07節:対鹿島、1-0完封、関が神セーブ連発、奥埜抜け目ないゴール

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2016J1 2nd 7節 2016年8月6日(土)18:30 ベガルタ仙台1-0鹿島アントラーズ カシマスタ



ハモン ウイルソン
 
梁  奥埜
(茂木)  
三田 富田
  
石川 渡部 平岡 大岩
(藤村)(菅井)   

サブは、六反、菅井、藤村、水野、茂木、パブロジオゴ、西村。鹿島は、金崎、土居がFW、遠藤康、柴崎、小笠原スタメン。赤崎、永木はベンチスタート。

暑い中、互いにブレスが厳しく、シュートも少ない前半。しかし35分、鹿島西のバックパスをさらった奥埜がゴール。

これを全員守備と、割り切った時間遣い、そして関の神セーブ連発で、今季2試合目の、対鹿島連続完封。カシマスタジアムでは2002年以来の勝利という、ジンクス破りの一戦に。

仙台七夕に、たなぼた相手のミスを抜け目なく突く奥埜ゴール。左足でのシュートは、現在仙台七夕とコラボ中の、ジュジョゴール的なw(河北)


前半。
立ち上がりから両チーム、プレスが厳しく、共になかなかボールをつなげない。2分、ベガルタ、フリーキックから、左コーナー付近のスローインを得る。これはつなげず。3分、左ライン際40mのフリーキック。浮き球のこぼれ、右サイド奥でフリーのハモンが、腰を構えてのボレーシュート、枠外。力が入り過ぎたか。

4分、鹿島エリアでボールつなぐが、クリアされる。その後、一進一退。7分、金崎にえぐられ、振り切られてのクロス、ライン割る。9分、鹿島エリア内でハモンが倒れながらのキープ、しかしファール取られる。10分、右サイド、ウイルソンがクロスを入れるが、クリアされる。12分、右コーナー、ペナすぐ外でファールとなり、左角のフリーキックを得る。キッカーは梁。枠内シュートとなるが、キーパーパンチ

14分、鹿島が回して、最後は遠藤が裏に出るがオフサイド。16分、ベガルタが回し、最後は富田からハモンへのスルーパス、合わず。17分、ハモンが粘ってキープ、左からの高速クロス、合わず。20分、鹿島の右サイドからのクロスがベガルタ選手に当たり変化、ベガルタゴール方向に向かうが、サイドネット。これで右コーナーを与える。しかし、鹿島の攻撃はファールで終了。

21分、鹿島が中央縦1本、これは関がキャッチ。23分、ようやくベガルタ、ハモンが左からグラウンダーで巻いたパス、奥埜が走り込んで、ダイレクトの折り返し、ウイルソンすかさずシュートも、キーパー反応。25分、鹿島遠藤のクロス、中央シュートは打たせず。26分、鹿島がベガルタエリア左奥35mのフリーキック。ウイルソンがヘッドでクリア。

28分、鹿島が回すがクロスはオフサイド。29分、金崎が左サイドからのクロス、流れる。今日の鹿島は金崎オンリー。30分、梁からウイルソンへのスルーパス、通らず。31分、鹿島が右からのシュート、関正面。32分、鹿島が回すが、最後はパスミス。そして、35分、ハモンとウイルソンが左サイドでのワンツー、これをカットした西が、キーパーへのバックパス、そこへ右のDFの裏から、奥埜が走り込んでの左足シュート、決まって先制!嗅覚を利かせた点取り屋の動き。

分の悪いカシマスタジアムで先に点を取り、ベガルタペース。しかし、好事魔多し。37分、平岡が競ったあとの着地で、足首捻り、一時ピッチ外。その後戻る。38分、右から金崎のクロス、関抑える。40分、ベガルタ左サイド奥35mのフリーキック。柴崎のキックはミス。42分、三田が運動量豊富にしつこい守備。43分、山本のクロスはクリア。44分、遠藤のシュートは枠外。追加時間2分。

鹿島は、杉本に代え中村を入れる。さらに遠藤が足を自傷したか、鈴木優麿に交代。鹿島がコーナーを得たところで、ベガルタも平岡がやはりバツ、急遽、菅井を入れ、大岩をCBに回すなど、両チーム、スクランブル。ベガルタ、ここはしのぎ、前半は1点リードで終了。

後半。
開始早々、こぼれ球を中村がシュート、枠外。2分、またも金崎が、右からゴール前を横切るやらしいパス、しかし流れる。3分、鹿島ゴール前、三田がプレスして弾いたゴールが枠内へ、キーパー。4分、鹿島のコーナーキック。しのいでカウンターも、つながらず。6分、三田がパスカット、カウンターに持ち込むが、こちらもカットされる。その後のスローインから、ハモンがエリア内に入るが、ボールが足につかず。

9分、右ライン際30mのフリーキック。こぼれをつなぐか、シュートに至らず。10分、鹿島が左からのスルーパス、関。11分、土居が中央からのミドルシュート、関正面。12分にも、鹿島のクロス、関キャッチ。ベガルタ、セカンド拾えず、防戦一方に。14分、鹿島のコーナー。しのぐ。16分、石川が右足付け根付近の肉離れ?で、ピッチ外。急遽、藤村を入れ、そのまま左SB。ベガルタDF二人を怪我で欠く事態に。

19分、鹿島が裏に出したボールを藤村がクリア。コーナー2本を続けられる、最後は柴崎のミドルシュート、バーの上。21分、ベガルタエリア内のこぼれ球に突っ込まれるが、関へのキーパー・チャージで終了。22分、金崎のミドルシュート、グラウンダーで枠内、関が弾き、コーナーを与える。これは守る。23分、ベガルタがようやく反撃、藤村、奥埜、ハモンとつなぐが、シュート無し。

25分、ベガルタのカウンター、ウイルソンが後ろ向きで受けてからの反転シュート、枠内もキーパー。26分、三田にイエロー。中央45mで鹿島のフリーキック。簡単につながれ、最後は土居がヘッド、関がファインセーブ。ここから神がかってくる関。27分、藤村からウイルソン、中央へ流すパス。30分、鹿島につながれ、最後は一瞬、抜け出た金崎がシュート、関が飛び出し、クリア。こぼれは富田が蹴り出す。

32分、裏に抜け出た富田がクロス、キーパー。33分、鹿島がクロスからのヘッド、流れる。35分、鹿島は土居に代え赤崎入れる。ベガルタも梁に代え茂木を入れる。(監督談:梁が交代要求とのこと)37分、鹿島の右コーナー、キーパー・チャージで終了。この辺りから「仙台レッツゴー」のチャントが、画面から大きく聞こえてくる。

39分、右コーナー付近でウイルソンがキープ。うまくコーナーを取る。キッカーは茂木。しかしファールで終了。40分、鹿島の侵入も、藤村が体を入れ、流れる。42分、ベガルタ、スローインから茂木がエリア内侵入、シュートは惜しくもサイドネット。久々に見せた。しかし直後、鹿島がフリーで中央抜け出し、ミドルシュート、しかしこれは関の正面。焦りか。

44分、金崎がワンツーでエリア内侵入、シュートは関弾く。これで鹿島は右コーナー。こぼれ球を枠内ヘッドされるが、ここも関が弾き出す。関神。もう鹿島のシュートは、入る気がしない。追加時間は4分。また鹿島が左コーナー。これをしのいで、ベガルタのカウンター、奥埜が裏に飛び出すが、オフサイド。その後、柴崎のパスミス。さらに鹿島のクロス、関がジャンプしてキャッチ。

最後は、鹿島がスローインから赤崎が前に出るが、トラップミス。鹿島はお疲れ。結局、ベガルタがそのまま逃げ切り、今季、鹿島から2試合、1-0の快勝で、勝ち点6を頂戴した。


ベガルタが全員守備、前半から球際厳しく、鹿島にペースを握らせなかった。ハモン、ウイルソン、奥埜らの連係も向上、点にならなかったシーンでも、チャンスを作っていた。DF二人の怪我は気になるが、後半押し込まれても、体を寄せ、簡単には打たせず、関の美技連発もあって、完封の匂いをさせたゲームだった。

金崎ひとりには手を焼いたが、他の選手は抑えた。三田の体を張った守備が目立った。さらに、ウイルソンの時間使い、本来のハモン得意のパス出しも出てきて、チームはさらに向上できそう。怪我人の状態が心配な面もあるが、控え陣も奮起して、さらに8月攻勢をかけたい。


シュート数:5-11、CK:3-10、FK:18-13 得点:奥埜博亮 警告:三田  主審:飯田淳平  入場:13,982人