17節:対ガンバ大阪2-3、2点差追いつくも、ロスタイムに勝ち越される

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2017J1 17節 2017年7月1日(土)19:00 ベガルタ仙台2-3ガンバ大阪 ユアスタ仙台

クリスラン
(奥埜)
西村 石原

永戸  中野
(蜂須賀)   
三田 富田
  (梁)
増嶋 平岡 大岩
  
シュミット

サブは、関、石川、蜂須賀、佐々木匠、奥埜、梁、野沢。G大阪は長沢、アデミウソンの2トップ。遠藤、井手口、今野、倉田スタメン、呉屋、赤崎ベンチ入り。

2戦連続、大阪勢とホームで対戦。蒸し暑い雨上がりのピッチ。さらに試合開始前に散水。
それで足と取られたのは、ベガルタの選手の方が多かった。

週末から体調不良のため、簡単に経過を記します。

前半早々に、芝がめくれて足を取られた永戸が、負傷退場(足首をやったという監督談)、さらにはクリスランが接触と、相手フリーキック弾直撃の、頭部打撃2発で、大事をとって後半交代するという、アクシデントがあった試合。それでもG大阪に肉薄した。

前半。
開始2分、左右に展開され、シュートされるがブロック。この時間、G大阪の出足は速い。3分、三田から永戸へのスルーパス、もう一歩。4分、クリスランが接触プレーで頭部打撲、一時ピッチ外。脳震盪か?しかし〇印。包帯をホチキスで止めて戻るが、7分までベガルタ10人。

8分、G大阪のカウンター、大岩の裏まで、アデミウソンに一気にドリブルで持ち込まれ、えぐっての折り返し、中央で増嶋が戻りながら、スラィデイングでクリアを狙うも、オウンゴール。スピード勝負になると、厳しい。早い時間の失点で、今日も苦しい展開。10分、永戸が相手陣奥までドリブルで入ったところ、芝がめくれて変な転び方をする。一時ピッチ外。戻るが、再び倒れ込み、担架で退場。ベガルタ、また10人。

13分、永戸に代わり蜂須賀が入り、右サイドへ。中野が左に回る。G大阪の寄せが速い。中盤でボールをカットされ、G大阪にキープされる。17分、G大阪にクロスからのシュートを打たれ、シュミットがクリア。これはオフサイド。20分、三田のロングボール、キーパー直前でクリスラン触るが、抑えられる。21分、中野のクロス、西村が中央で落とし、三田が強烈なミドルシュート、東口に触られポスト!惜しい。

これで勢いついたか、さらにエリアすぐ外25mのフリーキックを得る。これは弾かれるが、左サイド奥でスローイン。ここで、増嶋がロングスロー。これは知らなかった。26分、クリスラン持込み、エリア内で足をかけられるが、ノーファールの判定。この日は、ほとんど、クリスランが受けたファールは取って貰えなかった。27分、大岩のロングボール、もう一歩。

その後、中盤でのせめぎあい。共になかなかシュートまでいけない。36分、西村がキープ、倒され、エリアすぐ外でフリーキックを得る。平岡のヘッドに合うが、枠外。38分、三田からフリーの中野へのパス。トラップミス。雨で滑ったのか?40分、パスカットした蜂須賀が、カットインして、左足の強烈ミドル、枠内も東口に阻まれる。これまで見た蜂須賀のシュートの中では、一番だったが、惜しくも決まらず。

41分、西村のキープからコーナーを得る。こぼれを蜂須賀がクロス、平岡のヘッド、枠外。44分には、蜂須賀のクロスにクリスラン、キープし切れず。追加時間は2分。ベガルタエリア中央35mで、G大阪にフリーキックを与える。ここでクリスランが顔面クリア?一時倒れ込む。
前半は1点リードされ、終了。

後半。
頭部打撲を重ねたクリスランに代わり、奥埜が入り、シャドウ。石原がワントップ。開始早々、西村のパスに石原、もう一歩。5分、石原がチャージ、こぼれを蜂須賀がクロス、流れる。7分、ベガルタが左右に展開するが、ファールで終了。8分、G大阪は今野に代え藤本が入る。けしからん選手層w

10分、パスカットから富田のクロス、キーパー。13分、大岩縦のロングボール、クリアされる。14分、アデミウンの攻撃は平岡カット。15分、中野が左からカットイン、シュート、コーナーを得る。これはクリアされる。17分、ベガルタが回して、中野のクロス、枠外。18分、平岡にイエロー。次節出場停止。ベガルタエリア左奥30mのフリーキックを与える。遠藤のはげしく変化するキックに、うまくワンタッチで合わせされるが、枠外。危なかった。

21分、中野からのパスを受けた西村がシュート、ふかす。25分、ベガルタが左右に展開もシュートを打てず。ファビオが効いている。25分、ベガルタの左サイド、縦に守備が並んだところを、アデミウソンにドリブルで突破され折り返し、中央でフリーでいた井手口にシュート、を決められ、0-2。相手のカウンター狙いを、なんとかしのいでいたが、タイミングのい動き出しと、スピードでちぎられた。

先に2点取られ、後半も疲れが出て来る時間帯。永戸、クリスランがいない。それでも、スタジアムの声援を受けて、ベガルタは攻めに行く。28分、蜂須賀がエリア内侵入、キーパー前でシュートチャンスもふかし、枠外。しかし、直後、30分、右から蜂須賀のグランダーのセンタリングに、ファーで一瞬フリーの西村が、ダイレクトで、たたきつけるハーフ・バウンドシュートで決め、1-2。すかさず1点返し、まだやれる感のスタジアム。西村は2試合連続。

ここで眉の濃い監督はすかさず、フォアチェックで走り回った長澤に代え、呉屋を入れる。32分、G大阪のカウンター、遠藤のシュート、枠外。33分、ベガルタ、相手エリアでのフリーキックを、早いリスタート、これでコーナーを得る。34分、コーナーのこぼれがキーパー前の大岩の前にころがり、なんなく決めて2-2同点。大岩も今季2点目。クリスラン、永戸不在で2点差を追いついた!完全にベガルタの流れ、ホームで勝てる感が出て来る。

しかし、ここから本当の勝負。ベガルタにも力みが出て来る。36分、ベガルタ回して西村がミドルシュート、バーの上。38分、左ラインぎわ、35mのフリーキック、決まらず。G大阪は遠藤に代え金正也を入れる。42分、ロングボールから中野、もう一歩。さすがにベガルタも疲れている。

そして44分、G大阪がベガルタエリア左奥35mのフリーキック。キッカーは藤本。追加時間突入。藤本のキックがファーから飛び込んだファビオの頭に合ってしまい、失点、2-3。土壇場で、ゾーン・ディフェンスの窮屈さをまたも突かれ、勝ち点を逃した。それでも、飛車角落ちの中、点をもぎ取ろうとする姿勢はいいだろう。

一方で、
ベガルタの攻撃の「進化」を讃えるがあまり、守備が17試合経ても「ザル」状態な事に、触れまいとする、玄人筋の見解は却って不安になる。実は、「攻撃がいいだから守備は目をつぶれ」「いいサッカーをしているから文句いうな」という言い様こそ、深層の不安隠しであろう。大量失点を防げない現実は、目をそらさずに改善していかないといけない。

リーグ後半戦、上位チームからでも勝ち点を取っていく必要がある。「攻撃的」で上位にいるチームは、守備でも帰陣が早く、あっという間にブロックを作って、時にはカウンター、勝ち点3を取ってしまう。

後半戦は、対策もされる。個々の選手に、スピードが無い我チームは、守備でもっきちりと工夫しないと、せっかくの得点が勝ちにつながらない。今の内に、バランスを取ってほしい。



シュート数:15-8、CK:5-0、FK:17-16 得点:西村拓真、大岩一貴 (G大阪)オウンゴール、井手口、アデミウソン 警告:ケイトリン 主審:荒木友輔 入場:14,052人

復興ライブは、山田祥子さんと、寺崎はねこ踊り(桃生町)保存会の皆さんでした。暑い中お疲れでした。