34節対広島0-2、雪の中、ミスを確実に決められる。柳沢、後半出場

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J1 最終節 2014年12月6日(土)15:30 ベガルタ仙台0-2 サンフレッチェ広島 エディオンスタ



武藤 赤嶺
(柳沢)(ハモン)
野沢  太田
    (梁)
角田  富田
   
村上 上本 鎌田 蜂

サブは、桜井、渡辺広大、石川大徳、武井、梁、ハモンロペス、柳沢。ウイルソンは怪我で帰国、菅井と石川直は怪我持ちで欠場。梁も同様でベンチスタート。石川大徳が昨年の怪我以来の今季初ベンチ入り。

広島は、石原のワントップ、高萩、森崎兄弟、清水がスタメン。ミキッチ、皆川はベンチスタート。佐藤寿人は欠場。

雪が降る広島で行われた最終節は、前半から広島に左サイドをいいように突かれ、ポストや関のファインセーブでしのでいたが、積雪となった後半19分。クリアミスを高萩に拾われ、失点。さらに3分後にも青山-高萩で裏を取られ2点リードを許す。


ベガルタは前半こそ、引き気味にブロックを固めていたが、後半になると間延びして、広島のパス回しについていけない。

それでも、後半、カウンターから赤嶺のシュート、途中入った柳沢がコーナーをヒールで流し込む惜しいシュートがあったが、決まらず。完敗。

柳沢は、失点直後の後半19分から入り、つなぎのプレーをしていたが、なかなかチャンスなく、シュート1本で現役を終了。

前半。
全国的な寒波により、雪がちらつく広島。開始2分、関がスローで上本にパスしようとしたボールが、広島へのプレゼントボールになり、パスされて、いきなりどフリー許すが、なんとかシュートブロック。

4分、武藤が左サイドで仕掛け、フリーキックをゲット。左奥30m。野沢のキックはクリアされ、セカンドボールもつなげず。6分、広島塩谷から、裏へ飛び出す石原にパスを通され、ゴール・・・オフサイドで助かる。

8分、太田が倒され、柏にイエロー。自陣からのフリーキック。つながらず。9分、蜂須賀からのロングボールは、クリアされる。この試合、以後蜂がたびたびロングボールを入れる。その後、赤嶺が広島GK林にプレスしていく、かわされる。10分、広島のコーナー。石原にヒールで合わされるが、クリアしてまたコーナー。これはオフサイドで終了。

12分、武藤が左サイドをドリブルで上がり、センタリング、角田が中央に飛び込んでボレーであわせるが、ふかす。決定的。形は良かったが。ついで、13分、村上の縦のクロスを、中央で赤嶺がヘッド落すが、武藤は反応できず。15分、村上が上がってプレス、スローインを得る。しかし、逆にカウンターを食らい、塩谷から縦のスルーパスをいられるが、流れる。広島はベガルタの左サイドを徹底して突いてくる。

17分、こぼれ球を広島の青山にミドルシュートされるが、枠外。20分、広島に回される。最後は高萩のループシュート、弱く枠外。24分、村上にイエロー。ベガルタエリア横、ペナすぐ外でフリーキックを与える。森崎のキックは直接巻いてくるが、関が飛び出してのパンチング。28分、広島に回される。29分、広島のサイドチェンジで左からクロスを上げられ、最後は青山のシュート、バーの上。

30分、角田が上がって武藤へのパス、通らず。32分、野沢のスルーパス、武藤にもう一歩。34分にも野沢がループパスで、武藤を狙うがもう一歩と、なかなかシュートにつながらない。37分、今後は蜂須賀のクロス、通らず。38分、広島清水のクロスを角田がヘッドでクリア、コーナーを与える。これはしのぐが、左右に振られ、最後は清水がフリーでヘッド、こぼれたところを詰められるが、関がセーブ。危ない。

広島のコーナー。こぼれ球を放り込まれるが、枠外に流れる。このあたりで雪が吹雪いてくる。41分、ようやくベガルタが回す。43分、野沢の浮き球に合わず。44分、さらに回して、最後は野沢の左足ミドルシュート、枠外。結局、前半はスコアレスで終了。

後半。
ハーフタイムの間も雪が激しく降り、ピッチが白一面になる。カラーボールは無く、そのまま続行。

開始早々、パスカットされ、そのままシュートされるも枠外。どうも立ち上がりに集中がかけるきらい。4分、広島が左サイドを執拗に攻め、コーナーを与える。これはしのぐ。5分、野沢?の右からのクロスに、赤嶺がDFに競り合いながらのシュート、枠外。さらに中央富田から野沢、最後は武藤にパスが通り、シュートするもキーパー正面。

8分、広島がベガルタエリア左、ライン際からのフリーキック35m。これは守る。9分、パスカット応酬。前半は引き気味にエリアを塞いでいたが、次第に間延び、パスをつながれるようになる。10分、蜂須賀から武藤へのスルーパスはオフサイド。11分、広島に攻められ、ベガルタゴール中央30mのフリーキックを与える。ここで、青山と蜂須賀がシューズ交換で共にピッチ外で一時10-10でのゲーム。

森崎のフリーキックは巻いてポスト!危なかった。15分、ベガルタも角田がミドルシュート、グラウンダーで林正面。17分、ベガルタが左サイドからつなぐ、野沢のパスに林が飛び出る。一瞬がら空きの広島ゴール。右から蜂須賀が狙うが、時間がかかってクリアされる。そして、18分、またもベガルタ左サイドから、斜めにパスを入れられクリアミス、中央に飛び込んだ高萩にうまく拾われ、関もかわされ決められ、先制許す

直後、武藤に代わり柳沢が入る。広島はベガルタ左サイドを再三崩してきた清水に代わり、ミキッチを入れる。20分ミキッチのクロスは関。22分、村上の裏を青山に取られ、中央に飛び出てきたのは、またも高萩。あっさり決められ2点目を許す。失点して角田が前に行き、中盤にスペースが出来て、戻り切れなかった。24分にもミキッチのクロスに、フリーの石原のヘッド、これは関が止める。

25分、広島は森崎に代え皆川を入れる。26分、太田が久々にクロスを入れるが、中央合わず。27分、赤嶺に代えハモンロペスが入る。柳沢のワントップ気味。29分、ベガルタが回し、蜂須賀のクロス、届かず。30分、広島のカウンター、青山が持ち上がり、シュート、バーの上。31分、富田のクロスにハモンがワントラップ、反転シュート、わずかに枠外。34分、太田に代え梁が入り、そのまま右サイド。

36分、ハモンの強引なミドルシュート、クリアされてコーナーを得る。野沢の左コーナーに柳沢がヒールで流し込もうとするが、林正面。41分、ミキッチに左サイドからカットインされシュートされるが、関がセーブ。さらにミキッチにカットインで侵入されるが、コーナーに逃れる。これは守る。追加時間は3分。

ベガルタが回し、なかなかシュートできない。逆にカットされカウンターを受ける。最後は皆川にフリーで打たれるが、関が止める。その後、今度はベガルタのカウンター、ハモンのクロスでコーナーを得る。2本連続。2本目で、残っていた上本がクロス、ハモンが左足シュートも枠外。最後は広島に攻められ、森崎のシュートがバーの上となって、試合終了。

両サイドバックが代わり、梁もスタメンでいない状況ではあったが、サイドの攻防で遅れを取り、ところどころ集中切れもあって、苦しい展開で終わった。退団する選手、引退する柳沢選手を、勝利で送り出すことはできなかった。3年連続最終戦で完敗。今年で終わりにしたい。

尚、自分は見ていなかったが、広島の選手たちによって柳沢選手が胴上げされたとのこと。柳沢選手、本当にお疲れさまでした。

シュート数:9-15、CK:2-6、FK:14-17 得点:(広島)高萩2  警告:村上 (広島)柏 主審:東城 穣