ワールドカップ初戦1-0、カメルーンから勝ち点3

2010年6月14日、8年ぶりに日本代表がワールドカップ本番で、カメルーンから勝ち点3を上げました。まずは良かった。

相手のカメルーンが、内紛なのか調整不足なのか、ゲームメーカーのソングがいないとか、若手をスタメンに出してきたなど、幸運もあったかもしれません。

が、個人技や身体能力の高さで、ワールドクラスがごろごろしている対戦相手に対して、敵失を逃さずついて、まずきっちり守り、少ないチャンスでも得点に結び付けたことは、持ち味を出した立派な仕事と言えるでしょう。

細かい分析をする力はありません。ただひとつ感じるのは、本番前の練習試合、イングランド戦から絶好調のキーパー川島の存在です。あの試合で、PKを止め、ルーニーを止めた川島の雄叫びが、失いかけていた闘争心を、他の選手にも蘇らせたのではないでしょうか。

本田が運を持っているなら、川島には何かが降りてきている。

そして世代交代。
カメルーン戦のゴールに結びつけた遠藤の高速パス、松井のドリブル、本田の位置どりとシュート。いずれも初出場(遠藤も前回ピッチに立ってないので初出場のようなもの)。大久保、長谷部、阿部、長友、闘莉王、後から出た岡崎、矢野、そしてGK川島まで初めてのワールドカップ。駒野と中沢、途中出場の稲本だけが経験者。

もっともワールドカップには出てなくても、若くして海外で経験を積んだ選手が、本田、長谷部、松井、大久保といたのは、大きな力になってますね。特に前で勝負できる選手が出てきた。
体力があって、経験値もある選手たちに、なんとか残り2戦も引っ張って貰い、チーム全体で次へ進んでほしいものです。

次はオランダ戦。カメルーンのように、勝手にミスしてくれたり、ロングボールばっかりということはなく、苦戦はするでしょう。しかし、日本代表も修正できる点、まだ出してない力がある。

自信と闘争心を持って、挑んでほしい。日本のワールドカップは、全試合がジャイアント・キリング。チャレンジです。