最終節:対磐田、0-1序盤の失点跳ね返せず、2試合連続完封負け

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2016J1 2nd 17節 2016年11月3日(木・祝)13:30 ベガルタ仙台0-1ジュビロ磐田 ユアスタ仙台



ハモン 野沢
  (金久保)
奥埜   梁
(西村)(パブロ) 
三田 富田
  
石川 渡部 平岡 大岩

サブは、六反、菅井、金久保、藤村、佐々木匠、パフロジオゴ、西村。磐田は、ジェイのワントップ、アダイウトン、太田、松浦、上田がスタメン。松井、森嶋はベンチスタート。

開始4分、ゴール正面25mで与えたフリーキックを上田にゴール隅に決められ、その後は、球際に厳しく、守りを固めた磐田を崩せず、パスミスも多いベガルタ2試合連続完封負け。

今季最終節。日差しがあれば思いのほか暖かいが、日陰では寒風が身に沁みるユアスタ。今季初の、全席前売り段階で完売19000人越え。
最終戦で、ウイルソン退団セレモニーがある事も考えると、なんとしても勝利で締めたかったが。。。簡単にゲーム経過。

前半。
強い風のせいか、立ち上がりは、両チームボールが収まらない。球際への出足では磐田の方が上。
開始2分までは蹴り合い。4分、ベガルタゴール中央で、ジェイとの競り合いでファールを取られ、25mの絶好の位置でフリーキックを与える。これをレフティーの上田に、ゴール左上隅に巻いたシュートで決められ、いきなり先制許す

今季のベガルタは先制されると、逆転できるゲームが作れていないが、最終節では、粘りを見せるか。その後は、落ち着いてしまった磐田が、セーフティーな試合運び。ベガルタは、磐田のブロックの前に、スペースが無く、ボールが前に運べない。

11分、ようやく石川から裏のハモンにパスが通るが、オフサイド。その後は磐田がボールを支配し、回しながらチャンスを伺う展開に。15分、野沢、奥埜がスルーパスを試みるが、つながらず。16分、磐田のカウンター、上田のシュートは枠内も、関が弾く。その後、ベガルタがカウンター、石川のパスを受けた奥埜が侵入するが、カットされる。

17分、右奥35mでフリーキックを得る。野沢のキックに、渡部のヘッドは決まらず。カウンターを受けるが、戻ってクリア。その後は、一進一退。ボールを運べないベガルタは、シュート無し。磐田もドロー以上で残留が決まるので、無理してこない。26分、ジェイについていた渡部にイエロー。27分、磐田にロングシュート打たれるが、関抑える。

29分、ハモンの左からのクロスに三田のシュート、枠外。30分、ジェイのクロスにアダイウトンのシュート、枠外。33分、太田にパスカットされ、そのまま上がられてコーナーを与える。こぼれを放り込まれるが、ヘッドは関が押さえる。38分、アダイウトンにカウンターで走られるが、ハモンが戻って守備。

41分、磐田のカウンター、太田のパスはカット。42分、平岡のパスをつなげていくが、最後奥埜がパスミス。44分、右に流れたハモンの右足パスに、中央に飛び込んだ野沢が、ダイレクトで合わせるが、キーパー正面。タイミングはばっちりだったが。結局前半は、1点リードされて終了。

後半。
1分、渡部のターンからのパスを受けたハモン、左から侵入も、パス選択。その後、磐田のカウンター、アダイウトンのシュートは枠外。ベガルタ、野沢に代え金久保を入れ、奥埜がFWに上がる。4分、松浦にパスカットされ、そのまま侵入されシュートされる。コーナーを与える。ジェイにヘッドを合わせられるが、関正面。

5分、ベガルタが左ライン際40mのフリーキック。これはキーパー。6分、左コーナーを得る。ヘッドは枠外。9分、ハモンがボールをキープ、走りこんだ梁にパスが通り、ドリブルから得意の左からのシュート、枠外。これでリズムを掴んだベガルタがボールを回す。12分、大岩のクロスはキーパー。

15分、磐田にゴール前でボールを回され、最後はアダイウトンがフリーでヘッド、関正面。危ない。その後、ハモンが左サイドドリブルからのクロス、キーパー。19分、カウンターの応酬。次第に間延び。21分、奥埜に代え西村入り、そのままFW。さらに梁に代えパブロジオゴを入れる2枚代え。

22分、早速裏に出た西村、もう一歩。その後、ジェイにイエロー。25分、ベガルタがボール回すが、最後西村のパスミス。27分、ハモンがキープして、最後はフリーの西村が、キーパーの脇からゴール隅を狙うが、枠外。決定的。29分、磐田に攻められるが、最後はパスミスで助かる。

31分、磐田は松浦に代え松井を入れる。32分、太田がミドルレンジからアウトにかけたシュート、枠内も、関弾き出す。コーナーを与える。ジェイにヘッドを許すがこれは枠外。35分、パブロがキープからエリア内侵入、倒されるがノーファールの判定。37分、エリア右横30mのフリーキックを得るが、決まらず。その後、アダイウトンが足攣り?でピッチ外。磐田は、齊藤和樹を代わりに入れる。

40分、磐田のカウンターでヘッドされるが関。ベガルタ、なかなか形が作れない。43分、磐田は太田に代えパパドプーロスを入れ、守備の指示。追加時間は5分。左奥45mでフリーキック決まらず。その後、ハモンが後ろからのチャージでイエロー。両チームがもみ合い気味になり、パブロ、パパドプーロス双方に両成敗のイエロー。ゲームが落ち着かなくなり、そのまま試合終了。なんとも締まらない最後となってしまった。

関の好セーブでなんとか、追加点はしのぎ、わずかながら決定機もあったが、シュートが枠内に行ったのが、前半の野沢の1本位。

この試合でも、ビハインドになると、動きが固くなり、パスの精度も落ちて、流れを相手に渡すという、今季を象徴するゲームとなってしまった。それにしても、数少ないチャンスなんだから、シュートは枠内に。たとえキーパー正面でも。そうしないと、何も起こらない。

シュート数:7-10、CK:1-3、FK:18-13 得点:(磐田)上田 警告:渡部、ハモンロペス、パブロジオゴ 主審:山本雄大 入場:19,315人


試合後は、シーズン終了セレモニー。ベガサポの奥山恵美子仙台市長は、自ら花束贈呈と、「もぞこい試合だった」と的確な評w。

社長からは、ウイルソンへの讃辞と来年のユアスタWi-Fi化の話。監督、富田主将の悔しさいっぱいの挨拶の後、2ndのMVPには渡部、年間MVPには三田が選ばれ、三田には仙台発着の航空券がプレゼントされた。

さらにウイルソンの退団セレモニー。サポのチャントのほか、サポ寄せ書き(当方もしました)フラッグの贈呈。また、選手全員がウイルソンのTシャツを着て、リフテイング。途中危うくなりながら、なんとかウイルソンにボールを渡した。

ベガサポ、ファンを、誇らしい気持ちにさせてくれた、ウイルソン。ありがとう。ウイルソンについては別稿アップします。