Jリーグサッカーキング「千葉直樹引退読本」

発売から少し時間が経ちましたが、「Jリーグサッカーキング 2011年 03月号」において、「千葉直樹引退読本」として、40ページ近くの特集が組まれています。ほとんどのページを仙台在住のライター板垣さんが書かれています。

既に読まれた方も多いと思いますが、全国発売の雑誌で、失礼ながらスーパーな選手でもなく、全国的スターとは言い難い、千葉直樹(以下敬称略)の特集を組むとは、どういうことだったのでしょうか。その英断に感謝でありますが。

その答えは、特集の最後にある「あなたの街に千葉直樹はいますか」という、特別寄稿にあります。
地方の他チームの方にも、機会があれば、是非目を通していただければと思います。
(追記)gooのコラムでも読めるようです。

もちろん、ベガルタ仙台とて発展途上。まだJ1のスタートラインについたばかりです。

親会社のようなものが無く、プロサッカー選手の排出もあまりない地域において、色々な地域出身の選手の力を結集してチーム力をつけながら、育成もし、サポーターを増やし、結果もそこそこ出さないといけない。

厳しい局面で、求心力をどこに置くかは難しい問題です。チームによって、人によって答えは様々。 ただ、言えるのは、ベガルタ仙台には、千葉直樹という選手がいて、15年も地元でやってこれた、様々な監督の元でもプレーできた、という事実が、今のチームの基盤になっているということ。


最後は満身創痍、太れない体質ということで、肉体的な限界もあったとは思いますが、15年間で大きな怪我なく、長い欠場という事がほとんど無かったのは、無事これ名馬と言ってもいいのでは。勿論、それ以外の要素もあったのですが、その中味は雑誌でご覧下さい。

ところで、千葉直樹は影響を受けた選手として、あの阿部良則の名前をあげています。実は、直樹のヘディングを見る度に、これは阿部譲りだなと感じていました。いろいろ言われるアベヨシですが、確かに巧かった。

それから、地元の選手はもちろん、外部からも来たくなるようなチームに、という話も同感でした。そいういう方向で、千葉直樹氏には、今後活動して貰えたらいいなと思います。


さて、この雑誌は、仙台では、まだまだ書店やカーサ・ベガルタなどで買えると思いますが、他地域では入手しづらく、間もなく買えなくなると思われます。

デジタル雑誌のFujisanという会社が、 PCやMac用に、バックナンバーのデジタル版を販売しています。⇒Jリーグサッカーキング<デジタル>1/24号

ただし、パソコン用リーダーソフトは、Flash利用のストリーミング型というこで、残念ながら、この号はiPadやiPhoneでは読めないようですが、デジタルでもいいという方は、どうぞ。

(追記)市民後援会編のCountry Road 2010-2011 千葉直樹・平瀬智行 引退特集号も発売になっています。