29節:対川崎2-3、相手10人残り8分で3失点、逆転許す

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2017J1 29節 2017年10月14日(土)15:00 ベガルタ仙台2-3川崎フロンターレ 等々力陸上


石原

野津田 西村
  (クリスラン)
中野  古林
(茂木)(蜂須賀)
三田 奥埜
増嶋 大岩 平岡

サブは、イユノ、蜂須賀、菅井、藤村、茂木、クリスラン、野沢。川崎は、小林、家長、中村、三好、車屋スタメン。森本、知念、長谷川竜也ベンチスタート 。

得点も失点も、家長の一人相撲で川崎が10人になってから。2点リードで終盤まで来た時追い付かれた時、ベンチは何を考えていたのか。川崎の決定力は確かに凄いが、やるべき事を怠っていないか反省がないと、いつまもでも同じ。

ルヴァンカップ2戦と合わせて、8日で3戦同じ相手と対戦するという異例のカード。
立ち上がりから、野津田が要所で顔を出し、ボールをつなぎ、少ないタッチでボール運ぶベガルタ。奥埜も運動量豊富に顔を出すが、その頑張りに頼り過ぎ、終盤相手に反撃のスペースを与えてしまった。

前半。
開始20秒、左から西村のサイドチェンジ、古林のクロス、合わず。50秒、関のゴールキックから石原の落とし、西村がミドルシュート、バーの上。ベガルタ、上々の立ち上がり。2分、川崎の右コーナー、ショート・コーナーから、最後は中村のグランダーのシュート、クリア。3分、ゴール前で川崎に回され、右コーナーを与える。中央で小林と中野が、蹴り合いとなり、中野が一時ピッチ外。

5分、中野が戻る。6分、野津田のクロスでコーナーを得る。左コーナー、三田のキックこぼれを、再び増嶋がクロス、オフサイド。8分、左から三田のクロスに、中央エリア内DFの裏でフリーの西村が、ハーフバウンドのシュート枠内もキーパーのファインセーブに合う。惜しい。10分、川崎のカウンター、しのぐ。ここまでは川崎の動きが重く、ベガルタも対処できている。

13分、左コーナーを得る。中央西村が一瞬フリー、ヘッドを合わせるが、枠外。16分、中野がドリブルでの仕掛け、左コーナーを得る。これはクリアされる。この時間帯、西村がワントップになる、ポジションチェンジ。さらにベガルタ、中野から右の小林、クロスを入れるがクリアされる。その後、川崎のカウンター、家長に持ち込まれての折り返し、中央から中村のシュート、枠外。

17分、中野のクロス、弾かれる。18分にも中野がエリア内侵入、その後も回す。中野から古林のへのパスは流れる。19分、川崎のカウンター、中央中村は、ベガルタが3人掛り囲む。20分、ネットが中央から意表をつくヒールシュート、関反応。その後エウシーニョが足首自傷で一時中断。22分、古林にイエロー。

その後、家長がベガルタエリア内でダイブ、シミレーションでイエロー。これは明らか。23分、野津田がつなぎ、最後は古林がクロス、キーパー。24分、西村がタメて、中野が侵入も、シュートは打てず。25分、川崎がカウンター、小林がベガルタDFに粘ってキープ、最後は中央から中村のシュート、枠外。

27分、家長にドリブルから侵入されクロスされるが、奥埜がクリア。左コーナーを与える。これはクリア。32分、またも家長にエリア内侵入され、至近距離のシュート、これは関反応、コーナーに逃げる。これもクリア。ベガルタ、カウンターに入るが、つながらず。ここまで家長ひとりにやられている。

35分、ベガルタ相手の左サイドでボールをつなぐが、なかなかシュートにいけない。36分、ベガルタエリア右奥35mでフリーキックを与える。ショートでつながれるが、守る。37分、家長のクロスに、中央中村のシュート、ヒットせず。38分、三田の縦パス、中央前の奥埜のスルー、つながらず。

39分、パスカットされ、自陣でピンチ、平岡がスライディングでなんとかクリア。その後、西村から古林、石原のプレスと攻めるが、スローインに。40分、野津田のワンタッチパスに古林がドリブル前進、えぐってのクロス、中央詰め切れず。41分、川崎の攻め、家長が奥埜をどつき、倒れたところ足踏みで、イエロー2枚目、レッドで退場。川崎10人、スタジアム騒然。一番やられていた家長の自滅で、ベガルタは棚ボタ。それにしても、家長は、あたら技術がありながら、時々切れてしまうのが、残念だ。

44分、ベガルタが回して、最後は奥埜のスルーパス、流れる。追加時間4分間。エドヴァルトネットにもイエロー。1分、川崎エリア左角でフリーキックのチャンス。こぼれを奥埜がクロス、平岡のヘッド、枠外。さらに野津田のロングシュート、キーパーセーブ。そして4分、三田が左裏へのクロス、走りこんだ中野がえぐって、ダフリ気味ながら折り返し、中央に野津田がで詰めて押し込み、先制!

前半は、決めきれない嫌な流れをも、敵失をゴールにつなげ、1点リードで終了、

後半。
川崎はネットを下げ長谷川を入れる。リードしたベガルタ、遅攻気味。川崎はカウンター狙い。2分、野津田にイエロー。4分ベガルタ、ボールを回すがパスミス。5分、三田が、カットインから右足のシュート、枠外。その後、川崎がカウンター、三好に持たれるが、中央でクリア。

8分、古林に代え蜂須賀を入れる。12分、三田から中野へ、中野のクロスに蜂須賀詰めるが、もう一歩。13分、川崎中村ミドルシュートはホームラン。15分、三田からパスを受けた蜂須賀がアーリークロス、うまくDFの背後に流れた石原がフリー、ファーサイドへ、流し込むようなヘディングシュート、決まって2点目。ここまではベガルタのペース。

しかし、2点を取って、急激にパス回しが遅くなり、シュートまで持っていけなくなる。つなぎ役だった、野津田、奥埜の疲れも影響か。17分、川崎のカウンター、しのぐ。18分、川崎の右コーナー、クリア。22分、今度はベガルタがカウンター、つなげず。24分、蜂須賀が三好を倒すが、ノーファールの判定で、場内騒然。この雰囲気をベガルタは活かしたいのだが。

25分、川崎は森谷に代えハイネルを入れる。ベガルタ、ボール回しが遅くなるが、ベンチ動かず。26分、川崎のクロス、流れる。28分、いらだった川崎はファールの連続。しかし、ベガルタの攻撃も消極的に。29分、ハイネルから長谷川、エリア内侵入、シュートされるが、ここは関が反応。左コーナーを与える。川崎、三好に代え知念を入れる。コーナーはクリア。

32分、10人の川崎が、ベガルタゴール前でボールを回す。33分、車屋がドリブル前進も最後は流れる。増嶋がパスカット、その後ベガルタ回す。35分、ベガルタがカウンター、蜂須賀のクロスから、中野と野津田が回すが、シュートを狙う気配なし。36分、川崎がカウンターから回し、ベガルタの左サイドからエウシーニョが左足での巻いたミドル、ゴール隅に決められ1-2

37分、疲れた西村に代えクリスラン投入。38分、川崎のカウンター、野津田疲れている。小林にうまくキープされ、ミドルシュートこれはが決まって同点2-2。ベガルタ守備陣パニック。ずるずると下がり始めた。37分、増嶋のロングスロー、つながらず。40分、川崎に右コーナーを与える。関がパンチング。こぼれをシュートされるが、関が弾く。またコーナー、これはしのぐ。

42分、川崎のカウンター、またあっさり右45度から小林に決められ、2-3。ボールに詰め切れていない。相手10人から2点取ったが、残り8分で、3点返された。さらに、43分、川崎のカウンター、古林にまたシュートされるが、関。その後、中野のクロスに野津田の落とし、キーパーに取られる。ミドルも打てないベガルタ。

44分、ようやく中野に代え茂木。追加時間は4分間。茂木入るなり、左からのミドルシュート、バーを叩く。惜しい。チョンソンリョンがゴールキックで遅延、イエロー。2分、蜂須賀のクロスにクリスランのヘッド、キーパー。クリスランにヘッドで狙わせるより、エリア近辺で持たせた方が、チャンスが生まれる事は分かっているが、時間もなく焦るのだろう。最後は平岡も上がり、右から増嶋のロングスローで狙うが、つながらず、屈辱の大逆転負け。


前半は、川崎の出足もいまいちのところ、ベガルタがチャンスを作ったが、決めきれなかった。川崎いまいちとは言え、家長には再三チャンスを作られており、中村がベストコンディションなら、決められていただろう。それでも、家長のひとり相撲でのチャンスから、早々に2点取ったのは、上々ではあった。

しかし、リードしてから、急速にボール回しが、キープのような遅さになり、気持ちが守備的になってしまった。前半のリズムを作っていた野津田、奥埜が疲れてきた時どうするのか。同点とされた後、相手の流れを変えるために、ベンチができる事があったのではないか。選手が、びくびくしたのは確かだが、そこにメッセージを、すかさず入れる必要があったのではないか。しばしば、ビハインドのゲームで見られる対応の遅さは気になる。

残り5試合、降格圏のチームは死に物狂いでやって来る。攻撃のスイッチ、ペースを変えるところ、誰がチームをコントロールするのか?運動量豊富な選手自身のペース作りと、チーム内の意思統一、そして素早いベンチの対応。残り試合で見せて欲しい。

誰がではなく、何をやるか、それが重要である。


シュート数:9-13、CK:3-8、FK:12-13 得点: 野津田岳人、石原直樹 (川崎)エウシーニョ、小林2 警告:小林、野津田 (川崎)家長2=退場、エドヴァルトネット、 チョンソンリョン  主審:池内明彦 入場:18,892人