14節:対甲府3-0、若手躍動、石原先制、敵失も生かし、クリスラン、梁で圧勝

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2017J1 14節 2017年6月4日(日)15:00 ベガルタ仙台3-0ヴァンフォーレ甲府 ユアスタ仙台

クリスラン
(梁) 
西村 石原
(野沢)  
永戸  蜂須賀
   (中野)
奥埜 富田

増嶋 平岡 大岩
  
シュミット

サブは、関、石川直樹、小島、梁、中野、藤村、野沢。甲府は、ウイルソン、兵働、小椋スタメン。ドゥドゥ、道渕はベンチスタート。島川は欠場。

後半、甲府が退場者を出したとはいえ、ウイルソンのいる甲府をシュート3本に抑える一方、16本のシュートを浴びせ、流れからの3得点で圧倒した。

序盤からボールを支配したベガルタが、永戸のクロス、西村のキープやエリア内への抜け出しで、再三チャンスを作る。しかし、なかなかシュートが枠に行かない。

しかし、前半30分、永戸がえぐったクロスに、クリスランがスルー、中央から石原がタイビングヘッドで決めて先制、楽になる。

守備では、甲府のカウンターにも厳しく寄せて、ウイルソンにも仕事させず。攻撃では西村が、ゴール前にうまく出てキーパーと1対1となること3度、詰められて決めきれず。しかし、うまくボールをキープし捌き、石原やクリスランとのコンビも上々。

後半も、攻めながらもゴールが遠かったが、15分に甲府の阿部が、一発退場で、相手は10人。余裕の出たベガルタは、さまざまな攻めのバリエーションを繰り返す。すると26分、永戸のクロスのこぼれをクリスランが素早いシュートで押し込み2-0。

36分には、蜂須賀のスルーパスを受けた西村が、ゴえぐっての折り返し、クリスランに代わって入っていた梁がグラウンダーでシュートを決め、3点目でダメを押した。

前半。
先週までの7月並みの暑さから、打って変わって、曇り空で、梅雨寒のような冷たい風が吹くユアスタ。
ベガルタがボール保持して、甲府がカウンター狙いという、予想通りの展開。いきなり甲府サイド、左奥35mのフリーキックを得る。三田がいない今日、キッカーは永戸。クリスラン、なんとかヘッド合わせるが、ファールで終了。2分、甲府がドリブル前進、ライン割る。その後、蜂須賀のロングシュートに、石原がヒールでコース変えるが、キーパー。

3分、ベガルタが回して、蜂須賀のクロス、西村のファールで終了。4分、今度は左奥30mでフリーキックを得る。奥埜がキッカー、オフサイド。6分、甲府の左コーナー。こぼれをクロスされるが、流れる。石原から追い越した大岩、つながらず。ベガルタ押し気味もシュートまで至らず。

11分、大岩のパスに、蜂須賀もう一歩。12分、永戸の浅い位置からのロングスロー、石原から西村、ブロックされる。14分、ベガルタが回して、最後は増嶋の縦のボールは、キーパー。15分、甲府ウイルソンのドリブルから中央へ、シュートは枠外。16分、シュミットのゴールキックから、DFがバウンド処理をもたつくところを、エリア内で西村がうまくプレス、キーパー前1対1も、シュートは詰められる。

17分、甲府がベガルタ左サイド角30mでフリーキック。キッカーは兵働。シュミットがパンチング、こぼれをミドルシュート打たれるが、枠外。20分、大岩から裏に出た奥埜へパスが通り、甲府ゴール前を横切る面白いセンタリング、クリスランもう一歩。さらにベガルタが回す。23分、永戸のロングスローから回して、石原からヘッド、枠外。

25分、ウイルソンを二人で止めるが、フリーキックを与える。ベガルタエリア右奥35mのフリ-キック、これもシュミットがパンチングでクリア。26分、ベガルタのカウンター、石原からクリスラン、もう一歩。27分、石原の浮き球パスに、裏の西村もう一歩。そして30分、永戸がエリア左から抉ってのクロス、クリスランがダミーで飛んで、その裏中央から、石原がダイビング・ヘッドをたたきつけ、先制!練習通りというプレーで、キーパーも反応できず。石原は、J1通算50得点達成。

31分、クリスランにイエロー。累積4枚で次節出場停止。32分、西村からのスルーパスに、クリスランもう一歩。33分、パスカットして西村が縦に突破、横パスに石原スラィデイング・シュート、枠外。35分、甲府がドリブルからコーナー。これはクリア。37分、さらに甲府、浮き球のパスからシュート、枠外。

39分、富田からクリスランへのパス、もう一歩。42分、甲府小椋にイエロー。43分、永戸のクロスに石原が高い打点のヘッドで折り返しも、決まらず。44分にも、永戸から、走り込んだ奥埜へパスが出るが、もう一歩。追加時間は3分。甲府にクロス入れられるが、平岡が蹴られファールで終了。その後、クリスランのキープから、永戸、さらに奥埜が、ワンステップでシュート、枠外。

さらに、石原のうまいトラップから、蜂須賀のクロスでコーナーを得る。しかし決まらず。前半は1-0とリードして終了。

後半。
両チーム、激しいプレイに、ファールが増える。3分、ベガルタ自陣からのフリーキック。シュミットのキックから、ボールを回して、最後奥埜がラストパスも、ミス。5分、甲府の右コーナー、ファールで終了。7分、石原の高い打点のヘッドから、西村が突進、しかしキーパーは、かわし切れず。

9分から一進一退の展開。互いにシュート無し。13分、ベガルタが細かくつなぐが、最後はオフサイド。14分、甲府が右コーナーキック、この時、アーク付近で、甲府の阿部が、永戸の喉元に足裏見せての前蹴り、即座にレッド、一発退場甲府10人。これでベガルタはゆっくりとボールを回し、チャンスを伺うようになる。

しかし、守りを固めた甲府をなかなか崩せない。20分、回して裏を狙うが、オフサイド。21分、甲府は兵働に代え、ドゥドゥを入れる。21分、クリスランがプレスしてカウンター、ファールで止められ、左奥40mのフリーキック。奥埜が蹴るが、オーバー。24分、石原、クリスラン、西村とテンポよくつないで、西村がドリブルで侵入、キーパーに迫るが、ブロックされる。

さらに、西村がえぐっての石原がスルー、クリスランがシュートもコーナーとなる。永戸が左コーナーキックを蹴る。即決まらないが、25分、こぼれをつないで、またも永戸がエリア左角からのクロス、中央こぼれるところ、平岡が落とし、クリスランが素早くシュート、決まって2点目。クリスラン、リーグ7点目。相手10人となってから早めに追加点が取れ、勝利が近づく。

26分、甲府の右コーナー。クリア。さらにゴールキックから、クリスランが胸でつないで、石原、さらに蜂須賀のクロス。決まらず。28分、クリスランに代わり、梁が入りシャドウ。石原がワントップ。30分、甲府の攻撃はオフサイド。31分、奥埜が左足でのミドルシュート、枠外。甲府は堀米に代え、ベガルタユース出身の道渕入る。

33分、富田から西村へスルーパスが通り、西村ゴール付近へシュートを思い切り狙うが、力んで枠外。35分、蜂須賀が、前の西村にパス、西村が縦にドリブル前進、ひきつけて、右角フリーの梁へ折り返し。梁は力を抜いたグラウンダーのシュートで、ゴールを決め3点目。ダメ押し。梁も今季2点目。西村、自分では決められなかったが、ベテラン梁のゴールをアシストする孝行ぶり。

その後、石原の2本のシュートチャンスも決まらず。36分、蜂須賀に代え中野が入り、そのまま右WB。38分、甲府の左コーナー。決まらず、ベガルタのカウンター、梁がドリブルで時間を使いながら前進。中央から梁のシュート、キーパー。39分、西村に代え野沢が入る。42分、ベガルタゴール左奥40mで甲府のフリーキック。決まらず

44分、野沢から石原へ変態スルーパス、決まらず。その後、ウイルソンがパスカットして、ドリブル前進、クロスも流れる。結局試合はそのまま終了、相手10人になって、きっちりと2点追加でき、3-0で勝利。久々のホーム連勝となった。

三田の怪我でボランチで入った奥埜も、要所で攻撃参加、三田とはまた違った変化を攻撃に与えた。

それにしても、永戸の実質2アシスト、西村のアシストと、若手が持ち味を発揮、主砲とベテランのゴールを導き出し、ホームで連勝と、久々にベガルタサポの留飲が下がるゲームだった。

ま、西村はハットを逃したがw、試合に出るごとにうまくなっているし、永戸の多彩なクロス、クリスランの決定力、石原のうまさ、梁の落ち着きといろいろ楽しめたゲームであった。

試合後は梁とウイルソンがユニを交換するというシーンもあった。

シュート数:16-3、CK:2-6、FK:20-22 得点:石原直樹、クリスラン、梁勇基  警告:クリスラン (甲府)小椋、阿部梢平=退場、山本 主審:松尾 一 入場:13,107人


尚、この試合の復興ライブは、パンダライオンでした。また、この試合から7月までのホームゲームで、「東北の地酒20銘柄飲み比べフェア」が開催され、毎試合5銘柄ずつ、頂く事が可能です。