慣れ親しんでいる選手が、長くいつまでもチームにいて欲しいと思うのは人情だ。もし出場し活躍し 続けられるなら、それが一番いいのかもしれない。けれども選手にとって一番大事なことは、より上 のレベルを目指せること、出場機会が得られること。それがなければ、どんなに素晴らしいチームも 選手の胸に響かない。移籍してきた若い選手が、ベガルタに来て出場機会を得、チームに貢献、さら に飛躍する。ユースからも、実力でトップに上がる。そんな選手が次々現れるようなチームであって 欲しいと思う。
 そして、今年ベガルタを去った選手たちにも、新しいチャンスが来るように願っている。これは終わりじゃない。始まり。自分を信じてチャレンジしていって貰いたい。
(2005年12月23日 20:44) | トラックバック(1) | | おコラむ|
 2005年J2最終節対福岡戦。勝てば3位決定、入れ替え戦に進む。引分け、負けでも甲府が勝った場 合のみ逆転される。甲府の相手はぶっちぎり優勝を決めている京都。よもや京都が甲府に負けることはないと、正直私はタカをくくっていた。甘かった。運に頼る、恥ずかしいことだ。
 でも、選手や、福岡までかけつけた、あるいは仙台スタジアムの寒風の中で応援していた人は、勝つことしか考えていなかったと思う。本当にお疲れ様でした。

 悲しかったのは、最悪の事態も想定すべき、ベンチまでもがそう思っていたことだ。結果を確定させるべき勝ち点3を狙わずに、相手次第の選手交代で迷い、手遅れになった。手を尽くして敗れたなら、別な思いもあっただろう。だが、ベガルタのベンチに、本当の勝負師はいなかった。
そして、思えば、この試合だけじゃない、これが今年のベガルタのサッカーなのだな、引き分ければいい、のサッカーだったのだなと思った。これを何年継続しても昇格は不可能だと思う。

長いリーグ戦でとりあえず、引分け狙い、というのはJ2安住のサッカー。確かに引き分けて、時々勝てば、○戦負けなし、とかマスコミが提灯をたれ下げてくれる。なにか強くなったような錯覚を、自分もサポーターも選手も持ってしまう。引分け3つは、1勝2敗と同じでしかないことをすっかり忘れている。しかし、それでは、中位から上位争いまでは行けても、その上は狙えない。勝負どころで、ビハインドの状況で、勝ち切るメンタリティーや体力、攻撃パターンを持たないチームに、昇格はありえない。ストライカーを生かす様々形がなければ、点取屋がいても孤立するだけである。

 守備を鍛えるというのは、ある意味当たり前で、そのあと、どうやって点を取り、相手を上回るか、までトータルに計算されていなければならない。得点力のある個人の力だけで、勝利しているかに見えるチームも、実はそこまでの過程が、きちんとできていることは、私なんかより、サッカーの詳しい方のほうが良く知っているだろう。

 本気で昇格を狙うなら、どんな状況でも、勝ち点3を狙うサッカーが必要だ。そのためには、ゆったり守備ではなく、激しいプレス、相手を凌駕する運動量、正確で強いパスワーク、そして何より強いメンタリティーが必要。そんなことはプロなら分かっている?なら、どうしてその準備をしてくれないのだろう。それらを可能にするすべての基本は、フィジカルではないのですか?
厳しい練習の裏づけなくして、本当の精神力なぞ生まれてこない。試合の時だけ、怒鳴り散らすだけでは、その場しのぎ。すぐに慣れっこになる。そして今年の場合、何が原因かは分からないが、練習試合もしない。相手の癖が分かりきった同士でのプレーで、出場選手を決めている。若い選手の経験値は上がらず、闘争心も、チームとして絶対勝つ、という気概も小さいものになってしまうのではないか。

 誰が監督がするかが話題になるが、本当は、どういうサッカーがされるかが重要なのである。また、そのサッカーを実現するために、監督は、何を、どう、日頃やっていたのか、そこをしっかり見極めて欲しい。選手に「きつ過ぎる」と言われるならともかく、練習が足りない言われるのはどうなのか。時間にルーズなのはどうなのか。自主練だけでチーム戦術は浸透するのか。昇格に向けての戦い、そして育成の仕方という意味でも、今年のやり方を、そまま続けるのであれば、チームにとってマイナスであると思う。ただ継続すればいい、というものではない。中味が来年以降のベガルタに必要なものかどうか、である。

 勿論、現監督がまったく努力しなかったとか、能力がないと言うつもりはない。顔色が変わるほど苦労し、勝ちたいとも思っていたと思う。しかし、そのやり方は、今のベガルタが必要としているものとは違うと思う。ベガルタは、完成された選手が集まった、完成されたチームではない。ベガルタに必要なのは、個人の力をアップさせ、組織力を加えて昇格を果たし、その後もJ1のチームと対抗できる力強いチームにつなげられる指導者である。

 負けても楽しいサッカーが見られればいいという人もいる。そういう楽しみ方もあるだろう。しかし、私は選手が形でだけでなく、現実的に、上を目指し奮闘する様を見たい。どんな時でも勝負にこだわる姿勢を監督も、選手も、サポーターも、持ち続けなければ、強いチームはいつまでもできず、チャンスを見逃しては、低い目標に安住する、ただの仲良しクラブになってしまうと思う。
負けが多くなれば、チームは、いずれ、どんどんスタートラインを下げることを強いられる。サッカー資本主義は冷徹で、強いチームに強い選手、若手が集まり、育成もうまく行く。そうでないチームは、じり貧が続く。だから、どこかで、厳しい監督の下でチームを鍛え上げ、比較的短期で勝負し、上に上がり、いい選手が集まる状況に持っていかないといけない。そういうサッカー、指導をする監督が何より必要であると思う。

 J1でプレーする、あるいはその先を夢見る選手達を、厳しく鍛え上げ、力をつけさせ、引き出し、勝負する監督、勝利で成功体験を積ませ、当面の目標を果たすチームを見たい。
それを実践できる新しいやり方、監督を希望する。


 プレッシャー?あるの当たり前。
毎年、言っているけど、プレッシャーの無い、どうでもいい試合をしているより、期待がある中で、もだえ苦しみながら試合する方が、はるかに選手冥利というもの。「ガチガチだよ、ガチガチ、俺。」と歯でも見せ合いながら、楽しめばいい。

 とはいっても、何試合も自らを縛り、過緊張が続くのも疲れるので、これからのきつい日程を、昇格のためのスペシャル2ステージと考えて見よう。まずは、19日湘南戦(A)、から23日水戸(H)、26日京都戦(H)まで8日間で3試合ある。これを第1ステージとして、一気に3連勝を狙う。湘南戦をしのぎ勝てば、ホームの力もある。他チームの意地が出て、運がよければ、いいことがあるかしれない。この「第1ステージ」は予選リーグ、がむしゃらに勝ちに行くだけ。

 次に1週空いて、12月3日(土)に、最終節福岡戦アウエー。しかし、昇格をめざす我々にとっては、福岡戦で終わりではない。すぐに、中2日で入れ替え戦2試合がある。7日(水)がホーム、10(土)はアウエー。この3試合をまとめて第2ステージと考える。間の1週間の調整が重要だ。選手起用の妙も必要。リフレッシュがあってもいい。更改交渉は、先送り。
 福岡戦で燃え尽きることないようにしながら、さらに疲れがある状態で、入れ替え戦は厳しい。しかし、入替戦は全勝でなくてもいい。1勝1分けでいい。最悪2分けPK戦勝ちでも最終結果は同じ場合がある。もし、さらに運がよければ、福岡戦は...ま、あまりに都合のいいことは、考えないことにして、一戦ずつ、ステージをひとつずつクリア、新しい歴史を作る。

(2005年11月15日 13:11) | トラックバック(0) | | おコラむ|
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