09節:対清水3-0、プレス復活で快勝。クリスラン2ゴール、菅井ダメ押し

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2017J1 9節 2017年4月30日(日)13:00 ベガルタ仙台3-0清水エスパルス アイスタ

クリスラン
(奥埜)
梁 石原
(西村)  
永戸  菅井

三田 富田

増嶋 平岡 大岩
(石川)  
シュミット

サブは、関、石川直樹、蜂須賀、佐々木匠、椎橋、奥埜、西村。サブが若い。清水はテセワントップ、金子、野津田、角田、六反スタメン。チアゴアウベス、デューク、二見はベンチスタート。

前からプレスが復活したベガルタが、清水の猛攻をしのいで無失点の前半。クリスランが、後半10分にPKで、21分には永戸のセンタリングをきっちり決め、効率良く2得点。26分には菅井のダメ押しゴールで、最後はしっかり時間を使い、久々の勝利を完封で締めた。

J1では、2年ホームで勝利が無いという清水が、「鬼門」扱いしていたベガルタのジンクスを、きれいに解消。平岡の恩返し完封達成。

攻撃では、広島戦からルヴァン杯清水戦と合わせ、3試合連続3得点と、ようやく花開いてきた。

前半。
満員で完全アウエーのアイスタながら、ベガサポも結集。連敗脱出を図る。ベガルタは最近になく、前から早めのチェックでボールを奪いに行き、攻められても粘りの寄せで守っていく。前半は、清水の猛攻をしのぐ展開。

開始早々、ベガルタゴール中央やや左30mで、清水のフリーキック。野津田のキックは枠外。2分、石原のクロスはライン割る。4分、永戸のロングスロー、平岡には当たらず。5分、ベガルタエリア左ライン際で、清水のフリーキック。その後の放り込みは、クリスランがヘッドでクリア。その後フリーでシュートされるが、ミスで助かる。

7分、清水のシュートをシュミットが弾く。この間ヘッドの時、テセが首から落ちて、心配されたが戻る。タフだ。その後、清水にボールをつながれる。9分、クリスランから梁へスルーパス、梁走り出すが、もう一歩。12分、ベガルタ、ようやく右サイドでつなぐが、上がれず。13分、清水の左コーナーキック、こぼれを六平がシュート、テセにコース変えられるが枠外。

15分、ベガルタ左奥40mのフリーキック。増嶋?のヘッドは枠外。17分枝村のクロス、なんとかクリア。19分、ベガルタがボール回すがシュート無し。20分、増嶋から菅井への大きな展開もトラップ収まらず。23分、清水が早いリスタートから、裏を取りフリー、シュミット飛び出し、足でクリアもイエローを貰う。これで、ベガルタエリア左角の嫌な位置で、清水のフリーキック。テセの強烈無回転シュートは枠外。

27分、攻められるが石原が戻って守備、遅らせる。ファール取られフリーキックを与えるが、カウンター、クリスランひとりでドリブル前進もカットされる。28分、右コーナーを得る。キッカーは梁。決まらず、清水のカウンター。クロスから金子にヘッドされるが、平岡クリア。31分、六平のシュートは枠外。32分、梁から石原にパスが通り、ワンタッチで折り返し、中央のクリスラン、ワントラップでボールを止めると、すかさず左足シュートもキーパー。今日初めて、連携が出た。

35分、ゴール前に石原詰めるが打てず。36分、永戸のロングスロー。決まらず。しかし、ここまでボールには早めのチェックで、ピンチは何とか、凌いている。38分、ベガルタはリスタートから早めに出して、永戸がクロスも決まらず。40分、松原のクロスは枠外。41分、清水が連続シュートも、なんとか抑える。43分、清水がスルーパス出すが流れる。追加時間は1分。

テセが振り向き様のシュート、枠内もシュミットがセーブ。これでコーナー与えるが守る。前半は、清水ペースも、無失点で切り抜けた。

後半。
2分、右コーナーを得る。キッカーは三田。これはファールで終了。4分、白崎のクロスが放り込まれるが、シュミット飛び出し、ワンハンドでクリア。さらに清水に侵入許すが、増嶋がクリア。4分、ベガルタのカウンター、梁から富田、しかし、パスは流れる。8分、永戸のクロスも決まらず。10分、梁の右からのパスを受けた三田が、エリア内侵入、角田に蹴られて、PKゲット。これをクリスランが左足で、右サイドネットに突き刺すシュート、1-0先制。リーグ戦では久しぶりの先制

わずか1点だが、J1で2年もホームで勝利がない、清水を焦らすには、十分。12分には、三田のサイドチェンジから永戸のクロス、ブロックされる。13分、平岡にイエロー。14分、清水がボール回す。15分、三田がから菅井へ、もう一歩。余裕が出たベガルタは、左右にボールを散らしていく。16分、六平からテセにパスが通り、ヘッドはシュートミス。17分、清水は金子に代え、チアゴアウべスを入れる。

20分、清水のクロスはシュミット。さらに裏に出たテセのシュートは、平岡がブロック。コーナーを与えるが、ボールはシュミット。そして21分、三田?からパスを受けた永戸が左サイドを上がり、グラウンダーのパス、うまく平岡がDFをブロックしてパスを通過させ、フリーのクリスランが左足で合わせ、2点目。これまた、いつ以来か、先に2点リードの展開。22分、チアゴのドリブル前進はライン割る。焦りか、疲れか。

23分、右からテセにクロスを入れられるが、クリア。25分、清水が浮き球で裏をとり、枝村どフリー、しかしシュート直前に増嶋がブロックにいき、シュートは枠外。危なかった。26分、足攣りのクリスランから奥埜に代わり、石原がワントップへ。清水も野津田に代わり、ミッシェルデュークが入る。

すると2分後、早速、奥埜が相手のパスカットから裏をえぐり、折り返し。キーパーを引き付けた石原が、ファーサイドへコロコロシュート、DFにクリアされそうなところ、菅井が猛然と突っ込んで、ゴール天井に突き刺すシュート、決まって3点目。菅井は2年ぶりのゴール。いい時間帯のダメ押しゴールで、清水の戦意を喪失させた。

31分、清水のロングボールはシュミット。32分、ゴール中央35mのフリーキックは決まらず。ここで、両足攣った増嶋に代わり石川が入る。清水は、枝村に代わり村田が入る。この時間で良かった。村田が早くからいたら嫌だった。その後、清水のクロスにチアゴのヘッド、シュミット正面。

36分、チアゴがドリブル前進もシュミット。ここで梁に代え西村が入り、抑えにかかる。37分、三田が相手ボールをカット、クロスいれるがクリアされる。その後、村田にドリブル前進されるが、ライン割る。焦りもあるか。40分、テセが振り向き様のシュート、枠内もシュミット。41分、清水のコーナーも防ぐ。42分、ベガルタがカウンター、奥埜がタメながらパス出しのチャンスを伺うが、フリーの石川には出せず。

その後、清水の左コーナー。3点リードがあるので、余裕。追加時間は4分。西村と石原がパス交換しながら時間を使う。
結局、最後まで守備意識を切らさなかったベガルタが、4戦ぶりのリーグ勝利。しかもアウエーで3-0快勝。かつての鬼門アイスタは、もはやゲンのいい場所になった。


前半、清水の猛攻を受けながらも、厳しいボールへの寄せが復活して、ぎりぎり決定機は防いだ。
後半PKで先制し、余裕が出ると、カウンターでチャンスを作り、石原の職人芸に、クリスランの決定力で試合を決め、さらには菅井の復活弾と快勝。攻撃陣は、ようやく練習の成果が実ってきた感じ。守備の方は、まだまだ危ういところもあるが、しっかりとボールに行けば、そうそう点は取られない、という自信はついたかもしれない。さらなる精進を。

それにしても3試合連続3点とか。一体?

シュート数:5-9、CK:2-5、FK:9-19 得点:クリスラン2(PK1)、菅井直樹 警告:シュミットダニエル、平岡 主審:山本雄大 入場:15,228人