J1 2014年11月22日（土）17:00 ベガルタ仙台3-3セレッソ大阪 ユアスタ仙台
ウイルソン 赤嶺
（ハモン）
野沢 太田
（武藤）
梁 富田
石川 鎌田 上本 菅井
（村上）
関
サブは、桜井、村上、角田、佐々木、武藤、ハモンロペス、柳沢。Ｃ大阪は、南野、永井の2トップ。杉本、長谷川、扇原スタメン、カカウはベンチスタート。フォルランは欠場。
前半の2点リードを保てなかったベガルタは、後半には2-2とされ、さらに押し込まれる展開。ここで、終盤入ったハモンロペスが、43分、豪快な左足でネット揺らし、再び勝ち越し。
しかし、ロスタイムに、左45度からカカウに強烈ミドルを決められ、追い付かれる。試合終了直前、ベガルタ最後のフリーキック、ベガルタのヘッドは決まったかと思われたが、オフサイドの判定でドロー。
後半の内容からは逆転負けもありうる展開だったが、ハモンの一発でなんとか勝ち点1、されど、勝ち点1。大宮が敗戦、清水もドローで、半歩前進。次節ホーム徳島戦で勝利し、リーチをかけたい。
久しぶりに気温が上昇、日中は18度を超え、冬装備のコートやダウンを手に持つ人が多いユアスタ。しかし、日が落ちて、試合開始前になると、一気に冷えてくる。今季最多の19,404人の入場。セレッソサポも7-800人か。
試合前には、タイ・リーグで活躍している、元ベガルタの大久保剛志選手が金髪で登場、後2勝でACL出場権を得るという。がんばってほしい。
さて、試合は、前半と後半では、まったく別の様相となった。
前半。
立ち上がりから人数をかけてのプレスで、相手のパスコースを限定し、ミスを誘うベガルタ。すると、3分、右サイドをウイルソンがドリブルで抜け出て、一気にゴールライン付近までえぐり、センタリング、中央に走り込んだ野沢が、ほぼフリーで、たたきつけるシュートでゴール、いきなり先制！怪我明けのウイルソンが、早速仕事。
しかし、直後にC大阪に右奥35でフリーキックを与える。これは太田がクリア。4分。今度はベガルタが左奥35ｍのフリーキック。これはクリアされ、カウンターを受けそうになるが、赤嶺が走り込んで、スライディングで外に出す。8分、C大阪にクロスをいられるが、ライン割る。9分、こぼれ球を太田がミドルシュート、キーパー。12分、スローインから回すが、つながらない。ここまでC大阪のファール多い。
13分、相手エリア左ライン際35ｍでフリーキックのチャンス。クリアされる。14分、ウイルソンが、左サイドから自分でカットインしてのシュート、枠外。怪我の影響はあまり無さそう。1さらに5分、パスカットした富田から、相手DFの間のウイルソンへパスが通り、フリー。キーパー交わしてシュート、しかしDFに戻られて、クリアされる。コーナー。
18分、右からのコーナーキックに、赤嶺のヘッド、バウンドしてファーに入り、2点目。前半の前半で2点のリードで、C大阪にプレッシャーを与えられた、かに見えた。
ベガルタに詰められていたC大阪も、パス回しのテンポを速め、ボールを回してくる。19分、C大阪の左からのクロス、合わず。22分、相手の中央突破に、鎌田がイエロー。35ｍのフリーキックを与える。キッカーは扇原。直接シュートは、関正面。
24分、C大阪にボールを回され、シュートされるが枠外。これでコーナーを与える。ここはC大阪のファールで終了。25分、ベガルタが。相手ゴールやや左35ｍのフリーキック。こぼれをウイルソンがシュートも、菅井？に当たる。28分、C大阪が、ベガルタの裏へのパスを通し、シュート打たれる。コーナー。ここでは関が飛び出し、パンチング。セカンドを拾われるが、しのぐ。
31分にもC大阪が回すが、ベガルタが粘り強い守備で、次々跳ね返していく。最後は、中央で南野が反転シュートを打とうとするのを、阻止。33分、ベガルタ自陣からのフリーキック、ウイルソンから野沢、野沢は相手に当てて、コーナーを得る。しかし、クリアされ、カウンター、フリーで右サイドを走られるが、パスミスに救われる。35分、相手エリア付近でのルーズボールの浮き球に、富田が走り込んでボレーで狙うが、枠外。
そして、37分、ベガルタゴール前で、クリアが小さくなるところ、執拗に拾われて、最後は正面から杉本に、左足グラウンダーで押し込まれ、1点返される。これで場内に嫌なムードが流れる。39分にも、C大阪にコーナーを与える。これはクリア、ウイルソンがドリブルでひとり前進、そのままシュートするが、キーパー。
44分にも、太田がカウンターでのドリブル前進、倒され、右ライン際でフリーキックを得る。このキックにファーでフリーだった、石川がヘッドするが、キーパーに抑えられる。ロスタイムにもコーナーのチャンスがあたったが、決まらず。結局、前半は2-1の1点リードで終了。
後半。
後半になると、C大阪が杉本らにボールをキープさせ、ひきつけておいて散らす作戦で、ベガルタのプレスをかわし始める。
開始早々、フリーキックのチャンス、これは決まらず。その後、中盤でのボールの奪い合い。ベガルタ、チャンスでもパスミスが見える。4分、C大阪に攻め込まれ、クロスを入れられる、関キャッチ。6分、こぼれ球をミドルシュートされるが、枠外。9分、またも、C大阪のクロス、ライン割る。12分、ようやくベガルタ、ウイルソン、太田、追い越す菅井と、いい流れから攻め、コーナーを得る。しかし、キーパー・チャージで終了。
その後、ベガルタが攻め込まれるが、クリアのみでボールをつなげない。間延びも見える。15分、C大阪のシュートは関正面。16分、ベガルタのカウンターでウイルソンが左サイドを走り、中央でフリーの野沢にパスが通る。しかし、野沢は打たず、背後の赤嶺に出そうしてカットされる。もったいない。
17分、C大阪にワンタッチでパスを何本も通され、シュートまで行かれるが枠外。完全にC大阪ペースになってきた。20分、太田に代え武藤が入り、そのまま右サイド。その後、赤嶺から野沢、ためて、上がってきた梁へ浮き球パス、梁がボレー・シュートで狙うが、枠外。これはいい連係だった。しかし、26分、C大阪のクロスに中央で永井に頭で決められ同点とされる。関、一歩も動けず。ついに前半の2点リードを追い付かれ、しかも、C大阪にボールをほとんど支配される流れ。
28分、武藤が、右からのセンタリングをキーパーとDFに間に流すが、ウイルソンには合わず。30分、右奥45ｍでフリーキック。決まらず。32分、赤嶺に代え、ハモンロペスが入る。34分、C大阪のクロスにヘッドをあわせされるが、枠外。その後、C大阪は永井に代えカカウが入る。カカウは入るなり、シュート、枠外。
38分、富田にイエロー。ベガルタエリア右奥30ｍのフリーキック。これは守る。せめぎ合いがつづいた後、42分、C大阪のゴール中央でこぼれ球を、ハモンロペスが思い切りよく左足で振り抜くと、これが決まって、ゴール、3点目。待望の勝ち越し、そして32節にしてハモンの初ゴール。
ベガルタはキープし始める。44分、菅井に代え村上を入れる。追加時間は4分間。ウイルソンがキープしながらコーナーを取る。しかし、その後は長くキープできず。すると、ベガルタゴール左45度から、カカウが一瞬フリー、ミドルシュート、ポストに当たりゴール。3-3とまたまた同点とされる。C大阪も、負ければ降格が決まる可能性あるので、必死だ。
これでがっくりきたのか、なかなかプレーを始めようとしない、ベガルタイレブン。まだ時間はある。これはいけない。気持ちが足りない。
しかし、ベガルタにチャンス。まずは、相手ペナルティアーク内でフリーキックのチャンス。野沢が狙う、ネット天上。さらにエリア左角でフリーキックのチャンス。今度は野沢が浮き球、選手が良くみえなかった（石川だった）が走りこんでヘッドが決まった！と思われたが、オフサイドの判定。そして試合終了。。。。結局ドロー。
前半は、人数をかけたプレスでパスの出所を抑えていたが、後半は杉本にいったん当てる戦法など、うまく守備を分散させられ、さらにサイドをいいように攻められた。さらに、マイボールでのイージーなパスミスで、ピンチを招くなど、やはり固くなっていた面もあると思う。
ただ、ハモンロペスの一発は、本人だけでなく、今後のチームに力を与えるものになった。ここに来て個人での得点力を得たことは、必要な勝利に近づく。また、ウイルソンも、それなりのスピードでプレーできていたので、がんばってほしい。武藤に、はもう一段の奮起を期待したい。
どのみち今日の勝ち抜けはないわけで、次の勝利が重要。今日の大宮の敗戦で、徳島戦での勝利が、リーチから、一発ツモになる可能性もでてきた。まずは、一勝、がんばろう。
シュート数：14-14、CK：5-3、FK：19-18 得点：野沢拓也、赤嶺真吾、ハモンロペス （C大阪）杉本健勇、永井龍、カカウ 警告：鎌田、上本、富田 （C大阪）カカウ、染谷 主審：村上伸次