29節対神戸0-2、完敗。走り負け。

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2010年 11月5日(土)14:00 ベガルタ仙台0-2ヴィッセル神戸 ホームズ



赤嶺
     
梁 フェル 高橋
      (中島)
千葉  斉藤
(太田)   
チュソン鎌田エリゼウ菅井
(田村)  
サブは、桜井、渡辺、田村、太田、中島、中原、平瀬。神戸はポポ、小川、吉田の3トップ。朴 康造、田中スタメン。都倉はベンチスタート。大久保はメンバー入りしていない。ベガルタは関口、富田の怪我で、千葉と高橋義希が先発。

予想通り、試合開始からどんどんプレスしてくる神戸。ベガルタもエリア内侵入はなんとか防いでいるものの、セカンドボールをほとんど拾えず。

開始4分、こぼれ球を吉田に豪快にミドルシュートされて先制を許すと、神戸の自信を持ってプレスからの早いシュートの徹底に、防戦一方。それでも、19分、赤嶺の落としに、フリーで走りこんだフェルがダイレクトシュート、枠外。これがこの試合最大のチャンスだった。

その後も、神戸のプレスにシュートまで持っていけないベガルタ。やむなく遠目からの放り込みに赤嶺がヘッドであわせたりするが、態勢がきつい。すると29分、またもクリアボールが中途パンパになるところを、朴 康造にミドルを決められ2点目を失う。これでベガルタが守ってカウンターのプランが崩された。

後半、千葉に代え太田を投入するも、後半になっても厳しい神戸の寄せに展開が少なく、逆に速攻からシュートを浴びる。18分、ヨシキに代え中島を入れる。赤嶺、フェルが囲まれるところで、タメを作るには中原かと思われたが、監督の癖が出た。

29分、梁からのパスに裏取った中島がフリー、キーパーに当てる。結局前半のフェルとこのチャンスの2回の決定機をものできず、その後もプレスにパスがまともにつなげないまま試合終了。ぼやっとしているうちにマイボールを奪われる懸念がそのまま出て、完敗。

次はナビスコチャンプの磐田戦。びくびくプレーでなく、激しくチャレンジして、勝ち点3をホームで奪いに行くのみ。

前半。
開始早々から神戸のプレスが厳しい。いきなりクロスを入れられてヘッドされるが、これはクリア。コーナーを与える。クリア。2分、梁から、上がってきた菅井へのパスが通る。ダイレクトで上げるが、流れる。そして4分、中央30m一瞬の隙に、神戸吉田がアウトにかけたミドルシュート、エリゼウブロックに入るが、弾いて、ゴール中央へ。左に寄っていた林が逆をつかれ、先制許す。相手の早い寄りと失点で、ベガルタも動きが鈍くなる。5分、さらに、ベガルタのフリーキックから、逆にカウンターで簡単にシュートまで持っていかれる。これは、林がクリア。

7分、ヨシキが詰めて相手のクリアミス、コーナーを得る。赤嶺、頭に当てるがDFに寄られヒットできず。8分、神戸のアーリークロス。これは守るが、ベガルタは相手の寄せに縦ポンで逃げるような攻撃が多くなる。12分、神戸のロングシュート、枠外。いったんベガルタ押し返すが、再び拾われ、ミドルシュート、打たれる、枠内も林がセーブ。15分、梁から裏のフェルへのパス、もう一歩。16分、神戸に放り込みからシュートされるが、枠外。

18分、菅井のヒールから、コーナ付近でフリーとなったヨシキのセンタリング、クリアされる。徐々にベガルタもパスが繋がりだす。19分、赤嶺が頭で落としたところに、フェルがフリーで走りこみ、ダイレクトでグラウンダーのシュート。わずかにポスト左。これは決めてほしかった。その後も、ベガルタが攻勢。24分、菅井が肩から落下、一時ピッチ外。その後、フェルのヒールから梁のクロス、遠目から赤嶺のヘッド、ヒットせず。26分、フェルがファール貰い、ゴールやや右35mのフリーキック。シュート打てず。すると、29分、クリアボールを朴 康造に強烈なミドルシュートされる。林辛うじて触るが、そのままゴール。前半で2点ビハインドとなり、ゲームプランが狂う。

その後も反撃を試みるベガルタだが、神戸の早い寄せに単発の攻撃に終始。33分、ようやくサイドからカウンターで上がるも、センタリングは中央届かず。37分、神戸のカウンター、ヨシキがクリア。38分、千葉が攻撃参加、裏のフェルに出すがオフサイド。40分、ヨシキのクロスはクリアされる。

42分、ベガルタが攻め、梁から菅井、ヨシキとつなぐがクリアされる。しかしそのボールが跳ね返り、そのまま赤嶺がヘッドで狙うが、枠外。前半ロスタイム、サイドチェンジを繰り返し、ワイドな展開のベガルタ。しかしシュートは打てず。2点リードされたまま前半終了。

後半。
開始早々、菅井がファールを受け、右奥30mのフリーキックのチャンス。菅井は肩治療で一時ピッチ外。このキックは決まらず、逆にカウンターを受け早目のミドルシュート打たれる。枠外。逆に助かった。後半になっても神戸の寄せが早く、ベガルタはマイボールであっても、有効な攻撃を展開できない。4分、神戸の速攻、中央でチュソンなんとかクリア。6分、また神戸のカウンター、右からシュートされるが、枠外。7分、千葉に代え太田が入る。ヨシキがボランチへ。9分、その太田から赤嶺へのパス、裏に出るがオフサイド。

12分、神戸がベガルタエリアでボールを回し、最後は中央でポポがDFを背にしながら、反転シュート、枠内も、林が反応。16分、ベガルタも相手エリア付近でボールを回すが、シュートは打てず。しかしその後、右35mで間接フリーキックをゲット。このキックのこぼれを鎌田がボレーで打とうとするが、ヒットせず。この後、神戸の茂木にイエロー。ライン際からのフリーキックは鎌田の頭上通過。

ここで、ヨシキに代え、中島入り赤嶺との2トップ。梁がボランチへ。しかし、なかなかボールを前に進められない。21分、相手エリア右角からフェルがなんとか切れ込んでのシュート、バーの上。24分、動きがやや落ちてきた神戸に対し、ベガルタはパスをつなぐが、攻めきれない。28分、梁から裏へのパス、中島抜け出て1対1、シュートはキーパーに詰められる。病み上がりでキレを求めてもコクだが、何とか決めて欲しかった。

29分、仙台の攻めからボールを拾われ、シュートまで持っていかれるが林が触ってコーナー。ここで神戸は小川に代えエジミウソンが入り守り固め。33分、ベガルタはチュソンに代わり田村入り、そのまま左サイドバック。しかし、神戸の圧にファールで止める展開に。37分、右奥30mのフリーキックを与える。神戸のヘッドは田村がなんとかクリア。神戸の、終盤でも変わらないプレスと時間使いに、攻め手のないベガルタだったが、41分、相手のクリアミスをダイレクトでループ気味に狙った梁のシュートは枠外。

43分、逆にクリアミスをシュートされるが枠外。さらにロスタイム、裏を取られどフリーのシュートもはずしてくれて、3失点目は逃れた。しかし、ベガルタに反撃の余力なく、最後まで形をほとんど作らせてもらえないまま試合終了。完敗。神戸の気迫と運動量の前になす術がなかった。


これで、16位の神戸との差は勝ち点5と縮まる。残り5試合、上位チームからコツコツとでも勝ち点を上げていくのみ。そのためには先に点を取っていく必要がある。ただ守っていても、ひとりで打開できる選手がごろごろしているのが、上位。そこを打ち破っていかねばならない。

シュート数:9-17 CK:1-4 FK:15-16  得点:ベガルタなし (神戸)吉田、朴  警告:田村 (相手)田中、茂木  (主審)佐藤隆治