06節:対松本3-1、金園粘りの2ゴール、ハモン砲で逆転勝ち

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2015J1 2nd 8月12日(水)19:00 ベガルタ仙台3-1松本山雅FC ユアスタ仙台



金園 奥埜
    (ハモン)
野沢    梁
(金久保)    
富田 ミンテ
   
二見 石川 鎌田 菅井
(蜂須賀)    
六反

サブは、関、蜂須賀、上本、多々良、藤村、金久保、ハモンロペス。松本は、阿部のワントップ、工藤、田中隼磨、喜山スタメン。オビナ、ウィリアンはベンチスタート。

前半、松本のハイプレスの前に、ボールを前に送れないベガルタ。セットプレー得意の松本に、数多いチャンスを与えてしまう。9分、左サイドの裏を取られ、クロスから、ファーでフリーの岩上にヘッドで決められ、先制許す。その後も、マイボールを展開できず、完全に松本ペース。


後半、サイドチェンジと、パス回しを早め、前線に人数をかけるとベガルタがペースをつかむ。12分、簡単に野沢につなぐと、ニアへのクロス、キーパーがハンブルする一瞬の隙を、金園が反応よく軸足で押し込んで、同点。息を吹き返すベガルタ。

ようやくパス回しを早め、チャンスを作り始める。しかし、松本もオビナを投入。34分、カウンターから、そのオビナにフリーでシュートを許すが、六反がセーブ。さらにベガルタの流れを維持。すると、39分、金久保のパスからルーズボールを金園が、戻りながらもシュート性のクロス、これを松本の選手が足に当て決まり2-1と逆点。金園、今季7ゴール。

さらに44分、後半途中出場のハモンが右サイドからのカットインから30mの豪快左足ミドル、巻いて落ち、バーをたたいて決まり、3-1とダメを押した。ハモンは今季3ゴール目、ようやく勝利につながった。


午後から、ゲリラ的に激しい雨が断続的に降った仙台。しかし、試合前には青空も出て、25度と涼しい風も。ただし、湿度は85%と非常に高い。スカパーの放送では、2000人の松本サポも来仙の模様。

前半。
出足のいい松本。いきなりスローインのチャンスから、岩上のロングスロー、これはクリア。その後、中盤での蹴り合い。ベガルタは全体に間延びして、パスの精度が良くない。そこを松本に詰められて、ボールを失う。

5分、松本、自陣のフリーキック、こぼれを岩上がシュート、バーの上。6分、ゴールキックからのこぼれ、梁が左足ミドルシュート、枠外。7分、また松本のロングスロー。これはクリア。9分、ベガルタ左サイドで二見がかわされ、クロスを上げられると、ファーでフリーの岩上に、ヘッドで決められ、先制許す。アウエーと同じ岩上に、またも決められた。

これで余裕がでた松本。一方、ベガルタはハイプレスにびくびくしながらのビルドアップ。しかも間延びしてパスがつながらない。13分、コーナーを与える。これはクリア。16分、ミンテがボールを奪われ、岩上にミドルシュートを打たれるが、六反押さえる。17分、ベガルタ、久々に相手ゴール前に攻め上がり、こぼれを中央で富田がミドルシュート、枠外。19分、ベガルタエリア右角でフリーキックを与える。これは六反抑える。

21分、チャージを受け、カウンターでフリーになられそうになるところ、鎌田がファールで止める。鎌田にイエロー。40mのフリーキックから、松本にシュートを狙わられるが、シュートブロック。24分にもコーナー2本から、最後はフリーでシュートを打たれるが、体を張って止める。26分、岩上にイエロー。28分、二見が久々に上がり、えぐってのクロス、ファーサイドを猛然と駆けあがった、菅井、もう一歩。さらに野沢のクロス、クリアされ、カウンターを受けるが、3人で囲み、止める。31分、菅井が粘って、コーナーを得る。梁のキックに金園、ヘッドはバーの上。

34分、右奥45mのフリーキック、鎌田が蹴るが、ミスキック。その後、今度は松本ゴール前で金園がチャージ、持ち込んでサイドからクロスも、合わず。38分、松本工藤のミドルシュート、バーの上。40分、梁からパスを受けた野沢が、ファーに猛スピードで上がってきた菅井にクロスを送るが、DFにクリアされる。42分、松本がロングスロー、コーナーと攻めてくるが、クリアする。前半は、完全に松本ペース、1点ビハインドで終了。

後半。
開始早々、松本がロングスロー、コーナーと攻めてくる。これをしのぐと、ベガルタ、サイドチェンジ、早いパス回しでリズムを使む。2分、ベガルタが回して、最後は右からカットインの梁が左足シュート、ポストに当たり、惜しくも外。4分ベガルタが右コーナー。しかし、こぼれを松本がカウンター。その後、二見にイエロー。

ベガルタがボールを回せるようになるが、シュートまで至らない。12分、自陣からの縦1本、野沢が左からのクロスをニアにあてると、キーパーが一旦キャッチしながら、下にハンブル、すかさず、詰めていた金園が、軸足の右で押し込み1-1、同点。わずかな隙を流さない金園。今季6点目。アシストの野沢は今日が誕生日。前半の重苦しいムードを一掃。

さらに奥埜が右サイドをえぐってのクロス、ファーでミンテ?もう一歩。その後、松本にカウンターを受けるが、クリア。18分、富田が放り込み、しかしエリア内のファールで終了。22分、ベガルタ陣内、二見がクリアボールを空振り、拾われてシュートされるが、六反正面。松本も足が止まり、ベガルタがパス回しで押し込めるようになる。

24分、松本エリア横でフリーキックのチャンス。ここで、松本は阿部吉朗に代えオビナを入れる。阿部のプレスに悩んでいたベガルタとしては良かった。ベガルタも、今日やや不安定な守備だった二見に代え、蜂須賀を入れる。その後、野沢のキック。これは決まらず。27分、金園がサイドに流れてのクロス、中央で梁がダイクレトで合わせようとするが、空振り。

31分、奥埜に代わり、ハモンロペスが入る。随所でポストプレー。しかし、なかなかつながらない。32分、蜂須賀が、左サイドをえぐり、フェイントで二人目をかわし、クロス。金園、のけぞりながらヘッドを狙うが、枠外。34分、松本は工藤に代え、U-22代表の前田を入れる。松本40mのフリーキックを得る。その後、松本が連続攻撃、ベガルタエリア内で、オビナがオーバーヘッドで、目の前にいる石川の顔面を蹴り上げ、イエロー。大変危険なプレー。キックボクシングじゃない。

さらに松本はカウンターから、オビナがフリー、シュートするも、六反がうまく前に出てクリア。こぼれにも再び反応して、ピンチを防ぐ。38分野沢に代え、金久保をいれる。直後の40分、ルーズボールを金久保がパス、のけぞりながらも、金園がシュート性のクロスを入れると、戻りながら守備の松本選手の足に当たり2点目、2-1逆転。記録は金園のゴールで、今季7点目。42分、リードされた松本は、喜山に代え、新戦力のウィリアンを入れる。

松本は放り込んでくるが、六反。すると44分、相手エリア右で、富田が粘ってハモンにつなぐと、カットインして30mの左足強烈シュート、急速に巻いて落ちるシュートは、バーをたたきながら決まって、留めの3点目。ベンチでは全員が出てきてハモンを祝福。チームとしても、ハモン砲の復活は待望久しかった。

追加時間は4分。松本がロングボールを入れてくるが、オビナ、ウィリアンを自由にさせず、相手をファールに追いこんで、そのまま試合終了。セカンドステージようやく初勝利も、勝ち点6に相当する「直接対決」を勝利、年間順位は11位まで戻した。

前半のびくびくしたプレーから、後半は、積極的に攻めに転じて、苦しい試合を勝ちきり、貴重な勝ち点3とFW陣の復調とい収穫を得た。球際で消極的だったり、集中を欠くプレーもあったが、とにかく重要な試合を勝ちきり、3点取っての逆転勝ちは、次のアウエー2連戦にもつながるはず。


シュート数:8-9、CK:2-5、FK:12-15 得点:金園英学2、ハモンロペス (松本)岩上 警告:鎌田、二見 (松本)岩上、松本 主審:井上知大 入場:15,757人


尚、この試合の復興ライブは、16:30~17:00北エントランス(外)で、シンガーソングライターasariさん、18時から10分間、ピッチ内で松崎しげるさんがミニライブを行った。。