久々の練習見学

1月28日。久々に練習を見て来た。いつもの練習場、泉サッカー場ではなく、人工芝で普段はユースが使っているパークタウンの方。寒い。北風が強く、つめたい。陽がさしてるから風さえなければ、ぬくいはずなのだが、寒い。これでは怪我が怖いし、ずっと九州でキャンプするのも仕方ないだろう。それにしても、当方は軟弱にも12時で引き上げてきたが、3時間以上も、金網にへばりついて鼻水すすりながら見ているベガサポ魂の皆さんはたいしたものだ。

さて、そんな寒風の中、ハーフコートのジョグから始まって、GK陣以外は、鳥篭を数種類、さらにダッシュして止まり、バック・ステップからまたダッシュの練習と休みなく続く。ここまで1時間。ロナウドフィジカル・コーチが、腿の上と下を鍛えるのだ、と手振りで示しているが、その通りの負荷があるようで、数回繰り返しているうちに、早くもつりそうになっている選手もいる。

その後、ミニゲームから、ハーフコートでの試合形式の練習となるが、ボールを使ってはいるものの、明らかにフィジカル中心の練習。それで、そろそろ張りも出ているようで、動きのいい選手とそうでなない選手に分かれる。
競争の激しいMF陣は全体に動きがよく、ベテラン陣はまだ様子見段階の感じ。ぼやぼやしてると置いてかれるぞ。早くもいい動きなのは、新加入の熊林、どこでも出没する。そして、18才とは思えないフィジカルの強さとボール扱いを見せる金子シンジ、これは要チェック。それに清水や富田の動きの良さが目立った。FWでは萬代の高いヘッド、さすがに中島ユーキの飛び出しもいい。
DF池田ショーヘイの起点もまずまず。注目の外国人ロペス(ロペ)は、さかんに他の選手に話しかけていた。業界用語はお互い言葉を覚え合って、連携を深めてもらいたいものだ。ロペは、張りがあるのか、早めに切り上げていたが、大柄の割りにボール扱いは器用そうだ。ボルジェスも今日は流し気味。それでも先頭きってジョグを走ったり、ギュラリーの子供に笑顔を見せたり、サービス。

全体練習が始まって一週間。寒さの中、まだフィジカルや個人技のチェックの段階で、怪我を警戒しながらの動き。戦術的な動き、トップスピードの動きはこれからで、宮崎に行って徐々にギアを上げて行くのだろう。第1節試合無しを有効に使って、練り上げて欲しいものだ。

これで、プレーする選手を生で見るのは、しばしお預け。それでも、みっちり隙なく練習しているのを見て、おおいに安心した。今のがんばりが、必ず秋口の粘りにつながるはずだ。