31節対清水1-3、菅井先制も、前半から10人で苦杯

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2010年 11月20日(土)14:00 ベガルタ仙台1-3清水エスパルス ユアスタ仙台



赤嶺 中原
    (中島)    
梁    太田
     (田村)
斉藤 永井
   (高橋義希)
チュソン鎌田広大菅井
    

サブは桜井、エリゼウ、千葉、田村、高橋義希、フェルナンジーニョ、中島。清水は、藤本、ヨンセン、岡崎の3トップ。小野はベンチスタート。

小春日和で、日向では暑いくらいのユアスタ。清水サポも約1000名。久々盛況トータル17,050人

しかし試合は、前半13分の菅井の先制弾でリードしたものの、27分に朴のシュートブロックを得点機会阻止のファールとされ、一発退場。PKで同点とされる。ベガルタは10人。と、とたんに清水が余裕をもって球回し。前半終了直前に、ゴール前での細かいつなぎから、藤本に決められ1-2とリードを許す。

後半も、なかなかボール奪えないベガルタだったが、連戦疲れの清水のプレーが雑になるところ、斉藤の運動量などでチャンスを作り、いくつか決定機はあったものの決められず。永井に代え高橋義希、中原に代え中島を入れて反撃を狙うが、10人では守備が多くなり、チャンスがなかなか作れない。

試合終了直前のコーナーのチャンスでは、キーパー林も上がって、同点を狙ったが、シュートは打てず、逆にカウンターで無人のゴールに決められ1-3と万事窮す。ホームで勝ち点を伸ばすことはできなかった。

前半。
ベガルタはキッオフ直後に赤嶺がいきなりのロングシュート。号砲を上げる。清水は、やはり中2日のせいか、いまいちスピードがない。3分、赤嶺が粘って、左コーナー付近でフリーキックをゲット。ヨンセンのクリア。5分、自陣のロングボールから、中原がすらし気味に頭でつなぎ、赤嶺が反転シュートもヒットせず、キーパー。その後は一進一退。ベガルタは清水の3トップに、なんとかついっていっている。

10分、清水が左奥でフリーキック。これはクリア。11分、ベガルタも梁からチュソン、ドリブルで上がって巻いたクロス。相手クリアでコーナーをゲット。12分、左コーナー付近からのクロスに、中央でフリーの太田が遠めのヘッド、枠外。ベガルタが攻めのリズムを掴む。サイドチェンジで揺さぶり、13分、左サイド梁からのクロスに、赤嶺がヘディングシュート、これが右サイド、フリーで侵入していた菅井へのパスとなり、ヘッド。キーパー弾くところ自分で押し込み先制。菅井今季2点目。上位相手に貴重な先制弾。相手を焦らせる態勢ができたのだが。。。

リズムをつかんだベガルタは、相手のパス回しをしのぐと速攻。17分には永井のスルーパスに、太田が走りこみ、右サイドをえぐるがこれは守られる。20分、ゴール前での相手のパス回しに辛抱強くついていくと、反攻カウンター、しかしパスミスで終了。もったいない。25分、清水に侵入をゆるし、クリアするもコーナーを与える。このコーナーに頭で合わせられるが、バーの上。27分、スローインから岡崎のヘッド、ポストで助かるがこぼれ球に詰められ、チュソンがブロックしたのを、得点機会阻止と判定され、との理由でレッドカード。PK。ベガルタ10人。これを藤本に決められ1-1同点。

ベガルタのリズムで試合が進みかけていただけに、残念。これで余裕がでてきた清水は、パス回しが良くなり、ベガルタは振り回される。DFがひとり減ったので、29分、当初中原と交代予定の田村を、太田に代えて入れる。赤嶺が右サイドに入る。ここから数的不利ながら斉藤が運動量豊富に攻守に奮闘する。34分、斉藤のサイドチェンジ、右の赤嶺のセンタリングに中原が足で合わせるシュート、枠内とらえるが、キーパーのファインセーブに合う。

39分、10人で攻め込まれるベガルタだが、鎌田が粘りファールをもらう守備。41分、ワンツーで侵入され、最後は中央からミドルシュート打たれるが、バーの上。危ない。清水、児玉が広大倒してイエロー。ロスタイム3分間。清水のロングシュート、枠外。これは助かる。しかし、その後、ゴール前で細かくつながれ、最後はフリーの藤本が、左足インサイドでグラウンダーのシュート、決められ1-2。この時間帯の失点は痛い。振り回され、一瞬守備陣が棒立ちになっていた。リードされて前半終了。

後半。
清水が省エネでゆっくりとしたリズムでパスをつなぐ。ベガルタは10人で、引き付けられるの避けるため、飛び込めない。振り回される時間が続く。7分、田村にイエロー。その後、サイドをえぐられ、中央でボレーシュートされるが、バーの上。危ない。10分にも侵入され、コーナーを与える。これはしのぐ。15分、ようやくベガルタが反撃。自陣からのロングボールに赤嶺粘り、左足でのクロス、中原がファーから飛び込んでのヘッド、DFに体寄せられ、枠外。タイミングはどんぴしゃだったが。

17分、動きについていけなくなっていた永井に代わり、高橋義希入り、ボランチ。20分、赤嶺がバックパスを無人地帯に送り、コーナーを与えてしまう。集中切れか。25分、ベガルタが久々に相手ゴール前でボールをつなぎ、最後は梁がDFの背後からのシュート、クリアされる。が、コーナーは認められず。さらに26分、ゴール中央25mでフリーキックのチャンスを得る。キッカーは勿論、梁。しかし、今日は守備で疲れたか、シュートは枠外にそれる。

29分、中原に代え中島入る。入るなり、スローインのボールを、角度ないながらシュート性のセンタリング、しかし枠外。30分、藤本に代わって入っていた小野がヨシキを倒してイエロー。36分、清水にオフサイド気味に裏とられ、コーナーを与える。これはクリア。清水も疲れが出てパスミス散見。しかし、ベガルタも同じ。40分、フリーキックから、中央で中島がヘディングシュート、枠外。さらに斉藤のロングパスに梁から中島。中島右サイドでDFひとりをかわして、ファーへのコントロールシュート、枠外。惜しい。

そして44分、コーナーのチャンスを得ると、キーパーの林も上がって攻撃参加ギャンブルに出た。同点狙い。自陣ゴールのカバーはヨシキ。しかし、コーナーキックに誰も触れず、カウンターのロングパスを出される。ボールはヨシキの足をかすめて後半出場の大前に渡り、ヨシキは抜き去られ、広大がなんとか戻るものの追いつけず、シュートは無人のゴールに吸い込まれ、ダメ押しの3点目を献上し、試合終了。


清水のコンディションがいまいちだっただけに、チュソンの前半での退場は痛かった。パス回し得意の相手に、気持ちの余裕をもたれると厳しい。後半必ず変えねばならない選手をスタメンにしたのも、仇になった。しかしながら10人でも、最後まで闘志を見せた。特に斉藤はドリブル、サイドチェンジと、チームを鼓舞する動きで、気持ちが切れるのを防いだ。次につながるはず。いや、つなげなくてはならない。
フォルツァ!ベガルタ!

シュート数:15-14 CK:2-5 FK:20-15  得点:菅井直樹 (清水)藤本2(1PK)、大前  警告:朴柱成(退場)、田村 (相手)児玉、岩下、小野  (主審)松尾 一