05節:対川崎0-2完敗も、関ビックセーブ2本、クリスラン惜しいヘッド

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2017J1 5節 2017年4月1日(土)14:00 ベガルタ仙台0-2川崎フロンターレ ユアスタ仙台


石原
梁  奥埜
(クリスラン)(金久保)  
永戸   菅井
   (蜂須賀)
三田 富田
  
石川 平岡 大岩
 

ベガルタのスタメンは、前節同じ。サブは、 シュミット、蜂須賀、増嶋、金久保、藤村、茂木、クリスラン。川崎は、小林、長谷川の2トップ。中村、ハイネル、エドゥアルド ネット、大島スタメン。大塚、知念、森谷ベンチスタート。

代表戦休みで2週間ぶりにリーグ再開。ここから始まる上位チームとの連戦は、勝利を目指しつつ、叶わなくても、そこから学び、ただ起きない時期。試合は、川崎の猛攻を幾度もしのぐが、小林の鋭いえぐりを止められず、折り返されて2失点。前半で先行を許し、がっつり守ってカウンターの、川崎の型ハメに対し、ベガルタは持たされては、ミスを突かれて反撃されるという展開になってしまった。

それでも後半、関が小林のカウンターからのフリーのシュートを弾き、こぼれを押し込む中村の枠内シュートにも、すぐ反応するファインセーブ2連発で、1失点を防いだ。

また終盤、永戸のクロスに、後半出場のクリスランが、フリックヘッドで合わせ、キーパーの正面を突いたが、今後を期待させるプレーを見せてくれた。

前半。
4月に入ったというのに、曇り空で冷たい風が降るユアスタ。試合前には雨も降って、ピッチはスリッピー。

立ち上がりは、前からプレスのベガルタ。石原がキーパーに厳しくチャージ。1分、川崎エリア左角30mのフリーキック。キッカーは三田、オフサイド。しかし、その後は、次第に川崎がボールをキープするようになる。5分、パスカットされ、ボールをつながれ、シュートされるが、枠外。6分、ベガルタがカウンターも、シュート打てず。7分、川崎にえぐられ、右コーナーを与える。中村のキックは、大きく戻して、フリーの選手打たせるサインプレー、クリア。

10分、永戸を中心に相手ゴール前でボールをつなぎ、アーク付近の絶好の位置でフリーキック得る。キッカーは梁、シュートは枠外。12分、平岡から菅井、上がって、コーナーを得る。右コーナーは三田が蹴るが、シュート打てず。川崎の中央は堅い。15分、菅井が上がってのクロス、ブロックされる。16分川崎にカウンターを受け、コーナーを与える。17分、今度は長谷川に裏に走り込まれ、クロスを上げられ、コーナーを与える。そのこぼれを放り込まれるが、しのぐ。

19分、後ろからのボールを長谷川にシュートされるが、関正面。20分、ようやくベガルタが反撃、石原が菅井に振って、走り込むが、ファールで終了。22分、奥埜がパスカットされ、中村にドリブルからのシュートを許すが、枠外。23分、石原がパスカット、三田につないで、カットインからのシュートも詰められる。その後、中村から裏にスルーパスを出されるが、クリア。中村を自由にさせている。

24分、川崎の右コーナー、関がパンチング、こぼれをシュートされるが、枠外。そして27分、川崎に、カウンターから小林にパスを出され、石川がかわされ、ゴールライン付近までえぐられると、折り返しに、中央で長谷川にワンタッチで合され失点。0-1。前半早い時間の失点で、ベガルタは苦しくなる。川崎は守備を固めながら、カウンター狙い。

30分、ベガルタは「持たされ」、遠目で横パスをつなぐものの、時折チャージを受けて、前にボールを運べない。32分、川崎に放り込まれるが、関抑える。34分、川崎のプレスにパスミス多くなる。35分、川崎にワンツーで攻められ、コーナーを与える。これは守る。38分、ベガルタが攻め込み、左サイドで永戸がロングスロー。シュート打てず、川崎のカウンター、ハイネル?のシュートは関止める。40分、富田から梁、戻しパスをカットされ、慌てた富田がイエロー貰う。

これでベガルタエリア左奥40mの川崎のフリーキック。中村がミスキック、明後日方向に、大きく外れる珍事。42分、ゴール前でつながれ、コーナーを与える。シュートは枠外。追加時間1分。ここでも、川崎のカウンターから、コーナーを与えるがしのぐ。

前半、ベガルタはシュートらしいシュートもなく、苦しい展開。0-1で終了。

後半。
石原がキープして落とすが、奥埜シュート打てず。3分、石原から菅井へ出すが、もう一歩。その後、川崎の小林がドリブルで持ち上がり、そのままシュート、枠外。4分、小林からハイネルでシュート、これは、関。5分、三田から菅井へパスが通り、クロス、右コーナーを得る。川崎はフリーキックの前に、大島に代え森谷を入れる。三田のキック、こぼれを梁がボレーシュート、枠外。10分、永戸のクロスに、石原ヘッドを狙うが、もう一歩。

12分には、三田がキープしてクロス、右コーナーを得る。ここで、菅井に代え蜂須賀が入る。コーナーは決まらず。13分、平岡から永戸にパスがつながり、クロス、コーナーを得る。左コーナーは梁が蹴る。ファールで終了。16分、川崎の小林がカーブをかけた枠内シュート、関がファインセーブも、弾いたところを中村にシュートされるが、これにも素早く反応。関のビックセーブ2本で、反撃ムードが高まるかと思われた。

20分、ベガルタがカウンター、永戸の折り返しに、石原がシュート、キーパー。22分、回される。その後、梁に代えクリスランが入り、ワントップへ。石原がシャドウ。24分、中村のクロスからコーナーを与える。これはしのぐ。26分、長谷川から小林につながれる。29分、 川崎はエドゥアルドネットに代え板倉入る。30分、ベガルタがカウンター、クリスランがドリブル前進、石原へパスを出すが、シュートは打てず。

31分、蜂須賀のサイドチェンジから石原シュート。33分、永戸の高速クロス、コーナーを得る。2本連続も、押し込めず。そして37分、またも小林に、石川がかわされ、えぐられての折り返し、中央に飛び込んだ森谷に、平岡も振り切られて2点目。点を取る形ができている川崎。そこでベガルタも奥埜に代え金久保を入れる。39分、ベガルタが回し、蜂須賀が入っていくが、トラップ大。41分、川崎ゴール前でベガルタがボールを回す。川崎はラインを揃えて、なかなか前へ送れなかったが、クリスランの落としから三田がシュート、コーナーを得る。決まらず。

44分、クリスランがクロスを上げるが、シュート打てず。追加時間は4分間。永戸のクロスに、ニアでクリスランがすらしヘッド、キーパー正面。今日ベガルタでもっとも決定的だった。最後、川崎は中村を下げ、知念を入れる時間使いで、逃げ切られた。


ACLでコンディションが温まっている上位チームは、攻守の切り替えが速く、もたもたしたプレーでは、なかなか崩せない。ワンタッチでつなぐリズムが欲しい。サイドチェンジは出始めたが、これまで以上に集散の速さを増した上で、連携をアップしたい。

また、このところ、梁がボールに触れる機会が少なく、フリーキックも枠に行かないなど、あまり調子が上がっていないので、金久保始め、ここはパブロ、匠などスピードやドリブルで、切れ込める選手を使っていく手もあるのではないか。

しばらく厳しい戦いが続くが、調子のいいメンバーを起用しながら、修正を図り、しぶとく粘って、勝ち点を積み上げていきたい。


シュート数:5-17、CK:9-8、FK:17-15 得点:(川崎)長谷川、森谷 警告:富田 (川崎)谷口、ハイネル  主審:福島 孝一郎 入場:13,122人


さて、この試合の復興ライブは、仙台二高出身のシンガー、清貴。11:45分スタジアム外の北エントランス、13:10からピッチ内でミニライブを行った。