26節対新潟2-0、守って後半、赤嶺先制、梁PK。最後に武藤デビュー

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J1 26節 2011年9月17日(日)19:00 ベガルタ仙台2-0アルビレックス新潟 ユアスタ



赤嶺 太田
(武藤)(高橋)
梁   松下
    (柳沢) 
角田 富田

田村 曹 鎌田 菅井

サブは、桜井、渡辺広大、高橋義希、武藤、ディエゴ、柳沢。新潟は、ミシュウ、アンデルソンの2トップ。

気温の割りに蒸し暑いユアスタ仙台。新潟はブルーノロペスが出場停止、酒井が五輪代表で欠場と、梁が戻って、関口怪我欠場も松下が入り、ベガルタ有利かと思われたが、前半は新潟がチョヨンチョルなどがサイドをスピードでえぐり、再三攻め込んでくる。

これに対しベガルタはラインを高く維持、コンパクトな守備で中央でのスペースを作らせず、角度無しシュートに終わらせる余裕の守備。田中のキャノン・ミドルのフリーキック2本がいずれも枠内で、林がパンチで逃れた2本が危なかったくらい。前二人の動きは読めていた。

ただ、攻撃ではカウンターで太田がしばしば侵入、ラストパスを送るが、赤嶺と合わず。また守備に追われて梁もあまりボールに触れず。

後半、攻め疲れの新潟に対し、縦のスルーパスを交えて、ベガルタがチャンスを作り始める。12分、冨田のクロスに、ゴール前で赤嶺がヘッドが折り返し、ファーの菅井のヘッドで再び折り返すと、最後はを赤嶺が右足で叩き込んで、先制。リーグ戦4試合連続。今季11点目。不敗神話発動。22分、松下が内転筋負傷のようで、柳沢と交代。太田が下がる。

さらにベガルタがチャンスを作り始めるが、なかなかシュートが枠に行かない。30分、カウンターからPKをゲット。梁が決めて2点目。新潟の反撃をいなしながら、ルーキー武藤の出場の条件が整ったかとも思われたが、37分大田に変わったのはヨシキ。ヨシキもフリーでミドルシュートを放ったが、惜しくも枠外。43分、ようやく赤嶺に代わった武藤が入ってJデビュー。

ロスタイムにヨシキがゴール前に早いセンタリング、武藤がなだれこんだが、間に合わず。しかし、ヒールで梁につないだり、相手に当ててコーナーを取るなど、戸惑いながらも、それなりの仕事を果たし、勝利にちょっぴり貢献。そのまま試合終了。


連休前ということもあり、新潟サポもかなり来ていた。ピッチは緩いのか、時々、芝に足を取られる選手散見。

前半。
開始早々、ベガルタ右サイドをえぐられるが、最後はチョがクリア。以後、新潟がボールを回し、ベガルタがコンパクトに守る時間が長くなる。4分、新潟がベガルタゴール前で回すが、クロスは林。ベガルタも5分、冨田からの早い縦パスを受けた赤嶺がシュートも、クリアされる。8分、太田がドリブルからエリア侵入、右クロス、赤嶺の頭上通過。この後、新潟菊池にイエロー。以後、審判の神経質な笛が吹かれる。ベガルタ中央やや左35mのフリーキックをゲット。このキックに角田が頭で合わせるが、キーパー正面。12分、新潟本間にイエロー。

その後、ベガルタゴールやや左35mのフリーキックを与える。キッカーは田中亜土夢。このキックが強烈に枠内、林はパンチングで逃れる。コーナーを与える。さらに17分にも、35mのフリーキックを与え、再び田中のキックは枠内へ、林、今度は片手でパンチング、辛うじて弾き出す。コーナーを与える。これはクリア。2本目もクリア。18分、ベガルタがカウンター、梁から赤嶺へのパス、もう一歩。

21分には、太田がドリブルでエリア内侵入、左からのセンタリングは赤嶺を通過、しかし上がっていた菅井の前へ。しかし、足をとられて転び、打てず。その後はカウンターの応酬しかしシュートはない。26分、新潟の左サイドの攻撃に、田村が足を滑らせて裏を取られる。センタリングを上げられるが、センタリングは通過。しかしこぼれを打たれる。林。29分、田村にイエロー。ボールに行ったように見えるが。30分、左サイドをえぐった赤嶺のクロスに、右から入ってきた松下がアウトサイドでシュート、しかし枠外。

その後、中盤でのせめぎあい。ベガルタは辛抱強く、ラインを上げ守る。35分、角田が中央からミドルシュート、DFに当たりコーナーをゲット。しかし詰めきれず。今度は新潟に右サイドをえぐられ、シュートされるが、林がクリア。38分、コーナーを与える。これは守る。しかし、40分、新潟は大きなサイドチェンジを使って揺さぶってくる。最後のシュートはバーの上で助かる。さらに新潟が回し、ミシュウがシュート、バーの上。42分、ベガルタも松下のクロスに、エリア内まで上がっていた、田村。もう一歩。

さらにベガルタのチャンス、エリアすぐ外で梁が珍しく滑ってころぶ。しかし太田がカバー、回して最後は冨田がミドルシュート、バーの上。ロスタイムは2分間。新潟がサイドチェンジからクロスを入れてくるが、ライン割る。結局、前半はスコアレスで終了。

後半。
開始早々、松下から梁へ裏へのスルーパス、梁がうまく抜け出すが、もう一歩。3分、新潟のミシュウに侵入されるが、林が足でとめる。コーナーを与える。これは守る。ベガルタの梁が前で動きはじめる。9分、太田が粘って、コーナーをゲット。キッカー松下も、中央で合わず。10分、太田から中央の冨田へパス、左足でミドルシュートも、枠外。そして12分、冨田からのクロスを左サイドで赤嶺が頭で落とし、ファーに上がっていた菅井がヘッドで折り返すと、赤嶺がフリーとなって、がら空きのゴールに右足で豪快に叩き込む。先制!赤嶺リーグ戦4試合連続。今季11点目。

これで勢いの出たベガルタがたたみ掛ける。スローインから太田がシュート、クリアされるがコーナーをゲット。これは決まらず。15分、冨田からの早い縦パスに、赤嶺が素早くシュート、キーパーも逆つかれるが、枠外。18分、今度は新潟のクロスが枠方向に飛んで、林がクリア。コーナーを与える。その後、22分頃まで新潟が回すが、シュートまでいかない。22分、足を引きずり気味の松下に代わり柳沢が入りFWへ。太田は一列下がる。25分、ベガルタゴール左25mでフリーキックを与える。その後、ベガルタもフリーキックを得る。そのキックから田村がクロス、赤嶺は通過も、太田がシュートもオフサイド。

その後は再び、新潟はボールを回し、コーナーも、点に結びつかず。27分、カウンターから太田のクロス。決まらず。フリーキックの枠外。30分、しかし、ベガルタのカウンター、太田のセンタリングに新潟田中が慌てて、ハンド。PKをゲット。キッカーは梁。キーパーとの駆け引きの後、蹴ったボールはキーパの逆の方向へころころところがり、2点目。31分、ベガルタの右サイドを破られ、センタリングにミシュウが頭で合わせてくるが、ヘッドはバーの上。これは危なかった。さらに35分、梁から冨田、さらに柳沢と早いパス回しで、最後は赤嶺が合わせて、ヘッドもキーパー正面。

37分、梁から左サイドの太田へ。ロングシュート、枠外。38分、柳沢のクロスに太田が受けて、シュートも枠外。40分、柳沢のクロスに今度は義希が左足のミドルシュート、枠外。そして43分、赤嶺に代わり武藤がデビュー。場内武藤コールで沸く。ロスタイム4分間。ベガルタがカウンター、武藤が倒される。35mのフリーキックをゲット。こぼれ球をヨシキが左足ミドル、枠外。

ロスタイムに入って、新潟もベガルタゴール前に殺到。ベガルタがクリアしきれないボールを、次々とシュート、ヘッド打つが、バー、林、バーで、ピンチをしのぐ。新潟にツキ無し。するとカウンターで左サイドを梁が持ち込み、ヨシキが中央にセンタリング、これに武藤がスライディングなだれ込むが、もう一歩。初ゴールは持ち越し。しかし、その後は武藤も時間使いのプレー。最初は間合いが取れず、ボールを遠巻きしていただが、次第に慣れ、相手に当ててコーナーにしたり、徐々にペースは掴んだ。

結局試合はそのまま、2-0で終了。ベガルタはリーグ戦3連勝となり、5位。

シュート数:15-11、CK:4-6、FK:14-17 得点:赤嶺真吾、梁 勇基(PK)  警告:田村 (相手)菊地、本間 主審:松尾 一