09節:対新潟0-1、10人でしのげず、ロスタイム被弾

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J1 2nd 2015年8月29日(土)19:00 ベガルタ仙台0-1アルビレックス新潟 ユアスタ仙台



ハモン 奥埜
(ウイルソン)(菅井)
野沢  金久保
(山本)   
富田  梁

石川 上本 渡部 蜂須賀

六反

サブは、関、村上、菅井、武井、山本、金園、ウイルソン。新潟は、山崎、指宿がFW、レオシルバがスタメン。平松、成岡ベンチ入り。

まだ8月ということを忘れそうな20度もいかない仙台。雨上がりユアスタ、このところ曇り空が続いている。

ほぼ互角の展開が続いてた後半13分、山崎に抜かれそうになった上本が引っ張って、得点機会阻止で一発退場。30分以上を10人で戦うことになったベガルタ。しかし、2ndわずか1勝のベガルタに、教科書通りに全員が運動量を増やして、逆にチャンスを作る、という余裕はなかった。。。

前半。
鎌田の怪我で、ひと月休んでいたが渡部が、大海とCBを組む。左に石川、右に蜂須賀のDF陣。梁はボランチ。金久保がスタメン、ミンテはメンバー落ち。新潟サポがアウエー側をびっしり埋め、2000人くらいいたか。

開始早々、野沢のクロスの中央で奥埜がヘッド、のけ反り気味でヒットせず。ベガルタは、夏場、けだるい感じだったハモンの動きが良くなり、ヘッドでの落としに奥埜が走る、という連携もちらほら。3分パスカット応酬、お互いにカウンター仕掛けるが、シュートまで至らず。4分、ベガルタがワイドな展開で、テンポよくパスをつないでいくが、シュートは無し。

5分、パスカットされ、新潟のコーナー。その後、渡部にイエロー。一進一退。9分、ベガルタがパスをつないでいくが、前に進めず。10分、奥埜のスルーパス、ハモンから、最後は金久保がミドルシュート、キーパー。久しぶりのシュート。12分、新潟加藤にイエロー。右ライン際40mのフリーキック。つながらず。13分、指宿にスルーパス出されるが、何とかカット。14分、奥埜からハモンへのパス、もう一歩。

16分、新潟に左右に振られ、パスを回されるが、最後は、レオシウバが明後日方向にキック。19分、ハモンがヘッドで競り勝ち、落とすが、その後がつながらない。しかし、だんだん奥埜とのコンビが合ってきている。21分、ベガルタが相手エリア付近で細かくつなぐ、最後は、エリア内から奥埜が振り向き様のシュート。枠外。惜しい。24分、右奥40mのフリーキック流れる。今日の野沢のキックはもうひとつ。

25分、新潟のコーナーキック。これはクリア。29分にも新潟のコーナー。ここまではクリアしている。新潟は、ためてから、振りぬきの速いパスで、ベガルタの寄せをかわそうとするが、ベガルタも、前半は厳しく寄せている。31分、ハモンのクロス、こぼれ球を右サイドにいた野沢が、左足で巻いたシュート、キーパーがファインセーブ。コーナーを得る。ニアでハモンのヘッド、クリアのこぼれを中央から金久保がシュート、枠外。

37分、回されるが、シュートはブロックする。38分、また新潟のコーナー。こぼれを打てず。42分、新潟エリア右角30mでフリーキックを得る。決まらず。44分、こぼれ球を蜂須賀がシュート、遠目フリーだったが、力が入ってふかす。さらに、上がってきた石川のななめのクロスに、DFを背負いながらダイクレトで奥埜がシュート、バーの上。技を見せたが、枠に行かなかった。

前半は、ベガルタがチャンスを作りながら、決めきれず、スコアレスで終了。

後半。
いきなり、ハモンのクロス。流れる。4分、奥埜がエリア内侵入、倒されるがノー・ファールの判定。7分、ワイドな展開、パスを回し、最後はハモンのシュート、キーパーに阻まれる。9分、相手の攻めに蜂須賀が空振り、渡部がカバー。11分、カウンター、ワンタッチの速い展開から、相手エリア横20mのフリーキックを得る。しかし、決まらず、今度は新潟のカウンター、シュートまで持っていかれるが、六反抑える。

そして、13分、新潟のカウンター、山崎に裏を取られそうになるところ、上本が引っ張り、レッドカードで一発退場。ゴールから距離はあったが、フリーになるところで得点機会阻止か。ベガルタ10人。まだ残り時間が30分以上あり、ただ引き籠るだけでも厳しい。勢いづく新潟。ベガルタはおっかなびっくりの守備になってしまう。新潟がパスをはやく回し、振り回してくる。12分、カウンターからシュートされるが、六反弾く。15分、守りを固めるため、菅井を入れて右サイド、左に蜂須賀が回る。菅井に変わって出たのは奥埜。

17分、裏を取られ始める。渡部がなんとかクリア。新潟のコーナー。2本連続。シュートはかすってくれて助かる。新潟の連続攻撃、21分はオフサイド、22分にはシュートがバーと、助けられ、なんとかしのぐ。26分、相手のパスをカットして、ハモンがやや遠目からシュート、キーパーに触られ、コーナー。決まらず。28分、野沢がボールを奪われ、シュートまで持っていかれるが、枠外。

28分、新潟は加藤に代え、成岡を入れる。29分、山崎に振り向き様にシュートを打たれるが、枠外で助かる。ベガルタはクリアするのが精いっぱい。30分、野沢に代え山本が入る。32分、新潟に左サイドからクロスを上げられ、裏を取った指宿がフリー、ダイレクトのシュート、六反がファインセーブ。コーナーを与える。これをしのいでカウンター、中央ハモンのドリブルから山本がパスを受け、DFをかわし、すぐシュート、抑えたシュートではあったが、キーパー正面。惜しい。後半、数少ないチャンスだった。

37分、菅井がロングシュート、枠外。39分、ハモンに代え2か月ぶりのウイルソンが入る。場内大歓声。40分、新潟のサイド攻撃、ヘッドを打たれるが枠外。41分、新潟川口に遅延行為でイエロー。ベガルタがカウンターから、ウイルソンがシュート、ふかす。42分、新潟は山崎に代え平松が入る。

追加時間4分間。ベガルタの山本から中央でウイルソン、シュートは打ち切れず。左コーナーのチャンスもクリアされ、逆にカウンター、急いで石川が戻り、なんとかクリア。さらにベガルタが攻めてもボールを奪われ、逆にカウンターを受ける。梁が走って自陣近くで守るが、コーナーを与える。残り時間わずか。

新潟のコーナー、何度か跳ね返すが、大きくクリアできず。最後は、新潟山本に、密集の中で、回り込みを許し、シュートを決められ失点。10人で30分以上しのいでいたが、最後に集中が切れた。
そのまま試合終了。またしても、リーグ終盤で苦しんでいる新潟に、塩を送る敗戦。


さばきはうまい上本も、今はスピードが無い。いちかばちかのファールだったろうけど、10人では、8戦で1勝のベガルタに攻撃的な守備は難しく、相手とのスペースを空けた守備となって、いいようにボールを回され、防戦一方になった。

CB の上本がいなくなったので、奥埜に代え菅井を入れ、蜂須賀が左に回ったが、これがどうだったか。さらに、野沢に代え入った山本がシュートは良かったが。守備では、フレッシュなはずのに、寄せない。そして最後にハモンに代え、怪我から久々復帰のウイルソンを入れるが、守備やキープ の比重のかかる10人体制でどうだったのか。。。

10人で長い時間守るだけでは持たないので、一発狙いは分かるが、それなら尚のこと、奥埜、金園で守備とカウンター狙い合わせてやる手もあったと思う。

ただ、もう試合は終わった。これからは、時に、リアリスティックに勝ち点を積み上げる試合運びも必要になるだろう。
また、今日の試合も前半には、ワイドな展開と、テンポのいい球回しから、チャンスは作っていた。シュートする人間を固定せずに、どんどん、もぐりこんで貰いたい。

また、守備的になるからと言って、ただ、相手との距離を空け、球際でぬるく、受け見では持たない。「積極的な守備」こそが、攻撃にもつながり、守りきることにもなる。状況打破の鍵である。敗戦をも次の戦いに生かしてほしい。


シュート数:13-13、CK:3-8、FK:18-7 得点:(新潟)山本康裕  警告:渡部、上本=退場 (新潟)加藤、川口 主審:扇谷健司 入場:14,573人

尚、この人の復興ライブは、夏蓮さんのミニライブが雨のため中止。俳優・千葉雄大さんの10分のトークショーと、キックインが行われました。ベガっ太くんが、千葉さんに触りまくりでしたw