25節:対鹿島0-1、相手のプレッシャーに押され、完敗

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J1 2014年9月23日(火・祝)14:00 ベガルタ仙台0-1鹿島アントラーズ ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺

野沢  太田
(武藤)  
梁  富田
   (中原)
石川 鎌田 上本 村上
        (菅井)

サブは、桜井、菅井、角田、佐々木、武藤、柳沢、中原。中原は20試合ぶりのベンチ入り。鹿島は、ダヴィワントップ。カイオ、土居、、遠藤、柴崎、小笠原スタメン。ジョルジワグネルはベンチスタート。

前節とキーパーだけを入れ替えて連敗阻止に臨んだベガルタだったが、序盤からDFの背後をつくダヴィらの動きに苦戦。ぎりぎりしのぐ守備で奮闘していたが、ついに43分、ダヴィに裏を突かれ折り返されると、中央に詰めていた土居に決められ先制許す。その後もサイド、中央裏と自在に攻められ、ベガルタのカウンターは不発。

後半、鹿島が引いてきたので、中盤でボールを持てるようになったものの、崩しきれず、中央で大きくクリアされて、逆にカウンターを狙われるという繰り返しで、試合終了。

秋晴れの秋分の日。
西日を受けるバックスタンド側は、直射日光で思いのほか暑い。ベガルタは20周年記念の黒のユニフォーム着用。下位チームであっても、試合巧者の鹿島の上をいく「ブラックベガルタ」として、勝利をモノにしてほしいところだったが。。。17,006人。

前半。
開始1分。ベガルタエリア左ライン際で鹿島のフリーキック。35m。これはクリア。2分にも中央からのフリーキック35m、クリア。鹿島がキープ。予想通り、次々裏を狙ってくる。3分には放り込まれるが、関がクリア。

4分、上本がヘッドでバックパスしようとしたが、弱く、ボール浚われそうになり、関が飛び出すが、先にボールを奪われる。横にスライドする相手を関がエリアを出て追走。空いたゴールにシュートされるが、サイドネット。のっけから相手のプレッシャーで、ドタバタするベガルタ。

その後は中盤での奪い合い。6分、梁から太田へスルーパス、しかし追いつけず。8分、鹿島のカウンター、遠藤のクロスは関が押さえる。9分カイオのミドルシュート、枠外。10分、カイオから柴崎へのパスを通され、最後は土居のシュート、サイドネット。ベガルタはピンチの連続。さらにダヴィにも裏に抜けられるが、そこは上本が入ってなんとか押さえる。

11分、カイオにえぐられ、折り返し、遠藤にフリーでヘディングシュートさえるが、枠外。その後、ようやく落ち着いてきたベガルタ。15分、中央やや右でフリーキックのチャンスを得る。セカンド拾って何度がボールを入れるが、シュートは打てない。その後、20分頃まで一進一退。22分、鹿島にまた裏を取られそうになるが、ようやくオフサイドに嵌め込んだ。

しかし、24分、ダヴィに裏取られ、シュート打たれる。しかし、関?触って枠外で助かる。鹿島のコーナー。これは守る。27分、太田にイエロー。ベガルタエリア横、ゴールラインに近いところでフリーキックを与える。これは何とかクリア。30分、ウイルソンが上がって、中央からシュート、DFが弾くところ、梁がボレー、しかしバーの上。これが、ベガルタの初シュートか?

33分、ゴール前でボールを回され、コーナーを与える。しかし、シュートはバーの上。34分、裏に抜けたダヴィにシュート打たれるが、オフサイド。倒れたダヴィはシミュレーション?でイエロー。38分、上本がバックステップでふらつき、その隙に裏を取られるが、なんとかクリアする。危ない。その後、カウンターで、ウイルソンがドリブルで上がっていくが、DFに止められる。

40分、鹿島のコーナー。これはしのぐ。42分、ダヴィにラインぎりぎりを抜かれ、えぐっての折り返しに、中央に飛び込んできた土居にワンタッチで強烈なシュートを打たれ、失点。オフサイドかけそこない、一瞬のでき事。ギリギリのところで、猛攻に耐えてきたが、ついに破られた。

前半、終了間際には、中央でフリーの上本が、富田はパスしようとして、ボールを奪われ。遠藤にシュートまでもっていかれるが、決まらず。ぬるいパスは狙われている、。それでも結局、前半は、攻めに攻められ、攻撃は形をなしていなかったが、ギリギリ守って0-1でとどめた感じ。

後半。
開始早々、ウイルソンと赤嶺が相手エリア付近でワンツー、最後はウイルソンがあわせるが、バーの上。しかし、すぐさま反撃され、ゴール前を横切る危険なパスを通されるが、流れてゴールキック。6分、上本がフリーで相手のプレンゼントパス、しなしなんとかしのぐ。

7分、梁から太田へ縦のスルーパス。太田が追いついて、折り返し。しかし、ウイルソン触れず。8分、鹿島のカウンター、ヘッドを打たれるが、枠外。9分、ベガルタもウイルソンがドリブルからシュート、枠外。その後、ベガルタは村上に代え菅井を入れ、そのまま右SBへ。10分、左奥40mのフリーキックを得るが、つながらず。12分、ダヴィのシュート、関キャッチ。

14分、ベガルタがボールを回し、中央25m、絶好の位置でフリーキックを得る。キッカーは梁、キーパーの死角に入って、逆をついたが、シュートは枠外。残念。その後は、やや引いた鹿島に対してベガルタがボールをキープするものの、中央で大きく返されてカウンターされそうになる、という時間が続く。

22分、ウイルソンにイエロー。23分、ベガルタボール回すがシュート打てず。鹿島はここで遠藤に代え、ジョルジ ワグネルをいれる。その後、ベガルタのカウンター、左サイドをあがったウイルソンからのクロスに野沢が飛び込むがもう一歩。30分、野沢に代え武藤が入る。31分、ダヴィのシュート、さらに土居にも打たれるが、決まらず。32分、鹿島はダヴィ、土居に代え赤崎、梅鉢を入れ、前線をリフレッシュ。

34分、武藤が左サイドからドリブルで仕掛け、コーナーを得る。決まらず。今日はコーナーで盛んにニヤを低いボールで突くが、決まらない。35分、鹿島、柴崎のピンポイントクロスに、中央からヘッドを打たれるが枠外。危ない。38分、富田に代わり中原が入り3トップ気味に。梁のワンボランチか。39分、ベガルタエリア肥大30mでブリーキックを与える。これはしのぐ。40分、ウイルソンの折り返しに、中原のヘッド、枠外。

41分、上がってきた石川がヘッドでパス。ウイルソンが仕掛けてコーナーを得る。ニアに低いボール、クリアされる。ベガルタ、ボールを持っても、がっちり守られ、なかなか出しどころがない。時間だけが過ぎていく。追加時間4分。

ロスタイム、鹿島エリア左角で、フリーキックのチャンス。最後のチャンスか。このフリーキックからこぼれ球を菅井、さらには赤嶺がつっこんでネットを揺らしたが、オフサイド?ファール?の判定で、同点の機会を逃した。結局そのまま試合終了、0-1で5連敗。

1失点でよく辛抱したという試合になってしまった。ダヴィ他、前線からのプレッシャーが厳しく、ベガルタDF陣はミスの連続。攻撃でも連係がぎくしゃくして、ボールがうまく回った時間が。極めて少なかった。武藤や今季初出場の中原も、相手を崩すにはいたらなかった。

ベガルタの決定機は、前半の梁の中央からのボレーと最後のセットプレーぐらい。鹿島の猛攻はなんとかしのいだが、鎌田と関が、近くに敵がいないところで交錯しそうになったりとか、ふたんは出ないミスも出て、厳しい試合となった。後半は、ボールを持てたのだが、がっちり固められ、崩す流れはあまり作れなかった。

シュート数:19-16、CK:2-3、FK:22-21 得点:(鹿島)土居 警告:太田、ウイルソン (鹿島)ダヴィ、小笠原 主審:岡部拓人


さて、疲弊した攻撃陣、連係がズレてきている守備陣。どうしたものか。。。。次も中3日であるし、動ける若手を入れたいところだが、まだ怪我からコンディションも上がっていないのか?

それと、まさに素人考えなのだが、ベガルタが攻められた時、DFからのクリアがいつも小さく、またはボランチなどにつなごうとするところ読まれて、ボールを奪われ、またピンチという場面が、この試合だけでなく、非常に多い。

今日の後半の鹿島を見ていると、ベガルタに攻められても、中央でのクリアを大きく返し、FWが直接触れるところまで戻して、とりあえず前で時間をつくる。
さらに、ベガルタが上がってきている裏の、少ない人数を狙って、カウンターを仕掛ける、という守備をしている。守りでどたばたしないためには、ワンパターになっているつなぎもチェックする必要があるのではないだろうか。