15節対浦和0-0、静かなるドロー

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2012年J1 6月23日(土)19:00 ベガルタ仙台0-0浦和レッズ 埼玉ス



柳沢  中原 
(赤嶺)(武藤)
梁    太田
    (松下)  
角田  富田
  
朴 渡辺 鎌田 菅井 
  
サブは、桜井、内山、田村、松下、奥埜、武藤、赤嶺。浦和は、原口ワントップ。マルシオ、柏木、梅崎、阿部、坪井先発。デストラビッチ、田中達ベンチ入り。鈴木は欠場。

まさに、隔世の感。ベガルタ相手にドン引きサッカーを展開する浦和。後半ロスタイムになっても尚、自陣でゆるりとボールをつなぐ様は、今日はドローでいいとのサインか?ありがたく勝ち点1を分け合おうじゃないかwロスタイムまで、ほとんど浦和の応援の声が無音だった、静かな埼玉スタジアムはどう思っていたのだろうか。

ベガルタとしてはウイルソンを欠き、赤嶺も怪我上がりの中、勝ち点差5のある相手とのアウエーゲームで、無失点ドロー。ベストではないが、まずまず。DFに厳しく寄せられ、得点こそなかったが、中原の落としや、つなぎで見せてくれた。赤嶺も後半30分プレーでまあまあの動き。梁は少しお疲れ気味な感じ。


前半。
開始早々、浦和阿部が切れ込んでのミドルシュート、バーの上。2分スローインから菅井のクロス、キーパー直。次第に浦和は引いて守る形に。ベガルタがゆっくり回しながらチャンスを伺う。富田が相手パスをカット、角田のクロスは流れる。3分、柏木のスルーパスからマルシオに裏取られるが、オフサイド。6分、浦和のコーナー、クリア。8分、ゴール前で中原落とし、太田のクロス、流れる。その後、浦和にカウンター受けるが、チュソンが体を入れる。

9分、左からのチュソンのクロスに、中央に回りこんだ中原のヘッド、枠外。10分、浦和の右サイド宇賀神のシュート、枠外。12分、太田のキープから右サイドライン際でフリーキックをゲット。ファーサイドの菅井に合わせるが、ヘッドはヒットせず。16分、浦和マルシオから原口へのパスはオフサイド。今日、ワントップの原口は悉くオフサイドトラップにかけ、ドリブルさせず。18分、宇賀神がバックパスミスで、労せずしてコーナーをゲット。こぼれ球を広大が落としで、中央エリア内フリーの角田シュート、ふかす。決定的。詰められて押さえられなかったか。

ベガルタが浦和陣内でボールを回すも、がっちり固められてチャンスをなかなか作れない。22分、浦和にベガルタゴール前でボールを回され、右サイドからのシュート、枠外。23分、梁が中央から左足にミドルシュート、ヒットせず。26分、梁のスルーパスに右サイドの裏取った菅井のクロス、中原がヘッド、寄せられてヒットせず。その後、カウンター受けるが、広大がクリア。30分、チュソンのパスミスをさらわれて原口に出られるが、オフサイド。31分、林のゴールキックを直接受けた梁が、ひとりかわしてシュート、グラウンダー枠内も、キーパー。

32分、チュソンの巻いたクロスを浦和DFがクリアミス、中原へのプレゼントパスになるが、急にボールが来たので反応しきれず、チャンス逃す。33分、浦和にクロスを往復させられるが、シュートは打たせず。38分、宇賀神にイエローで中央35mのフリーキックのチャンス。左サイドチュソンに流して、縦のクロスを柳沢がすらしヘッド、バーの上。41分、今度は浦和がベガルタエリア右角でフリーキック。チョン出しから槙野のシュート、壁に当たる。43分、浦和ゴール前でのボール回しから最後は太田のクロス、流れる。44分、浦和のカウンター、宇賀神のクロスは流れる。ベガルタも柳沢のパスに中原シュートもよせられる。結局前半はスコアレスで終了。

後半開始前。
ベガルタ側のゴールネットの天井、ネットを支えるパイプがはずれる珍事で、直しで数分の中断。
開始1分、マルシオがするすると抜け出し、ベガルタの左サイドから早いタイミングのミドルシュート、ポスト!決定的、危ない。2分には柏木が左足のミドルシュート、ホームラン。浦和も勝ちにきたか。5分、ベガルタも中原が落とし、太田のシュート、こぼれ球を詰めてきた富田が左足シュート、バーの上。6分、浦和に裏を取られ、再三シュートを打たれるが、その都度ブロック。コーナーを与える。こぼれ球を梅崎にシュートされるが、枠外。

8分、パスカットされ、柏木のクロス、流れて助かる。その後もマルシオのドリブルはチュソンがとめる。10分にも連続攻撃許すが、なんとか跳ね返す。12分、今度はベガルタが相手ゴール前でボールを回し、最後は柳沢が反転シュートしようとするが、押さえられる。13分、浦和がボール回し、最後は飛び込んできた梅崎のヘッド、枠内も林がファインセーブ。こぼれも抑える。17分、宇賀神の速いクロス、クリアするがコーナーを与える。

ここでベガルタは、柳沢に変わり、怪我明けの赤嶺を守備から入れる。18分、早速赤嶺が相手エリア内でクロスを受け、ひとりかわしてのシュート、触れらてコーナーをゲット。しかし決まらず。次第に間延びしてカウンター応酬のようになる。浦和はキーパーがロングキックせず、その都度自陣から回す。23分、富田攻撃参加。相手エリア右角でのフリーキックをゲット。決まらず。25分、浦和は原口、小島に変え、田中達也、山田を入れる2枚代え。

27分、角田からのクロスに中原ヘッド、キーパー。ここでも寄せられ強く打てない。30分、中原に代わり、武藤が入る。その後、両者疲れも見えて、一進一退。ベガルタもカウンターからすぐシュートにいけない。38分、浦和山田のダイレクトの浮き球に田中に裏を取られフリーでヘッドを許し、失点か!と思われたがオフサイドで救われる。その後浦和はマルシオに代え、18歳の矢島が入る。39分、浦和ゴール中央やや右30mでフリーキックのチャンス。こぼれ球を角田がシュート、コーナーをゲット。決まらず。

42分、太田に代え松下入る。ボールの奪い合いも膠着状態。浦和はこの時間でも、ゆっくりと自陣から、つないでくるので、ベガルタは守備陣形を整える時間があって助かった。ロスタイムは4分間。2分目。相手ゴール右35mのフリーキック。シュート打ち切れず。4分目、カウンターから武藤が中央ドリブル前進、併走していた梁がフリーになるところでパス。梁はひとりかわしてシュートしようとしたが、トラップしきれず。好調時の梁なら、こういう時間帯でも逃さない角度だったが、今日は調子がいまいち。動きににキレがなかった。

結局両者譲らす、スコアレスドロー。アウエーで、こちらが上位の直接対決で勝ち点1は悪くない。もちろんベストではないが。

シュート数:12-10、CK:3-4、FK:18-12  得点:なし 警告:(相手)宇賀神 主審:西村雄一