12節:対甲府1-1決めきれず、西村のJ1初ゴールで追いつく

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2016J1 2nd 12節 2016年9月17日(土)16:00 ベガルタ仙台1-1ヴンフォーレ甲府 山梨中銀スタジアム



ハモン 西村
   (梁)
茂木  奥埜
(杉浦)  
ミンテ 富田
(藤村)  
石川 渡部 平岡 菅井
  

サブは、石川慧、小島、梁、藤村、杉浦、差波、水野。甲府は、ダヴィ、盛田、稲垣、マルキーニョスパラナ、田中 佑昌がスタメン。熊谷駿、ビリーセレスキーベンチ入り。

ベガルタは、大岩、三田が警告累積、ウイルソンは怪我で欠場。若手のスタメンに。甲府もドゥドゥが怪我で欠場。
両チーム怪我人多発の中、甲府は盛田、土屋の40歳超のベテランを起用、ベガルタは19歳の西村、茂木がスタメンで入っての対決。

試合はドゥドゥが不在、ダヴィいまいちで、カウンター速攻ができない甲府が、がっちりと守りを固め、ベガルタはボールをゆっくり回しながら、チャンスを伺うという前半。開始早々、コーナーからハモンのヘッドはキーパー正面も、ベガルタがシュート多く優勢。

しかし、21分、甲府のベガルタ陣内のスローインから、稲垣に侵入され、PK献上。これを山本に決められ、先制許す。その後もベガルタがボールを支配し、茂木の枠内シュートなどあるが、決めきれず。

それでも37分、石川のどんぴしゃクロスに、西村が、確実にヘッドで決めて、同点。ベガルタペースになるかと思われた。しかし、がっちりと守りを固める甲府に攻めあぐみ、後半、甲府に、カウンターを仕掛けられると防戦一方。チャンスでも、シュートがキーパー正面に入るなど、決め切れず、ドロー。


前半。
甲府は引いて守り、ダヴィのワントップにタメを求める布陣。立ち上がりから、ベガルタがボールを保持するが、スペースがない。3分、石川の縦のスルーパスに、ハモンが走ってクロス、キーパー。4分、茂木のクロスから右コーナーを得る。キッカーは茂木。ハモンの滞空時間の長いヘッド、枠内に飛ばすが、キーパー正面。もう1本のコーナーを得るが、ファールで終了。

7分、甲府のロングボールで裏取られるが、オフサイド。スピードがないので、対処できそう。10分、珍しく平岡のサイドチェンジのボールに、石川上がってクロス、ハモンのヘッドは枠外。この間、盛田にイエロー。11分、中央でハモンからパスを受けた奥埜がカットインも、クリアされる。13分、石川のアーリークロス、シュートは打てず。15分、茂木の裏へのパスに西村、もう一歩。19歳コンビの攻撃。

16分、ベガルタエリア右奥35mで甲府のフリーキック。盛田にヘッドで折り返されるが、オフサイド。18分、甲府のロングボール、つながらない。その後、ベガルタカウンター、ハモンが落とし、茂木が左足シュート、枠内もキーパーに弾き出される。左コーナーを得る。ミンテ?のヘッドはキーパー正面。20分、甲府がつなぐが、パスミス。その後、右クロスを入れられるが、クリア。

21分、ベガルタ陣内の甲府のスローインから、左から稲垣にするすると入られ、石川のクリアがハイキック、顔面キックとなってしまい、PK献上。これを山本にきっちり決められ先制許す。押していただけに、一瞬の隙を突かれた痛い失点。26分、コーナー2本連続。決まらず。30分、パラナがカウンターで持ち上がる。しかしパスは流れる。32分、渡部からハモンへパスが通るが、収まらず。

33分、保坂に裏に侵入されるが、石川が押さえる。危ない。35分、渡部がロングシュート、枠外。37分、左から石川がひとりかわして、巻いた絶妙クロス、中央西村が、うまくDFの背後を取ってフリー、体重を乗せたダイビングヘッド、決まって同点!19歳西村のJ1初ゴールで、追いついた。40分、右からハモンのミドルシュート、枠外。

41分、ベガルタのカウンター、左サイドから西村が、狙いすましたカーブをかけたスルーパス、ハモンにドンピシャ。ハモンがDFひとりをかわして、キーパーと1対1、しかし、シュートに触られ、コロコロと転がったシュートはポスト!決定的。今日のハモンは、キーパーとタイミングが合ってしまったようだ。

42分、右コーナー流れる。44分、ベガルタが回して、最後は富田のクロス、流れる。追加時間2分。平岡のパスに菅井、もう一歩。その後、甲府のフリーキック。またも盛田の折り返しヘッドから、シュートされるが枠外。結局、前半は1-1で終了。

後半。
2分、ハモンが右から巻いたクロス、キーパー。直後、盛田に粘られ、甲府がベガルタエリアすぐ外、右角でフリーキック。橋詰のキックは壁。こぼれを放り込まれるが、流れる。さらに、コーナーキックも与えるが、クリア。6分、橋詰のえぐりからコーナーを与える。これは関キャッチ。その後ベガルタがカウンター、途中保坂にイエロー。

8分、茂木のミドルシュート、はブロックされる。その後ベガルタがボールを回すが、次第に動き出しが減ってきて、シュートが打てない。12分、ようやく茂木の左足ミドルシュート、バーの上。14分、裏に抜けた菅井のシュート、キーパー。15分、キムミンテに代わり藤村が入る。16分、奥埜がパスカット、ハモンがシュートも枠外。

18分、甲府のDF土屋が持ち上がる。ベガルタはクリア。19分、甲府の縦のスルーパス、オフサイド。次第に甲府が圧力をかけ始める。21分、西村に代え梁が入り、右MF。奥埜がFWに上がる。甲府も盛田に代え津田が入る。22分、ベガルタがカウンター、藤村から茂木とつなぐが、打てず。24分、裏に出た石川がコーナーを得る。左コーナー、梁が蹴るがクリアされる。

27分、梁から裏に入った茂木へパス、最後は石川のシュート、枠外。28分、甲府の右コーナー、ヘッド打たれるが枠外。30分、甲府のカウンター、フリーになりかかるが、ここは藤村が戻ってクリア。31分、ワンツーからハモンがシュート、枠外。その後、渡部にイエロー。33分、甲府のカウンター、コーナーを与える。ショートコーナー、ボールを戻して、中央遠目から山本のブレ球ミドル、バーの上。

34分、ダヴィが裏に抜けるがオフサイド。35分、また裏に抜けられ、どフリーでヘッド打たれるが、関正面。危なかった。37分にもクロスを入れられるが、関がパンチング。ベガルタ防戦一方。40分、奥埜が折り返しのボールが浮く。41分、奥埜が切り返して、クロス、ハモンのヘッドは枠外。42分、甲府はダヴィに代えて仙台育英出身で長身の熊谷を入れる。

44分、菅井からハモンへのパス、オフサイド。ここで、ベガルタは茂木に代え、杉浦を入れる。甲府は保坂に代え石原を入れる。追加時間は3分。ベガルタがカウンター、梁の放り込みでコーナーを得る。キーパーのキャッチミスで2本目。しかし決められず、結局ドロー。


ドゥドゥがおらず、ダヴィは重く、カウンター速攻ができない甲府に対して、決めきるチャンスはあったが、枠内シュートの後の詰めなどが足りず、ドローに終わった。
しかしながら、緊張したという西村が、リーグ初の同点弾に、スルーパスと持ち味を見せ、茂木は好調を維持。次にはつながる勝ち点1。ただし、後半、間延びで、再三裏を許す守備は、さらにチェックが必要。

シュート数:14-6、CK:9-4、FK:11-15 得点:西村拓真 (甲府)山本英臣=PK 警告:渡部 (甲府)盛田、保坂 主審:村上伸次 入場:8,771人