10節:対広島0-2、サイドの攻防で差、シュートは決めきれず

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2016J1 2nd 10節 2016年8月27日(土)19:00 ベガルタ仙台0-2サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台



ハモン ウイルソン

藤村  奥埜
   (茂木) 
三田 富田
  
石川 渡部 大岩 菅井
(小島) (パブロ)     

サブは、石川慧、小島、キムミンテ、水野、茂木、パブロジオゴ、西村。梁は欠場。広島はピーターウタカのワントップの予定が急遽欠場、佐藤寿人、茶島、柏、青山、塩谷、林がスタメン。皆川、森崎兄弟はベンチスタート。

序盤で、速攻からフリーのチャンスを作るも決めきれず。次第に、左のミキッチなどに次々と突破を許し、リズムを失う。30分、今度は右サイドをえぐられ、攻撃参加の青山に、狙いすましたミドルを決められ先制許す。

後半も、相手へのプレスが中途半端になるところ、カウンターで再三フリーを許すが、関のセーブなどで何とかしのぐ。しかし、広島が引きながらも、選手を変えてリフレッシュするのに対し、前節同様、ベガルタは動かず。

ベガルタは広島が引いているので、ボールを持てるが、相手の堅い守りに、攻撃にミスが出て来る30分過ぎて菅井に代えパブロを投入するも、なかなかボールを渡せない。すると、33分右サイドからボールをつながれると、最後は柴崎に決められ2点目を失う。その後、ベガルタも攻め立てるが、広島の堅い守備を破れず、連敗。

前半。
広島は、試合開始2時間前のスタメン発表時には、メンバーに名を連ねていたウタカが、胃腸炎のためスタメン予定から欠場となり、佐藤寿人のワントップ。スタジアムは、涼しいけれど、湿度高く、ピッチは連日の雨でスリッピー。

開始1分、石川から、裏の奥埜へのパス、流れる。2分、青山から裏へ寿人のパス、関が飛び出し、ヘッドでクリア。さらに、ベガルタ左サイドのミキッチが、フェイントで藤村が転び、カットインからフリーでのシュート、枠外。4分、柏のクロスからシュート打たれるが枠外。ベガルタの両サイドがやられ放題。この後、奥埜と藤村が、時折ポジションチェンジはしていた。

7分、ようやくベガルタはハモンのクロスでコーナーを得る。左コーナーは三田が蹴る。菅井のヘッドを大岩当てるも、またコーナー。右コーナーは藤村が蹴る。こぼれをウイルソンが放り込み、ハモンのヘッドはキーパー。9分、ベガルタエリア左横で広島のフリーキック。キッカーは柴崎。クリアするが、コーナーを与える。つなげられるが、しのぐ。

12分、ベガルタが左奥35mのフリーキックを得る。三田のキック、決まらず、カウンターを受ける。これは関がクリア。14分、ミキッチのシュート性のクロス、枠外。さらにミキッチのフェイントで藤村が転び、クロスを入れられるが、クリア。15分、中央で浮き球をウイルソンが落とし、ハモンがダイレクトのミドルシュート、巻いたボールはクロスバー。惜しい。

16分、柏のクロスに茶島のヘッド、枠外。17分、さらにミキッチの低いクロスに、茶島がダイビングヘッド、関が反応、弾くが、危ない。コーナーを与える。これは守る。広島のクロスの精度が高い。20分、ハモンがミドルシュート、枠外。23分、左からウイルソンがシュート、サイドネット。24分、ウイルソンがゴールを背にしてのヒールパス、ハモンが裏でフリーとなって、シュート、林にセーブされる。決定的。コーナーを得る。

しかし、コーナーは守られ、カウンターを受ける。これはブロック。25分、ミキッチから寿人、シュートは枠外。26分、ベガルタのカウンター、ハモンからウイルソンへのパスはもう一歩。27分、広島が、右からのクロスに、中央寿人がスルー、後ろの茶島がフリーでシュート、関がセーブ。28分、奥埜が相手エリア内でリフティングで侵入、えぐっての折り返し、ハモン打てず。

30分、広島がカウンター、右からの柴崎の折り返しに、中央から、上がった青山が、狙いすましたグラウンダーのシュート、決まって先制許す。0-1。関、一歩も動けない鮮やかな攻撃。31分、ベガルタも藤村が左から上がって、ひとりをかわし、中央でフリーの奥埜にパス、奥埜がダイレクトで青山ばりに、狙いすましたシュート、枠外。決められた直後だけに、これは決めてほしかった。

32分、中央やや右35mのフリーキックを得る。藤村のキックはクリアされる。33分、三田のクロスに奥埜、もう一歩。36分、ウイルソンのクロスに上がった菅井のヘッド、もう一歩。菅井着地時に足に乗られるが、その後もプレー。39分、柏にイエロー。広島エリア横でフリーキックを得る。三田がグラウンダーでの戻し、シュートは空振り。41分、水本のシュート、関抑える。

43分、広島がボール回すがブロックする。44分、柴崎のシュートは枠外。AT1分、広島はボールをキープしてスローダウン。前半は、1点リードされて終了。

後半。
1分、茶島がドリブルからのシュート、コーナーを与える。2分、また茶島がひとりでドリブル侵入、関が飛び出てなんとか抑える。4分、奥埜のクロス、中央でフリーの藤村の前に来るが、反応遅れる。5分、広島のコーナー。ミキッチのミドルシュート、枠外。8分、ベガルタが回すが、守りを固めた広島の中に入れない。9分、ウイルソンが当ててコーナーを得る

右コーナー、藤村のキックに大岩のヘッド、ヒットせず。10分、奥埜のシュートから、三田のロングシュート、枠外。13分、ウイルソンが、中央でボールを奪われるが、戻って奪い返し、富田、ハモンとつなぎ、コーナーを得る。こぼれを藤村がジャンピングボレーで狙うが、詰められる。14分、青山のクロスに柴崎のヘッド、枠外。

15分、三田の大きなサイドチェンジから、菅井のクロス、コーナーを得る。こぼれをさらに入れるが、打てず。16分、広島、疲れの見えるミキッチに代わり清水を入れる。18分、大岩の縦パスに、ハモンがクロス、ウイルソンフリーで受けるが、トラップ大。20分、奥埜がエリア内侵入、シュートでコーナーを得る。右コーナー、大岩がうまくフリーで出るが、シュートはスネに当て、枠外

22分、奥埜の折り返しに、藤村反応が遅れる。23分、広島のカウンター、寿人がためて、上がった柴崎がシュート、関がセーブ。24分、その寿人に代え、長身の皆川が入る。25分、石川のクロスに奥埜もう一歩。さらにウイルソンのシュートは林。26分、広島のコーナー、ヘッドは枠外。28分、ウイルソンのクロス、林。29分、菅井に代えパブロジオゴを入れ、右前。奥埜は左へl藤村が右SBに回る。

30分、柏のクロスに茶島のシュート、枠外。33分、ベガルタ右サイド、清水に、パブロ、藤村がかわされ、セカンドをつながれ、最後は柴崎がシュート、バーをたたいて枠内。2点目を許す。悪い時間帯。35分、ハモンのクロスがシュート性、林がこぼすが、上がっていた奥埜?反応できず。

その後、広島のカウンター、柴崎に侵入されるが、関抑える。35分、パブロからウイルソンのシュート、水本にブロックされ、コーナー。決まらず。ここで奥埜に代わり茂木が入る。36分、ハモンからパブロ、裏を取り、フリーとなるが、詰められシュートは決まらず。39分、石川のクロスに、逆サイド、パブロがフリーも、滑って転ぶ。41分、茂木のミドルシュート、枠内も林正面。

44分、石川に代え、小島を入れる。広島は、茶島に入れ森崎浩司を言える。ハモンのクロスに裏を取ったウイルソン、ヘッドは枠外。疲れている。追加時間は3分。最後ウイルソンのクロスは流れる。結局0-2で終了。
サイドの攻防、相手のスピードについていけず、攻撃ではチャンスはありながら、広島の鋭い守りにゴールを割れなかった。怪我人多いとはいえ、守備にほころびで連敗。


奥埜やブラジル人トリオのアイデアで、確かにチャンスはできていて、期待はあるが、それ以上に、守備での両サイドの緩みが、勝ち点を遠ざけている。石川が戻ってきたので、センターに回し、上下動できる右の大岩も一法かと思う。藤村は不安定さもあるが、守備的に使った方が活きる。

チーム全体にスピードが無いのは、どうしようもないが、ボディバランスの悪さは、今すぐトレーニングで改善してほしいところ。スリッピーなピッチとはいっても、転んでいるのは、ホームのベガルタの方ばかりでは、しょうがない。

さらに、ビハインドの時、主力選手であっても、早めに交代し、反撃する姿勢をベンチが見せてほしい。時計だけではなく、選手のコンディションを見て。

シュート数:18-15、CK:8-4、FK:10-9 得点:(広島)青山、柴崎 警告:(広島)柏 主審:岡部拓人 入場:14,486人

尚、この試合の復興ライブは、お馴染みパンダライオンでした。