カツが必要

蒸し暑いシーズンが始まった。試合を始める前から、まるで「やりなくないな」と言わんばかりの、覇気のない選手が見受けられるというのは、情けない話だ。
勿論、選手は一生懸命のつもりだろうが、どこか、何かに甘えてないか。楽して勝とうとしてないか?サッカー選手なのにボールへの執着がなくなったらおしまいだ。

こういう状況では、軍曹こと、大柴の登場が望まれるところ。しかし骨折あっても出場していたような彼が慎重なのは、膝の状態や体のキレが十分な状態までもう一歩だからだろう。豊富な運動量、鋭い切り返しやキーパー前の突っ込みなど、相手の嫌がるプレーが特長の大柴にとって、自分にも他人にも厳しいだけに中途半端な状態で出るのが、納得できないのだろう。

コンディション、試合から半年遠ざかっていることもある。急に以前のようなパフォーマンスを期待するのは無理な話ではある。それでも、ピッチ内で睨みをきかせる「軍曹」が必要である。今の緩んだ状況では。一日も早い復帰を望むばかりである。