30節対川崎0-0、なんとかドロー。シュート力の差あり。

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J1 30節 2011年10月22日(土)14:00 ベガルタ仙台0-0川崎フロンターレ ユアスタ仙台



柳沢  赤嶺
(太田)   
松下   関口
(梁)(中原)
角田 富田

朴 曹 鎌田 菅井
   

サブは、桜井、渡辺広大、田村、梁、太田、武藤、中原。川崎は、ジュニーニョ、矢島の2トップ。憲剛、柴崎先発。稲本、山瀬、小林悠はベンチスタート。

小雨ではあるが、比較的暖かいユアスタ。15,224人。

ベガルタは前節2得点の松下を先発させ、梁はベンチスタート。ラインを高くして、コンパクトに守り、ジュニーニョらを潜らせない守り。それが嵌って、守備では、相手に抜かれても独走は許さず、チョや富田のバックアップ、最後は林のファインセーブで川崎の枠内シュートをしのぐ。

しかし川崎は、序盤こそベガルタに押され気味だったが、シュートは抑えて、次第にペースを引き寄せる。後半になると、中盤でボールを持つとサイドに展開。パス交換から早いタイミングのシュートを枠内に飛ばし、得点の匂いがしていくる。しかし、ベガルタは林の守りから、点を許さず、無失点に抑えた。攻撃では、全体にシュートにまで時間がかかりすぎ、打つ前にブロックされたり、決定機がほとんどなかった。結局、スコアレスドローで7連勝はならず。

勝ち点1は得たものの、上位3チームは揃って勝ち、差がついた。しかし、4位の横浜FMが浦和に敗れ、勝ち点差1と縮まった。

前半。
立ち上がりはベガルタがワンタッチパスで早い展開、リズムを掴む。中村憲剛はFW二人がマークして、スペースを与えない。2分、関口が相手DFのボールをブロックすると、ボールはゴール方向へ浮き球シュートにようになるが、キーパー。

その後もベガルタがパスを展開。6分、富田の折り返しに角田のミドルシュート、ブロックされる。川崎も裏へのパスを仕掛けてくるが、ここはチュソンが体を入れて、ゴールキックとする。8分、ジュニーニョにキープされ、コーナーを与える。これを守り、カウンター、関口からのパスを受けた柳沢がフリーになりかかるが、シュートは打てず。さらに赤嶺のシュートはDFに詰められる。

11分、川崎がベガルタゴール左角35mのフリーキック。キッカーは田坂、決まらず。13分、今度はベガルタが、ゴール中央やや左25mのフリーキックをゲット。松下のキックは巻いて枠内も、キーパーに触られ、コーナー。これも決まらず、川崎にカウンターを仕掛けられ、簡単につなげられて、最後は中村憲剛がどフリー。狙い済ましたシュートに、林も反応し切れなかったが、富田が戻ってかき出し、最後は林が押さえ、ノー・ゴール。決定的ピンチを防ぐ。

ここから川崎が勢いづく。16分、憲剛に裏へパスを出されるが、林が抑える。さらにクロスを放り込まれるが、チョが戻りながらクリア。その後は一進一退。19分、ジュニーニョが遠目から左足で抑えた強烈ミドルシュート。低い弾道で枠内に入ってきたが、林が腕1本で触ってクリア。危ない。コーナーを与えるがこれは守る。21分、チュソンからのパスに関口、クロスも合わず。23分、縦に走り出た赤嶺が憲剛に厳しいチャージを受ける。激しい体のぶつかり合いを眼前で見たが、赤嶺も倒れない。その後、一進一退。互いにシュートまで行けず、中盤でのせめぎ合い。

27分、ベガルタが相手ゴール前でボールを回し、チャンスを伺うが、シュートが打てない。その後、チョにイエロー。31分、右サイドに流れた赤嶺が角度ないながら左足での強引シュート、こぼれるところ柳沢が逆サイドでゴールを狙うが詰め切れず。32分、裏に抜け出たジュニーニョを鎌田が止める。コーナーを与える。これは守るが、こぼれをつながれ、再びほうりこまれると、伊藤にフリーでヘッドを許すが、バーの上。危ない。

35分、菅井がするすると上がって、味方FWも追い越し、相手のバックパスにチャージ。キーパーが焦ってミスキックすると、エリア内フリーだった菅井の背後に。落ち着いて反転シュートすればよかったが、慌てて背後へのノールック・キック、誰もいない。この後、川崎がハーフライン付近からロングシュート、枠外。37分、関口がフリーでドリブル前進、エリア内で倒されるが、ノーファールの判定。

その後、柳沢にシュートチャンスも、持ち替えている間に詰められる。44分、川崎にえぐられるが、最後は林。ロスタイムにも、ほうりこまれるが、林抑えて、前半終了。

後半。
ベガルタはラインを一段と上げて、コンパクトにする作戦。開始早々、相手ゴール左奥35mのフリーキックチャンス。松下のキックは直接キーパー。その後、カウンターで、ジュニーニョに走られるがチュソンが抑える。3分、鎌田が自陣ゴール前で空振り。それをつながれて、シュートされるが、林の正面。5分、川崎にコーナーを与える。これは守る。6分、またジュニーニョにえぐられ、コーナーを与える。これは守る。川崎のパス回しが早くなってくる。

8分、シュートチャンスに、なかなかボールが落ち着かずシュートできなかった柳沢に代え、太田が入る。川崎はレフティの小宮山?が左から再三上がってくるようになる。11分、川崎がベガルタエリアすぐ外右でフリーキック。田坂のキックは林が見送るが、バー直撃であわや。跳ね返るところ再びつめられるが、クリアしてコーナーに逃れる。

その後、ベガルタもゴール中央35mのフリーキックのチャンス。こぼれ球を再び太田が上げて、コーナーを得る。しかし決まらず、逆にカウンターを受けてシュートされるが、枠外。18分、川崎のコーナー、これは守る。19分、川崎が矢島に代え小林を入れる。ベガルタも松下に代え梁が入る。入るなり、太田からのパスを受けて、クロス。これを赤嶺がヘッド、コーナーを得る。これは決まらず。22分、太田がえぐってコーナーを得る。2本連続もシュート打てず。23分、川崎が中央からのミドルシュート、林の正面。

その後、ジュニーニョにクロスを入れられるが、流れる。26分、川崎のコーナー2本を与える。この間、川崎は楠神に代え山瀬を入れる。2本目のコーナーでフリーでヘッドを許すが、枠外。28分、山瀬が意表をつくシュート、林がなんとか触り、コーナーを与える。これはクリア。その後は、間延びしてスペースが出来、互いにカウンターの応酬。32分、裏を取られかかるが、チョが抑える。33分、川崎のミドルシュート、枠内も、林がワンハンドでセーブ。コーナーを与える。ベガルタは、後半シュートがほとんどないと思っていたら、角田のロングシュート、ホームラン。

37分、関口に代わり中原入る。太田が下がる。その後、チュソンと梁のワンツーから、チュソンがえぐり、センタリングの角田が中央でシュートチャンスも打てず。しかしつないで、梁が逆サイドに上げると、上がっていた菅井がフリーでヘッド。しかし、のけぞり気味でバーの上。40分、中盤でのせめぎ合い。42分、角田が足攣り。しかし既に3人交代済み。がんばるしかない。43分、相手陣でボールを回し、上がっていた富田が左45度でパスを受け、シュートチャンスも切り返してこねている内につめられ、打てず。もったいない。

ロスタイムは3分間。川崎に裏にクロスをいれるが、オフサイド。さらにジュニーニョに持ち込まれコーナーを与える。こぼれ球をミドルシュートされるが、バーの上。林のゴールキックからベガルタの最後の反撃か・・・と思っていたら、中々蹴らない。ホームでドロー狙いなのか?さらにスローインでも、もたもた。時間が無いのに。今日はリスクを冒してでも勝ち行く日なのでは。。。なんとか最後のコーナーを得たが、ニアでの中原のヘッドは枠外で、ノーサイド。


守り切ってドローに持ち込んだが、攻撃では仕掛けや積極性に乏しく、シュート意識が足らないように感じた。残り試合、ゴール前では、まず自分が打つことを考えるようなゲームを望みたい。

シュート数:11-16、CK:5-10、FK:22-13 得点:なし  警告:チョ  (相手)中村 主審:吉田寿光


ところで、試合後は、川崎サポがベガルタの応援歌を歌い、「レッツゴー・仙台」を繰り返す。場内笑顔で、手拍子。ベガルタの選手が一周して、川崎サポの前に行くまで繰り返す。

応えて、ベガルタサポも「おおフロンターレ」を歌う。エールの交換までは良くあるが、ここまでやれるのは、いろんな歴史があって、このチームとだけ。川崎サポ、選手とも様々な震災支援、ありがとう。