33節対G大阪0-1、再三の決定機逃し、12試合ぶりの敗戦。

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J1 33節 2011年11月23日(土)14:00 ベガルタ仙台0-1ガンバ大阪 万博



太田  赤嶺
(中島)   
梁   関口
    (武藤)
高橋 富田
(ディエゴ)  
田村 鎌田 曹 菅井

サブは、桜井、渡辺広大、細川、武藤、ディエゴ、中原、中島。G大阪は、ラフィーニャ、イグノの2トップ。遠藤、明神、加地がスタメン。平井、橋本、二川、佐々木勇人がベンチ。

G大阪西野監督の退任を受けての試合。G大阪は優勝には連勝するしかなく、ACLを目指すベガルタも、4位以内を取るには勝利が欲しいところ。しかし、勝ちたい気持ちでは相手が上だった。


序盤から、ベガルタが中盤で相手のパスをカットしてサイドに散らし、攻勢。しかし、クロスは赤嶺になかなか合わない。20分過ぎるとG大阪がボールを回しだし、リズムを掴む。G大阪の藤森にスルーパスを再三通される。25分、イグノにベガルタ左サイドを突破され、ファーへパス。藤森のダイレクトのクロスに、決められ0-1と先制許す。するとG大阪ペースに。しかし、カウンターから34分、富田のパスから関口がどフリー。しかしインサイドで狙い過ぎてヒットせず、キーパー。

後半11分、またしてもワンツーからイグノにフリーになられるが、ゴロのシュートはポスト。この後は、耐えていたベガルタが攻勢。18分、ヨシキに代えディエゴ投入。起点ができる。サイドからのクロスも再び上がるようになるが、赤嶺のヘッドは悉く枠外。DFに競り勝ってはいたが、フリーになれなかった。19分、カウンターから関口と太田がフリー。しかし打つタイミグングが遅れ、ゴールならず。その後も押し気味のベガルタであるが、シュートが枠にいかない。コーナーもボールが低い。

33分、太田、関口に代え、中島、武藤が入る。守りに入ったG大阪に対し、攻勢をしかけるが、シュートまでに時間がかかりすぎ。そしてロスタイム。ゴールキックからワンバンで武藤がどフリー、しかし、ここでもシュートに逡巡していうちに、DFに寄せられ、決められず。

結局、空気を読んだ人のいいベガルタが、西野監督への餞の勝利と、優勝への希望をプレゼントしてしまった。ただ、「友軍」の川崎が横浜FMに3-0で勝利してくれたので、勝ち点差2のまま。4位の可能性は他力ながら残っている。

前半。
角田、チュソンの怪我で、怪我上がりの富田とヨシキがボランチ。左サイドには田村が入る。開始早々、梁から裏の太田へ。オフサイド。その後も、やや固いG大阪に対し、ベガルタがボールを持つ。スローインから菅井のクロスを太田が落として、上がってきた富田のシュート、こぼれるところを赤嶺もオフサイド。3分、G大阪のカウンター、チョがカット。5分、加地のクロスがこぼれるところ、藤森のシュート、枠内も林。その後8分頃まで一進一退。ベガルタは中盤で相手を挟みこんで、ボールを奪う。

10分、太田のクロス、シュートに繋がらなかったが、こぼれを富田がヘッド、キーパー。11分にも太田のクロス、直接キーパー。13分、赤嶺が明神からボールを奪い、センタリングに、高橋義希のロングシュート、枠外。14分、富田がパスカット、太田につないで、クロス。しかし赤嶺シュート打てず。16分、G大阪が回してクロスを入れてくるが、ライン割る。17分、イグノが侵入しかかるが、チョが止める。ここまでベガルタペースも、シュートにつながらない。

21分、G大阪がクサビのプレーから、ラフィーニャ、イグノとつなぎ、シュートするもブロック。さらにG大阪が横にパスをつないで揺さぶり、最後はエリア内侵入もハンドで終わる。23分、林のゴールキックから、赤嶺がワントラップからのシュート、枠外。惜しい。そして25分、G大阪の速攻、イグノがベガルタ左サイドをドリブル突破、クロスはファーサイドへ。藤森が折り返しを精確にクロス、イグノが鎌田を振り切って、フリーでヘッド、決められる。菅井も藤森に詰められなかった。

これで余裕の出たG大阪が回し始める。ベガルタは振り回される時間。30分、武井にイエロー。34分、ベガルタがカウンター。富田が中央を上がり、並走の関口へパスを出すと、相手DFが見失い、どフリー。関口、慎重にインサイドで狙うが、これがダフって、弱いシュートでキーパーなんなくセーブ。決定的チャンスを逃す。39分、関口が倒され、中澤にイエロー。左45度30mのフリーキックのチャンス。梁のキックは低く、跳ね返される。

42分、富田と関口のワンツーから富田がドリブル前進、太田につなげクロスも、赤嶺のヘッドは枠外。いい流れが出てきたが、なかなかシュートが枠に行かない。1点リードされて前半終了。

後半。
いきなりスローインから、関口のクロスに赤嶺のヘッド、枠外。DFに競り勝っているのだが、打ち切れない。4分、G大阪のコーナー、これを守り、カウンター。太田がシュートもヒットせず。この間、田村にイエロー。6分、梁のクロスに、ファーサイドの赤嶺が裏とるが、オフサイド。今日は何本も取られている。11分、G大阪が攻勢、イグノと武井のワンツーでエリア内侵入、林と至近距離の1対1、イグノのコロコロシュートが枠に向かうが、ポストに弾かれ救われる。危ない。

13分、リードしているG大阪が先に動く。ルーキー川西に代わり二川が入る。ベガルタは遠目のフリーキックからコーナーをゲット。決まらず。15分、バックパスを受けた林に、イグノがしつこくチャージ、あわやのところでようやく蹴りだす。17分、梁のクロスに赤嶺のヘッド、タイミングは、ばっちりだったが、バーの上。18分、ベガルタもヨシキに代えディエゴ投入。梁が下がり目。19分にもコーナーのチャンス、赤嶺打ち切れず。

さらにカウンター攻撃で、フリーとなった関口から並走の太田へ、タイミング遅れで枠内も弱いシュートでコーナー。これも決定機だった。コーナーも打ち切れず。24分、G大阪がカウンター、加地のクロスはこぼれるが、セカンドボールを回すG大阪。26分、ディエゴからのスルーパスに、太田がクロスをいれ、さらに関口が折り返して、赤嶺のヘッドも枠外。28分には上がった田村のクロスに、菅井がヘッド、頭を振り過ぎて枠外。29分、チョにイエロー。G大阪が左奥からのフリーキック。遠藤の巻くボールは林が直接抑える。

30分、G大阪が回して、最後は武井のシュート、枠外。33分、ここで、太田、関口に代え、中島、武藤の2枚代え。37分、二川に侵入され、コーナーを与える。このコーナーからのカウンター、ディエゴがワンタッチ浮球で、裏の武藤へ。武藤持ち込もうとするが、囲まれる。40分にも、ディエゴから武藤、最後は赤嶺がクロスいれるが、中央打てず。43分には、中央でボールを受けた梁が、相手をかわしながら、切れ込んでの得意のシュート、ヒットせず。

44分には、相手陣左奥30mのフリーキックのチャンス。中島がなんとか上げ、ファーの鎌田がオーバーヘッドの折り返し、中央ディエゴ?のヘッドも、またまた枠外。チャンス逃す。ロスタイムは3分間。ラフィーニャにイエロー。その後、G大阪のフリーキックを守って、林のゴールキックから武藤が抜け出てどフリー。しかし、シュートのタイミングが遅れ、打ち切れず。さらにコーナーから赤嶺のヘッドの枠外で試合終了。

ガンバの固さをついて、辛抱強く守り、サイド攻撃やカウンターで決定機を何度も作りながら、決めきれなかった。もったいない試合。怪我人多数などと言い訳せずに、チャンスをものにするしたたかさが、これから必要になる。

それでも、横浜FMもお付き合いで敗戦となったので、最終節に他力ながら4位のチャンスが残った。
最後は、ホームでゴールして勝利で終わり、4試合無得点の流れを断ち切って、来季につなげたいところ。


シュート数:14-6、CK:4-5、FK:20-23 得点:(G大阪)イグノ 警告:田村、チョ (相手)武井、中澤、ラフィーニャ 主審:東城 穣