22節:対広島1-0、パトを大岩が完封、西村のシュートのこぼれを奥埜押し込み勝利

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2017J1 22節 2017年8月13日(日)19:00 ベガルタ仙台1-0サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台


石原(クリスラン)
西村 奥埜
   (梁)
中野  古林
  (蜂須賀)
三田 富田

増嶋 大岩 椎橋

シュミット

サブは、関、蜂須賀、ヴィニシウス、梁、藤村、佐々木匠、クリスラン。広島は、パトリック、森島、アデルソンロペス、柴崎、GK中林スタメン。工藤、茶島はベンチスタート。青山と林は欠場。

前半、パトリック、ロペス中心の攻めを体を張ってとめたベガルタは、後半、疲れの見える広島のボールを拾い続けて攻勢。6分西村のシュートをキーパーハンブルして、かき出したところを奥埜が押し込んで先制。その後も、前へ前へとボールに行き、マイボールを増やして、勝ち切った。

まるで梅雨のような気候が続く仙台。気温は25度前後だが、湿度は高く、今にも雨が降りそう。

前半。
平岡が警告累積で欠場。3バック中央に大岩、右には椎橋が入る。前3人は、水曜の磐田戦からターノーバー。開始早々、広島が、ベガルタエリア左横でフリーキック。これをクリアしてカウンター、中野から西村へとシンプルにつなぎ、左足でシュート、枠外も、最近シュートが少ないベガルタには景気付け。その後もベガルタがボール回すが、シュートは打てず。

4分、増嶋がロペスのチャージを受け、ボールを失うが、なんとかカバーして、広島の左コーナー。シュートをクリアして、今度は右コーナー。これはクリアするも、その後つながれ、パトリックとロペスのワンツーからシュート、これはシュミット正面。しかし、この攻撃は怖い。10分、富田から中野、クロスを入れるがキーパー。11分、広島がスルーパス、大岩がクリアでコーナーを与える。パトリックのヘッドは枠外。中野が体をぶつけていた。

その後、ベガルタの反撃、西村がキープしながら、ファーサイドの古林へ。クロスは合わず。15分、中野のクロスに石原、もう一歩。16分にもカウンター、西村がドリブルで持ち上がり、最後は石原がシュート、コーナーを得る。左コーナー、三田のキックはクリアされるが、こぼれを中野が左足のミドルシュート、キーパー。19分、ベガルタエリア中央35mで、広島のフリーキック。ヘッドを打たれるが、シュミット抑える。

21分、広島にクロスからこぼれをシュートされる。さらに、ロペスに侵入されるが、三田がブロックに入り、シュミット抑える。ここまで、ベガルタの守備意識が奏功して、攻められてはいるが、決定機はほとんどない。23分、広島の左コーナー。24分、ベガルタのカウンター、左右に振り、最後は中野のクロス、シュートは打てず。

25分、左サイド、増嶋のロングスロー、クリアされ、広島のカウンター、椎橋が懸命に戻って抑える。28分、パトリックにキープされるが、大岩が粘って蹴り出す。広島のスローインへ。31分、ロペスが左足のミドルシュート、枠外。遠目でも打ってくるので、集中が必要。32分、中野から西村とつなぎ、最後は石原、打てず。さらにベガルタ回すがシュートに至らず。

33分、広島がロングボール、流れる。34分、ベガルタ、左奥35mでフリーキック、これはキーパー。36分、広島エリア前で西村がキープ、最後は富田がシュートするが、キーパー。その後、また広島のロングボール、流れる。青山の欠場の影響か。37分、ベガルタも中央から古林、クロスを入れるが流れる。その後左ライン際40mのフリーキック。こぼれを石原がクロスするが、シュートは打てず。

39分、広島のクリアミスで右コーナーを得る。ショートコーナー、シュート打てず。広島のカウンターは押さえる。42分、広島が放り込み、シュミット抑える。広島は、ベガルタが5バック気味なので、ロングボールを盛んに繰り出すが、ベガルタも織り込み済み。その後、ベガルタエリア左奥40mのフリーキック。野上のヘッド、枠外。危なかった。44分、広島の長いフリーキックはシュミット。

結局、前半は、最初広島に押されたが、次第にベガルタも押し戻して、スコアレスで終了。

後半。
いきなり、ロペスにグランダーのシュート打たれる。枠外。ベガルタも、古林のクロスのこぼれを富田が持ち上がり、さらに椎橋も攻撃参加。シュートは無し。2分、中野が持ち込み侵入も、つながらず。その後、ベガルタが広島陣内でボールを回す。6分、左サイドからカットインした西村が回転をかけたシュート、GK中林がハンブル、浮いたボールを慌ててゴール外に弾き出したところを、詰めていた奥埜が、左足で流し込んで先制!西村の積極性、奥埜の位置取りが効いて、8試合ぶりの先制点。奥埜は今季3点目。

ここで、先日の増嶋第2子誕生を受けて、ベガルタの選手達がややぎこちなく、揺りかごダンス。時間がかかったが、審判も大目に見た。誕生から早めにできて良かったw

ベガルタは、先制でリズムを掴む。ボールへの寄せが速くなり、セカンド拾いまくって攻勢。7分、中野がワンツーでしかけ、広島エリアすぐ外25mの絶好の位置でフリーキックを得る。三田のキックは、壁の外側から巻いた枠内シュートだったが、ここは広島GK中林のファインセーブに合う。これで左コーナーを得る。しかし、クリアされ、ベガルタ押し戻される。8分、自陣で回そうとした椎橋が、パトリックにプレゼント横パス、シュートされるが大岩がクリア。

10分、ベガルタ、どんどん前に詰めてボールに寄せる。広島はファールで止める。中央やや右35mのフリーキックを得る。広島のクリアボールを、離れていた増嶋が、ワントラップで浮かせてのシュート、枠外。その後も、広島エリア左角30mのフリーキック。増嶋がヘッド狙うが、枠外。16分には、中野の仕掛け。切り返して侵入、クロスはクリアされるがコーナーを得る。これはクリアされる。その後も、ベガルタ回す。

18分、久々に広島の攻撃もオフサイド。広島の前線には中3日の疲れが見える。パトリックには大岩がへばりつく。19分、広島は森島に代え森崎が入る。ボランチの柴崎がトップ下へ。その後、シュミットにイエロー。遅延? 21分、古林が足攣りで、急遽蜂須賀が入る。23分、広島が、ベガルタゴール40mでフリーキック。ここから柏にクロスを入れられるが、これがシュート性となり、ポストをたたく。危なかった。こぼれを蹴り出し、広島にコーナーを与える。つながれるが、広島はオフサイド。

26分、またベガルタが回す、最後は中野のクロス、クリアされる。さらに西村のクロスを、右で蜂須賀が頭で落とす。これはこぼれるが、カットインした蜂須賀が左足での強烈ミドル、キーパー正面。27分には、西村が裏の奥埜にパスを通し、奥埜がエリア内で倒されるが、ノーファールの判定。28分、広島は柴崎を諦め、茶島を入れる。29分、ルーズボールを石原が追い込んで、スローインを取る。

30分、パトリックがポストプレー、茶島が侵入、シュートされるが、大岩が足を出してコース限定、シュミット抑える。32分、三田と中野で左サイドでのワンツー、中野がシュートするが、弱くキーパー正面。しかし、リズムのある仕掛けを見せた。33分、蜂須賀がドリブルで上がり、クロス、中央で石原がオーバーヘッド狙うがヒットせず。その後、広島のクロスに、パトリックのヘッド、オフサイド。

34分、広島の縦の攻撃はオフサイド。パトの動きを見切ってきたか。広島はDFの高橋に代え、FWの工藤を入れる、パワープレー。36分、ベガルタのカウンター、左から三田のクロス。合わず。直後、広島は、ロペスが遠目からのループシュート、枠外。37分、奥埜に代わり梁が入る。38分、ロペスの突進で、コーナーを与える。三田がクリア。

39分、蜂須賀と西村がキープ気味に右サイドで粘り、コーナーを得る。ここは梁が蹴る。決まらず、今度は広島。右で広島のコーナー。シュミットがパンチングで逃れる。42分、また広島のコーナー。これをしのいで、カウンター。中央の中野から、走り込んだフリーの石原にパスが通る。石原、ペナ付近でシュートするが、キーパーに防がれ、コーナーを得る。

決まらず、今度は広島のカウンター、中野が止めるが、こぼれをつながれ、ゴール前の混戦から、一瞬フリーのロペスが、グラウンダーのシュート、わずかに枠外。危なかった。追加時間は4分間。広島はロングボール攻撃。セカンドを拾って、放り込んでくる。シュミットがパンチ、キャッチと忙しい。3分目。石原に代えクリスランを入れ、時間使い。ベガルタようやく攻め込み、西村が持ち上がる。中央でクリスランがフリーだったが、自分でシュート、枠外。

そのまま試合終了。8試合ぶりの勝利は1-0完封。広島が後半ややガス欠気味とはいえ、しつこくパトに寄せた大岩はじめ、中野、三田まで、守備で体をぶつけ、後半の攻勢では、前へ、前へと先にボールの寄せて、相手のファールを誘い、有利に試合を展開した。
得点も、西村の思い切りいい枠内シュートのこぼれを、しっかり奥埜が狙うという、「形」ができた。

ただミスも散見、2点目が取り切れなかったのは、次の宿題だが、今後の試合に向けて大いに弾みがつく内容だった。


シュート数:16-12、CK:5-9、FK:17-10 得点:奥埜博亮  警告:シュミットダニエル 主審:池内明彦 入場:14,258人

尚、この試合の復興ライブは、株式会社 劇団ニホンジンプロジェクト。奥埜をモデルにした歌を作ってるのも、この試合の後押しになったのでしょう。また、試合後のオーラでは、サポによる、スマホのライト使った演出もあった模様。お盆だし?w